コメント・トラックバックについて

  • このブログのコメントやトラックは、スパム防止および個人情報保護の観点から認証制をとらせていただいております。これらの認証基準はかなり緩やかなものにしています。自分のブログの記事とどこかで関係あるとお感じでしたら、どうかお気軽にトラックバックください。ただし、単にアフリエイトリンク(成人向けサイトへのリンクがあると無条件で非承認)ばかりが目立つRSSリンク集のようなサイトの場合、そのポリシーにかなりの独自性が認められない場合にはお断りすることが多いことを、どうかご容赦ください。

Twitter

« これからの音楽・映像産業はどこから利益を上げるのでしょう? | トップページ | ウマ娘、67人全キャラの元になった名馬を一気に解説 »

2021年6月 2日 (水)

萩尾望都 ポーの一族展

久留米市美術館(旧石橋美術館)で6月13日まで開催中です。本日、行ってきました。

画業50周年記念とのこと。

開催されたのは東京と久留米だけです。

萩尾望都先生は、福岡県大牟田市出身であることはよく知られていますが、母親は久留米市出身だそうです。望都先生も、子供の頃から、石橋美術館には何度も通ったとのこと。

観覧者は、若い女性が多かったですね。完全に世代を超えて人気は受け継がれている印象です。

基本的には「ポーの一族」を中心とする原画展です。「ポーの一族」については、丁寧に見ていけば1時間半はかかりそうな数の原画が展示されています。

「トーマの心臓」も結構な枚数ありましたし、その後の作品も一枚ずつくらい展示されていました。

「ポーの一族」の描線は際立って繊細ですね。とても人間の手が書いたと思えないくらい。これは印刷されるとわからないと思います。

結構暗いと思っていた「トーマの心臓」の方が、実は明快な描線であることにも気づきました。

連載当時の雑誌誌面も展示されていましたが、結構荒い印刷だし、そもそもそれを取り囲むデザインとか、他の誌面とかは、実に古めかしい時代を感じさせる。

そうした中で、「ポーの一族」」の時代を先取りした先進性と独創性、永遠性は凄いと思います。

ご存じの方は多いでしょうが、「ポーの一族」は、永遠に歳を取らないバンパネラ(吸血鬼)の主人公、エドガーを中心とした、時代を行きつ戻りつして制作された、実に時間をかけたシリーズです。

私が読んだのは、高校生ぐらいの時ですから、全集収録後で、雑誌連載時は知らないわけですが。全集は一期、二期共に持っています。

Photo_20210602200601 Photo_20210602200701

実は萩尾望都で一番好きなのは、実は「アメリカン・パイ」という作品で、音が鳴ってないのに音楽が聴こえる気がする、非常に厭世感に満ちた、不思議な作品です。この作品の原画展示は、残念ながらありませんでした。

そもそも当時少女マンガ雑誌を買う習慣はなかった。大学生時代になったら買いましたよ。「花とゆめ」とか。

その後は萩尾望都作品だけは結構追いかけましたが、女性コミックの域を超えてブームになった、「のだめ」「逃げ恥」まで空いてしまうわけですが。

Photo_20210602200702
楽天トラベル

JAL 日本航空 国際線航空券

« これからの音楽・映像産業はどこから利益を上げるのでしょう? | トップページ | ウマ娘、67人全キャラの元になった名馬を一気に解説 »

アニメ・コミック」カテゴリの記事

文化・芸術」カテゴリの記事

旅行・地域」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

書籍・雑誌」カテゴリの記事

趣味」カテゴリの記事

自分史」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« これからの音楽・映像産業はどこから利益を上げるのでしょう? | トップページ | ウマ娘、67人全キャラの元になった名馬を一気に解説 »

フォト
2023年2月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28        
無料ブログはココログ

最近のトラックバック

トロントだより

  • 050601_0957
     The Focusing Instituteの第17回国際大会(2005/5/25-31)の開かれた、カナダ、トロントの北の郊外(といっても100キロはなれてます)、Simcoe湖畔のBarrieという街に隣接するKempenfelt Conference Centreと、帰りに立ち寄ったトロント市内の様子を撮影したものです。

神有月の出雲路2006

  • 20061122150014_1
     11月の勤労感謝の日の連休に、日本フォーカシング協会の「フォーカサーの集い」のために島根県の松江に旅した時の旅行記です。https://focusing.jp/  
    ご存じの方は多いでしょうが、出雲の国には日本全国の神様が11月に全員集合することになってまして、「神無月」と呼ばれるわけですが、島根でだけは、「神有月」ということになります。(後日記:「神無月」は10月でしたよね(^^;A ........旧暦なら11/23前後は10月でせう....ということでお許しを.....)  
    ちょうど紅葉の時期と見事に重なり、車窓も徒歩もひたすら紅葉の山づくしでした。このページの写真は、島根の足立美術館の紅葉の最盛期です。

淡路島縦断の旅

  • 050708_2036
     「フォーカシング国際会議」が、2009年5月12日(火)から5月16日(土)にかけて、5日間、日本で開催されます。
     このフォトアルバムは、その開催候補地の淡路島を、公式に「お忍び視察」した時の旅行記(だったの)です(^^)。
     フォーカシングの関係者の紹介で、会場予定地の淡路島Westinという外資系の超豪華ホテルに格安で泊まる機会が与えられました。しかし根が鉄ちゃんの私は、徳島側から北淡に向かうという、事情をご存知の方なら自家用車なしには絶対やらない過酷なルートをわざわざ選択したのであります。
     大地震でできた野島断層(天然記念物になっています)の震災記念公園(係りの人に敢えてお尋ねしたら、ここは写真撮影自由です)にも謹んで訪問させていただきました。
     震災記念公園からタクシーでわずか10分のところにある「淡路夢舞台」に、県立国際会議場と一体になった施設として、とても日本とは思えない、超ゴージャスな淡路島Westinはあります。

水戸漫遊記

  • 050723_1544
     友人と会うために水戸市を訪問しましたが、例によって鉄ちゃんの私は「スーパーひたち」と「フレッシュひたち」に乗れることそのものを楽しみにしてしまいました(^^;)。
     仕事中の友人と落ち合うまでに時間があったので、水戸市民の憩いの場所、周囲3キロの千破湖(せんばこ)を半周し、黄門様の銅像を仰ぎ見て見て偕楽園、常盤神社に向かい、最後の徳川将軍となる慶喜に至る水戸徳川家の歴史、そして水戸天狗党の反乱に至る歴史を展示した博物館も拝見しました。
     最後は、水戸駅前の「助さん、格さん付」の黄門様です。
     実は御印籠も買ってしまいました。

北海道への旅2005

  • 051012_1214
     日本フォーカシング協会の年に一度の「集い」のために小樽に向かい、戻ってくる過程で、他の参加者が想像だに及ばないルートで旅した時の写真のみです。かなり私の鉄ちゃん根性むき出しです。  表紙写真は、私が気に入った、弘前での夕暮れの岩木山にしました。