コメント・トラックバックについて

  • このブログのコメントやトラックは、スパム防止および個人情報保護の観点から認証制をとらせていただいております。これらの認証基準はかなり緩やかなものにしています。自分のブログの記事とどこかで関係あるとお感じでしたら、どうかお気軽にトラックバックください。ただし、単にアフリエイトリンク(成人向けサイトへのリンクがあると無条件で非承認)ばかりが目立つRSSリンク集のようなサイトの場合、そのポリシーにかなりの独自性が認められない場合にはお断りすることが多いことを、どうかご容赦ください。

Twitter

« 泣きたい私は猫をかぶる | トップページ | 相模原、津久井やまゆり園殺傷事件の原因・背景について、もっと具体的に検証する必要がある。-今も「植松」はたくさんいる-  »

2021年7月26日 (月)

「空の青さを知る人よ」 -31歳の人にこそ観てほしい傑作アニメ-

私は、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(2011年)」という傑作TVアニメシリーズがあるらしいことは知っていた。

そのスタッフ、監督:長井龍雪、脚本:岡田麿里、作画監督:田中将賀による、2019年の長編劇場用アニメである。

ちょうど、新海誠監督の「天気の子」と同じ年だが、この「空の青さを知る人よ」は、優るとも劣らない、たいへんな傑作だと思う。

******

ストーリーは、現実的なようでいて、不思議な話でもある。

舞台は秩父市。

高校2年生の相生あおいは、13年前に両親を事故で亡くして、31歳になる姉のあかねと共に暮らしている。

13年前、あかねはあおいと同じ高校のバンドのマネージャーのようなことをしていた。あおいは当然幼かった。

ベースをしていた「しんの」こと金室慎之介にあおいは憧れ、自分もベースを弾きたいと言い出した。

「しんの」は高校卒業と共に、音楽で身を立てるために上京しようとするが、その際にあかねも一緒に東京に行くように求めるが拒まれていた。

13年後、あおいはベースを弾き、上京することを夢見ていた。

そのための練習場として借りた、寺のお堂のような建物の中で、あおいはひとりの青年と遭遇する。

それは、13年前の、高校生の姿のままの「しんの」とうり二つだった。

お堂の中の「しんの」は、どういうわけか外に出ることができない。

まるでかつての「しんの」が、時間が止まったまま、生霊となっているかのようだった

・・・といっても、飯も食うし、身体も触れる存在。

姉のあかねは、市役所の職員をしており、町興しのイベントの担当となった。

それは演歌歌手、新渡戸団吉を招聘するというものだったが、そのバックバンドで、31歳になった「しんの」=金室慎之介はギターを弾いていた。

バックバンドのベースが食べ物にあたって活動不能になり、代わりにあおいが代役を務めることとなる。

果たして31歳になった慎之介と、同じく31歳になったあかねは、どういう関係を求めていくのか?

その一方で、生霊の「しんの」とあおいは、練習に打ち込む。

・・・・まあ、このあたりまでで、ネタバレは止めよう。

******

まずは、あかねとあおい姉妹のキャラクターが非常に魅力的。

作画は極めて丁寧で、秩父の風景も繊細で美しい。

そして、音楽の演奏も、実に本格的である。

脚本は、どうしてこんなストーリーと展開が思いつくのかというくらいに独創的であり、しかも緻密な構成力を持っている。

クライマックスで、突如アニメにしか不可能な展開になるのも、ともかく凄い。

本編の物語の終わらせ方が、また潔いのです。

主題歌はあいみょん担当。

演歌歌手の声は、松平健が演じている。

恐らく、観客対象は、あおいと同じハイティーンから、あかねと同じ30代までを見込んでいると思われるが、幅広い層に楽しめる内容だと思う。

****

調べてみたら、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」にはじまり、「心が叫びたがってるんだ。」(アニメ版と実写版あり)を経てこの作品は、前述の3人を中心スタッフとする「秩父三部作」というべきものらしい。

できれば前の2作とも観てみたい気がする。

 

楽天トラベル

JAL 日本航空 国際線航空券

 

« 泣きたい私は猫をかぶる | トップページ | 相模原、津久井やまゆり園殺傷事件の原因・背景について、もっと具体的に検証する必要がある。-今も「植松」はたくさんいる-  »

アニメ・コミック」カテゴリの記事

心と体」カテゴリの記事

恋愛」カテゴリの記事

旅行・地域」カテゴリの記事

映画・テレビ」カテゴリの記事

趣味」カテゴリの記事

音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 泣きたい私は猫をかぶる | トップページ | 相模原、津久井やまゆり園殺傷事件の原因・背景について、もっと具体的に検証する必要がある。-今も「植松」はたくさんいる-  »

フォト
2021年9月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
無料ブログはココログ

最近のトラックバック

トロントだより

  • 050601_0957
     The Focusing Instituteの第17回国際大会(2005/5/25-31)の開かれた、カナダ、トロントの北の郊外(といっても100キロはなれてます)、Simcoe湖畔のBarrieという街に隣接するKempenfelt Conference Centreと、帰りに立ち寄ったトロント市内の様子を撮影したものです。

神有月の出雲路2006

  • 20061122150014_1
     11月の勤労感謝の日の連休に、日本フォーカシング協会の「フォーカサーの集い」のために島根県の松江に旅した時の旅行記です。https://focusing.jp/  
    ご存じの方は多いでしょうが、出雲の国には日本全国の神様が11月に全員集合することになってまして、「神無月」と呼ばれるわけですが、島根でだけは、「神有月」ということになります。(後日記:「神無月」は10月でしたよね(^^;A ........旧暦なら11/23前後は10月でせう....ということでお許しを.....)  
    ちょうど紅葉の時期と見事に重なり、車窓も徒歩もひたすら紅葉の山づくしでした。このページの写真は、島根の足立美術館の紅葉の最盛期です。

淡路島縦断の旅

  • 050708_2036
     「フォーカシング国際会議」が、2009年5月12日(火)から5月16日(土)にかけて、5日間、日本で開催されます。
     このフォトアルバムは、その開催候補地の淡路島を、公式に「お忍び視察」した時の旅行記(だったの)です(^^)。
     フォーカシングの関係者の紹介で、会場予定地の淡路島Westinという外資系の超豪華ホテルに格安で泊まる機会が与えられました。しかし根が鉄ちゃんの私は、徳島側から北淡に向かうという、事情をご存知の方なら自家用車なしには絶対やらない過酷なルートをわざわざ選択したのであります。
     大地震でできた野島断層(天然記念物になっています)の震災記念公園(係りの人に敢えてお尋ねしたら、ここは写真撮影自由です)にも謹んで訪問させていただきました。
     震災記念公園からタクシーでわずか10分のところにある「淡路夢舞台」に、県立国際会議場と一体になった施設として、とても日本とは思えない、超ゴージャスな淡路島Westinはあります。

水戸漫遊記

  • 050723_1544
     友人と会うために水戸市を訪問しましたが、例によって鉄ちゃんの私は「スーパーひたち」と「フレッシュひたち」に乗れることそのものを楽しみにしてしまいました(^^;)。
     仕事中の友人と落ち合うまでに時間があったので、水戸市民の憩いの場所、周囲3キロの千破湖(せんばこ)を半周し、黄門様の銅像を仰ぎ見て見て偕楽園、常盤神社に向かい、最後の徳川将軍となる慶喜に至る水戸徳川家の歴史、そして水戸天狗党の反乱に至る歴史を展示した博物館も拝見しました。
     最後は、水戸駅前の「助さん、格さん付」の黄門様です。
     実は御印籠も買ってしまいました。

北海道への旅2005

  • 051012_1214
     日本フォーカシング協会の年に一度の「集い」のために小樽に向かい、戻ってくる過程で、他の参加者が想像だに及ばないルートで旅した時の写真のみです。かなり私の鉄ちゃん根性むき出しです。  表紙写真は、私が気に入った、弘前での夕暮れの岩木山にしました。