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2021年7月10日 (土)

やっと「天気の子」、観ました。

実は私、「君の名は。」は、舌足らずな映画だとおもっていたんです。

メジャーな公開の機会を与えられて、新海監督、幅広い層に受け入れられる娯楽作品にしなければならないという立ち位置になり、本来の持ち味である作家性との板挟みになってしまっていたと。

その結果、「セカイ系」的考証、夢と現実の接点の描き方において、何かどっちつかずになっていた気がします。

これなら「言の葉の庭」のコンパクトな、等身大の日常性の濃さにはかなわない。

「セカイ系」的考証は、「雲の向こう、約束の場所」の焼き直しに過ぎない。

キャラクターの作画上の、ちょっと未完成なところから醸し出される、風景描写の緻密さに負けてしまうからこそ可能な、はかなげな風情がなく、中途半端になっている。

なお、私の新海誠作品初体験の時の小論は以下のエントリーにあります:

●透徹した映像文学 −新海誠作品−

私にとっては、「言の葉の庭」がベスト作品でした。

*****

正直言って、「君の名は。」の空前のヒットのプレッシャーに対して、次回作、「天気の子」はいよいよ迷いを深めないかと心配していました。

しかし、私が実際に観た感想を言うと、そうした心配は不要だったと思います。

新海監督、メジャーになっても、新たな己れの世界を貫く境地に達してるじゃん!という感じ。

雨の描写だけなら「言の葉の庭」にはかなわない。

キャラ設定も、明快な大衆受けする描線になっている。

でも、舌足らずなところがどこにもない。物語が語り尽くされている。

その分、すべてをセリフで説明仕切っている、深読みの余地がないとも言えるが、物語の構成が実によくできている。

ヒロインが、なぜ晴れ女なのかとかいう理屈は、ちゃんとお坊さんのセリフで語り尽くされているではないか。

この仕上がりにどこに文句があるというのだ。

素直に観なよ。

個人的には、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」を観てしまった今、その繊細なキャラクター描線と背景の美しさ、世界観、テーマ性、物語構成の天衣無縫さにもはや惚れ込んでいて、私の観てきたアニメの最高峰!という評価は揺るぎない。

でも、新海誠監督の今後にも、何も心配はいらないと思う。

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トロントだより

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     The Focusing Instituteの第17回国際大会(2005/5/25-31)の開かれた、カナダ、トロントの北の郊外(といっても100キロはなれてます)、Simcoe湖畔のBarrieという街に隣接するKempenfelt Conference Centreと、帰りに立ち寄ったトロント市内の様子を撮影したものです。

神有月の出雲路2006

  • 20061122150014_1
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淡路島縦断の旅

  • 050708_2036
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北海道への旅2005

  • 051012_1214
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