鉄道系Youtuberの頂点に君臨する「スーツ」さんの
●【東海道五十三次の旅】自転車で行く 東京→大阪の旅
このシリーズだけは、初回だけでもご視聴になることをお勧めします。
電動アシストママチャリで7日かけて旧東海道を走破しながら、東海道の名所と歴史を実に細やかに紹介しています。
実は自転車で東海道を走破する動画は彼がはじめてではありませんが、自転車で走りながら、トチることもなく解説し、おそらく入念な事前調査に基づくと思われる博識を駆使して、様々な図版も提示しながら編集し、まとめられたこの動画のクオリティは驚異的です。
小学生の教材としても使える水準のわかりやすさと丁寧さで、実際公開時はYoutubeアクセスチャート総合5位まで上り詰めました。
スーツさんは、横浜国大の学生でした。膨大な鉄道動画で莫大な収入を稼ぎ出し、今では月収5000万と噂されます。
今はYoutuber専業で、税金対策のために会社を設立し社長を務め、数名のスタッフとともに流れ作業で動画を編集し、ほぼ毎日新作をアップし続けています。
BGMは作曲家に依頼したオリジナルです。
年間200日は旅の途上にあり、旅先でも編集仕事を続ける、ハードな生活をしています。
時には気分次第で海外旅行をはじめ、世界一周を2日でしてしまうなど、自分がリッチであることを隠さないふてぶてしさもありますが。
でも、有名になった自分(実際取材中にたびたび「スーツさんですか?」と声をかけられるようで、時々そのことによる撮影の中断が動画内で現れます)のnoblesse obligeを自覚しており、例えば、コロナで自粛ムードが流れる中、ソシャルディスタンスを保ちながら自分の「事業」をどう進めるのかにも悩み抜き、そこから活路を見出す(それが例えば自転車の旅とか)とか、迷惑な存在とされる鉄道オタクへの真摯な呼びかけとか、なかなかすばらしい人です。
素行を改善し鉄道会社のマニアに対する印象を向上させれば、ファンサービス的なイベントが増えるかもしれませんが、異常者の思考を矯正することはできないでしょう。なら頭の正常な人間が活躍するしかないです。駅でのゴミ拾いや「声掛け見守り運動」への参画は意義があるかもしれないと思っています。
— スーツ (現在いる場所は秘密にしているので、目撃した方はご協力ください。) (@usiuna7991) March 25, 2021
かと思えば、突如「ときめきメモリアル ラブプラス」のゲーム実況配信をして、キャラクターの発言に無粋なツッこみを入れ続ける漫才状態を創出するとか、おちゃめで、更に広い層の開拓にもつながることにも抜かりない(^^;)
高嶺愛花、小早川凛子、姉ヶ崎寧々、私も愛してるぜい。
もはや私の年齢の3分の1のこの方に、敬意を払っています。
Vtuberの中では、笹木咲さんが、キャラの動きの完成度(ともかくかわいい)と中の人の声の質という点で一番好きで、おっかけでいる。
ただし「ウマ娘」ライブ配信の際に2時間あまりで6万円課金ガチャをしてしまう誘惑に負けた点だけは罪作りかな。1日2500ジュエルぐらいまでなら2時間ゲームすれば回収でき、毎日10連ガチャ引けます。
咲ちゃんが課金沼にハマる様子を晒しておこう。ライブチャットを通して献金も受けてて実際には黒字でしょうから、安易にマネしないように。
でも、本人もそれを道化としてやっているフシもあり、かわいいから笑って許す(^^)
彼女が(株)いちからが運営するにじさんじに所属するバーチャルライバーの中でも人気が高いことは調べてわかった。ちゃんと歩合制か何かの「給料」を会社からもらっているのだと思う。でも相当リッチなのではなかろうか。
私が観てまわったVtuberの中では、一番魅力的な人だと思う。
そうそう、最近、「うっせぇわ」という歌が流行しましたが、「うっせぇわ」は笹木で知った。・・・というか、そもそも笹木を「うっせぇわ」の動画で偶然知った。
私は暴走と自己嫌悪の揺れ幅が大きく、一年半近く、発信者としての活動を停止していましたが、思い直して公開復活させることにしました。
その間もYoutubeライブ配信を中心とする「閲覧者」としては毎日の4分の1はネット漬けの生活でした。
今読み返すと恥ずかしいかもしれない過去のエントリーはいちいち改めてはチェックせず、それも自分の人生の軌跡だと思うことにしたいです。
Google検索にひっかからなくなったところからの再スタートですが、皆様のご寛容を。
Twitterでは2日前から活動再開していて、これから書く一連の内容はそちらで書いたことの焼き直しがしばらく続くかと思いますが、どうかお許し下さい。
ちなみに、活動再開の最終的な引き金になったのは、スマホソシャゲの「ウマ娘」を実際にはじめてしまったことです(^^;)
しばらく体調を崩して休んでいました。
拙書、「入門フォーカシング」、鳥影社よりすでに発売中です。
紙媒体と電子書籍版、両方あります。
ささやかな本ですが、初心者にわかりやすく書いたつもりです。
お気軽にお読みいただけましたならば、感謝申し上げます。
前回の続きである。
たいへん読みやすい本なので、残りの3分の2を2時間あまりで一気読みできてしまった。
前にも書いたが「通史」として読むと頭の整理がつくが、実は私にとって目新しいことは何も書いてないに等しいのである。
内容は、精神疾患におけ神経伝達物質仮説がとこまで信頼でき、どこからが曖昧かという方向に進みます。具体的に言えば、統合失調症のドーパミン・セロトニン仮説と躁うつ病におぇるセロトニン・ノルアドレナリン仮説です。
実はこれらの仮説に基づいて作られた薬は60%ぐらいの人にしか効かないことが提起されます。
そして、原因が脳の「機能的」変化だけではなくて「器質的」特性に期起源をもったり、実際に「器質的変化」が環境因や薬そのものによって引き起こされる可能性について(海馬の萎縮とか)。
DSM(アメリカ精神医学会診断基準)の成立過程で、精神分析などの力動心理学と薬物療法を中心とする精神科医がどう折り合って来たのかとか、その「政治的」側面も。
大規模精神病院への長期入院の経済的コストを軽減する目的での薬物療法の推進。
製薬会社のプロモーションにどれだけ精神科医が依存しているか、一般大衆が感化されているか。
学会のスポンサーとしての製薬会社の影響力の強さ。(私自身てんかんと自閉症についての国際学会でしたが、実際出てみてどれだけ製薬会社のバックアップが大きいかに驚きました)
心理療法と薬物療法、両陣営の間での確執。特にアメリカでの保険適用における薬物療法の優位性の問題について。
心理朗報に関しては、ロジャーズのことも出て来ますし、認知行動療法や行動療法、対人関係療法の効果についても出て来ます。
そうそう、ADHDとリタリンのことも出てきますよ。
いずれにしても、筆者のスタンスは、決して薬物療法批判ではなくて、中立的な見地からその限界について問題提起しようとしているものです。
訳者も進めているけど、臨床心理士さんも読んで得るものがあると思います。
ネコのように周囲に余計な気遣いなどせず、気ままに生きる権利が欲しいものです。生きる「価値」とか「生産性」で人をはからないでいられる社会。
こちらからどうぞ。
猫ちゃんの話が本当に良かったんで
— タピオカ太郎♡◡̈⃝⋆* (@rinon_nn) July 16, 2019
聞いて下さい。
この猫ちゃん話は完全に選挙モードな話から外れて、偶然に奇跡的に猫の話になったというのが最高に良きでした。#山本太郎#札幌 pic.twitter.com/iDzf7PC9on
猫ちゃんTシャツから、どこまでも話が膨らむ #山本太郎 をご覧下さい。 pic.twitter.com/n1tivftoE8
— タピオカ太郎♡◡̈⃝⋆* (@rinon_nn) July 16, 2019
これも「カウンセラーこういちろうの雑記帳」で少し触れたことなのですが、今の私なりの言葉で拡大敷衍しましょう。
公立の保育士だけどね。
— Hiromi1961 比例は山本太郎 (@Hiromi19611) July 14, 2019
公務員だよ。
いくら遅くまで働いても、残業代は出ません。
これじゃあ、子どもを持ってから、誰かの助けがない人は、保育士を物理的に続けられない。
保育士不足の対策が甘すぎる。
賃金だけではない、労働問題ですよ。
その負担分は、子どもを見てるババにくる。
保育料を無料にするのもいいけど、保育士不足でどうするのかね?
— Hiromi1961 比例は山本太郎 (@Hiromi19611) July 14, 2019
保育士のやりがいとか使命感頼りか?
使命感や、やりがい頼りは絶対ダメです。医療も医者の使命感に甘えすぎです。使命感って特別じゃないんです。困ってる患者さん見たらほっておけない、ごく自然な人としての情ですよ。医者ならなんとかできる、だからほっておけないんです。誰かが代わりにやってくれるなら、疲れてたら家に帰りますよ。 https://t.co/kHkOZEZh2R
— 一地球人 (@einf4fahrer) July 14, 2019
・・・これは心理カウンセラーも同じことですね。
最低賃金を1,200円に!とか、1,500円に!とか言っている今、
— ぴっち (@zpitschi) July 15, 2019
臨床心理士(公認心理師)が普通に1,000円とかで働らいている。修士卒の資格。真面目にやってる人は研修費も半端ない。しかも、おそらく時間内で出来ずに持ち帰りでしている仕事も少なくないのでは? せめて時給3,000円は欲しくないですか?
「使命感」で薄給に耐えて仕事してませんか?
親や配偶者の給料をあてにしないと生活できていないのではないですか?
自分の仕事に「専門職」としてもっと「プライド」を持ってもいいのではないですか?
中井久夫先生が、確か「軽症境界例について」という論考で述べています:
「なぜ精神科医をしているのかと患者に尋ねられたら、『ただ日々の糧を得るため』と答えられるべきである」
究極の大逆説です。
「使命感」から仕事をすると、クライエントさんを必要以上に「退行」させ、自分で自分なりに問題に取り組もうという意志をむしろ阻害してしまいます。
そうやって「期待」させておいて、救世主のように称えられ、依存させていると思っていたら、何かのはずみで「期待」に応えれなくて、今度は憎しみを生む。「陽性転移」から「陰性転移」への逆転なんてそんなものじゃないですか?
いわゆる「境界例人格障害」は、もちろん成育歴(親の隠れた虐待なども含みます)や、生まれ持った生理的・神経学的要因もあるでしょうが、歴代精神科医や歴代カウンセラーによって、いっそう「こじらせられた」状態かもしれないと思います。
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やりがいに「見合う」だけの報酬が得られるのなら、真のプライドが持てるはずです。
クライエントさんにしても、特にうつ病圏の人は、「使命感で」仕事をしようという呪縛にとらわれている気がします。
人に認められようするために仕事しようとするのは「不健全」です。
「自分のための」人生です。
仕事以外のパーソナルな世界のために「投資」できるくらいの余裕が持ててこその人生です。
・・・それができないのなら、それこそ選挙で、対人援助職の雇用の安定と賃金の増加に少しでも貢献してくれそうな候補に投票して、主権者としての権利を行使するとか、国会議員に請願するとかしたほうがいいかと思います。
これ、批判を覚悟で書いておきますね。
やっとこちらで書いた予告の約束を果たせる時が来た。
この著作は、少なくとも精神科で使われる薬の処方について最低限の入門的知識とそれに関わるとされる神経伝達物質仮説についてのこれまた入門的知識(統合失調症、躁うつ病、うつ病、不安神経症だけでいい)を持っている人にとっては、非常に興味深く、かつ実に読みやすい本だと思う。
それこそ、最初の統合失調症薬がクロルプロマジンやハロペリドールであり、躁うつ病の最初の薬がリーマス(炭酸リチウム)であることを知っていればいいというレヴェルである。
訳もいいのだと思うが、恐らく原文そのものがいたって読みやすいものなのではなかろうか。
本書の前半は、そうした薬が、ほとんど偶然に発見され、素朴なまでの臨床適用が実験的に進められ、普及するまでの歴史についての、実にわかりやすい通史となっている。
そして、精神医学的症状が、脳内の神経伝達物質のバランスである、という今日主流となっている仮説となる経緯についも、実に見通しがいい解説がなされている。
そして、黎明期の製薬会社の宣伝の在り方についても。
これらの内容は、私にとっては何ら新奇なものではなく、少なくとも断片のつなぎあわせとしてはたいてい知っていた事柄だが、こうやって「通史」として読めるとなると、実にいい頭の整理となる。
筆者は長年精神科薬物の脳化学的機序についての研究に取り組んできた人であり、単純に薬物療法を否定するために書いているわけではないことは言い添えておきたい。
中盤以降を読むのが楽しみである。
続きはこちら。
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