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Twitter

眞子さま

2022年7月 8日 (金)

安倍元首相暗殺への所見

今日は簡略な日本史の年表にも刻まれる日になってしまいましたね。
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これで、SNSは、眞子様複雑性PTSD過剰診断問題、ウクライナ情勢に続いて、そのアカウントの中の人の本性が焙り出される日々が当分続くことになります。

テレビやSNSを当面見ないで、状況がはっきりするまで小説や映画(それこそ今日は「竜とそばかすの姫」見るべき)に逃避した方がいい人も多いでしょう。

それこそウマ娘でもやってろと言いたいところですが、私がフォローしているウマ娘垢まで汚染が広がっています。

いろいろ情報がすでに出ています(他の右翼団体のトップを狙ったと本人は供述しているとか)、基本的には、既成の極右、極左組織と無関係で、近年でいえば、相模原やまゆり園事件あたりが一番似たケースかもしれないですね。

いずれにしても、5メートルの至近距離からの銃撃とのことで、SPや警備の警察ほほんとうに責められるだとうと思います。

「弔い合戦」と言い出す輩は論外ですが、リベラルを含めてこの暗殺には悼みいることと死を惜しむのは、当然かと思います。

2021年12月13日 (月)

Twitter,Facebook,note,メルカリとの関わり方についての私見

私は、Twitterで、安易にブロックを使う人を信頼していないところがある。なぜスルー、それも目にしたくなければ、フォロー外し→ミュートというあたりで留まれないのか? 多くのフォロアーがいる方はレスが多過ぎると大事な人からのレスを見失うというのであれば、ダイレクト・メーセージでのやりとりにすれば?

特に、有名でフォロアーの多い方がブロックする場合というのは、その人の自己愛がいかにもろいものかを示しているだけかと思う。批判も揶揄も挑戦もされるのは有名税。スルーするだけで耐えられないならTwitterではなくて、他の媒体でネット活動された方がいいと思う。

Twitterに限らず、一般の人はともかく(これ大事)、有名人や社会的な立場のある人がネットで傷ついたとか言われると、ホント、有名税でしょとしか思わない(#眞子さん とかも)。明らかに名誉毀損になる時は、ネットではなくて告訴やマスコミでの声明や主張の形を取ればいいだけのはずと思うのだが。

自分と価値観が違う人や、自分では持てなかった見識や情報を持つ人の見解に容易にアクセスできて、いろいろ勉強になるからというのが、私の現状でのTwitterへのモチベーションのベースラインだろうか。オピニオンを伝えたいという意識は普段ほとんどない。そういうのはブログやnoteが向いてると思う。

Facebookというのは、ある程度以上節度をわきまえていると判断できる人との関係に認証を限定し、しかも自分がコミットしたい特定のジャンル(複数あっても当然いいわけだが)の話題を対等に礼儀正しく取り交わす媒体というイメージ。

そういうこともあるから、恐らくフォローしてくださる方よりフォローする方のほうがずっと多いという状態は、仮にフォローできる数が現在の5000の上限突破する時が来ても、変わらないんじゃいかと思っている。とにかく、他のいろいろな立場にある方たちのツイートを読めているだけでも価値がある。

今度の本を出したら(いや、具体名と概要を公表した時点で)、私をフォローしてくれている方のある程度を失い、新たなフォロアーの方は増え、私が何かツイートしたりレスすればそれへのレスはぐっと増えてしまい、私も今より心の余裕を失うかもしれない。

でも、この数ヶ月で、どうすれば挑戦的だったり不快だったりするレス自体を減らせるか、仮にそういうレスが来ても、スルーではなく、礼儀正しく対応してやりとりを生産的に終えるコツは掴んできたかとは思う。時々私がまだ未熟だった頃のレスへのレスがついたりするが、そういうのはスルー。

自分が #note をはじめて、noteの世界をある程度覗く様になって気づいたのは、有名無名を問わず、noteは滅多にコメントがつく媒体ではないし、フォローした人が興味が持たないことを書いていても、お知らせがが届き、タイトルがわかるだけで、無理やり内容を目にさせられることもないということ。

そういうお知らせメール自体がうざくなったらフォローを外せばいいだけのことだし、個人ではなく、マガジン単位でのフォロー(フォローしてもらうこと)もできる。投げ銭システムもあるから、ささやかな著作に近い媒体という気がする。

前にも少し書いたが、#メルカリ で、新品に近い箱の残っている品で不要と思うものは、今、どんどん売りに出し、既に万単位で収益があるが、購入していただくまでのやりとりにSNS的センスがいる気もする。ヤフオク出品のように、時間に神経使って値引きする必要もなく、さりげなく値下げすればいいし。

#メルカリ は、まずは良心的な売り手になり、そこから得た収益で、今度は買い手になるという循環がいいのではないかと思う。私の印象では、ヤフオクのような殺伐とした感じがないのがいい。

Twitter上ではほとんど触れず、ブログとnoteのみにし、リンクも張りませんが、私はかなりのBluetoothイヤホン(TWS)の収集家です。でも現在メルカリでどんどん気にいらないものは売ってしまいつつあります。私の唯一の贅沢みたいのものでしたが、もう手元に残したい製品は厳選できた気がするので。

サイバーリンクパソコン工房

2021年11月16日 (火)

このままでは、日本のリベラルは現実社会に影響を行使できないまま、ナショナリスト勢力に敗北する。

今野 元 (著)ドイツ・ナショナリズム-「普遍」対「固有」の二千年史(中公新書)を読んで感じたことなんですが。
←私のレビューも載っています。

今野氏は、この著作の中で、戦後のドイツの歴史をとらえる上で「道徳の鉄槌」という言葉を繰り返し使っている。

最初は、第二次世界大戦終結後のニュルンベルク軍事裁判について。連合軍の「正義」の名のもとに審理がなされたという点について。

次に、その後のドイツ思想界における、過去の反省に基づくドイツ史全否定「ドイツ後進国」論を自らしていく潮流に関して。

そして、緑の党の躍進による環境主義の台頭について。

最後にフェミニズムの台頭について。

今野氏は明らかにノスタルジーに基づく過去復権論者でも保守主義者でもないにもかかわらず、こうした流れがグローバリズム的「普遍」主義に基づく価値観の押しつけという側面を持つことについて注意を喚起している。

むしろ非常に醒めたリベラリスト、個人主義者という印象である。

思うに、日本における左派リベラルの流れも、無自覚的に、西欧の「進歩的」価値観を受け入れてしまっている。

これでは、イスラム圏や中国との関係における多文化主義、体制の共存と対話という観点からしても、非常に硬直した、自分の立場からの、価値観と道徳の押し売りになる可能性があると思う。

そして、日本における国家主義の台頭に対しても、実は簡単な問題ではなく、自分のリベラル的な立場の対象化自己点検を経ての、用意周到な方略がないと、SNS上での叫びにはなっても、一般の人々の投票行動に結びつくアピールにはなり得ないのではなかろうか。

眞子さん複雑性PTSD診断「公表」問題をめぐっての議論も、この診断を受けた当事者に対して偏見が生じることについての当事者への連帯という意見が全くに近く見られず、ただ素朴な皇室への同情か、ゴシップ的な上げ足を取る中傷かにリベラル勢力すら大勢を占めた現実なども省みるにつけ、暗澹たる思いである。

差別の問題についても、単に優生思想を批判するだけでは、ホンネの次元に踏み込む形での、内なる「排除」意識との対峙に結びつかないと思う。

2021年10月30日 (土)

「異例の言葉、挑戦にひかれた」 話し方のプロが見た眞子さん会見(毎日新聞)

「過去の女性皇族の結婚会見では見たことのない、異例な内容が随所に盛り込まれていました。お二人の挑戦に引き込まれました」。

小室眞子さん(30)と圭さん(30)が結婚を報告した26日の記者会見について、スピーチライターの千葉佳織さん(27)はこう評価する。

自民党総裁選候補らの演説を分析してきた千葉さんは、特に会見の最後の眞子さんの言葉が印象的だったという。「話し方のプロ」から見た、会見の隠れたポイントを聞いた。【木許はるみ/デジタル報道センター】  

 

――お二人の会見の冒頭について、どう感じましたか。  

◆お二人の本気が伝わってきて、スピーチライターとしてとても心を動かされました。最初に驚いたのは、眞子さんの次の言葉でした。

  •  「本日、みなさまにお伝えしたいことがあるため、このような場を設けました。私が皇族として過ごしてきたなかで抱いてきた感謝の気持ち、私たちの結婚を心配し、応援してくださった方々への感謝、これまでの出来事のなかで私たちが感じてきたことや結婚への思いなどについて、お話ししたいと思います」


 なぜ驚いたかというと、これまでの女性皇族の結婚会見では、今回のように、はじめに話の内容を提示する場面を見たことがなかったからです。私は分析にあたって、平成以降に結婚した3組の発言について報道などに目を通しました。2005年の黒田清子さんと慶樹さん、14年の千家典子さんと国麿さん、18年の守谷絢子さんと慧さんの3組です。たいてい今の心境を語った後、新生活への抱負や家族への思いを述べており、定型の流れを感じました。今回は最初からいつもの形とは違うので、一気に見入りました。

眞子さんの冒頭の言葉からはこれを伝えたいという覚悟を感じ、聞く方もしっかりと耳を傾ける態勢が整ったと思います。

 

謝罪や悲しさの後に「感謝」

 ――先述の冒頭部分でもそうですが、眞子さんは「感謝」の言葉を繰り返しており、会見全体で計10回使っています。

 ◆「感謝」の言葉を分析するには、それが使われる文章の構成がどうなっているか、がポイントになります。

例えば、眞子さんは、お二人の結婚について

  • 「ご迷惑をおかけすることになってしまった方々には、大変申し訳なく思っております」

と謝った上で、

  • 「また私のことを思い静かに心配してくださった方々や事実に基づかない情報に惑わされず、私と圭さんを変わらずに応援してくださった方々に感謝しております」


と感謝の言葉へと続けています。

ほかの場面でも謝罪や「悲しさ」を表現した後で、感謝の言葉を必ず加えています。

こうした使い方からは、自分たちが苦労したことよりも、支えてくれた人たちへの前向きな思いを伝えようとする意図が読み取れます。

 

 ――会見では二人がお互いを思う気持ちの強さも感じました。

 ◆そうですね。すてきな言葉がありました。眞子さんの

      • 「結婚は、自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択でした」
      • 「これまで私たちが自分たちの心に忠実に進んでこられたのは、お互いの存在と、励まし応援してくださる方々の存在があったからです」

という言葉です。

これまでの皇族の結婚会見では見たことのない独特な表現だと感じました。世間からの批評を避けるなら、「良いご縁だった」などもっとえん曲的でよく使われる言い方をすると思います。お二人が自分たちの言葉を重視していることがうかがえます。結婚と「自分たちの心を守る」「心に忠実に進む」という言葉の組み合わせも新鮮で印象に残ります。

 圭さんの「眞子さんを愛しております」という言葉も話題になり、いくつかの記事の見出しになっていましたね。小室圭さんはこの部分では、原稿を見ずに堅苦しい表情も出さずに述べていました。

ここまでストレートな言葉が、女性皇族の結婚会見に登場するのも特殊なことです。心の底から本音を話そうとする意思が伝わってきます。

 

 ――圭さんの母と元婚約者の金銭トラブルに触れた部分では、「事実に基づかない情報」「誤った情報」など、これまでの会見ではなかった異例の単語も出てきました。

 ◆はい。ほかにも、「一方的な臆測」「誤解」といった似たような言葉もありました。こうした単語が登場する回数の多さや、さまざまな言い回しで説明している点から、お二人がこの問題に苦しまれてきたことがうかがい知れます。一方で誤解を解こうとする姿勢も見られました。

眞子さんが

  • 「誤解もあったと思います」


と話した後に

 

  • 「圭さんが独断で動いたことはありませんでした。例えば~」
    と述べたシーンがありました。この「例えば」以降で、眞子さんは圭さんに海外で拠点をつくることを
  • 「私がお願いしました」

とはっきりと言い、圭さんの「独断」ではない行動の具体例を挙げています。

一般的に、スピーチに具体例を入れることはとても大切なことです。「例えば」以降の説明があることで、圭さんを守ろうとする眞子さんの覚悟がよく伝わってきます。

 

配慮がにじむ「悲しい」の使い方

 ――「悲しい」という言葉も2回出てきました。

 ◆「悲しい」という言葉には、お二人の配慮がにじんでいました。

「悲しい」は次の場面で出てきます。

  •  「(略)いわれのない物語となって広がっていくことに恐怖心を覚えるとともに、つらく、悲しい思いをいたしました」(眞子さん)

  • 「この数年間、誤った情報があたかも事実であるかのように扱われ、誹謗(ひぼう)中傷が続いたことにより、眞子さんが心身に不調をきたしたことを、とても悲しく思います」(圭さん)


お二人は「誤った情報」や「臆測」が流れることを批判するのではなく、「悲しい」という自分たちの受け止めを述べています。

誰が悪いと責めることなく、個人的に抱いた感情を伝えることにとどめており、配慮だと感じました。

 また一般的に、スピーチでは話者が感情表現を盛り込むことで、会場全体の空気を作りやすくなります。話者が「悔しい」「晴れやかな気持ち」と言うと、同じ気持ちが会場に広がりやすい。話者の直接の感情表現は、相手に訴えたいことをより強く伝えるための大切な手法です。

さらに「悲しい」という言葉は、「うれしい」といったあいさつのように使える言葉と違い、自分たちの気持ちを明かす「自己開示」の側面があります。自分をさらけ出す表現を使うことによって、言葉の重みが増しているのです。この場面でお二人の感情に共感した方も多かったのではないでしょうか。

 

会見を締めた社会へのメッセージ

 ――会見の最後に眞子さんは「社会」に対するメッセージを発信しました。

 ◆私はこの部分に新しさがあると感じました。すごく心に響きました。眞子さんが話した次の部分です。

 「心を守りながら生きることに困難を感じ傷ついている方が、たくさんいらっしゃると思います。周囲の人の温かい助けや支えによって、より多くの人が、心を大切に守りながら生きていける社会となることを、心から願っております」


過去の女性皇族の結婚会見を見る限り、社会へのメッセージで会見を締めるケースはとても珍しいと思います。会見を無難に終わらせるなら、このパートがなくても成り立ちます。

ましてやお二人が社会へのメッセージを発することで、結婚に反対している人の気持ちを逆なでする怖れもありました。多くの葛藤があった上で発した言葉だと感じました。

あえてメッセージを入れたのは、自分のことを説明するだけでなく、国民にメッセージを届けたいという意思や優しさの表れではないでしょうか。

 この部分は、人の心を動かすスピーチの重要なポイントも詰まっていました。聞き手が「自分ごと」と感じられる要素が含まれているという点です。眞子さんは「心を守りながら生きることに困難を感じ、傷ついている方」の存在を挙げ、言葉を掛けていました。相手の存在を意識した発信になっているため、聞いている方が「自分に言ってくれている」と思えるメッセージになっていました。

 

 ――ただ、口頭での質疑がなくなったこともあり、「一方的な説明」と指摘する声もあります。「一方的」に映らない工夫はされていましたか。

 ◆例えば、話し方の部分では、皇室の方は話す速度(話速)を的確に保っておられます。眞子さんの話速で日常会話をしてみると、ゆっくりであることがわかります。眞子さんは文書を読みながらも「感謝」の場面や文末が近づいてくると、顔を上げ、聞いている人の目を見ながら届けようとしていました。社会に対するメッセージや他者に向けた「感謝」の気持ちにも触れており、一方的な話にならないよう、工夫をしていたと思います。

 

スピーチで何を得られるかが大事

 ――今回の会見から私たちが学べることはありますか。

 ◆お二人は典型的な表現を避け、独特な言い回しで感情を表していました。異例の言葉やメッセージも盛り込み、無難に会見を終えようとはしませんでした。これはお二人の挑戦です。私たちも仕事などでつい無難なコミュニケーションに逃げてしまうことがあります。お二人の姿から自分の意思を踏み込んで伝えようとする大切さを学ぶことができます。

 最後の社会に対するメッセージの部分でも、自分たちが経験したことを社会に役立てたいという視点が伝わってきます。スピーチや会見は、自分が話しやすいように原稿を書くことが多いと思いますが、スピーチによって相手が何を得られるのかという観点を持つと、人の心を動かす内容に仕上げることができます。

*******

ちば・かおり  15歳から日本語の弁論大会に出場し、全国大会で3回優勝。新卒でIT大手「ディー・エヌ・エー」(DeNA)に入社し、社長のスピーチ執筆などを担当。2019年、政治家や経営者のスピーチライターやトレーニングを手掛ける「カエカ」を設立。20年10月の「保守分裂」となった富山県知事選で現職を破った新田八朗氏の演説コーチ、スピーチライターを務めた。

 

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2021年10月28日 (木)

小室圭さんと、眞子さんの結婚に関する一連の騒動に、現代日本における真の「父性」の欠落を嘆く

2021年10月26日 (火)

「多くの人が心を大切に守りながら生きていける社会を」

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どうかお幸せに。

左翼リベラル知識人はほんとうに庶民の立場に立っているのか

私は「自称」左派リベラルって、「ええかっこしい」の評論家気取りだけど、ほんとうに当事者のことを考えて発言したり、行動しない人たちも少なくないと感じています。

眞子さま複雑性PTSD過剰診断の件でのSNSの世論をみてつくづく思いました。

極論すれば、眞子さま自身や皇室のことはどうでもいいのですね。 

「眞子さまを」いたわるか、逆に「眞子さまを」「皇室を」「天皇制を」批判するばかりで、複雑性PTSDの診断を受けた当事者の人にふりかかる偏見(仮に診断が正しいと仮定しても)のことは、ほとんど誰も問題にしないんだもの。

 

2021年10月23日 (土)

おーい、杉山登志郎先生まで、眞子さま複雑性PTSD診断に加担するのか?

私は、ネット毎日新聞の有料読者だから、全文暴露してしまおう。

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●眞子さま「複雑性PTSD」 続く中傷、関係者「回復に影響ないか…」(毎日新聞)

「複雑性PTSD(心的外傷後ストレス障害)」との診断が明らかになった秋篠宮家の長女眞子さま。誹謗(ひぼう)中傷と感じられる出来事が続いたことが原因とされるが、小室圭さんとの結婚については今も中傷と言える書き込みや、批判的な報道が続く。

 「もうやめてください。こんな結婚」「世間知らず」「結婚詐欺だ」――。最近のインターネットでの書き込みだ。病気そのものを「詐病」と決めつける書き込みもあった。

 眞子さまの診察にあたった医師は病名公表時、「周囲の方々の温かい見守りがあれば、健康の回復は速やかに進むと考えられる」と話していたが、当時より状況が好転したとは言いがたい。

 宮内庁関係者は「病名公表後も週刊誌報道の批判的トーンはほとんど変わっていない。回復に影響を及ぼさないか心配だ」と話す。

 眞子さまは2018~19年ごろから「人間としての尊厳が踏みにじられている」と感じ始めたとされるが、公務への影響がないことから病名は公表されなかった。眞子さまの意向もあったという。

 ある宮内庁幹部は「診断を聞いたときには衝撃を受けた。精神的苦痛はお察ししてはいたが、そこまで追い詰められていたとは」と驚きを隠さない。

 一方、病名の公表のタイミングに疑問を投げかける政府関係者もいる。

 「唐突感が拭えず、『結婚も決まったのでもう何も言わないで』というメッセージと受け取られかねない。眞子さまのご意向だったとはいえ、もう少し早い公表でも良かった」と話す。

 複雑性PTSDはICD(世界保健機関による国際疾病分類)の第11版で、18年に新しく導入された診断名だ。

 PTSDは災害や事件・事故被害などの一時的な強い恐怖体験によって引き起こされる。それに対し、複雑性PTSDは「長期間繰り返し大きな心的外傷(トラウマ)体験にさらされ続けた時に起きる複合的な症状」と福井大子どものこころの発達研究センターの杉山登志郎客員教授(児童精神医学)は解説する。

 代表的な例が、子どもの虐待や長期間にわたるドメスティックバイオレンス(DV)だ。

 杉山氏によると、つらい記憶が鮮明によみがえる「フラッシュバック」といった従来のPTSDの症状に加え、複雑性PTSDの患者には、感情のコントロールが困難▽自己無価値感、恥辱感▽他者とうまく付き合えない――といった特徴がある。

 複雑性PTSDの症状は人によって異なるのが現実だ。しかし、杉山氏は「日常生活に大きな支障が出ることが多く、治療には特殊な心理治療が必要。最重度のPTSDであり、完治までには数年以上かかるのが普通だ」と強調する。

 宮内庁は眞子さまの判断力に問題はなく、公務にも支障がないとの説明を繰り返している。実際、眞子さまはこれまで、公務を滞りなくこなしてきた。

 一方、婚約内定の延期が続くなか、2人の婚姻が認められたのは「このままでは眞子さまのお気持ちが持たない」と周囲が判断したことも背景にある。

 30歳の誕生日を前に、側近は現時点での眞子さまの体調について「特段お知らせするようなことはない」とだけ説明した。【井川加菜美】

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杉山先生は、発達障害の関しては日本のNo.1と言っていい先生で、児童虐待が発達障害と結びつくという、「発達性トラウマ障害」の権威です。 

 杉山先生は、自分へのインタビューがこのような形に記事としてまとめられることを確認しておられなかったのかもしれませんが。

 

「解離」についての言及はやはりありませんものね。

2021年10月16日 (土)

このまる1日にnoteにアップした新記事の一覧

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こうしてまとめてみると、いわゆる左派リベラルのいう「差別はよくない」「多様性の尊重」という論調の底の浅さに違和感を覚えるのは今にはじまったものではないと感じます。

やまゆり園事件の時からなんですね。

 

 

2021年10月15日 (金)

眞子さま「複雑性PTSD」診断問題の真の核心(note)

眞子さま問題で、「複雑性PTSD」という「過剰診断」が語られないままになっているのはゆゆしき事態です。

この診断が正しいとすれば、秋篠宮家内部で長年眞子さまに心的虐待があったということになり、小室さん騒動からくる中傷などほとんど影響を与えていないということになります。

この宮内庁の公表は、深刻な虐待を受けてきた、実際に複雑性PTSDの診断を受けてきた当事者に、偏見と差別を生じさせるのですが、この点にマスコミや自称リベラル知識人は一向に切り込もうとはしません。

私は皇室制度そのものには特に異論はありませんが、皇族方が多大なストレスに晒される存在として生きねばならないのは「宿命」という立場です(他の政治家も同じことですし)。

むしろ問題なのは、自称リベラル知識人に巣食っている、表面的な皇室擁護のスタンスだと思います。

より以前の記事一覧

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トロントだより

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     The Focusing Instituteの第17回国際大会(2005/5/25-31)の開かれた、カナダ、トロントの北の郊外(といっても100キロはなれてます)、Simcoe湖畔のBarrieという街に隣接するKempenfelt Conference Centreと、帰りに立ち寄ったトロント市内の様子を撮影したものです。

神有月の出雲路2006

  • 20061122150014_1
     11月の勤労感謝の日の連休に、日本フォーカシング協会の「フォーカサーの集い」のために島根県の松江に旅した時の旅行記です。https://focusing.jp/  
    ご存じの方は多いでしょうが、出雲の国には日本全国の神様が11月に全員集合することになってまして、「神無月」と呼ばれるわけですが、島根でだけは、「神有月」ということになります。(後日記:「神無月」は10月でしたよね(^^;A ........旧暦なら11/23前後は10月でせう....ということでお許しを.....)  
    ちょうど紅葉の時期と見事に重なり、車窓も徒歩もひたすら紅葉の山づくしでした。このページの写真は、島根の足立美術館の紅葉の最盛期です。

淡路島縦断の旅

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     「フォーカシング国際会議」が、2009年5月12日(火)から5月16日(土)にかけて、5日間、日本で開催されます。
     このフォトアルバムは、その開催候補地の淡路島を、公式に「お忍び視察」した時の旅行記(だったの)です(^^)。
     フォーカシングの関係者の紹介で、会場予定地の淡路島Westinという外資系の超豪華ホテルに格安で泊まる機会が与えられました。しかし根が鉄ちゃんの私は、徳島側から北淡に向かうという、事情をご存知の方なら自家用車なしには絶対やらない過酷なルートをわざわざ選択したのであります。
     大地震でできた野島断層(天然記念物になっています)の震災記念公園(係りの人に敢えてお尋ねしたら、ここは写真撮影自由です)にも謹んで訪問させていただきました。
     震災記念公園からタクシーでわずか10分のところにある「淡路夢舞台」に、県立国際会議場と一体になった施設として、とても日本とは思えない、超ゴージャスな淡路島Westinはあります。

水戸漫遊記

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     友人と会うために水戸市を訪問しましたが、例によって鉄ちゃんの私は「スーパーひたち」と「フレッシュひたち」に乗れることそのものを楽しみにしてしまいました(^^;)。
     仕事中の友人と落ち合うまでに時間があったので、水戸市民の憩いの場所、周囲3キロの千破湖(せんばこ)を半周し、黄門様の銅像を仰ぎ見て見て偕楽園、常盤神社に向かい、最後の徳川将軍となる慶喜に至る水戸徳川家の歴史、そして水戸天狗党の反乱に至る歴史を展示した博物館も拝見しました。
     最後は、水戸駅前の「助さん、格さん付」の黄門様です。
     実は御印籠も買ってしまいました。

北海道への旅2005

  • 051012_1214
     日本フォーカシング協会の年に一度の「集い」のために小樽に向かい、戻ってくる過程で、他の参加者が想像だに及ばないルートで旅した時の写真のみです。かなり私の鉄ちゃん根性むき出しです。  表紙写真は、私が気に入った、弘前での夕暮れの岩木山にしました。