弘前ねぷたは青森ねぶたより歴史が古く、基本的には、青森ののような立体はりぼて人形ではなくて、平たい扇状の表面に、繊細そのものの筆致で描かれた絵の美しさにまず見とれてしまいます。結構描かれているテーマは「日本武尊が熊襲タケルの首をかき切る情景」とか、生首だとか、結構グロいのも多い。グロいのが多いのは、昔から、弘前ねぷたは喧嘩が多く「道を譲れ」ぐらいのことで死人が出るくらいの喧嘩沙汰が多いので、ライバル達を怖がらせ、喧嘩を吹っかけにくくするために怖い絵柄にしたとか。著名な絵師による秀作になると、特に女性の絵が野生的でありつつも、描線が凄く繊細でかつ艶っぽくて、ほんと、見とれてしまいます。