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2019年7月 5日 (金)

現状での私のブログの人気記事(第2版)

11月に刊行される「カウンセラーこういちろうの雑記帳」のコンテンツの元になったエントリーは「紙の本」が売れなくなるので改めて紹介したりリンクを貼ったりしない」とこちらの方で書きました。

しかし、これを機会に、それ以外のエントリーの中から、その時その時に流されず、常時結構読まれているエントリーを幾つか紹介してみましょう。

●故郷を求めて -NHKスペシャル:「虐待カウンセリング 柳美里 500日の記録」-

このエントリーはトップページより読まれ続けていてダントツのランキング1位保持、当面その牙城は崩れないと思っています。恐らく検索サイトで上位が固定しているのだと思います。

このエントリーは、NHKで放送された、作家の柳美里さんの、家庭での息子への凄まじい暴力について、彼女への臨床心理士のカウンセリングの中で生じていくプロセスを克明に追ったドキュメントリーについてのものです。

ここでは具体的には書きませんが、彼女の内面での気づきの過程が生々しく追われています。そして、彼女は意を決して、父母の祖国である韓国を、臨床心理士を同伴して(!)訪問し、父親にこれまで聞けなかった問いを次々と問いかけるのですが、この返答がシビアです。しかし父親の心情の一角を理解する糸口ぐらいはなくもなく、まだ問題未解決ですが、将来に希望を残す終り方になっています。

虐待の世代間連鎖の問題についての秀逸なドキュメンタリーと言えますが、私はこのエントリーを書くにあたって、ビデオの録画から書き起こしたのではなく、メモを頼りに「再現」したのです。

数なくとも数年前の私の記憶力は半端ではなかったようですね。

?******

壺イメージ療法とフォーカシング

このエントリーは、田嶌誠一先生創案の「壺イメージ療法」について、その「原法」、つまり田嶌先生のオリジナルそのものを「正確に」、順を追って解説している、ネット唯一のリソースのようです。

このオリジナルは、田嶌先生のワークショップで、いろいろ質問しながら確認したものです。

私にとって、この技法はカウンセリングの現場での完全な「普段使い」です。

この技法と、フォーカシングのclearing a spaceが似ているようで実は違う・・・という詳細な比較論にもなっています。

******

●周囲の人は双極性障害2型の人の「気遣い」にどれだけ助けられているかに気がつかない・・・・内海健 著「うつ病新時代 -双極性II型障害という病-」 書評 (第2回)

このエントリーは、精神科医の内海健先生の著書、「うつ病新時代 -双極性II,型という病-」(ただし初版。現在は改訂版が出ています)についての詳細な紹介に、更に私がブランデンブルクの「自明性の喪失」、ミンコフスキーの「精神分裂病―分裂性性格者及び精神分裂病者の精神病理学」まで引っ張り出して解説したエントリーです。

 初版では薬物療法については記載がありませんが、双極性II障害型障害においては、三環系、四環系、SSRIなどの「抗うつ薬」はむしろ症状を悪化させる可能性が高く、抗てんかん剤系の気分スタピライザー(例えばデパケンとラミクタールの飲み合わせ)が適切であることは付記しておいていいでしょう。

他の人気エントリーについては、このエントリー内で随時追加していくつもりです。

******

それにしても、私の昔のエントリーは、長大で詳細なのが多いとつくづく思う。

今はこんなに長大なのはブログ上では書けなくなっている。

昔の私はここまでエネルギーがあって、執着的でたったのだと思います。

例えば、今回の3冊連投が成功して、「もっと別の、新しい本を書きませんか?」

という誘いが来て「カウンセラーこういちろうの雑記帳2」だとか、他の新しめのアニメについての論考を委嘱されても、現状では書く自信はない。

まあ、最近のアニメについて、経費で落としてくれるのなら、ブルーレイとかを丁寧に観てから、アンソロジー的にまとめるなどは、時間さえもらえればできるかもしれないが、例えば「新海誠論」なんて書く自信がない。「転るピングドラム」などの幾原邦彦作品なら、丁寧に観る時間さえもらえれは、書けそうな気もするが。あと、今更であるが、「まどマギ」論とかも、丁寧に見直せば、「セーラームーンの精神分析」の応用として、書けるかな。

実は一番書けそうなのは、僭越ながら、私の半生をつづった「自伝」です。

父親も結構ドラマチックな人生を歩んでいるし、私自身相当な登り下りのある、それなりに「スキャンダラス」な人生を歩んできたので、どこかからか「スキャンダル」を公表される前に、自分から明かしてしまおうかとか思っています。

この本は、「殉愛」とか出してる幻冬舎向きかな?

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トロントだより

  • 050601_0957
     The Focusing Instituteの第17回国際大会(2005/5/25-31)の開かれた、カナダ、トロントの北の郊外(といっても100キロはなれてます)、Simcoe湖畔のBarrieという街に隣接するKempenfelt Conference Centreと、帰りに立ち寄ったトロント市内の様子を撮影したものです。

神有月の出雲路2006

  • 20061122150014_1
     11月の勤労感謝の日の連休に、日本フォーカシング協会の「フォーカサーの集い」のために島根県の松江に旅した時の旅行記です。https://focusing.jp/  
    ご存じの方は多いでしょうが、出雲の国には日本全国の神様が11月に全員集合することになってまして、「神無月」と呼ばれるわけですが、島根でだけは、「神有月」ということになります。(後日記:「神無月」は10月でしたよね(^^;A ........旧暦なら11/23前後は10月でせう....ということでお許しを.....)  
    ちょうど紅葉の時期と見事に重なり、車窓も徒歩もひたすら紅葉の山づくしでした。このページの写真は、島根の足立美術館の紅葉の最盛期です。

淡路島縦断の旅

  • 050708_2036
     「フォーカシング国際会議」が、2009年5月12日(火)から5月16日(土)にかけて、5日間、日本で開催されます。
     このフォトアルバムは、その開催候補地の淡路島を、公式に「お忍び視察」した時の旅行記(だったの)です(^^)。
     フォーカシングの関係者の紹介で、会場予定地の淡路島Westinという外資系の超豪華ホテルに格安で泊まる機会が与えられました。しかし根が鉄ちゃんの私は、徳島側から北淡に向かうという、事情をご存知の方なら自家用車なしには絶対やらない過酷なルートをわざわざ選択したのであります。
     大地震でできた野島断層(天然記念物になっています)の震災記念公園(係りの人に敢えてお尋ねしたら、ここは写真撮影自由です)にも謹んで訪問させていただきました。
     震災記念公園からタクシーでわずか10分のところにある「淡路夢舞台」に、県立国際会議場と一体になった施設として、とても日本とは思えない、超ゴージャスな淡路島Westinはあります。

水戸漫遊記

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     友人と会うために水戸市を訪問しましたが、例によって鉄ちゃんの私は「スーパーひたち」と「フレッシュひたち」に乗れることそのものを楽しみにしてしまいました(^^;)。
     仕事中の友人と落ち合うまでに時間があったので、水戸市民の憩いの場所、周囲3キロの千破湖(せんばこ)を半周し、黄門様の銅像を仰ぎ見て見て偕楽園、常盤神社に向かい、最後の徳川将軍となる慶喜に至る水戸徳川家の歴史、そして水戸天狗党の反乱に至る歴史を展示した博物館も拝見しました。
     最後は、水戸駅前の「助さん、格さん付」の黄門様です。
     実は御印籠も買ってしまいました。

北海道への旅2005

  • 051012_1214
     日本フォーカシング協会の年に一度の「集い」のために小樽に向かい、戻ってくる過程で、他の参加者が想像だに及ばないルートで旅した時の写真のみです。かなり私の鉄ちゃん根性むき出しです。  表紙写真は、私が気に入った、弘前での夕暮れの岩木山にしました。