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2021年9月 5日 (日)

ラモーの中にドビュッシーの響きをきく -ヴィキングル・オラフソン-

このアルバムは、Apple Musicを漁っていて偶然めぐりあったものだ。

●Vikingur Olafsson/Debussy – Rameau

このアルバムには一聴して驚かさせた。

絶妙な曲順のもとに、ドビュッシーとラモーの音楽が見事に調和している。

ジャン・フィリップ・ラモー(Jean-Philippe Rameau, 1683年9月25日 - 1764年9月12日)は、バロック時代のフランスの作曲家で、主としてクラヴサン(パープシコード、チェンバロ)曲とオペラで知られる。

私は、ロベール・ヴェイロン=ラクロワ(Robert Veyron-Lacroix)の演奏で親しんできた。私が非常に頻繁にかけるCDのひとつである。

ラモーのクラヴサン曲で恐らく一番有名なのは、「タンバリン(Tambourin)」ではなかろうか。

Les Sauvagesも著名かな。クラヴサンで聴くと華麗な曲である。

チェンバロというのは、結構ジャラジャラした響きがすると思う。更に2段鍵盤を途中で使い分ければ、音色の変化は一層際立つ。

ところが、オラフソンの手にかかると、Tambourinの方はこうなってしまう:

Les Sauvagesの方は、こう:

ピアノというのは、本来は倍音成分の多い楽器であるが、オラフソンの演奏では、そういう「響き」成分をある意味では押し殺し、電子キーボードに近い、ビュアーで抽象的な音世界にしてしまっている。ある意味では、あっけらかんとした演奏である。

これは、往年のグレン・グールドがバッハに対してとったアプローチとある意味では似ている。

グールドの代表的アルバムである、「インヴェンションとシンフォニア」から紹介する:

しかし、そうした透明感のあるアプローチをした時、ラモーの音楽は、ドビュッシーと、まるで最初からいひとつの組曲であるかのように融合してしまう。

調べてみると、実際、オラフソンは、「グールドの再来」と言われているそうである。

アイスランドの演奏家で、若くして、アイスランドの音楽界で、ピアノに限定されない、指導的な地位にあるという。

ラモーの他に、バッハや、現代音楽のフィリップ・グラスのアルバムとかがあるらしい。これらのアルバムの方は、Apple Musicにはないようだ。

バッハのほう:

グラスのほう:

バロック時代のクラヴサン曲をピアノで弾くということは、スカルラッティとかの場合には、ホロヴィッツのアルバムなと、よく知られたものも少なくないが、ラモーというのはそれよりは珍しいという。

ホロヴィッツのスカルラッティ演奏。

最近の私は、若干買い物をし過ぎの傾向があるし、Apple Misicのメリットは重視したいのでCDまでは買わないが、この、オラフソンというピアニストの動向は、注視して行こうと思う。

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トロントだより

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神有月の出雲路2006

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  • 050723_1544
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  • 051012_1214
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