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2021年9月23日 (木)

マウリツィオ・ポリーニ入門

バルトークのエントリーで、ピアノ協奏曲第1番を紹介したので、もう高齢になりましたが、イタリアの稀代の名ピアニスト、ポリーニをいくつか紹介しましょう。

この人は、単なる技巧派という枠では捉えきれないところがある気がする。

あたかもギリシャ彫刻を思わせる、乾いた、鋼のような精神力の持ち主では?

ある意味では人間味がないとも言えると思え、叙情性を求める人は気持ちが削がれるかもしれない。

名盤として知られる、ショパンの練習曲集の「別れの歌」なんて随分あっさりしていて、拍子抜けする人もあるかも。

でも、聴き慣れてくると、この人なりの鋼鉄の叙情というものがある気がする。

*******

まずは、1960年、18歳(!)でショパン・コンクール優勝直後に録音された、ピアノ協奏曲第1番。

まだポリーニらしい個性が不十分で、優勝時の録音としてはアルゲリッチのほうが鬼気迫るとは思いますが、私は好きですね。LP時代から持ってます。この曲を普段聴く時はまずはこの演奏を選びます。

・・・というわけで、やはりこの人がショパンコンクール優勝から沈黙の10年を経てグラモフォンからメジャーデビューした時の衝撃の名盤と言われる、ショパンの練習曲集。

次は、これまたポリーニの究極の快演といわれ、曲自体のメジャー化に貢献し、「のだめ」での曲の使用も有名な、ストラヴィンスキーの、「ペトルーシュカからの3章」。

ショパンのポロネーズ集も好きです。第3番「軍隊」なんて、ポリーニの力む息遣いまで録音されていて、凄い緊張感。でも一番凄いのは第5番だと思います。幻想ポロネーズは硬質の叙情。

ポリーニのベートーヴェンについては、私は微妙な評価なんですが、私がベートーヴェン中期の至宝と考えている「ワルトシュタイン」ソナタをあげておきましょう。

我が溺愛のシューマンは、リヒテルの、内省性と鋼鉄の技巧が両立した演奏のほうが好きですが、ポリーニにも独自の美学があると思います。

どれにするか迷ったけど、私がのっけからライブ演奏、特に終曲にぶったまげてた、この曲に出会うきっかけとなった、「交響的練習曲」にしておきます。

ポリーニは現代音楽とかもあるけど、入門的には、まあ、こんなところかな。

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トロントだより

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     The Focusing Instituteの第17回国際大会(2005/5/25-31)の開かれた、カナダ、トロントの北の郊外(といっても100キロはなれてます)、Simcoe湖畔のBarrieという街に隣接するKempenfelt Conference Centreと、帰りに立ち寄ったトロント市内の様子を撮影したものです。

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