ドヴォルザーク:交響曲第4番ニ短調
ドヴォルザークの交響曲として、もっと聴かれていいと思っている、私の愛する曲です。
民族色は比較的薄いかと思いますが、その分構成力には秀でています。
第4楽章の第2主題が、実に人懐っこいチャーミングなメロディーで、再現部ではそれが高揚した形で再現されるのがいいですね。
指揮:イシュトヴァン・ケルテス
管弦楽:ロンドン交響楽団
私はノイマン/チェコ・フィル盤(DENONデジタル)と、コシュラー/スロバキア・フィル盤(全集)、クーベリック/ベルリン・フィル盤(全集)を持っています。
私がこの曲に入門したのはコシュラーの輸入盤。アナログ末期ですがたいへん美しい音です。私はLPも持っていました。ただ、今となってはサラサラやり過ぎた印象もあります。現在では日本国内では入手不能。Yahooオークションにでも出品されることにかすかな望みをつなぐしかないでしょう。
クーベリック盤は大仰に過ぎ、録音も古く、硬いです。
手に入りやすさとメリハリではノイマン盤(ただし現在は全集のみ)が上回るかもしれません。録音もデジタルですしね。
ここで紹介したケルテス盤も、録音が古いはずですが、このYoutubeを聴く限りかなり聴きやすそうですね。演奏も若々しさがあると思います。第1楽章提示部を反復しているのはこの演奏のみです。
ただし、すでに触れた、私の好きな第4楽章第2主題の再現部の盛り上がりは、ノイマン盤の方がいいと思います。
これは、中古盤が流通しているようです。
« あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 | トップページ | 原田隆之 著:「サイコパスの真実」 »
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 北山修「幻滅論」からの連想(2022.01.23)
- 占いや開運グッズにこだわることの長所と短所(2022.01.20)
- フォーカシングと創造性(2022.01.14)
- NHK土曜ドラマ「風の向こうへ駆け抜けろ」後編 短評(2021.12.26)
- SANSUI 真空管ハイブリッドアンプ搭載CDステレオシステム SMC-300BT(2021.12.23)
「趣味」カテゴリの記事
「音楽」カテゴリの記事
- 北山修「幻滅論」からの連想(2022.01.23)
- 名曲・名作「緑山高校」(2022.01.17)
- SANSUI 真空管ハイブリッドアンプ搭載CDステレオシステム SMC-300BT(2021.12.23)
- ORION(オリオン) Bluetooth対応 サウンドバー SBS-900BT レビュー(2021.12.15)
コメント