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2021年7月21日 (水)

「きまぐれ☆オレンジロード」のこと

アニメ版、「きまぐれ☆オレンジロード」については、このブログでも何回か取り上げましたが、ここでもう一度詳しく整理して解説してみましょう。

幸いにして私が実際に交流できた、演出の望月智充さんという方は、リンクを張った、OP/EDを実際にご覧になればおわかりかと思いますが、当時としては非常に斬新な前衛的とも言える映像表現をする人でした。

ところが、この望月さんの強い意向もあったのでしょうか、アニメ版「きまオレ」は、少年マンガのラブコメではなくて、もっと上の層にふさわしい本格的恋愛もの路線となりました。

これに惹かれたアニメファンも多かったのですが、子供が「薄気味悪い」と感じるという親からの苦情の投書がTV局にたくさんあったそうです(これはアニメージュのインタビューにあります)。

この結果、TVシリーズは、小学生上学年位も見れる、ぬるい路線に転換しまして、私などは楽しめなくなりました。

しかし、今の、恐らく若い世代を含むアニメファンの間では、時代に古びない、新鮮なアニメ作品として評価され、つい先日、ブルーレイの新盤が発売予告されたようです。

このTVシリーズの「ぬるい路線」への転換が、いざ劇場版「完結編」、「あの日にかえりたい」が作られるとなった時に、いよいよ「監督」となった望月さんの中で物凄い反動を引き起こしました。

恭介とまどかとひかるの三角関係解消の物語が、徹底的なリアリズム、つまり男が2人の女性から、本命の一人を選ぶ際に生じるどろどろとした残酷な結末を描き出すかたちになってしまいました。まどかもひかるも恭介も全員悪者になってしまったのですね。

当時はまだ使われなかった言葉ですが、ひかるは恭介に対して完全に「ストーカー」化した。

演出も、先述のTVシリーズOP/EDとは全く異なり、一見地味な、実写映画的過ぎる画面づくりが徹底的になされることとなります。

これに対して原作者のまつもと泉氏は怒り狂ったそうです(この経過は、Wikipediaで読めます)。

私は、まつもと氏の激怒など知る前に、この望月劇場版の終わらせ方を断固支持する投稿を「アニメージュ」と「OUT」に、アングルを変えてそれぞれ送り、どちらも採用されました。

これは当時のこの「劇場版完結編」への感想としては、孤高のものした。

私は望月氏自身ならこの私の理解を受け入れてくれると確信し、当時は「アニメージュ」の別冊付録に公示されていたアニメ制作会社に直接手紙を書いたのです。

私はその際に、私の実写映画鑑賞のキャリアから推測して「画面のいくつかのシーンの構図と演出が、『危険な情事』と一致する」と指摘したのです。

すると、何と望月さんは、私に直接会いに来てくださったのです。

実際お会いできて確認したところ、前述の指摘は、あたっているらしかったです。

原作者の許可が降りなかったため、この「劇場版」は、確かVHSまでは出ましたが、DVD化はなされませんでした。

ところが、その後「幻の名作」扱いされるようになったのですね。Youtubeでは海外の人が、全編アップロードしていました(最近は削除されたかな?)。

往年のファンは年長者になり、下手な実写の安物恋愛ドラマより心に刺さると感じるようになったようです。

それが先ごろ解禁され、ブルーレイ全集に納められることとなったようです。

Twitterで「あの日にかえりたい」で検索をかければ、現在いくつもヒットしますよ。

結局、私にとっては、望月智充さんの最高傑作は、この劇場版「あの日にかえりたい」ですね。

*******

この後に、望月さんは、所属制作会社からの「出向」という形で、ジブリから「海がきこえる」の監督に抜擢されるのですが(ジブリの歴史上、唯一の例です)、氷室冴子さんの原作小説に先になじんだ人間からすると、まさに後半と結末においてぬるい・・・というか、逆に、ラブコメ的にわかりやすい形になっていた。

私は、原作の、関係が曖昧なままの機微が台無しと感じ、苦情を申し立てました。

女性作家の作品となると、さすがに望月さんの限界が出たと思いました。

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トロントだより

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     The Focusing Instituteの第17回国際大会(2005/5/25-31)の開かれた、カナダ、トロントの北の郊外(といっても100キロはなれてます)、Simcoe湖畔のBarrieという街に隣接するKempenfelt Conference Centreと、帰りに立ち寄ったトロント市内の様子を撮影したものです。

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水戸漫遊記

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