バルトークはロックだぜ!!
ハンガリーの作曲家、バルトーク・ベーラの曲をいくつか集めてみました。
(ハンガリーは、日本と同じように、姓→名の順序です)
結構アグレッシブな曲が多くて、いきなりバルトークからクラシック入門というのもアリかなと思って。
●ルーマニア民族舞曲
もとがピアノ曲だったと思います。バイオリンのショウ・ピースとして多くの演奏家が演奏しています。短い曲を連ねる中に、様々な技巧が盛り込まれています。
動画はルーピンのものをあげておきましたが、CDは我らが五嶋みどりのものを。
●管弦楽のための協奏曲
バルトークは世渡り下手な人で、アメリカに亡命してから困窮していたのですが、それを見かねたボストン交響楽団の指揮者、クーセヴィツキーが委嘱した作品。
まさにボストン交響楽団の常任だった小澤征爾のライヴ。この曲の代表的な演奏のひとつでしょう。
小澤さん、まだ若いね。
↓ この動画は、埋め込み表示ができません。クリックすればYouTubeサイトの動画にリンクしています。
●弦楽四重奏曲第3番
バルトークの中で一番ハードでタイトな作品のひとつでしょう。
弦楽四重奏というジャンルに「打楽器的」ともいえる激しさと緊張感をもたらした逸品。
Youtubeの方は、古典的名盤といえるジュリアード弦楽四重奏団のものを。
CDはアルバン・ベルグ四重奏団の演奏が、デジタルですし、緊張感があって、いいと思います。全集盤のCDですが。
●ピアノ協奏曲第1番
これまた極めて激しい曲です。
何といってもポリーニの演奏でしょうね。
YouTubeはブーレーズとライヴ。
CDはアバドとのものが名盤の誉れ高いです。
●中国の不思議な役人/弦楽、打楽器とチェレスタのための音楽
前者バルトークの舞台作品。要するに中国の役人が殺されてしまうというお話ですが、30分ほどの短い作品。随分おどろおどろしい音楽です。
後者は「管弦楽のための協奏曲」とならぶ管弦楽曲の代表作。
弦楽部が2部に大別され左右に振り分けられています。全4部からなり、静かな第1部、第3部と、激しい第2部、第4部のコントラストが素晴らしい、管弦楽の歴史の残る名作でしょう。
ライナー、ショルティといったハンガリー出身の指揮者の名盤が有名ですが、ここは現代音楽の巨匠、ブーレースの演奏で。2曲続けて。
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