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健康

2021年9月 6日 (月)

高校で成績低下に苦しみ、いじめを受ける夢

ちょっと久々の、私が見た夢の報告シリーズ。

******

私は高校2年生。

私立高校に通っている。リアルワールドで私が通った高校だが、男子校だったのが、夢の中では男女共学となっている。

私は(夢の中では)1年生の時に、数学以外は抜群の優等生であったが、2年生になってから、学業への意欲を次第に失っている。

授業中に、繰り返し教室を抜け出し、トイレに籠もっている。

教室に戻ってみると、授業は進行していて、途中の内容がわからなくなっていることを不安に感じている。

しかし、頭の回転が急速に衰えており、とても去年のようにはできないと感じている。

特にもともと苦手だった数学の授業の際に、ただでさえ苦手だった科目がいよいよ授業の進行が意味不明になり、これで次の定期試験に点が取れるだろうかと不安になっている。

小グループに分かれて、テーマについて討論しながら進めるという、ある意味で進歩的な進め方をしている時限にも、最初から教室を抜け出して、しばらくして戻ってくるのだが、自分が今更どのグループかに入れてもらうことは無理だと感じる。

担任教師(リアルワールドでも担任だった数学教師)に、

「私は調子が悪かったので教室を抜けさせてもらっていたのですがどうしたらいいのでしょうか?」

とうち明ける。

教師は別に私を咎めだてすることはない。

その後教師が私にどう対応したかは夢の中では描かれていない。

******

シーンは飛び、私が授業をあまり受けていないことについていじめを受け始めている。

私は2人がかりで押さえ込まれ、そこにこれまた二人がかりで女子生徒が無理やり連れて来られ、スカートの中の女性器(毛が生えていない、肌色の、きれいな女性器である)を、私の顔にを無理やり押し付けて来ようとする。

私は、

「馬鹿野郎! 私は女性経験が豊富だから、女性器なんていくらでも見ているし、クンニ何のことはない」

と答える。

結局女性器は押し付けられることはなく、女子生徒も解放されたようだ。

私は、トイレに自分のリュック(リアルワールドで現在使っているものと同じ)を置いてきたままであることを思い出し、トイレの個室に向かう。

しかし、リュックの中の持ち物の重要なものは、消えている。

どう探すかについて、クラスメートに問いかけるが、その後の展開不明。

教室に戻ってみると、NHKのドキュメンタリーをもとに討論する展開の途中に出食わす。

私は、その中に参入できない。

*****

しばらくシーンが飛び、クラスに学年中から選抜された、20人程度の「リーダーと言える生徒」の集会が、円陣を組んで開かれているのに遭遇する。

その中のひとりが、

「去年のままの君なら、当然このメンバーの中に選ばれていた」

と言って来るが、私も

「確かにそうだろうと思う」

と答える。

*****

再び教室での通常の授業のシーンに飛び、私は、先程登場した教師にと生徒たちに、

「私はうつ病で、思うに任せない」

と打ち明ける.

*****

シーンは飛ぶ。

図書室に、「○○文庫」という、私の大学学部生時代の心理学の恩師の名を冠した大きな書棚がある。

夢の中の世界では、そういう書棚が登場するシーンはこれまでにもあり、いわば私の夢の中では「常識」となっている。

私は、恩師が実は学界では非常な業績を残した人物だったのだと、今更のように感慨にふける。

・・・・以上。

*****

「高校2年生になってそれまでの優等生から一転して、勉学への意欲を失う」

というのは、私の夢の展開として、非常によくあるパターンである。

これは、中学時代に、実際、1年生の時勉学意欲が旺盛だったのに、2年生になって急速にそれが萎えていったというのと符合する。

ただし、私は教室から抜け出すというようなことはなかった。

「途中でブランクがあるために、今更参入するグループを見いだせず、途方にくれる」

というのは、私が学界で実際に生じていた現象で、その原因が「うつ病」であるのも事実である。

(こう見えても、私は周期的なうつ病持ちであり、それがこのブログの、生産性が高い時期と、休止同然になる時期の繰り返しとも関係している)

実際には、復帰してみても、私はよく覚えてもらっていて、好意的に「久しぶりだね」と挨拶されるのだが、現在、母の介護のこともあり、再びグループに参入して、具体的な活動をしてはない。

・・・今思い出したが、来週には、ZOOMを通して、私が久しぶりに参入したグループのミーティングに参加することになっている。

問題の「いじめ」のシーンだが、持ち物を隠されるといういじめは、結構受けていた。

女生徒の性器を顔に押し付けられそうになるという、ある意味でこの夢のクライマックスは、意味不明だが、私が女性の性器などには平気であること、クリニングスなど何の抵抗もないのは事実である。

女性に関しては「現役」であることは、何度かこのブログでも言及した。

それがなぜ今夢の中に登場したかということになるが、2つ前のエントリーで、フロイト「狼男」症例を久々に読み返したことについて触れたが、狼男症例が、生々しい性描写と関係することの影響が大きいかと思う。

恩師の名を冠した図書館の文庫というのが、夢の中に何回か出てきたことがある展開だとはすでに述べたが、それが高校の図書館にあるというのは時代の転倒ということになる。

私の恩師(学部と大学院、ふたりいる)が、学界でも業績ある人物であったことは事実だが、図書館のひとつの書棚がいっぱいになるほどの著作があるわけではない。

******

まあ、こんなところであろうか。

夢の中だから当然とはいえ、「頭がまわらない」のは結構苦しかった。

現実の私は、むしろ生産性を増し、頭の回転が向上しているのは、このブログの現状が示すとおりである。

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2021年8月28日 (土)

相原瑛人/ニューノーマル【少しネタバレ】

コロナがせいぜい1年ぐらいで終息するというのが大方の人が抱いている予想であろうが、それはひとつの「幻想」なのかもしれない。

そうした前提で、近未来の学園生活を描いたコミックである。

まだ第1巻しか読んでいないが、ほとんど「一点突破」の想像力で描かれた作品。

でもホントにこうなるかもと思わせる。

作画はいかにも今の世代向けの、すっきりとした清潔感のある描線で、非常に受け入れられやすいだろう。

企画の勝利である。

少しネタバレすれば、このままでは「恥ずかしいこと」の基準が変わるかもしれない、というお話。

2巻目以降は読んでいないが、このままラブコメ路線で引っ張るわけにはいかないであろうから、「壁の向こうの世界」についての、「進撃の巨人」的な謎解きに向かうのかも・・・と、勝手に妄想。

2021年8月25日 (水)

睡眠薬ベルソムナ(スボレキサント)は、深い睡眠状態を維持させるが・・・

今度は精神神経科・心療内科などで処方される睡眠薬(睡眠誘導剤)について書いてみます。

ただし、私は精神科医ではなくて、一介の不眠症傾向があるカウンセラーの体験記に過ぎませんので、詳しいことはお医者様に聞き、相談してください。

*****

睡眠薬は、開発当初は、バルビツール系と呼ばれるものがほとんどでしたが、翌日昼になっても眠気が残る、(そしてこれが最大の問題点ですが)自殺に利用できるなどの問題点をかかえていました。

そこで、ベンゾジアゼビン系睡眠「誘導」剤というものに置き換わりました。

このタイプの薬は、あくまでも睡眠のきっかけをつくり、スイッチを入れるという点にあります。

もっとも、短時間型から長時間型まで、実にいろいろな種類があります。

そして、大量服用しても、自殺につながりにくいとされます(この点は、あくまでも一般に言われることを書いています)。

睡眠「導入剤」は、飲んでしばらくのうちに、それこそ「コトン」と寝てしまいます。

ただし、

  1. 飲んだ直後、立ったり座ったりしたまま起きていると、薬効が現れないまま、やり過ごせてしまう。
  2. 途中覚醒の傾向が強い人には効かない(この場合は、「長時間型」を用いる)。
  3. 依存性がある。

という問題点があります。

*****

最近登場したのが、「選択的デュアルオレキシン受容体拮抗薬」に分類される睡眠薬で、スボレキサント(商品名:ベルソムラ)が代表的です。

この薬は、ベンゾジアゼビン系睡眠「誘導」剤とは作動機序が全く異なります。

具体的に言えば、ノンレム睡眠(脳を休めている状態)を数時間維持するという点で、途中覚醒の予防になることです。

副作用としては、この薬が切れてしまってからのレム睡眠(身体は寝ていて、脳は覚醒時に近くなる)において、少なくとも慣れないうちは、「悪夢」をみる傾向が強いということです。

 選択的デュアルオレキシン受容体拮抗薬には、依存性がないのもひとつの特徴です。

現実的には、寝入りを良くするベンゾジアゼビン系睡眠「誘導」剤と選択的デュアルオレキシン受容体拮抗薬(睡眠「維持」剤)は併用されることが少なくないかと思います。

*****

選択的デュアルオレキシン受容体拮抗薬(睡眠「維持」剤)使用の際の注意点だと私が経験上感じているのは、睡眠時間が遅くなり、翌朝早く起きねばならない場合(例えば寝られるのが4-5時間とか短時間となった場合)には、本当に深く寝入ったままになり、寝過ごしてしまったり、二度寝をしてしまったり、それでも無理して起きてしまうと、ふらつく、ぶっ倒れるするなどの危険があることのように思えます。

個人的経験では、どうしても短時間睡眠で目覚めなばならない時は、ベンゾジアゼビン系睡眠「誘導」剤服用だけにして、選択的デュアルオレキシン受容体拮抗薬(睡眠「維持」剤)抜いてしまうことかと思います。

繰り返しますが、一不眠症患者としての、あくまでも個人的見解です。

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2021年8月18日 (水)

母の認知症は進行している

コロナ感染防止のために、全面面会禁止になっていたのだが、先週から、母の入所する施設での、週一度の、ビニール越しの5分間の面会が再開された。

今日2回め、会ってみてショックだったのは、半年前まではあれほど繰り言のように求めていた、再会できないままになっている孫たちについて、

母:「孫ってなんね?」
私:「私の子供たち」
母:「私には他に子供はおらんよ」

といったやりとりしかできなかったこと。

もっと早くから電話でいいからコミュニケーションを重ねるべきだったと思う。

それこそ、こちらでも書いたように、手紙でもよかったかな。

これからでも、週二回の洗濯物交換の際に、手紙と写真でも、毎回添えたいと思う。

2021年8月17日 (火)

藤田孝典氏はどういうスタンスでセックスワーカーとその救済活動をしている人達をみているのだろう?

 

>想像してみても、なおセックスワーク擁護できるなら、利害関係者か、安全な立場にいる人の意見だ。

何か壮絶な決めつけですね。

海外からの出稼ぎで来日し、日本語もままならないまま、シンジケートに上前をはねられ、一回2500円程度の収入で困窮していることも少なくない、セックスワーカーへの援助・救出活動も、ご自身とお仲間がしてください。

彼女らは、心身を酷使しているだけではなく、コロナ蔓延の中で、「濃厚接触」が必要な立場に置かれ、追い詰められていると思うのですが。

私はそういう方からの相談も受けていますが、守秘義務がありますので、これ以上具体的なことは申し上げられませんが、ご見解をうかがいたいものですね。

藤田氏のほうが、「安全な立場にいる人」ではありませんか?

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2021年8月14日 (土)

【メンタリストDaiGo】:「再度の」謝罪は一応評価します。しかしそれでもこういう現象に対しての一部の方の反応については問題提起し続けます。

一回目の謝罪では、「生活保護者でも頑張っている人がいる」などという余計なことを言い、「がんばって生きない権利」を否定している面があることなどを含めて更に批判されていたようです(この1回目の謝罪の動画自体は私は観ていないので二次情報です)。

(追記:上記に関しては、少し問題もあったと思いましたので、後のエントリーで補足します)

この「1回目の」謝罪に関して、詳しい逐語的情報を伝えたサイトがありました:

●メンタリストDaiGo氏のYouTubeにおけるヘイト発言を受けた緊急声明

一部引用します

  •  なお、批判を受けて、DaiGo氏は8月13日夜、今回の発言を「謝罪」する動画を配信しました。長年ホームレス支援をしているNPO抱樸の奥田知志氏と連絡をとり、近々、現地に赴いて支援者や当事者から話を聞いて学びたいとしつつも、しばしば笑顔を見せながら、「ホームレスの人とか生活保護を受けている人は働きたくても働けない人がいて、今は働けないけど、これから頑張って働くために、一生懸命、社会復帰を目指して生活保護受けながら頑張っている人、支援する人がいる。僕が猫を保護しているのとまったく同じ感覚で、助けたいと思っている人、そこから抜け出したいと思っている人に対して、さすがにあの言い方はちょっとよくなかった。差別的であるし、ちょっとこれは反省だなということで、今日はそれを謝罪させていただきます。大変申し訳ございませんでした」と謝罪の言葉を述べたのです。

    しかし、ここで示された考え方は、他者を評価する基準を「頑張っている」(と自分から見える)かどうかに変えただけであり、他者の生きる権利について自分が判定できると考える傲岸さは変わりません。しかも、貧困や生活困難を社会全体で支え、生存権を保障するために、権利としての生活保護制度があることについて、根本的な理解を欠いていることに変わりがありません。少なくとも現時点においては、DaiGo氏が、自らの発言の問題点を真に自覚していると評価することはできず、その反省と謝罪は単なるポーズの域を出ていないと言わざるを得ません。

・・・おいおい、ネコと同格にしていたのか。

1時間前にアップされた「再度の」謝罪は、限界はありますが改善されたと思います(「自分が」生活保護を受ける立場になったら・・・という言及がないのは気になりますが)。

この最新の動画を知らないまま議論するのは良くないので、まずは貼り付けます。

まずは、新たな謝罪を受けても、問題にしていいと思う点について。

(彼には過去にも差別発言が山のようにあるとのことですが、それを実際にYoutube上で観ていないので言及は避けます)

彼の発言に、「当事者や家族や支援団体の方の苦境と努力」という意味の文言がありますが、例えば、現行の生活保護制度は、申請しさえすれば受理されるという前提で法律は制定されていると思います。

極論すれば、生活保護のお金をギャンブルで使う「権利」もあると考えられます。

このこと自体を、憲法第25条の「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」という条項との兼ね合いで、どう捉えるかは同然議論があるところでしょう。しかし現行の法規定では役所側は拒否できないという事実は尊重すべきだと思います。

ベーシックインカムや、現物給付などという意見は今後の問題として別に議論すべきです(私は色々疑問はありますが)。

私は、やまゆり園事件等における「生産性」議論の問題ともつながりますが、生活保護受給者や障害者、老齢者などは、何も「生産」しなくても、生活は保証されるべきという立場です。

さらに言えば、私は、資本主義社会においては、人は、「生産する義務」ではなく、「消費能力の一定水準の額の保証」の方が、本人のみならず、「経済効果」の上でも優先すべきことと確信しています。

これについては、中井久夫先生が、精神障害者の社会「復帰」において、「生産活動より消費活動をまずは優先すべき」と述べられていることに私の発想の原点はあります。

しかし、(コロナで加速しましたが、)日本の現在の社会・経済情勢において、「消費の冷え込み」が悪循環を生み出していることは、すでに論じ尽くされていると思います。

*******

次に、ここから述べることはTwitter上で余計なフレームに対応せなばならなくなるので、自分のブログでしか書きません:

Twitter上には、彼のTwitterとYoutubeのアカウント停止を求める声もうずまいていましたが、それは違うと思います。

二次情報のみが残ることになればむしろ不健全でしょう。

「表現の自由」などというお題目を唱える気もありませんが、オリジナルがどのようなものであったかを観て、主体的に判断できるような、あるいは色んな人の意見に耳を貸しながら討論して己れを貫けるような子供や若い人たちを育てる気概がないまま、「禁書目録」を作るのはやはり何かが違う気がします。

私自身は、ドイツが「わが闘争」をごく最近まで禁書にしていたらしいことも常々違和感があります。

このへんについては一応以下のサイトが情報源:

●ヒトラー『わが闘争』ドイツで70年ぶり再発売、注文殺到で増刷も

少なくとも、「わが闘争」について、中学生ぐらいの時点から原典を引用しながら、どこが問題かを教育する環境は、整備されるべきかと思います。

ちなみに、「わが闘争」は、上巻は若い頃に読んだことあります。

この次のエントリーは、「わが闘争」上巻の詳しい紹介とレビューにしますので、1日ぐらいはお待ち下さい。

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2021年8月 7日 (土)

ETV特集「ドキュメント 精神科病院×新型コロナ」【追伸つき】

すでに7月31日に放送され、Twitterでもいろいろ話題となったが、普段テレビを全く観ない私は本放送に気づかす、あわてて8月5日深夜の再放送を録画しておいたが、それを忘れていたので、遅ればせながら視聴記を書きたい。

日本の精神科医医療の頂点に立つと言っていい、全国最大の都立松沢病院では、新型コロナ蔓延による都内の精神科病院の入院患者治療のひっ迫をうけて、20床の専門病床を昨年5月に開設し、他院のコロナ重症患者の入院受け入れをはじめた。それから1年間の密着ドキュメントである。

松沢では、精神科医とコロナ専門スタッフの合同チームを立ち上げ、一般病院では受け入れてもらえなかった、精神科入院コロナ重症患者を移送してもらって、コロナ治療と精神疾患治療を並行して行ってきている。

精神科病院において、重い精神疾患患者は、多くの場合狭い共同部屋に入院しており、治療・看護スタッフも密接なケアをせなばならない。これがコロナ感染の温床となり、患者ばかりか、治療・看護スタッフを含めたパンデミックを生じることが多いが、そのことについてはほとんど報道されていない。

精神科入院患者は、高齢で持病も重症化していることが多いが、一般病院に比較すると治療が劣ることがただでさえ少なくない。ましてやコロナに対しては十分な治療体制を持たないところが多い。

ところが、そういう精神科入院患者を一般病院は受け入れてくれないことが多いのである。

都内X病院では249人のクラスターが生じた。

松沢病院に移送されてきたコロナ重症患者は、そもそも基本的な身体のケアがなされておらず、壊死とが腎盂炎の治療がなされないままになっていることが映像でも示される。

古い病棟においては畳敷きの布団就寝のことも多く、個室は保護室のみであり、密な状況に置かれざるを得ず、通常であれば非常にストレスの多い環境であるが、入院歴が長い患者が多く、そういう過酷な環境にも慣らされている。

保健所の指導を仰ぐと、なるべく陽性患者と陰性患者を隔離するように指導されるが、一つの病棟全体をレッドゾーンとして隔離し、陰性患者も皆陽性患者となり、職員も3割感染していよいよ職員ひとりあたりが担当する患者数は増えるという悪循環が生じた。

精神科においては通常科の3分の1の医師、3分の2の看護師が担当するのでいいと法令では定められており、スタッフひとりあたりの担当患者は20を超えることもある。

こうした背景には日本の精神科医療の歴史があり、隔離医療政策のもとで、精神科特例として、少ない医療担当者で多くの患者を診るのが当たり前となっていたことがある。

世界の2割の精神科病床数が日本によって占められており、現在27万人が入院している。

退院促進が行われない状況には、日本社会の精神疾患患者への偏見の強さがある。

ある精神科団体の会長は、

「医療を提供しているだけで社会秩序の担保となっている。暴力を働く患者が社会に解き放たれ、警察や保健所が困るだけ」

とうそぶく。

患者と家族との関係はいろいろである。

家族のひとりたけに精神疾患者のケアが押し付けられていることも多く、外泊ですら徘徊などが生じて対応できないことも少なくない。

30年以上入院している患者も少なくなく、家庭にも地域にも受け入れらないまま、いわば「必要悪」として長期入院が機能している現状がある。

番組には、精神症状が落ち着いても30年以上入院を続けている患者が登場。退院して受け入れる環境もない。

ある精神科医は、

「社会には精神疾患患者のことを、自分の問題として引き受けたくない、患者を怖いものと見ている風潮が根強い」

と語る。

都内のY病院から移送されて来たコロナ患者は排泄物の処理すら長い間なされないまま放置されていた。

この病院では、大部屋に陽性患者のみを集め、突如南京錠を設置して閉じ込めた。

畳じきの30畳のへやに詰め詰めで、真ん中にトイレがひとつ設置されているのみ、ナースコールもなく、大声で「水をくれ」と叫んでもなかなか供給されない状況に諦めの状態にある。

保健所が訪問しても病室の中を見ることはしないまま廊下を歩き去ってしまう。そうした状況に対して保健所は取材拒否。

Y病院は、患者の証言によれば、保健所から視察に来た時だけは鍵を外し、視察が終われば再び鍵を閉めてしまう。

日本では、精神科のコロナ陽性入院患者の6割が一般病院に転院できず、拒否されている。

松沢病院院長は、

「世の中で何かが起こると歪みはまず弱い人に行く」

と語る。

現在、精神科145病院に4600人のコロナ重症患者がいるという。

******

コロナの蔓延は、日本の精神科医療の抱えた長年の問題をあぶり出したと言ってよいことがこのドキュメンタリーの結論であり、単なるコロナクラスターの病院入院患者における蔓延についてのレポートではない。

すでに述べたように、精神科入院患者の大病院における、場合によっては何十年にも及ぶ、しかも劣悪な環境での収容がままあるという現状は日本固有である。

番組でも語られていたが、現状では、精神科病院において患者の待遇改善のための施設や人員に投資をすると、病院自体の経営が行き詰まり、不十分なケアしか受けらない患者が社会に放り出されるという危ういバランスにある。

抗精神病薬が開発されて以降、他諸国では開放政策が進み、地域におけるケア・システムが高度に整備された国も少なくないが(例えばイギリスの状況をこのエントリーで紹介した)、日本ではこの社会的包摂の力がまだ弱いままである。

精神障害者への偏見と差別も根深く、早期に薬物療法を開始すれば、入院を継続しなくでも(あるいは入院をそもそもしないまま)、通院医療だけで、さして問題を起こさずに社会適応できることも多いことすら一般の人は知らないことが多い。

働けなくても、障害年金を受け、社会の目立たないところで、作業所やグループに通いながらも、静かに生きられることも多いのである。

それすら不可能な人が、症状の急性期に、一定期間入院しては退院できるというのが、今日において可能なはずの社会のあり方である。

しかし、日本においては、例えば保育園を新規に開設しようとするだけでも「騒々しくなる」と地域住民が反対運動を起こすぐらいに、「平穏な」生活を守ろうとする圧力が、むしろ以前より高まっている風潮があり、ましてや精神障害者の施設となればいわずもがなという現状がある。

こうした現状を打破するためには、国や地方自治体の、法律、条例改正を伴う精神障害者支援制度の改革が必要だが、現状では、民間の手に委ねられている傾向が強い。

ネットにおいても、何かというと精神障害者への差別と偏見は根を立たず、事件やトラブルがある度に不当な診断名でレッテル貼りがなされる傾向が強いままである。

我々専門家も、そうした傾向の是正のために、こまめに、地道に、発信し続けねばならないと思う。

*****

【追伸】:番組の本来の趣旨から若干外れ、私は医者ではないので遠慮してしていたことを追伸します:

 統合失調症そのものが軽症化し、しかも非定型精神病薬(リスパダール、ジフレキサ、セロクエル等)の投与が主流となる中、予後が良好な患者が増えている傾向があります。

統合失調症は生涯治らない(だから「寛解」という言葉を用いる)と言われていたのが、「治る」患者さんも増えてきた。

ですから、長期入院が必要な患者自体が減少し、長期入院してきたいる患者の多くは、旧式の抗精神病薬を投与されていた時代の人の掃き溜めという傾向が強いわけです。

こうなった背景についてはいろいろ言われているようですが、発達障害の患者が増えることと反比例するかのようにして統合失調症の患者自体が減っているのではないかとも言われています。

発達障害の「増加」の背景には、見かけ上の増加、つまり昔は発達障害についての診断基準自体が未整備だっため発掘されていなかったということと、晩婚化、人工環境化学物質の影響等が言われています。

ある意味では統合失調症の素因が発達障害の増加によって覆い隠されてしまったという可能性があることになります。

いずれにしても、旧態依然とした長期間の大病院収容から、適切な薬物投与での通院治療で済む層が増えているということにもなります。

 

2021年7月16日 (金)

「君の膵臓をたべたい」実写映画版とアニメ映画版を一気に観た。

ちょっと不思議なタイトルだなと以前から思っていた。

まずは今回観てみようと思ったのは、「響」映画版と同じ月川翔監督と知ったから。

アニメ版もあることは、Amazon Prime Videoで並んで表示されているから気づけた。

実写映画版はいろんな賞をはもらって評価が定まっているようだが、実は12年後の物語と並行して描くというのは、実写版オリジナルの脚色らしい。

おそらく原作に近いのはアニメ映画版の方だろう。

アニメ版は実写版の約1年後制作の作品のようだ。

映画版は、「響」と同じ、小栗旬と北川景子が出演しているので、おそらく「月川組」みたいなものが存在するのであろう。

物語は、これ以上ないくらいに淡々としている。

主人公は、病院で「共病文庫」というタイトルの文庫本を拾う。それは「僕」のクラスメイトである山内桜良(やまうち さくら)が綴っていた秘密の日記帳であり、彼女の余命が膵臓の病気により、もう長くはないことが記されていた。

「僕」はその本の中身を興味本位で覗いたことにより、身内以外で唯一桜良の病気を知る人物となる。

それをきっかけに、「僕」と咲良との間に、「友達くん」と呼ばれる独特の絆が形成されていく。

タイトルの意味については割愛するが、人が生きることの意味は、関係の中で生きることだというメッセージが込められた作品である。

非常に「淡い」作品であり、大きな事件が起こるという物語ではない。その意味では、「聲の形」の方が、かなりドラマを秘めた展開である。

しかし、こういう作品が、多くの人に愛されるというのは、何かいいことのように思う。

アニメ版の咲良の方が、元気で快活な描かれ方をしているように思われるが、繊細なカメラワークによって描かれる実写版の魅力も捨てがたい気がする。

2つの物語は、結末が違う演出のようでいて、行き着く先は同じ地点である。

原作は読んでいないが、2つの映画版共に、原作へのリスペクトが非常に高い作品であろうことは容易に想像がつく。

青春物語というより、もっと普遍的な物語であるように思う。

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2021年6月30日 (水)

学会の紛争に巻き込まれるのを躊躇しはじめる夢

さっきまで見ていた夢のこと。

私は夜になって東京の福祉関係のオープン参加の学会のようなものの会場の外の公園にいる。

何らかの理由で、私は学会の会場の大ホールの外にいる。連れの男のカウンセラーがひとりいる。時間は夜の10時。

どうも学会の大ホールでのパネルディスカッションのようのものが大荒れであったという情報が入ってくる。

すると、会場から出てきたと思われるカウンセラーが呼びかけをしているのに遭遇する。

「大ホールの会場でどんな紛争が繰り広げられていたか、教えてあげるから、一緒に来ないか?」

という誘いをかけてくる。

私と連れは、彼についていって話を聴こうかと歩きだすが、突然、連れが、次のように耳打ちしてくる:

「彼の話を聴くのはヤバいんじゃないか? 特定の派閥の偏った情報に巻き込まれる可能性がある。」

それでも2人は誘ってきた人と一緒にレストランに向かおうとするが、私は、

(待てよ。私は住んでいる八王子に帰るための終電に乗らねばならない。ここは地下鉄で渋谷から何駅か離れた場所だ。ここから京王線まで乗り換えて、八王子に帰るまでには30分ぐらいしかつきあえないな。・・・ま、それでもいいか)

ところが、レストランへの階段を登ろうとする時に、また新たに気づく。

(待てよ。今はコロナで終電が30分早くなっているはずだ・・・まあ、スマホの乗り換えソフトで調べればいいのだが)

******

夢はここで終わる。

何なんだ。この生々しい現実的な夢は。

・・・ここでふと思い浮かんだのは、先日までの日本フォーカシング協会の、ZOOMによる「フォーカサーの集い」が、紛争などとは正反対の、実に和やかな一体感のある、安心できるネットを通した集いであったこと。

ユングの言う、夢の「補償作用」で、無意識が、全く正反対の夢を観させることはよくあることだ。

古くからの知り合いで、ネットで実に何年かぶりに再開した先生たちは「あ、○○○さんじゃないか。久しぶりだね」と何人も声をかけてくれたし、「あの○○○せんせいですか?」と言い出す若い人もいた。

私は、わすれらているどころか、大歓迎されたのだ。

幸い、例の拙書、「入門・フォーカシング」の無料郵送頒布の件も、公式に主催者から広報してもらい、すでに何人もの方から申し込みのメールが届いている。

私の「復活」は、ささやかながら受け入れらているのだ。

この調子なら、来年沖縄で、今度はリアルに集まって開かれる予定の「フォーカサーの集い」でも、私は分科会を持ち、その時にこそ、私の本を参加者全員に直接配ることができるだろう。

そうなれば、私に直接フォーカシングの指導を受けたい人は急増し、収入も延びまくるだろう。

昔はフォーカシング協会内部にも紛争はあった。しかしそれは過去の話である。

私の著作は、決して偏向したひとりよがりな内容ではなく、すでに読んでくれた方の中には、「小学校の教材として使っているから。たくさん送ってくれ」と言い出す人すらいる始末。

ともかく私は現実とは正反対の夢を観たのだ。

もう、私は、時代に取り残された、「過去の人」ではない。

 

 

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2021年6月 9日 (水)

福岡市のコロナウイルスワクチン予約は進んでいる。 

基礎疾患がある場合ですが、QRコードだけで先行予約できるんですね。スマホひとつで済む。

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私は「久留米市民」なので、病院がどうして私にQRコードを教えてくれたとしても無意味なのだが。

 

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トロントだより

  • 050601_0957
     The Focusing Instituteの第17回国際大会(2005/5/25-31)の開かれた、カナダ、トロントの北の郊外(といっても100キロはなれてます)、Simcoe湖畔のBarrieという街に隣接するKempenfelt Conference Centreと、帰りに立ち寄ったトロント市内の様子を撮影したものです。

神有月の出雲路2006

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     11月の勤労感謝の日の連休に、日本フォーカシング協会の「フォーカサーの集い」のために島根県の松江に旅した時の旅行記です。https://focusing.jp/  
    ご存じの方は多いでしょうが、出雲の国には日本全国の神様が11月に全員集合することになってまして、「神無月」と呼ばれるわけですが、島根でだけは、「神有月」ということになります。(後日記:「神無月」は10月でしたよね(^^;A ........旧暦なら11/23前後は10月でせう....ということでお許しを.....)  
    ちょうど紅葉の時期と見事に重なり、車窓も徒歩もひたすら紅葉の山づくしでした。このページの写真は、島根の足立美術館の紅葉の最盛期です。

淡路島縦断の旅

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     「フォーカシング国際会議」が、2009年5月12日(火)から5月16日(土)にかけて、5日間、日本で開催されます。
     このフォトアルバムは、その開催候補地の淡路島を、公式に「お忍び視察」した時の旅行記(だったの)です(^^)。
     フォーカシングの関係者の紹介で、会場予定地の淡路島Westinという外資系の超豪華ホテルに格安で泊まる機会が与えられました。しかし根が鉄ちゃんの私は、徳島側から北淡に向かうという、事情をご存知の方なら自家用車なしには絶対やらない過酷なルートをわざわざ選択したのであります。
     大地震でできた野島断層(天然記念物になっています)の震災記念公園(係りの人に敢えてお尋ねしたら、ここは写真撮影自由です)にも謹んで訪問させていただきました。
     震災記念公園からタクシーでわずか10分のところにある「淡路夢舞台」に、県立国際会議場と一体になった施設として、とても日本とは思えない、超ゴージャスな淡路島Westinはあります。

水戸漫遊記

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     友人と会うために水戸市を訪問しましたが、例によって鉄ちゃんの私は「スーパーひたち」と「フレッシュひたち」に乗れることそのものを楽しみにしてしまいました(^^;)。
     仕事中の友人と落ち合うまでに時間があったので、水戸市民の憩いの場所、周囲3キロの千破湖(せんばこ)を半周し、黄門様の銅像を仰ぎ見て見て偕楽園、常盤神社に向かい、最後の徳川将軍となる慶喜に至る水戸徳川家の歴史、そして水戸天狗党の反乱に至る歴史を展示した博物館も拝見しました。
     最後は、水戸駅前の「助さん、格さん付」の黄門様です。
     実は御印籠も買ってしまいました。

北海道への旅2005

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     日本フォーカシング協会の年に一度の「集い」のために小樽に向かい、戻ってくる過程で、他の参加者が想像だに及ばないルートで旅した時の写真のみです。かなり私の鉄ちゃん根性むき出しです。  表紙写真は、私が気に入った、弘前での夕暮れの岩木山にしました。