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2021年9月10日 (金)

NHK クローズアップ現代+ その校則、必要ですか? 密着!改革の最前線

髪型(明るい色やくせ毛の生徒は証明書が必要)、他の教室に行ってはならない、下着の色、郊外の生活についての規定(学区外に出る時は制服着用、宿泊旅行は届け出必要、カラオケは家族同伴でも禁止、など)、眉毛を剃ったら職員室で書く、スマホは職員室で預かる、など、校則の過剰さについての批判は、Twitter上でも繰り返し流れてくる。

しかし、それらの多くは、学校側を悪者にして、何とかしろと訴えているに過ぎないものが多いのではなかろうか?

今回の番組は、単に現在の校則の酷さを告発するという域を超えているからこそ、素晴らしかったと思う。

******

校則が厳しくなったのは、校内暴力などで、学校が荒れた1980年代の産物であった。

それに加えて、最近では、保護者たちの側に、子供の生活全般を制御することを学校に求める、教育の学校依存体質があったことをこの番組は指摘する。

NHKのアンケートでは、すでに各地の教育委員会の40%以上では、校則の見直しを進めている。

多くの学校で、単に学校が校則を改めるのではなく、生徒たちとの合同委員会を立ちあげ、長い議論をした上で校則を変えて行こうとしている。これ自体、民主主義的な、主体性と自律性、議論のあり方を実地に学ぶ、貴重な機会となっている。

そういう際、生徒たちは、単に多数決で決めてしまうだけでは、少数の生徒たちにとって、逆に不利益になる場合もあることに気づいていく学校もある。

例えば、経済的に貧しくて私服を買えない家庭もあれば、制服の生徒が逆に居心地悪くなるなど。

校則を見直して学校が荒れたという報告は一例もなかったという。

いずれにしても、校則について単に愚痴をいうだけなら、この番組を観て欲しい。

これは校則に限らないことであろうが、「上」を批判し、変わることを求めるだけでは、民主主義の実践者とは言えないのである。

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トロントだより

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     The Focusing Instituteの第17回国際大会(2005/5/25-31)の開かれた、カナダ、トロントの北の郊外(といっても100キロはなれてます)、Simcoe湖畔のBarrieという街に隣接するKempenfelt Conference Centreと、帰りに立ち寄ったトロント市内の様子を撮影したものです。

神有月の出雲路2006

  • 20061122150014_1
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    ご存じの方は多いでしょうが、出雲の国には日本全国の神様が11月に全員集合することになってまして、「神無月」と呼ばれるわけですが、島根でだけは、「神有月」ということになります。(後日記:「神無月」は10月でしたよね(^^;A ........旧暦なら11/23前後は10月でせう....ということでお許しを.....)  
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淡路島縦断の旅

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     「フォーカシング国際会議」が、2009年5月12日(火)から5月16日(土)にかけて、5日間、日本で開催されます。
     このフォトアルバムは、その開催候補地の淡路島を、公式に「お忍び視察」した時の旅行記(だったの)です(^^)。
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     大地震でできた野島断層(天然記念物になっています)の震災記念公園(係りの人に敢えてお尋ねしたら、ここは写真撮影自由です)にも謹んで訪問させていただきました。
     震災記念公園からタクシーでわずか10分のところにある「淡路夢舞台」に、県立国際会議場と一体になった施設として、とても日本とは思えない、超ゴージャスな淡路島Westinはあります。

水戸漫遊記

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     友人と会うために水戸市を訪問しましたが、例によって鉄ちゃんの私は「スーパーひたち」と「フレッシュひたち」に乗れることそのものを楽しみにしてしまいました(^^;)。
     仕事中の友人と落ち合うまでに時間があったので、水戸市民の憩いの場所、周囲3キロの千破湖(せんばこ)を半周し、黄門様の銅像を仰ぎ見て見て偕楽園、常盤神社に向かい、最後の徳川将軍となる慶喜に至る水戸徳川家の歴史、そして水戸天狗党の反乱に至る歴史を展示した博物館も拝見しました。
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北海道への旅2005

  • 051012_1214
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