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2019年5月 5日 (日)

太平記の時代(第3版)

皇位継承の儀式も一通り終わり、憲法記念日関連の自民対リベラルの論争もTwitter上では下火になったので、そろそろインプットが必要かと思い、休みもまだ1日あるし、ここで私の好きな南北朝時代の本でも読んでみようかと思って一冊Kindleで購入したばかり。

これを読んだ感想は追い追いここで追記したいが、その前に、NHK大河ドラマ「太平記」について少し触れてみたいと思う。

NHKで毎年のように過去の大河ドラマランキングの番組をやるが、その際に未だに必ずと言っていいほど上位ランキングされるのがこのドラマである。最高視聴率34%。1991年だからもう30年前の作品なのに。

一連の大河ドラマでこの時代を扱ったのはこれ一作のみ。さすがに皇国史観から自由になったのでそろそろいいだろうとう題材でもあったのだろう。

主人公はあくまでも足利尊氏(真田広之)である。後醍醐天皇は歌舞伎役者の片岡孝夫、尊氏の弟の直義は高嶋正伸、新田義貞が萩原健一→根津甚八、まるで金八先生またいな楠木正成が武田鉄矢、高師直が梶本明、北畠親房がなんと後藤久美子l バサラ大名佐々木道誉が陣内孝則。北条高時は片岡鶴太郎、歴史上の人物ではない花夜叉が樋口可南子、猿(ましら)の石が柳葉敏郎・・・というあたりが印象に残っている。

特に第22話「鎌倉炎上」が傑作とされる。個人的には結局尊氏が弟である直義を毒殺してしまう際の高嶋政伸の感極まった演技が印象に残っている。

私はどちらかというと南朝贔屓だが、足利尊氏という、意外と軟弱な人間にも興味深さを覚えている。

南朝方は九州でも活躍した。西鉄宮の陣駅や大刀洗町の由来でもある、日本三大合戦の一つ、数万の兵力がぶつかり合った「筑後川の戦い」の地元に住んでいることもあるが、確かこのドラマでは一切触れられていなかった。

・・・以上、とりあえずの覚え書き。

このエントリーで、森茂暁著、「太平記の群像 -南北朝を駆け抜けた人々-」(角川ソフィア文庫)を読了した時点で増補していきたい。

【最初の追記】:読みだして15%ぐらいですが、この本が要求する南北朝時代についての「常識」水準はすごーく高いです。歴史の流れの大筋は知ってることが前提。歯ごたえ十分。

歴史の流れではなく、人について述べていく感じで、歴史の流れは平然と行ったり来たりする。

著名な人について結構流されているのにあまり有名でない人についてやたらと詳しい。Wikipediaレヴェルではとても追いつきません。

太平記原典をさらに補充する水準で、「学術書」です。

これがKindleで300円台というのは凄い。

私の水準は、もう手元にはないけど「日本の歴史〈9〉南北朝の動乱」 (中公文庫)が大好きでした。

第2版での追記】:ただいま66%。森茂暁先生、ホント、南北朝を「専攻」とする研究者のようです。私が紹介した「日本の歴史」シリーズの9巻めを読まないまま読まないでください。決していきなり読んでは駄目です。

恐ろしいまでに入門者に不親切な著作。ともかく時間の流れが追えないのですよ。

徹底的な史料主義で、「太平記」以外の書物どころか、歴史上の登場人物「直筆」の書状を一人当たり何十枚、何百枚も集めて実証的に照合している。引用は全部古文のままです。

この本は特にそれを狙っているのでしょうが、歴史上の人物が実際には何をしたか、どういう人物かの「証明」に全力を注ぎ込んでいる。ドラマチックな要素皆無。良きにつけ悪しきにつけ「大局観」というものはありません。

なお、「 征西将軍宮懐良・菊池武光の軍が少弐頼尚を破った筑後川の戦い( 大保原〈 福岡県 小郡市)の戦い」という叙述があります。

【第3版での追記】:読み通してみると、ホントに前提としている南北朝時代についての理解水準は高い。さながら太平記のごとく雑然とした印象もある。史料にふりまわされている気もする。戦記物としてのわくわく感は皆無。繰り返すが、絶対最初に読んではいけない。

なお、文庫版のあとがきによればこの本は平成3年に出版されており、NHKドラマ「太平記」放送ブームより前である。

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トロントだより

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     The Focusing Instituteの第17回国際大会(2005/5/25-31)の開かれた、カナダ、トロントの北の郊外(といっても100キロはなれてます)、Simcoe湖畔のBarrieという街に隣接するKempenfelt Conference Centreと、帰りに立ち寄ったトロント市内の様子を撮影したものです。

神有月の出雲路2006

  • 20061122150014_1
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    ちょうど紅葉の時期と見事に重なり、車窓も徒歩もひたすら紅葉の山づくしでした。このページの写真は、島根の足立美術館の紅葉の最盛期です。

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  • 050708_2036
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     このフォトアルバムは、その開催候補地の淡路島を、公式に「お忍び視察」した時の旅行記(だったの)です(^^)。
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     大地震でできた野島断層(天然記念物になっています)の震災記念公園(係りの人に敢えてお尋ねしたら、ここは写真撮影自由です)にも謹んで訪問させていただきました。
     震災記念公園からタクシーでわずか10分のところにある「淡路夢舞台」に、県立国際会議場と一体になった施設として、とても日本とは思えない、超ゴージャスな淡路島Westinはあります。

水戸漫遊記

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     友人と会うために水戸市を訪問しましたが、例によって鉄ちゃんの私は「スーパーひたち」と「フレッシュひたち」に乗れることそのものを楽しみにしてしまいました(^^;)。
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     最後は、水戸駅前の「助さん、格さん付」の黄門様です。
     実は御印籠も買ってしまいました。

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  • 051012_1214
     日本フォーカシング協会の年に一度の「集い」のために小樽に向かい、戻ってくる過程で、他の参加者が想像だに及ばないルートで旅した時の写真のみです。かなり私の鉄ちゃん根性むき出しです。  表紙写真は、私が気に入った、弘前での夕暮れの岩木山にしました。