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書籍・雑誌

2021年6月14日 (月)

映画「2001年宇宙の旅」は、実は、超わかりやすい「娯楽大作」なのではないか?

こちらで、リヒャルト・シュトラウスの交響詩、「ツァラトゥストラはかく語りき」について書いたので、この曲の冒頭部分が三箇所で使われている、映画「2001年宇宙の旅」を30年ぶりぐらいに観た感想を書こう。

この映画では、ヨハン・シュトラウスⅡ世のワルツ、「美しき青きドナウ」も使われていることをご存知の方も多いだろう。

スタンリー・キューブリック監督による、世界映画史に残る不朽の名作とされるこの作品は、1968年に公開されている。

封切り直後は客の入りも少なく、批評家からも叩かれたこの作品、1ヶ月ぐらいで公開やめてしまおうとMGMは考えてしまったようだが、映画館主の方からは評価され「若者を中心に少しずつ観客が増えているから」との連絡が次々入るうちに、徐々に認められていったようだ。

本編148分の大作で、しかもナレーションがなく、展開が難解と言われながら、そのSF考証の凄まじさと、どのようにでも解釈できる深みという点で、その後の作品に大きな影響を与えた。

ブルーレイの画質は、もう、信じられないくらいに良い。まるで4Kハイビジョンの「ビデオ」で撮影されたかのようである。

今回み観なおして思ったのは、難解で高尚なような作品のようでいて、実は思ったよりシンプルな「娯楽大作」ではないかということだ。

Amazonレビューを見ると、評価は両極端。「長すぎて寝てしまった」「観るのに我慢を強いられた」・・・これは若い人に多い感想のように思う。

これで思い出したのは、Twitterで最近流れて来た次の記事のことである。

この記事の主張は、最近の映画やドラマは、セリフで何でも説明するようなのが若者に好かれ、言外の意味とか、セリフと気持ちが裏腹のような表現がピンと来ず、2倍速で再生するような人が増え、「鑑賞」ではなく、「消費」になっていることへの危惧である。

そりゃ、「2001年」なんてそういう作品の典型ではないかと私は感じた。

繰り返すが、私はむしろ、今回この映画を観なおして、むしろ非常に単純なプロットの作品だと感じた。

時間の長さなと、全然感じなかった。主観では、1時間半ぐらいの作品にすら感じられた。

登場人物も少ないもんね。

基本は、モノリスという黒い抽象的な四角い長方形の壁のようなものが、進んだ文明を持つ異星人が地球にもたらしたもので、地球人類は、そのモノリスのおかげで進化してきたし、これからも更に進化するであろうという物語である。

そこに、もはや凄い高等な知性を持とうとしているかに見えた、HAL3000というコンピューターの、乗務員への反乱というサイドストーリーとして進行する・・・それが物語の筋である。

あとは、ともかく未来の宇宙の科学技術についての、徹底的な考証と、宇宙の映像をディティールまで描き出した、時代を超えた壮大な映像美に、どっぷりと「浸る」作品・・・ということだ。

未来の予測として外れたのは、現在の宇宙ステーションが回転型ではなく、人工重力を発生させるテクノロジーには向かわなかったことと、木星の近くまで航行する技術にまだ到達していないこと、スーパーコンピューターが集積されて、もっと小型で済むようになったことぐらいだろう。

デサインセンスが、永遠に古びないであろう、洗練の極致であるとしか言いようがない。

もっとも、重箱の底を私なりにつつけば、女性のフライトアテンダントの服装デザインだけが古めかしいこと、もはや操作スイッチ大きなボタン型ではなく、タッチパネル化がもっと進んでいるのではないかということだ(後者は、現実の現在の飛行船や飛行機がそうなっているかどうかを私は知らない。タッチパネルって、実は打ち間違える危険が高いから、あまり使われていない可能性もある気がする)。

木星から異次元へトリップするサイケなシーン、これをCGのない時代にここまで表現できたのは凄まじいと評価するしかない。この部分の映像、アナログのビデオ技術では、相当荒れたシーンのように思われていたが(特に赤色の表現に一般人の使うビデオが、滲みやすい)、デジタル画面でみると、非常に透明感のある画質であるように見えてくる。

一番難解なのは、なぜボウマン艦長がたどり着いた空間が、ルイ王朝時代の様式の空間なのかという点だと私は思っていたが、これについては、おまけ映像として付いているドキュメンタリーのひとつの中で、制作当時の関係者のひとりが解説していた解釈(これはさすがにここでは伏せる)が説得力があると思う。

キューブリック監督自身や、熱心な崇拝者の間では、神の存在としてのひとつの理解というのがあるらしいが、一神教ではない日本人はそういうことにとらわれないであろう。そうした「高尚さ」や「深み」を読み込むより、すでに述べたように、徹底的に作り込まれた、娯楽超大作として楽しめばいいのだと思う。

これに続いて、映画と並行して書かれ、わざと映画公開より少し遅れて出版された(つまり決して「原作」ではないのだ)アーサー・C・クラーク版で、どのそうに言葉で描かれているかという楽しみが、私には残されていることになる。

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2021年6月 2日 (水)

萩尾望都 ポーの一族展

久留米市美術館(旧石橋美術館)で6月13日まで開催中です。本日、行ってきました。

画業50周年記念とのこと。

開催されたのは東京と久留米だけです。

萩尾望都先生は、福岡県大牟田市出身であることはよく知られていますが、母親は久留米市出身だそうです。望都先生も、子供の頃から、石橋美術館には何度も通ったとのこと。

観覧者は、若い女性が多かったですね。完全に世代を超えて人気は受け継がれている印象です。

基本的には「ポーの一族」を中心とする原画展です。「ポーの一族」については、丁寧に見ていけば1時間半はかかりそうな数の原画が展示されています。

「トーマの心臓」も結構な枚数ありましたし、その後の作品も一枚ずつくらい展示されていました。

「ポーの一族」の描線は際立って繊細ですね。とても人間の手が書いたと思えないくらい。これは印刷されるとわからないと思います。

結構暗いと思っていた「トーマの心臓」の方が、実は明快な描線であることにも気づきました。

連載当時の雑誌誌面も展示されていましたが、結構荒い印刷だし、そもそもそれを取り囲むデザインとか、他の誌面とかは、実に古めかしい時代を感じさせる。

そうした中で、「ポーの一族」」の時代を先取りした先進性と独創性、永遠性は凄いと思います。

ご存じの方は多いでしょうが、「ポーの一族」は、永遠に歳を取らないバンパネラ(吸血鬼)の主人公、エドガーを中心とした、時代を行きつ戻りつして制作された、実に時間をかけたシリーズです。

私が読んだのは、高校生ぐらいの時ですから、全集収録後で、雑誌連載時は知らないわけですが。全集は一期、二期共に持っています。

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実は萩尾望都で一番好きなのは、実は「アメリカン・パイ」という作品で、音が鳴ってないのに音楽が聴こえる気がする、非常に厭世感に満ちた、不思議な作品です。この作品の原画展示は、残念ながらありませんでした。

そもそも当時少女マンガ雑誌を買う習慣はなかった。大学生時代になったら買いましたよ。「花とゆめ」とか。

その後は萩尾望都作品だけは結構追いかけましたが、女性コミックの域を超えてブームになった、「のだめ」「逃げ恥」まで空いてしまうわけですが。

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これからの音楽・映像産業はどこから利益を上げるのでしょう?

今日実に久しぶりに久留米市でも郊外にあるショッピングモール、Youmeタウン久留米までバスを乗り継いで行ってきた。

●宮崎哲弥氏、久留米に「たがみ書店」や「リズムレコード」がなくなったことを嘆く

↑こちらでも書いたが、久留米市中心部にはもはや大書店や大CDショップはない。

紀伊国屋書店とタワーレコードが目当てだったが、本気で買うのではなく、あくまでも久留米の現状についての「視察」目的である。

紀伊国屋の方はAmazon帝国で既存の本屋が成り立たなくなっている中、売り場面積もひろく、専門書もかなりあり、大健闘していると思った。

それに対してTower Recordの方はしょぼかった。どうしてあんなにK-popやジャニーズ系が多いのだ。まあ、みゆきお姉さまのコーナーもあったのはいいとして(新譜が出たようだ)。

クラシックにいたってはほんとうにスペースが狭かった。かなり厳選していて、密度は高いなとは思ったが。

それにしても、もはやCDという媒体は過去のものになりつつあると思う。ストリーミング配信のよる音楽があまりにも隆盛なのだ。

しかも、もはや一曲一曲購入する必要もなく、AppleのMusicやSponifyをはじめとして、月1,000円ぐらいで実質聴き放題なのである。

よほど高音質を求める層を除けば、ユーザーはこれで満足してしまうのだ。

ともかく気軽に980円の枠内でアバドのベートーヴェンの交響曲全集が聴けてしまう。今日外出中はiPhoneとこの前買ったノイズキャンセリングイヤホン、Anker Soundcore Life NCでこの全集を聴きっぱなしだった。この次にエントリーする萩尾望都展にも行った来たので、半日がかりで聴いたのだったが。

ベートーヴェンの交響曲全集のまだ聴いていない録音など、たとえ輸入盤2500円のディスカウントでも、CDに手を出す気に容易になるものか。

ちなみにみゆきお姉さまはApple Musicには対応していないようです。

これは音楽に限ったことではない。Amazon Prime Video でもNetflixでも、衛星CSなどとは比べものにならないくらいに安価な定額制がかなりの割合を占めている。

すでに高価なブルーレイ市場なども冷え込みはじめ、そうした中、アニメ「ウマ娘」SEASON 2のB-rayが異例の予約数を叩き出したというのは今や日本のウマ娘フィーバーが尋常ではないことの証左ではあるが。アニメ「ウマ娘」自体は、よい脚本で練り込まれているが、意外と「低予算」で済んでいると思う。

ウマ娘の最大の収入源は、本来無料で遊べるのに課金ガチャに溺れる人が少なくないからであるが、B-ray市場も席巻となるとCygmesは莫大な収入得ていることになる。予定を大幅に遅延してでも完成度を上げた、数年がかりの企画らしいが。

・・・話を元に戻すが、こうした非常に安価な定額の課金制の音楽・映像市場全盛になる中、素朴な疑問として生じるのは、「いったいどこから制作費が出ているのだろう?」ということだ。

すでにテレビや映画館で放映した「過去の遺産」の流用はともかく、「新規に」オリジナルの音楽や映画、ドラマを制作していく資金はどこから調達するのだろう?

ネット広告の収入なんてしれたものであろう。

ましてや、ちょっとした動画ならYoutuberが少し張り込めば量産でき、膨大な広告収入を得る時代である。

「うっせぇわ」などはYoutube動画があったからこそ流行したと思うが、そういう路線で行くのか?

再び大資本が音楽・映像産業に投資する時代が来るのか?

莫大な費用がかかるであろうオーケストラの録音などはどうなる?・・・あ、これはオーケストラのライブ公演の方が収入が多いかな。

もちろん、映画とかは、大スクリーンでないと味わえない作品に傾斜したり、B-ray化などを期待できないミニシアター映画などに活路を見出すかもしれない。

アニメなどは、「ウマ娘」などの例外を除き制作費をもっぱら高価なB-rayで回収するという循環モデルが再び崩れ、ラノベ・コミックス・ゲームなと、多様なメディアミックス展開を逆に広めて再生するかもしれない(すでに述べたように、この点で現在抜群に商売上手なのが、「ウマ娘」のCygamesである。アニメはいくら完成度が高くても、「広告媒体」に過ぎない。他にコミック版のサイドストリーもある)。

それとも、劇場版アニメ「この世界の片隅で」のようにクラウド・ファンディングという一般の人からの支えが大きくなっていくのか。

音楽が、CDよりもライヴ観客動員で収入を稼ぐ時代には、すでに浜崎あゆみの2000年前後には突入していた。

しかしコロナ禍の現在、「日本では」まだライブ公演どころではないのだ。

いずれにしても、これからの時代はどうなるのであろう。

皆さんのお知恵・情報も拝借したい。

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2021年6月 1日 (火)

NHK 100分 de 名著 ブルデュー『ディスタンクシオン』からの「知ったかぶり」を承知のほとんど勝手な自由連想

実は原典の方は読んでいないのですが、「100分で名著」を30分で読んで、「知ったかぶり」させていただきます(^^;)

これはブルデューの著作の中でも、もっぱら「趣味」についての本のようです。

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階級的に上位にある人々、特に「よい大学」を出た人々は、その成果を自分の才能や努力のおかげだと信じ切って、その地位を享受することを当然だと思いがちです。

しかし、ブルデューは、今回紹介する『ディスタンクシオン』などの多数の著作のなかで私たちが自然だと思っていること、当然だと思っていることが、いかに階級などの社会構造に規定され、条件付けられているかを明らかにしました。

たとえば、聴く音楽、毎日の食事、好んでおこなうスポーツ。あるいはもっと微細な身のこなしや態度、歩き方や喋り方まで、こうした日常的な行為や認識が、いかに社会によって決定(と言うと言い過ぎですが)されているかを、執拗なまでに説き続けたのです。

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ブルデューという人は、単なる思弁の人ではなく、膨大な社会調査も駆使した実証的スタンスも併せ持った人のようですね。あと、「ハビトゥス」というのが鍵概念であることはわかりました。

私は、音楽への関心という点ではかなりハビトゥスから自由な人間な気はします。クラシックはグレゴリオ聖歌、バロック、ロマン派、バルトークやシェーンベルク、メシアン、ショスタコヴィッチぐらいまでならオールマイティです(いわゆる現代音楽は苦手ですが)。

クラシックファンにはカラヤン嫌いも多いですが、カラヤンも好きですし、グレン・グールドも好きです。

クラシックのライブは、昔は日本指折りと言われ、来日著名音楽家も演奏した久留米石橋文化ホールでの体験が基礎になっています。

ポップス・ロックは、それなりにメジャーな、贔屓のミュージシャンがいます。

(といってもジャズは私の関心のごく一部ですし、レゲエやヒップホップとかは、一応持ってはいますが聴きません)。

美術の分野では、以前書いたようにムンクもクリムトも好きですし、シュールレアリズム、印象派、ルネサンス、更に昔の画家のものも好きです。

現代美術も好きで、ジャコメッティの彫刻とかも好きで、ウォルホールとかも馴染んでいますし、ともかく東京時代はいろんな美術展に通いました。

名画の非常に多くを現物で観てきたとおもいます。油絵とかは、画集とかではなく、実物は絵の具の盛り上がりが立体的に観れると印象が深まりますね。

久留米は青木繁や古賀春江など、随分傾向の違う画家の出身地でもあり、石橋美術館で子供の頃から鑑賞していました。日本画も嫌いではありません。

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今、久留米市美術館(旧石橋美術館)萩尾望都展をやっているのですが、来週ぐらいにブログに鑑賞記をあげるつもりです。

一方、小説というジャンルは基本的に苦手ですね。歴史好きの私ですが、意外にも「歴史小説」は読んだことがない。司馬遼太郎も山岡荘八も一冊も読んだことがない。

大衆小説は読まない。

純文学では夏目漱石駄目、谷崎潤一郎も駄目、川端康成は「伊豆の踊り子」しか読んだことはない。太宰治は「人間失格」のみ、三島由紀夫は「金閣寺」のみ。芥川龍之介と宮沢賢治ぐらいかな? ほとんど読んでるのは。

アニメ・コミックなら好み万能であることは言うまでもありません。少女漫画もOKです。すでに触れた萩尾望都は全集持ってますし。もっとも趣味は古めで、つげ義春であろうが手塚治虫であろうがOKですが、アニメには「まどか☆マギカ」以降にはブランクがあります。

新海誠作品と「この世界の片隅に」ぐらいでしょうか。YoutubeやNeifixやAmazon Primeに上がっているのの幾つかは観ています。最近のなら「進撃の巨人」とかまで。大ブームになっている「鬼滅の刃」は原作もアニメも見たことないです。

ラノベとは無縁でしたが、「転生したらスライムだった件」や「ティアムーン帝国物語~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー」はやすやす楽しめたことは前のエントリーで書いたとおりです。

「銀河英雄伝説」は大好きですが、これってライトノベルではなくて「スペースオペラ」ですよね? この作品は旧アニメ版もNeue Theseも観ています。

もっとも、ゲームはほとんど「卒業」「誕生」「ウマ娘」ですべて(全部育成シミュレーションではないか)。

一方、私は歴史の本なら、それこそ心理の本以上にといっていいくらいに滑らかに一気に読み進めますが、社会学、ましてや経済学の本となるとそうはいきません。非常に努力しても理解できないことが多い。これもハビトゥスと関係あることかもしれませんね。

私の父は中卒で、税理士の仕事一筋、野球中継ばかりみて、ろくに小説とかも読まない人でした。音楽といえば軍歌と島倉千代子かな。

母は・・・日本舞踊の師範ではありました。

ところが、家に10枚組ぐらいのクラシック全集が忽然とあるのに私が中学2年の時に突如興味を持った時、父はいきなりオーディオ装置を買い与えてくれたんですね。これが大きかったです。

もっとも、幼稚園児時代にヤマハの音楽教室に通わせてもらえていたという素地もあるのですが。

収入の割には、随分私に投資し続けてくれたと思います。その結果、こちらで示したように、最高学府まで行かせてもらえたわけですが。

自分の「階級」は何なのか、よくわかんないです。一時期私は父の収入すら上回っていたのですが、基本的には庶民根性が抜けていないと思います。

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2021年5月31日 (月)

ティアムーン帝国物語~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー

私は「小説家になろう」系のライトノベルを読む趣味は基本的にはないのだが、「転生したらスライムだった件」は例外的に小説版で読んでいる。

珍しくアニメ版やコミック版より小説版の方が先行している。何で知ったのかは自分でも記憶がないがとにかくそうなのだ・・・あ、そうか、「小説家になろう」サイトで原型を読んだだけか。

暇つぶしに加入したAmazon Kindle Ultimateで「ティアムーン帝国物語~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー」というのをコミックス版で拾った。これも「なろう系」ライトノベルが原作らしい。コミック版が現在第3巻まで出ているようだ。

わかりやすく言えば、明らかにマリー・アントワネットをモデルとした20歳の姫が、革命により断頭台の露と消えた瞬間に転生し、12歳の自分の時間軸に戻る。

そこから今度は決して自分が断頭台に向かわすに済むようにという当初は自分ファーストな思いから、人生をやり直し、時間軸を捻じ曲げ始める・・・という展開なのが、気軽に楽しく読めた。

Amazonレビューを読む限り、傑作と名高い原作のライトノベルに対して、コミック版は原作を見事に昇華しているという好意的な評判が多いようである。

*******

どうも最近の私は結構暇していて、一日に活字の本一冊、コミック数冊という猛烈な勢いで読書に励んでいる。

次に何を紹介するかはわからないので、心して待たれよ。

そろそろ先延ばしにしていた、「累々」の読み時かな。

それにしても、こういう何でもアリで60歳なのは我ながらあきれる。ホント全然老いてないね。

今は一時期の暴走への反省から「禁欲」生活送ってるからなあ。

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2021年5月30日 (日)

後藤 明 著「イスラームの世界史」

本書の特徴は、ヨーロッパ側からではなく、徹底徹尾イスラームの側を軸として世界史を俯瞰していることである。それはもはや天動説に対する地動説ともいいたくなる。

それは決してイスラームの肩入れしているというわけではなく、いわばメッカやバクダットを世界の中心として俯瞰して通史を書けばどうなるかということである。

結果的に、世界史の勉強では辺境地域として扱われ、昔なら早稲田の世界史の入試問題にしか出なかったであろうパルチアやらエフタルといった国々がイスラム中心国とどのような関係にあったのかもよくわかる。インドの王朝や東南アジアとの関係も見通しがいい。

それどころか古い時代における日本やアメリカ大陸との交易が果たした意味についてまで触れている。

東欧諸国がかつてイスラム圏内であり、ロシアの南に位置する国々がイスラム圏であることもよくわかる。

それはチチェン紛争やユーゴスラビア解体後の紛争についても見えやすくする。

アフリカのイスラム王朝という、旧来の日本の世界史の教科書では無視されてきた地域への目配りも十分ある。

ある時代までイスラーム圏がヨーロッパ諸国より優越していたこと、それが18世紀から19世紀にかけて急激に交代する様もよく描かれている。

惜しむらくは、「あとがき」で9.11のことまでは触れているものの、その後の20年の展開・・・過激なイスラーム原理主義に基づくアフガニスタンの動向、アルカイダからイスラム国の問題については言及がないままに文庫版が刊行されたことだろう。

いずれにしても、流れるように読める著作だと思う。

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2021年5月21日 (金)

ワレン・ファレル (著)「男性権力の神話 男性差別 の可視化と撤廃のための学問」についてのとりあえずの感想

ワレン・ファレルの本は1回目読み終わったところですが。とにかく事例が多い本です。これはもう一度読み返さなければ、すでに他の方がしているレビューの水準のものは書けません。

本書の紹介としては、訳者による次の記事が入門として的確でしょう:

●女は「ガラスの天井」、男は「ガラスの地下室」 男性の「生きにくさ」は性差別ゆえかもしれない

もう一度私なりの感想をまとめなおす時も来るかと思いますが、とりあえずのnoteを書いて起きましょう。

アメリカの映画やドラマについて、見ているという前提で書かれている叙述も少なくなく、私はそのホントに一部しか観ていませんし。

意外とフェミニスト攻撃の部分は少なくて、むしろ男性の「割のあわなさ(といっても、文字通り生死をかけた)」についての本という印象をとりあえず受けています。

「女性が」男性を「差別」しているというより、社会構造的に、男性に負担がかかるようなシステムなっていることについて、数多くの事例や統計をもとに実証しようとしているというか。

男性「差別」という言い方だと、フェミニストが男性を差別しているという意味合いが強くなり過ぎで、それはそれで誤解されそうな気がします。

それと「ガラスの天井」に対する「ガラスの地下室」という言葉は、それを知っているという前提でほんの2行ほど書かれているだけで、訳者があわてて訳注をつけているぐらいです。

女性が男性を「利用」して虐げていることについての事例も豊富ですが。

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2021年5月15日 (土)

著書「エヴァンゲリオンの深層心理」も無料で贈呈いたします。

著書「入門・フォーカシング」先着180名様に無料で贈呈いたします。

2021年5月14日 (金)

さっきまで見ていた夢は強烈!!

夢の中の彼女と交わした唇の生々しい感触は、今も残っている。 

・・・私の本名がネット上で検索不能だから、ブログに載せちゃうけどね。

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トロントだより

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     The Focusing Instituteの第17回国際大会(2005/5/25-31)の開かれた、カナダ、トロントの北の郊外(といっても100キロはなれてます)、Simcoe湖畔のBarrieという街に隣接するKempenfelt Conference Centreと、帰りに立ち寄ったトロント市内の様子を撮影したものです。

神有月の出雲路2006

  • 20061122150014_1
     11月の勤労感謝の日の連休に、日本フォーカシング協会の「フォーカサーの集い」のために島根県の松江に旅した時の旅行記です。https://focusing.jp/  
    ご存じの方は多いでしょうが、出雲の国には日本全国の神様が11月に全員集合することになってまして、「神無月」と呼ばれるわけですが、島根でだけは、「神有月」ということになります。(後日記:「神無月」は10月でしたよね(^^;A ........旧暦なら11/23前後は10月でせう....ということでお許しを.....)  
    ちょうど紅葉の時期と見事に重なり、車窓も徒歩もひたすら紅葉の山づくしでした。このページの写真は、島根の足立美術館の紅葉の最盛期です。

淡路島縦断の旅

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     「フォーカシング国際会議」が、2009年5月12日(火)から5月16日(土)にかけて、5日間、日本で開催されます。
     このフォトアルバムは、その開催候補地の淡路島を、公式に「お忍び視察」した時の旅行記(だったの)です(^^)。
     フォーカシングの関係者の紹介で、会場予定地の淡路島Westinという外資系の超豪華ホテルに格安で泊まる機会が与えられました。しかし根が鉄ちゃんの私は、徳島側から北淡に向かうという、事情をご存知の方なら自家用車なしには絶対やらない過酷なルートをわざわざ選択したのであります。
     大地震でできた野島断層(天然記念物になっています)の震災記念公園(係りの人に敢えてお尋ねしたら、ここは写真撮影自由です)にも謹んで訪問させていただきました。
     震災記念公園からタクシーでわずか10分のところにある「淡路夢舞台」に、県立国際会議場と一体になった施設として、とても日本とは思えない、超ゴージャスな淡路島Westinはあります。

水戸漫遊記

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     友人と会うために水戸市を訪問しましたが、例によって鉄ちゃんの私は「スーパーひたち」と「フレッシュひたち」に乗れることそのものを楽しみにしてしまいました(^^;)。
     仕事中の友人と落ち合うまでに時間があったので、水戸市民の憩いの場所、周囲3キロの千破湖(せんばこ)を半周し、黄門様の銅像を仰ぎ見て見て偕楽園、常盤神社に向かい、最後の徳川将軍となる慶喜に至る水戸徳川家の歴史、そして水戸天狗党の反乱に至る歴史を展示した博物館も拝見しました。
     最後は、水戸駅前の「助さん、格さん付」の黄門様です。
     実は御印籠も買ってしまいました。

北海道への旅2005

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     日本フォーカシング協会の年に一度の「集い」のために小樽に向かい、戻ってくる過程で、他の参加者が想像だに及ばないルートで旅した時の写真のみです。かなり私の鉄ちゃん根性むき出しです。  表紙写真は、私が気に入った、弘前での夕暮れの岩木山にしました。