あなたのオーディオ装置は大丈夫ですか? Xlo Reference Recordings Test & Burn in CD
昨日、私のこれまでのJVC/ケンウッド コンパクトコンポーネントシステム ブラック EX-S5-Bの試聴記にまことに重大な初心者ミスがあることがわかってしまった。
何と、スピーカーの配線で、右チャンネルと左チャンネルで、プラスとマイナスが逆になっていたのである(^^;)
これを、スピーカーの位相が逆になっている・・・と呼ぶ。
これはあまりにも初歩的なミスであり、私はこの点でこれまでオーディオでミスったことはない。スピーカーの中心にボーカルが定位するわけないから。
ところが、これまでの「間違った」セッティングでのJVCのコンポ、どういうわけかボーカルやバイオリン・ソロがちゃんと両スピーカーの真ん中に定位する「かのように」聴こえていたのである。これは物凄い謎だ。ある意味で、この装置の凄さのなせる技かもしれない(・・・と、言い訳)。
このことに気づかせてくれたのが、私が昔から所有している、Xlo Reference Recordings Test & Burn in CDというオーディオ製品検査、および、エージング(調教)用CDである。
古いCDだと思っていたが、何とAmazonで中古品ならで比較的安価に入るようだ。
このCDだけは、私のスピーカーへ結線が左右でプラスマイナス逆だったことを思い知らせてくれた。
スピーカーの結線が正しいことを" in phase"=「正相」、結線が左右逆だと、"out of phase"=「逆相」と呼びます。
ところが、"in phase"でという時に「逆相」の音を出し、"out of phase"の時に「正相」の音を出したのですね。
恥を掻きかねないところだった。
音の広がり方を正しい結線にしたら、確かに音の出方はかなり変わったのだか、面白いことに、こちらで書いた記事の内容は、全く変更する必要はないのだ。
例えば「恐怖の270度サラウンド」と書いたことは、確かに、逆相になっていた時とは随分違う音形だが、正相にしてもやはり生じるのである。
つまり、部屋の残響と反射とは関係なしに、音がそれらがあるように、身体の両斜めうしろまで回り込んでいるかのようなな不思議な現象である。
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なお、ここで言及した「位相」の問題は、しばらく前にエントリーで書いた、電源の「極性」の問題とは全然別のことです。どっちが基礎的かといえば、完全に、今回テーマにした、位相の問題です。
つまり、コンセントの差し方の問題より、スピーカーのケーブルを指し間違えることのほうがあまりにも決定的なミスで、音をまるで変えてしまいます(^^;)
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このCD、どこに置いてあるかわからなくなっていたのを、偶然掘り出せたのだ。
英語のナレーションは非常に平易なので、すぐに理解できると思います。
このCDには、他にも、クラック音とか、サインウェーブの周波数特性を下から上までぐーんと登っていく音、そして”Burn in"と呼ばれる、上から下まで往復するサインウェーブの上にザーッというピンクノイズが乗っかっているのが16分ぐらい続くという凄まじい音源が収録されてます。
これらは、システムの音を一気にエイジングするのに効果的とされていますが、一つだけ警告。
この音源を使うと、年代もののスピーカのツィーター(高音域担当)をふっ飛ばす危険もあります。
あくまでも自己責任でお使い下さい。
あと、ジャスとクラシックの優秀録音の曲のサンプルが幾つか収録されています。


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