出火現場のクリニック院長は「愛情ある人」患者ら安否気遣う https://t.co/GsK63qOsH1 @Sankei_newsより
— chitose (@kasega1960) December 18, 2021
多くの患者にとって「愛情ある人」→放火犯の「症状」のせい、という「短絡思考」が生じないように祈ります。専門家は自分の従順な患者(クライエント)以外は平然と傷つける場合があります。
もとよりこうした放火殺傷事件の犯人は法のもとに裁かれるべきですし、被害者の方にはお悔やみ申し上げますとともに、幸い怪我ですんだ皆様に、身体の障害のみならずPTSDが残らねばいいがと案じております。
現時点ではまだ情報不足です。しかし敢えて10歩ぐらいまで先回りして、以下のことを述べておきたいと思います。
多くの病院は忙しいでしょうから、特別なことを訴えたり、面接予約時間以外に助けてくれと言われたり、書類申請とかでせっかちになる患者さんにぞんざいになりがちということには同情してもいいかと思います。しかし、そういう「特殊」ケースへの「危機管理」対応スキルこそプロの領域かとも思います。
援助的専門家には、自分に従順な患者以外には、ひどく冷淡な態度を取ることがあることが少なくないのが現実です。自分があがめたてられる教祖様になってしまうことの弊害に無自覚なのです。
むしろ「おとなしくしない」患者等との出会いこそ、治療者が成長する機会なのに。今回はこういうケースというのが私の勘です。
精神科医をはじめとする援助的専門家は、仮に善意の人であった場合すら(!!!)、自分が多くの人から慕われるようになればなるほど、自分の「影」が深くなることに非常に警戒すべきと思います。無意識に生じる「傲慢」の業(ごう)がいかに深いか。
今回の心療内科医が全くの善人であったと信じることとしましょう。しかし、唐突な連想ですが、親鸞 の「善人なおもて往生す。ましてや悪人においてをや(歎異抄 )」。悪人のほうが自分が悪いと自覚しているから極楽浄土に近いと親鸞は訴えたわけです。善人が浄土に行くのはもっとたいへんなんですよ。
もう、無茶苦茶なことを言えば、援助的専門家というのは、自分が人に「救って」欲しいから、患者さんとかに「癒やされ」「救われる」ために、そういう商売を選んだ可能性に自覚的であるべきです。自分が「救われて」おいて、金「もらう」立場にすらなってることがどれだけ「罪深い」か。
敢えていいますが、大学のセンセーとか病院勤務の援助的専門家は、自分が患者さんやクライエントさんや利用者さんに「食わせてもらっている」という立場だという「基本的構造に」一層無自覚かも。「お客様」に「救われ」、あがめてすらもらえるというのがどれだけのことか。けなされてナンボの立場。
そもそも多くの患者さんは、精神科医と接する際に、「精神科医の」機嫌を損なわないために、自分のできる範囲で、それはそれはものすごく「気をつかって」いるわけです。言いたいことの半分も言えていない。そのことに精神科医がどれだけ「助かって」いることか。
その道の専門家というのは、自分の能力にプライドと責任感を持つ一方で、自分が新たに遭遇する情報や事象や相手には、自分が実は全く無知で、これまで積み上げた能力や知識や能力が、通用しないか、弊害をもたらす可能性に開かれた姿勢を持つべきだろう。
およそ何かを「やりがい」「生きがい」にした場合、その分だけ誰かを(何かを)「搾取」し「隷属させて」いる可能性に自覚的であるべきだ。ボランティアでも趣味でも同じことかと。
大阪ビル火災 クリニックを知る元NHKアナ「院長は非常に謙虚で腰が低かった」 https://t.co/n2718EzHeg @kobeshinbunから
— chitose (@kasega1960) December 18, 2021
まだこのお医者さんについての情報少ないから行き過ぎた発言は慎みたいですが、謙虚で腰が低いだけでは援助職やれず、不幸の種引き寄せると思います。偉そうな言い方ですが。
少なくとも、日本的な意味での「謙虚な腰の低さ」って、実は厄介な人を引き寄せ、トラブルの種にはなると思います。
このお医者さん、自分で引き受けきれない要求まで引き受けようとしてしまったのではないか?・・・というのが私の勘です。
そして、日本的な意味での「謙虚な腰の低さ」を持つ人って、実は接する相手にすごくプレッシャーを与え、言いたいことを言えなくしてしまう気がします。自分を殺した分だけ、相手も自分を殺すわけです。
自分が謙虚であろうとする人って、その態度を示すことで、相手を「統制」しようとしている面があることが多い気がします。そういう「謙虚な」人に、あけすけに言いたいこと言える人は少ないと思います。「処世術」にはなりますが、援助的専門家としてはそれだけではマズイ気がする。患者を萎縮させる。
そして、日本的な意味での「謙虚な腰の低さ」を持つ人って、実は接する相手にすごくプレッシャーを与え、言いたいことを言えなくしてしまう気がします。自分を殺した分だけ、相手も自分を殺すわけです。
患者(クライエント)さんの前で、多少はボヤきもユーモラスにつぶやける治療者に対しての方が、実は気易くホンネを口にできるわけですね。私が敬意を払う先輩方は、そういう人が多かったです。 「謙虚である」ことを含めて、無意識のうちに「統制」され、「マウントを取られる」ことに非常に敏感な人は結構いる気がする。非常に自覚的な形でですが、「つけいる(ツッコミをいれる)スキを見せる」ことは結構大事ではないかと。情報不足の現段階で、このお医者さん個人を責めるつもりはないのですが、「謙虚な腰の低さ」と、無理なことは無理と相手に伝える力、そして、ある種のネゴシエーターとしてのしたたかさは、みな併せ持つ必要があると思います。
●表現悪影響論・表現規制論に対抗するための『理論武装』~その科学的根拠~(手嶋海嶺 note)
いずれにしても、ここで紹介されているのは、「アンケート」水準でのリサーチであり、行動主義的な実験心理学の手法を用いて、一般の被験者(投影法心理テストなど併用すれば、性衝動や攻撃性や行動化傾向についても被験者ごとに客観的に測定可能と思います)にポルノ媒体に触れさせ、現実の性衝動が性暴力的「行動」として亢進するかどうかの研究ではないようですね。
かの有名なシャクターの吊橋の実験などを参考にすれば、実験群・統制群を設定して、いくらでもリサーチできるはずです。
●吊り橋理論 - Wikipedia
ボルノ媒体に触れた群・触れない群それぞれに、サクラとなる人物を「実際に」誘惑するかどうかとか、あるいはバーチャル空間を設定して、性暴力「行動」に走るかどうかのデータをとればいいだけのことと思うのですが・・・どうしてそういうリサーチを誰かしないのでしょうか。
もしご存知でしたらそういう実験的リサーチも紹介していただければ幸いです。
いずれにしても、そういう「実験的」リサーチを経ないまま、性暴力の実際の増加についての論を張るのは、だだのイデオロギーだと思えます。
決して皮肉ではなくいいたいのですが、表現規制派は、そういう実証的実験を促進するように研究者を募り、資金提供すれば、いくらでも、自説に都合のいい結果が出る実験的研究は出て来ると思うのですが(それを支持する実験的リサーチが出れば、それを検証したり追試すればいいだけのことです)。
そこまで戦略的に踏み出すフェミニストはいないのでしょうか?😆
もしそういう、実験群と統制群のある、「行動主義的」・実験的リサーチで、性表現に触れることが性暴力「行動」を促進することに有意性があるというリサーチが「あまた」あらわれ、それを反証できないとすれば、私も、一定の範囲での性表現規制には賛成にまわりたいと思います(約束します)。
明日、幻冬舎からの新著の刊行の正式契約をネットクラウドを通して取り交わします。
まさに今の社会情勢を反映した内容で、状況はあまりにも流動的、「旬」を逃すと明らかに売り上げにも影響するので、このブログへの新規記事を抑制してでも空き時間を執筆に傾倒、1月初めまでには完成原稿を送付できることはほぼ確実です。
内容は、精神分析をはじめとする、これまでの私のカウンセラーとしての知見の集大成と行っていいものになりそうで、現代の家族関係の問題を色濃く反映させたものとなるはずです。
すでに送った原稿は、担当編集者も予想以上の内容だと身を乗り出す感想をしてくれ、自分もそのテーマについていろいろ勉強してみたいと言い出しています。
自分で言うのも何ですが、非常に魅力的な文章と構成だろうと思います。
ただ、大出版社というのは、こういう時にできるだけ緊急出版する決断をするまでにはいろいろあるようで、当初私が想定していたより実際の刊行は遅れ、2022年夏になりそうです。
中学生ぐらいならスラスラと読める、一般の人目線の、誰もが我がことのように感じる、関心をもたれやすい題材と思いますので、是非期待しておいてくださいね。
私のこれまでの著書は以下のとおりです:
今年の紅白に、ウマ娘が出るかどうかは博打めいたところがあったかと思いますが、まさかAdoを選ばないというのはいったいどういうことなのか状態ですね。
品が無いとか反体制ととられたのか?
・・・まあ、一部の良心的な社会派番組を除いては非常におかしなことになってきているNHKならありそうなこととはいえますが。
ウマ娘って、もともとコアなオタク層は見向きもしてないんだけど、マスコミやジャーナリズムは、何もわかってないなと思います。ウマ娘をやっている主要な層は、普段アニメを見ない普通のサラリーマンのおっさんで、通勤の行き帰りに電車の中でやっている。あとは子どもたちですね。だからあのラインのキャラデザがふさわしいわけで。
あと、もともとトレーナーの性別が選べるシステムだし、ツィッター上の絵師はほとんど女性、更にはこのゲームを実況するVtuberは女性が多いときている。そもそも今の競馬ブームがどれだけ女性のおウマさん好きにささえられているか。
うまぴょい伝説を歌う声優たちは半端なアイドルグループより超絶技巧だし、曲自体半端な独創性ではない。
いずれにしても、Adoとウマ娘を出さないことで今年の紅白は、瞬間最大視聴率の目玉を失い、いよいよ視聴率過去最低、このままではオワコンもいいところでしょう。
今回の温泉むすめの件で、#フェミニスト の方から、
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「性被害の当事者じゃなければ当該問題に声を上げることは認めない」みたいなのがまさに女性差別な気がするのですが……
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とのレスを受けたので、次のように、論理的なレスを連投で更にお返ししました:
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①「性被害の当事者しか声を上げられない」というのが極論というのはわかっているのですが、私は「sei被害の当事者」「(良心的な)その直接の支援者」「狂信的な活動家」「誹謗を受け経済的被害を被っている宿泊業者」「表現者」「それ以外の人」を敢えて切り分けないと(続く)
②(続き) #温泉むすめ 問題は透明に見えて来ないと考えました。ここでいう「性被害を受けた人」、とは、狭い意味では、強制的な陵辱を受けた人を指すつもりですが、広い意味では、痴漢に遭った人、もっと広げれば、性的好奇心で見つめられて不快だった人も含めていいと思っています。(続く)
③(続き)「狂信的な活動家」とは、今回は、ことの発端となった、#仁藤夢乃 さんのことを差します。仁籐さんのこれまでの業績を全否定するつもりはありません。きっと「(良心的な)直接の支援者」としての面もお持ちなのでしょう。
④(続き)しかし少なくとも今回の一連の発言の中で、非実在女性の性的な描き方が、実在女性への性被害を誘発する、という意味の発言をしたことについては疑問です。私の知る限り、そのことを実証した研究は存在しないからです。(続く)
⑤(続き)この点で仁籐さんは行き過ぎたと思っています。私としては、フェミニズムの基本は、こうした意味での性被害の問題という観点を見失うと、ただの感情論になると考えています。いかがでしょうか。
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深夜に書いたので、まだお返事はありませんが。
前回の続きです。
ことの起こりは、仁藤夢乃さんが、非実在女性の性的な表現が、実在女性に対する性犯罪を誘発するという論を張ってしまったところにあると思います。
私のTLに流れて来た人によれば、エビデンスのある(実証的な)研究としては、それは有意性がないとされているとのことです。
あとは、私が論陣を張りましたように、性被害「当事者」の声ではなく、規制派にせよ表現の自由を守る派にしても、この話題が「ネタ」であるに過ぎない人の声ばかりが大きな騒動になっているということでしょうね。
私もツイートしましたが、この件で温泉むすめ側を非難している人の中には、カミングアウトしていない実際の性被害当事者が含まれていると思われます。
そうした人たちはセカンドレイプを恐れていますから、多くの場合、そのことを隠しているわけですね。
そうした声と、いわゆる「活動家」(ツイフェミ)の判別が難しいということがあるかと思います。
もちろんこの両方を兼ねている人もいると思いますが。
実はこれは、表現規制問題を離れても、およそネット上のフェミニストと接する際全般に厄介な問題になる、というのは、私が以前のフェミニスト論争の時点でも私は感じていたことでした。
まあ、そこで私は今回は敢えてこの論争のメタレヴェルにマウントをとって、性被害当事者の問題と、実際に支援活動に直接関わっている人たち、ただの活動家、それの尻馬に乗っている「外野」、更には被害を受けている宿泊業者を「切り分ける」ことに徹し、敢えて表現規制の是非については判断停止するというスタンスを取ってみたことになります。
もう、どっちの味方かわからない発言や矛盾したリツイートをしてバランスをとっていくという。
(まあ、おたくたちに同情する面はややあります)
事態は非常に面倒で、私にレスくださった方の中に、性被害当事者で長年の2次元おたく、現在は結婚もできているが後遺症は残りながら、今回の件では、ツイフェミの暴走を苦々しく思っている人も現実にいたりしたわけですが。
******
話は変わりますが、「ウマ娘」の場合って、いわゆる「萌え絵」になるかならないかのギリギリのラインで踏みとどまっているバランス感覚がありますね。
Twitterに流れてくる二次創作画像は、非常に誇張されたせクシーなのも多いですが、一部には「馬主を傷つけるような表現はやめよう」という運動すらあります。
実は構想初期段階での原画の何枚かをネットで見たことがありますが、遥かに肉感的でした。
まあ、今でも胸はユサユサ揺れるウマ娘もいますけどね。
このへんが、これまでウマ娘がフェミニストの標的にされていない匙加減かと思います。
*****
続きはこちら。
湯原温泉「温泉むすめ」公式
@yubarasawa
·
10時間
一部のSNSによるコメントなどについて協力店・個人などにいたずら電話、悪意ある口コミ、侮辱、差別など各種棄損に当てはまる事態が発生しています。実害が続くと弁護士と相談し、業務妨害並びに名誉棄損を視野に入れた法的措置を行います。
神崎ゆき
@yuki_birth
いい加減に、表現に「性的搾取」という言葉をカジュアルに使うのをやめて欲しい。これは表現を貶めるなという意味と同時に『実在する被害者がいる性的搾取事件を軽く見ないで欲しい』という意味も込めて。悲惨な性被害を"漫画・アニメ・ゲーム"と同列に置いて、矮小化しないで欲しい。本当に、切実に。
ymils(イム)⚡
@ymils_y
· 11月17日
表現を非難するだけで弱者を守っている様なポーズは取れるから楽でしょうけど、人をなじるだけなじって、人を非難する事で連帯して、実在の女性や実在の児童に対する犯罪の解決につながる動きをしないのでしたら、そんな運動のどこに正義があるんでしょうか。
これに対して、
さいき まこ11月20日【言え誰】⑥巻完結
@SaikiMako
·
9時間
こういうのが散見されますが、一般社団法人Colaboが「実在の女性や児童」のためにどういう活動をどれほどやってきているのか、ご覧になったらいいと思いますよ。活動報告会もスタディツアーもありますし。
ご存じないままこういうことを言う方が余程「人をなじるだけなじって」だと思います。
とレスがついたのに対して、私が日頃から感じていたモヤモヤが言葉になって「紳士的に」一気に連投として炸裂しました。
chitose
@kasega1960
·
1時間
実在性被害当事者のためにどれだけの活動をなさっているかどうかと、非実在女性の描き方がどういう影響を与えるかという問題(それをどうとらえるにせよ)、そしてすでに温泉地が誹謗中傷に晒されている問題は区別すべきかと思います。
chitose
@kasega1960
·
1時間
およそ正義や道徳の名のもとに特定の人物や団体を批判したり糾弾する場合、その相手の人権や生活権を脅かす形にならないかどうかは大事な事柄と思えます。そこを大事にしないのはリンチに過ぎません。
chitose
@kasega1960
·
57分
正義や差別や被害者支援や人権の名のもとに相手を批判する活動をする際は、実は自分の中から排除した「影」(ダークサイド)を相手に投影しているのかもしれないという点を常に振り返るべきと思います。それをしないと自分が差別や人権侵害や加害者や悪の存在自体にいつの間にかなってしまうかと。
chitose
@kasega1960
·
48分
こんなことは「ゲド戦記」や「スター・ウォーズ」でも描いていることかと思いますが。
chitose
@kasega1960
·
41分
実際にこうした活動をされている方や、実際に性被害を受けている方たちが声をあげている分にはいいんです。でも、その尻馬に乗って「正義の味方」ごっこをしている人たちは害悪にしかならない。そうした人たちは被害当事者に連帯し、共に歩む人たちでしょうか? ただ騒動を「消費」しているだけでは?
chitose
@kasega1960
·
22分
要するに「ネット劇場」の観客の野次に過ぎない無責任なことで「リアルワールド」の当事者に影響をふるうなということです。もちろんあなたがそうだと言いたいのではなく、そういう付和雷同なネット世論を「味方」だと思うなということです。
chitose
@kasega1960
·
14分
何か普段から感じているモヤモヤが一連のツイートですっきり言葉になった。
なぜネット世論が現実の投票行動や政治に影響力を行使できないか? それは「あなた」がネットに、ただのパンと見世物を求める無責任な野次を飛ばす「観客」であって、「当事者」意識がないからです。
chitose
@kasega1960
·
9分
実際に貧困や差別や虐待に苦しむ当事者の声は誠意を持って傾聴したいと思います。それが私の職業(マックス・ウェーバーのいう"Beruf")でもありますし。しかしただ外野から無責任なヤジを飛ばす、ネタの「消費者」でありたくはありません。
私も #温泉むすめ の問題について発言する際に、これを機会にマウントをとりに行っている面があることは自戒したいと思います。
私が重視したいのは、
1.性被害当事者の皆様の声
2.当事者を支援する具体的な活動をなさっている皆様の声
3.表現の自由のための活動をなさっている皆様の声
の順です。
その他は失礼ながら、
X.外野の「ネット劇場」的観客
です。
非実在女性の描き方が、実在女性の性被害に結びつくかどうかのエビデンス(実証性)のある研究がございましたら、謹んでうかがいたいと思っております。
私は実際の性被害者の方にカミングアウトを迫るつもりはありません。それではセカンドレイプになりますから。自己申告して下さらなくて結構です。
ただ、性被害 #当事者 の方を傷つけるようなコメントはご遠慮ください。
******
次回に続きます。
今野 元 (著)ドイツ・ナショナリズム-「普遍」対「固有」の二千年史(中公新書)を読んで感じたことなんですが。
←私のレビューも載っています。
今野氏は、この著作の中で、戦後のドイツの歴史をとらえる上で「道徳の鉄槌」という言葉を繰り返し使っている。
最初は、第二次世界大戦終結後のニュルンベルク軍事裁判について。連合軍の「正義」の名のもとに審理がなされたという点について。
次に、その後のドイツ思想界における、過去の反省に基づくドイツ史全否定「ドイツ後進国」論を自らしていく潮流に関して。
そして、緑の党の躍進による環境主義の台頭について。
最後にフェミニズムの台頭について。
今野氏は明らかにノスタルジーに基づく過去復権論者でも保守主義者でもないにもかかわらず、こうした流れがグローバリズム的「普遍」主義に基づく価値観の押しつけという側面を持つことについて注意を喚起している。
むしろ非常に醒めたリベラリスト、個人主義者という印象である。
思うに、日本における左派リベラルの流れも、無自覚的に、西欧の「進歩的」価値観を受け入れてしまっている。
これでは、イスラム圏や中国との関係における多文化主義、体制の共存と対話という観点からしても、非常に硬直した、自分の立場からの、価値観と道徳の押し売りになる可能性があると思う。
そして、日本における国家主義の台頭に対しても、実は簡単な問題ではなく、自分のリベラル的な立場の対象化と自己点検を経ての、用意周到な方略がないと、SNS上での叫びにはなっても、一般の人々の投票行動に結びつくアピールにはなり得ないのではなかろうか。
眞子さん複雑性PTSD診断「公表」問題をめぐっての議論も、この診断を受けた当事者に対して偏見が生じることについての当事者への連帯という意見が全くに近く見られず、ただ素朴な皇室への同情か、ゴシップ的な上げ足を取る中傷かにリベラル勢力すら大勢を占めた現実なども省みるにつけ、暗澹たる思いである。
差別の問題についても、単に優生思想を批判するだけでは、ホンネの次元に踏み込む形での、内なる「排除」意識との対峙に結びつかないと思う。
王子のきつねさんから次のような情報をいただきました。
創立者の枝野さんが辞めたらそこまで凝集性がなくなる政党だったわけでしょうかね。
そういう政党にカルトしていた人たちって、いったいなんなんでしょうか?
そこまで空虚な「砂上の楼閣」だったのか?
それこそカルトの人たち自身が議員になったもよかったくらいか?
個々の議員さんには実績も人望もある人は少なくないでしょうから、そういう人たちが再結集するくらいしないと根本治癒にはならないのかもしれませんね。
AKB/坂道グループ note PTSD おすすめサイト アニメ・コミック ウェブログ・ココログ関連 オーディオ グルメ・クッキング ゲーム スポーツ デスクトップミュージック ニュース パソコン・インターネット ファッション・アクセサリ フェミニズム フォーカシング ヘッドフォン・イヤホン ペット ヴァイオレット・エヴァーガーデン 住まい・インテリア 健康 夢 季節 学問・資格 宗教 心と体 心理 恋愛 携帯・デジカメ 文化・芸術 旅行 旅行・地域 日記・コラム・つぶやき 映画・テレビ 書籍・雑誌 歴史 法律 父母 猫 皇室 相川七瀬 眞子さま 福祉 競馬・ウマ娘 精神医学 経済・政治・国際 美容・コスメ 育児 自分史 芸能・アイドル 若きカウンセラーに向けて 趣味 音楽
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