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2021年8月12日 (木)

人生の黄昏を感じる時の名曲選

どうもこれから数日、秋雨前線による豪雨が続きそうですが、こうした中でも、通勤等せざるを得ない方、また、災害危険地域にお住まいの皆様、どうかお気をつけください。

私はネット中心の自宅警備員的仕事をしておりますので、外出をほとんど控えることができるのですが、まだ60歳の私も、お盆休みに入ろうとしているのに、何か気持ちが沈んで、黄昏れてしまっております。

実は久々に再会できそうな人との約束も延期せざるを得なくなったので。

こういう時にふさわしいと思える名曲のひとつが、直前のエントリーで紹介した、マーラーの交響曲第9番なのですが、更にいくつか、思いつくままに並べようと思います。

いわゆる「癒やし」の曲を選ぶのとは違う、ひとひねりを加えたつもりです。

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●まずはマーラーつながりで、すでに私が溺愛していると書いた、交響曲第6番「悲劇的」の第3楽章。

私が自分の葬儀の時に流して欲しい曲でもあります。

バーンスタイン指揮、ウイーン・フィル。

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●グリーグ、「ペール・ギュント」より、「ソルヴェイグの子守唄」。

組曲にも入っている「ソルヴェイクの歌」と混同される方もあるようですが、それとは別の曲。イプセンの戯曲では、ラストの、主人公ペールギュントが、かつては一目惚れして見捨てた、ソルヴェイグに抱かれて死ぬシーンで使われます。

歌唱:セシルシェルボ ヘルベルト・プロムシュテット指揮 サンフランシスコ交響楽団

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●ベートーヴェン、ピアノソナタ第32番 第2楽章。

ベートーヴェンの最後のソナタは、全2楽章ですから、このまま幕を閉じます。変奏曲形式です。

演奏:ソロモン・カットナー

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●ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第13番 第5楽章 カヴァティーナ

上記のピアノソナタより更に晩年の作品です。

演奏:コダーイ弦楽四重奏団

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●シューベルト 即興曲集 作品90 より 第3曲 アンダンテ

この曲はちょっと「癒やし系」に近いかもしれないけど。

寂しげな曲だと思います。

演奏:ウラディミール・ホロヴィッツ

 ↓ ではサムネイル表示されていませんが、クリックすれば再生できます。

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●シューベルト 歌曲集「美しき水車小屋の娘」より、「小川の子守唄」

歌唱:明珍宏和

これは主人公が河に身を投げた後の曲ですね。

*****

●ワーグナー 楽劇「ニーベルンゲンの指輪」 第3夜「神々の黄昏」より、ジークフリートの葬送行進曲

文字通り、「黄昏」の曲ですが、私は派手派手しい演奏は苦手ですね。

クナッパーツブッシュ/ウイーン・フィル

*****

●ブラームス 6つのピアノ曲 より 間奏曲

ブラームスの晩年のゆっくりとしたピアノ曲は、文字通り皆、黄昏きっていますが、この曲を選んでおきます。

私の好きな、ラドゥ・ルプーの演奏で。

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●フォーレ 組曲「ペレアスとメリザンド」

これは4曲全曲で行きましょう。

シャルル・ミュンシュ/フィルハーモニア管弦楽団

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●マスカーニ 歌劇 「カヴァレア・ルスティカーナ」間奏曲

この曲はロマンティックな曲ととらえられがちですが、歌劇の結末を知っていれば、悲しげな曲に思えます。

カラヤン/ベルリン・フィル

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●バーバー 弦楽のためのアダージョ

おなじみの曲でしょうが、本来の小編成の演奏が好きです。

イ・ムジチの演奏ですが、私も持っています。

*****

●ロシア民謡 道

これは本ブログでは2度めの紹介になりますが、ロシア民謡(というより「近代歌曲」というべきか?)の中では、一番好きな曲です。

ホントは、ピアノ・ソロの伴奏がいいんだけど。

歌唱:ディミトリー・ホロストフスキー

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思いついたら、追加したいと思います。


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トロントだより

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     The Focusing Instituteの第17回国際大会(2005/5/25-31)の開かれた、カナダ、トロントの北の郊外(といっても100キロはなれてます)、Simcoe湖畔のBarrieという街に隣接するKempenfelt Conference Centreと、帰りに立ち寄ったトロント市内の様子を撮影したものです。

神有月の出雲路2006

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     11月の勤労感謝の日の連休に、日本フォーカシング協会の「フォーカサーの集い」のために島根県の松江に旅した時の旅行記です。https://focusing.jp/  
    ご存じの方は多いでしょうが、出雲の国には日本全国の神様が11月に全員集合することになってまして、「神無月」と呼ばれるわけですが、島根でだけは、「神有月」ということになります。(後日記:「神無月」は10月でしたよね(^^;A ........旧暦なら11/23前後は10月でせう....ということでお許しを.....)  
    ちょうど紅葉の時期と見事に重なり、車窓も徒歩もひたすら紅葉の山づくしでした。このページの写真は、島根の足立美術館の紅葉の最盛期です。

淡路島縦断の旅

  • 050708_2036
     「フォーカシング国際会議」が、2009年5月12日(火)から5月16日(土)にかけて、5日間、日本で開催されます。
     このフォトアルバムは、その開催候補地の淡路島を、公式に「お忍び視察」した時の旅行記(だったの)です(^^)。
     フォーカシングの関係者の紹介で、会場予定地の淡路島Westinという外資系の超豪華ホテルに格安で泊まる機会が与えられました。しかし根が鉄ちゃんの私は、徳島側から北淡に向かうという、事情をご存知の方なら自家用車なしには絶対やらない過酷なルートをわざわざ選択したのであります。
     大地震でできた野島断層(天然記念物になっています)の震災記念公園(係りの人に敢えてお尋ねしたら、ここは写真撮影自由です)にも謹んで訪問させていただきました。
     震災記念公園からタクシーでわずか10分のところにある「淡路夢舞台」に、県立国際会議場と一体になった施設として、とても日本とは思えない、超ゴージャスな淡路島Westinはあります。

水戸漫遊記

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     友人と会うために水戸市を訪問しましたが、例によって鉄ちゃんの私は「スーパーひたち」と「フレッシュひたち」に乗れることそのものを楽しみにしてしまいました(^^;)。
     仕事中の友人と落ち合うまでに時間があったので、水戸市民の憩いの場所、周囲3キロの千破湖(せんばこ)を半周し、黄門様の銅像を仰ぎ見て見て偕楽園、常盤神社に向かい、最後の徳川将軍となる慶喜に至る水戸徳川家の歴史、そして水戸天狗党の反乱に至る歴史を展示した博物館も拝見しました。
     最後は、水戸駅前の「助さん、格さん付」の黄門様です。
     実は御印籠も買ってしまいました。

北海道への旅2005

  • 051012_1214
     日本フォーカシング協会の年に一度の「集い」のために小樽に向かい、戻ってくる過程で、他の参加者が想像だに及ばないルートで旅した時の写真のみです。かなり私の鉄ちゃん根性むき出しです。  表紙写真は、私が気に入った、弘前での夕暮れの岩木山にしました。