軽井沢

2009/12/24

両親と「第九」を聴く

 昨晩は、両親と、久留米のとなりの佐賀県鳥栖市郊外、田代近辺にあるライブステーキハウス、「花やしき」 本店で、「第九」のディナー・ショーを堪能して来ました(^^)

 「第九」に行くのだとは父に聞かせれていたのに、なぜかJR鳥栖駅までしか辿り着きようもない切符を、待ち合わせた駅で渡され、鳥栖駅からどんどん人里離れた山里に向かうではないか!

 私の父は物事を普段はひどく「婉曲に」「思わせぶりに」言うところがある(この点ではひどく保守政治家的である^^;)ので、まさか父自身が別の日の「第9を歌う会」に参加しているとかいった、とんでもない仕掛けになっていて、昨晩は普通にちょっとしゃれた郊外での飲み会なのかと途中で妄想に走りましたが、・・・・・まさかこんな隠れ里のようなところで、ディナー・ショーの第九があるとは。

 関東だと、軽井沢辺りにありそうな、センスのいい瀟洒なお店でした。

K3100153_s

 ベートーヴェンのシカゴ交響合唱団, Chicago Symphony Orchestra, Hans Sotin, Jessye Norman, Reinhild Runkel, Robert Schunk & Sir Georg Solti - 決定版!ベートーヴェン - ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調作品125《合唱》:第4楽章:プレスト-アレグロ・アッサイ 「第九」(もちろんピアノ伴奏、しかも第4楽章から管弦楽前奏を省き、それ以降もやや短縮したバージョンですが)の前に、クリスマス・キャロルや、フォーレの歌曲(「夢の後に」や「ラシーヌ賛歌」)、ドイツ・リート(私の定番だったシューベルトのDietrich Fischer-Dieskau & Gerald Moore - Schubert: Lieder - Erlk?nig, D. 328 (Op. 1): Wer Reitet so sp?t「魔王」も含みます)、イタリア・オペラのアリアが続き、知ってる曲しか出てきませんでしたので、こういちろうはたいへんご満悦だったのだ(^^)

 特に、私がキリ・テ・カナワの名唱のライブLDで溺愛してきた、プッチーニの歌劇「つばめ」Kiri Te Kanawa - Kiri Te Kanawa - Artist Portrait 2007 - Puccini : La Rondine : Act 1 "Chi Il Bel Sogno Di Doretta" [Magda]ドレッタの美しい夢という、(CMでも使われたことありますけど)ちょっと「通」向けのアンコール・ピースを第9の前に聴けたのが嬉しくてたまらなかった。

 この曲、ピアノによる前奏からして、もう、ここまでしゃれたタッチの、しかし円熟した無駄の全くない完成度の、イタリア・オペラのアリアはないと、ずっと思っていたので。

●Kiri Te Kanawa-Chi il bel sogno di Doretta

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2009/09/03

「カウンセラーこういちろうの雑記帳」の主要過去記事を一番簡単に一覧するには

 このブログって、すでに創設4年9ヶ月、過去のエントリー記事総数が、「この」記事で1,914本め、なのに一日あたりの新エントリー、平均1.10本以上を現在も維持、しかも長文が多いという、へヴィー級ブログです。

 おかげで、もはや@ニフティココログが割り振ってくれているサーバー負荷が相当なものになっているせいか、

  • 私の方からトラックバックを送ることがもはや機能しない
  • pingも自動では飛ばせない(その割には随分多くの読者の皆様が、新記事アップ直後においでいただけることを幸いだと感じています)
  • カテゴリーにすべての記事が反映しない(カテゴリーによっては300から400エントリー分表示されようとするわけで)

・・・・・という、新しくおいでいただいた読者泣かせのブログになっていると思います m(_ _;)m

****

 もちろん、バックナンバー全体を表示してくれる、『アーカイヴ』ページ(自身がココログユーザー以外の読者の皆様、お気づきでしたか??? 右フレームの「バックナンバー」という文字そのものをクリックするとたどり着けます)というものも、あるにはあるわけです。

 しかし、このページにお行きになっていただいたとしても、過去の個々のエントリー記事のタイトル一覧があるわけですらない

 このページからの「〇年〇月」を全部めくっていただくだけでも(全く休眠した数ヶ月を除いても、現在50か月分ほどあるわけですね(^^;)。その50ヶ月分、それぞれ月ごとに、毎月30から40エントリーずつはあるわけですから・・・・・

 つまり、私がこのサイトでこれまで書いてきた主要記事がどんなものか、新しい読者の皆さんにおおよその見当をつけていただくには、もうデタラメにご不便をおかけしていることと思います   il||li _| ̄|○ il||li

*****

 この問題を一気に解決し、

  • 新記事の方が上に来る形で、
  • 過去の記事に関しては私がある程度絞り込んでセレクトしたものを、
  • 数百記事ばかり、1ページをスクロールできる形で
  • ブログのような表示の重さがない形で一覧したいただける

そういうページが、実はずっと以前から存在します!!

●阿世賀浩一郎のホームページ/index

 開設1995年12月(つまりWindows95発売直後)開設、日本において、インターネットで個人サイトを作ることが本格的に普及し始めた黎明期から、何と基本的なデザインを変えないまま運営し続けているサイトです。

 かつては、ネットを代表するエヴァ・サイトのひとつ、「エヴァンゲリオン論考」で著名だった時代もありますけど、幸いにして著作化させてもいただきましたので、そのコーナーは全面削除いたしておりますが(「ちーちゃんの部屋」というアニメコーナーがかつて存在したことを覚えておられる方もあると嬉しかったりして ^^;)・・・・

そのトップページから、このブログでの新エントリー記事を書く度ごとに、固定リンクへのリンクを、たいてい速攻の連続作業でお貼りしてもいるのです。

 恐らく、皆様のRSSリーダーに反映するスピードの比ではない「即時性」で「新着情報」が掲載され続けています。

 同一エントリー記事の更新(改版)情報すら、可能な限り早くお伝えしています。

 

そこに並んでいる、当ブログ個別記事へのリンク数は、常時数百あるはずです(古いものから時々、精選のための「ダイエット」をかけますので、一定数以上には増えません)。

 しかし、敢えて今でも、基本的には「素朴なhtml言語の手打ち」に依存し、javaスクリプトすらないに等しいということで、このトップページそのもののバイト数の多さの割には、表示が圧倒的に軽い筈です(このブログのトップページを表示するよりは軽いと思いますよ)

 
当方のアクセス解析によって、「こっちのページで新着情報見つけるほうが手っ取り早い」ことにお気づきの、毎日数名以上の固定ユーザーの方がおられることは掌握しています(感謝!!)。

 しかし、そうした方の占める比率が以前よりもかなり減っているようにも思いましたので、改めてご紹介させていただきました。

 

今後とも、「カウンセラーこういちろうの雑記帳」をよろしくお願い申し上げます。

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2009/04/12

フォーカシングとEMDR

この2つの技法の類似については早くから指摘があり、TFIの国際メーリングリストでも数年前から議論が活発で、日本でも関心を持っている人は少なくない。

 だが、私は、EMDRのワークショップには、残念ながらまだ参加した経験がない。

 先日、トラウマの問題に関心が深い、ある臨床心理士の方と、この話題で盛り上がり、私にとっても刺激的な学びのひと時を過ごさせていただいた。

 その方のご許可の下に、以下の内容を書いてみることとする。


*****


 EMDRには、"Bodly Scan"という技法があるとのこと。この身体感覚次元でのスキャンの結果、身体に感じが残っていたら、それはその人の中にまだ処理できていないトラウマがあることの証しだという。

 "Bodyly Scan"って、私が技法として精緻化し、久留米でフォーカシングを学ぶ会でも毎回のように最初に全体実習している「身体感覚中心のclearing a space」と非常に類似しているではないか?

(「身体の感じと状況との関わりを重視するフォーカシング・アプローチ・序説」 東京大学教育学部心理教育相談室紀要  第13集  1991 所収)

 更に言えば、そうした"Bodyly Scan"の結果として後に残る感覚とは、フォーカシングで言う"Background Feeling"(背景としての感覚)とあまりに近似の体験のように思われた。

 そうなると、私が2005年、トロントでのフォーカシング国際会議に出席した時に体験した、「Background Feelingについてのフォーカシング」の分科会での体験ともろに重なりあってくることになる。

 そこで語られていたのは、そうした「Backgroun Feelingについてのフォーカシング」が、一種超越的なスピリチュアル体験であるという可能性であるばかりか、PTSDなどの深刻なトラウマを背負ったクライエントさんへのフォーカシング指向心理療法的アプローチにおいて鍵となる可能性についての示唆であった。

 ......これでは、まるでEMDRで言われていることと同一機軸ではないか。

 読まねば。

 ......ああ、私の生活は24時間では足りな過ぎる!!


最新心理療法―EMDR・催眠・イメージ法・TFTの臨床例←この、マギー・フィリップスという人の本に、フォーカシングについて紹介している部分があるとのこと!!



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2007/04/03

今敢えて、ayuの"I am..."について(第2版)

浜崎あゆみ/ "I am..."(AVCD-17037)浜崎あゆみ - A BEST 2 -BLACK- - part of Me

1. I am...
2. opening Run
3. Connected
4. UNITE! "Original Mix"
5. evolution "Original Mix"
6. Naturally
7. NEVER EVER "Original Mix"
8. still alone
9. Daybreak
10. taskinlude
11. M "Original Mix"
12. A Song is born
13. Dearest "Original Mix"
14. no more words
15. Endless sorrow "gone with the wind ver."
(シークレットトラック)."flower garden"


 ayuの4枚目のフルアルバムCD。

 ベートーヴェンの音楽的変遷について、「エロイカ的跳躍」という言葉がよく使われる。第3交響曲、「英雄」が書かれて以降のベートーヴェンの作風の大きな変化のことを指すわけである。

 それとの比較でいえば、浜崎あゆみのアルバムの歴史には、「”I am..."的跳躍」という現象が歴然と存在した、というのが私の理解であり、実にいろいろな意味で、ayuが思い切って新たな方向性を打ち出した、記念碑的アルバムであると私は考えている。


****


《寄り道》:「英雄」交響曲の、私の好きな代表的名盤として、全く異なるタイプの3つの演奏を掲げておく。

 一つ目が、「ウラニアのエロイカ」として知られるフルトヴェングラーの1944年の歴史的演奏。刻々と変化するテンポ、曲の高揚と沈静が完全にめくるめくドラマとして完結する、奇跡の完成度の白熱のライヴ。なのに、フルトヴェングラー自身が、戦後、レコード化したアメリカのウラニアという会社を相手に訴訟を起こして販売中止に追い込み、ソ連で勝手に発売されたLPが高値で取引された時代を持つ、曰く付きの録音。しかし、そういう「幻の名盤」のオーラをはぎ取って、容易にCDを入手できるようになってかなりたっても、この演奏の「伝説」は今も一向に衰えない。私は、そんな有名な演奏とは全く知らないまま、最初に聴いた演奏がいきなり「これ」でした。これはたいへん「やばい」事態というか、この曲は「こういう曲」だというイメージが私にできあがり過ぎているのである。実はベートーヴェン演奏で、フルトヴェングラーのものを本当に私が別格視するのは、これと、コンラート・ハンゼンをビアニストにした、「ピアノ協奏曲第4番」のみです。「バイロイトの第9」にすらごだわりはありませんので。

 ワルター/コロムビア管弦楽団

 怒濤のごとき灼熱のフルトヴェングラーとは正反対。ピュアーでヒューマンなロマンあふれる演奏。それが、アメリカのオケの響きのヨーロッパ的ではない側面を補ってあまりある演奏。すでにステレオ録音の時代に入っています。

カラヤン/ベルリン・フィル

 カラヤン3回目の全集のもの。ひたすら流線型で快適な響きですが、意外かもしれませんが、フルトヴェングラーでないとすれば、ここまで「逆に徹底的な」演奏を私は好んで聴いてきました)。


*****


 では、"I am...."的跳躍とは何か?

 それを的確に短い言葉で表わすことは難しい。

 確かに言えるのは、この跳躍を果たす直前の曲が、3rdアルバム"Duty"浜崎あゆみ - A BEST 2 -BLACK- - part of Me制作時に最後に作られた、独創的な名曲、浜崎あゆみ - A BEST 2 -BLACK- - part of Me"SURREAL"であり、"SURREAL"が、ayuにとって、「敢えて崖っぷちから飛び込む踏み切り台」というべき曲だったということである。

 "SURREAL"の次のリリースが、当アルバムに収録された"M"である。この曲からしばらくの間、ayuは唐突に、CREAという名前で作曲も手がけた曲を立て続けに連発する。

 アルバム"I am..."にも、「すべての作詞・作曲 浜崎あゆみ」と明記されているが、厳密には、専門の作曲家との共作の曲もあり、そして、唯一の例外として、小室哲哉の単独作曲による”A Song is born”も含まれている。

 この、CREA作曲の曲をどうとらえるかは人それぞれであろうが、私は実際には普段はほとんどそのことを意識しない。誰に作曲してもらおうと、ayuの歌には如実にayuの刻印が刻まれているとしか思えないからである。

 しかし、この時期、自らが曲作りを主導するリスクを背負う中で、ayuが自己の作風の変化と「進化(それこそ"revolution")」を一気に突き進めたということは間違いないだろう。

 こうして、"M"→"evolution"→"NEVER EVER"→Endless sorrow→”unite!"→"Dearest"までリリースされ、その時点ではじめてアルバム"I am..."の制作に取り組んだようである。

 実は、ayuのアルバムで頻繁に見られる現象は、そうやってシングル(マキシ)リリースされた曲と、アルバムで新たに発表された曲に、すでににある「ステージの違い」があり、その「ステージの違い」の中に包含された形で「アルバムの構成曲」先行発表の諸曲を改めて聴きなおすと、曲のイメージそのものが様変わりして受け止められてしまうことが多いということである。

 このことは"Duty"の場合にも言えることで、わかりやすくいえば、"vogue""far away""SEASONS"という「絶望三部作」と、それ以外の曲ではすでに「ステージ」が違い、"End of the World"""audience""duty"などといった曲は、確かに"SURREAL"と"M"との間に重大な跳躍があるものの、むしろ"M"→"evolution"→"NEVER EVER"→Endless sorrow→”unite!"→"Dearest"までの漸進的な変化過程の脈絡でとらえる形で、敢えてアルバムを超えて「ひとまとまり」のものとしてみてみると興味深いところがある。

 すでに多くの人に語られてきていることではあるが、"I am...."期のayuに特徴的なのは、「ロック指向の顕在化」である。これを、私は、ライブコンサートをきっかけとして、恒常的バンドメンバーとして、小林信吾氏のみならず、よっちゃんとエンリケという日本を代表する二人のギタリストを活用できるようになったことがひとつには影響していると私は考えているが、もちろんそれだけではないとは思っている。

 いずれにしても、この「テクノからロック指向への大胆な切り替え」は、実際にはアルバム"Duty"の"End of the World"にはじまっている。この曲はその年のカウントダウンでしかステージに載っていないが、身をよじるような赤裸々なインパクトがある、シンコペーションリズムが研ぎ澄まされた、独特の「怖さ」を秘めた曲である。

 こうした、テクノ性よりロック性が「顕著に優位」な曲は、"NEVER EVER"→"unite!"とリリースされていき、アルバム登場曲の中では"Naturally"が更に加わることになる。

  これらのうち、コンサートに欠かせない"unite!"は別格とすると、「まさか」と思っていたステージでの再演が、今年初めのカウントダウンで実現して、客席の私が狂喜したのが、"NEVER EVER"だった。三拍子系のリズムでとことんロックするという点でも異色のこの曲、曲もステージでの演出も好きな曲のひとつだったので(^^)

****

 一方、"M"は、バラード系の要素を持ちながら、ロック性も強烈、メロディラインやリズムも一筋縄ではいかない、非常に個性的な曲である。これに続く"evolution"の持つ斬新なリズムでのテクノとロックの融合、そして舞台映えする、コンサートに欠かせない祝祭性を持つ曲と並び、曲の緻密さと集約性の高さと独奏性の高度な調和という点では、浜崎あゆみの曲の歴史で格別な次元の2曲であることは間違いない。

 私としては、これに更に直前の"SURREAL"を加えた「三部作」とみなしたい誘惑が強くある。これは音楽的密度と独創性のみならず、実はこの3つの曲のプロモーションビデオが明瞭に「三部作」だと断言できる、象徴表現上の連鎖を多角的にはらんでいるためである。

 これについての解説は、画面がないと「無意味」な(できれば歌と動画であることが更に望ましい)ので、実はサイト上では一度も言及しないままだが、私の日本人間性心理学会での自主企画(および「フォーカシングでの集い」における再演)のプレゼンテーションにおいては、プロモーションビデオのスクリーンでの映写と共に、パワーポイントを駆使してこの点を細かく検証し、実際に観た「歴史の証人」」20数名ほどには、とても思いこみとは言えない説得力あるものとして大好評だった。

 これは学術研究であるがゆえの著作権の制約からフリーだからこそ可能だったもので、ここでも公表するつもりはないが、いずれavexの公式許諾を得て、「図版付きの学術論文」化をまずはすることが私の夢のひとつである。

*****

 これらに加えて、このアルバムの独創性を際立たせているのは、冒頭曲、
浜崎あゆみ - A BEST 2 -BLACK- - part of Me"I am..."
である。伴奏なしに歌いだされるこの曲を、ジャンル的にどう分類したらいいだろう? 王子のきつねさんのご指摘を待つまでもなく、あえて言うと、この歌詞とメロディは「演歌」に分類するしかない。しかし、それを支えている編曲は、エスニックな香りもあるテクノ・ロックともいえる。いや、最終的にはそうした分類そのものを完全に虚しくさせてしまう、唯一無二の独創性のある、かけがえのない特別な音楽世界というべきだろう。

 この曲を最初に聴き、歌詞に込めたayuのあまりにも苦しいメッセージを受け止めた時、少し前から関心を掻き立てていた浜崎あゆみは、私にとって、鳥肌立つ特別な「邂逅」と感じさせる存在にはじめてなったのである。

 .....私の「某サイト」との出会いはそのあとのことだった(^^;)


*****


 そして、ある意味で、この曲への、とりあえずのayuの吹っ切れた"reply"として、"part of Me"を私が位置づけていることは、ここに明言しておきたい。

 "I am..."から引きずってきたayuの中の怨霊は、やっと成仏したのである。

2006/06/22

いかに「外部」の人たちにフォーカシングを広めるか

 自分で言うのも恐縮ですが、前回の記事をお読みいただくと、長年、日本でフォーカシングを学んだり、教えたりしてきた皆様も、この記事が、いかに「オーソドックスな」フォーカシングの教え方についての解説であるかはお認めいただけると思います。

 私は日本的なムラ社会、集団主義にはなじめない人間です。

 率直に言って、そういう日本的な風土が、フォーカシングを教えたり学んだりしている皆様を、フォーカシングの世界の中だけで(更に細分化された)「ムラ社会」を作って自足してしまう弊害にたいへんな危惧を抱いてきました。

 昨年、トロントのフォーカシングI国際会議に出席させていただいて、強烈に感じたのは、欧米や中南米、イスラエルのフォーカシング関係者の、人間的なスケールの大きさとオープンな暖かさが、日本とはまるで異次元のスケールを持つということでした。

 それに比べたら、日本のフォーカシングは、何と「チマチマ」したものにとどまっていることか!!

 こんなことだから、日本のカウンセラーの間では、フォーカシングとはたいしたことがないかのように、実は深いところまで知りもしない半可通のままで「なめられる」のだ!!

 私は、完全な独立開業ですから、学閥とか学会の政治的問題に振り回されなくていいし、すでにフォーカシングの国際資格としては、「コーディネータ」という、「資格認定資格者」という、世界でも100名あまりの人だけが持つ、最上の資格をいただいておりますから、もはや業績作りに窮々とする必要は全くありません。

 ただ、「食って行ける」だけの数のクライエントさんフォーカシングを学びたい皆様スーパービジョンを受けたいカウンセラーの方々に来ていただき、しかもそれがそれぞれの皆様のお役に立っている実感を感じていただける援助となれば、職業人としては、特に何もいりません。

 ですから、遠慮仮借なく、日本のフォーカシングの悪口も率先して書きます。

 しかし、それは、私が、フォーカシングを愛すればこそなのです。

I love Focusing as if to be my 2nd heart.

2006/01/02

ブログのカテゴリー分けをより具体化させる形に徐々に更新していきます(第10版)

@niftyのココログって、一度凝り出したらカスタマイズがし放題に近く、しかも文の長さにも制約がないので、ある程度HTMLタグを自分で打ち込めるくらいのホームページ制作能力があれば、凝り出したら切りがないのが特徴です。

同時に複数のカテゴリーをいくつ指定してもいいし、オリジナルカテゴリーも無尽蔵に作っていいみたいなんですよね(^^)


私のブログって、私の文章の「ワープ」的越境能力をとことん駆使してやろうという方針ですから、一つの記事について10幾つものカテゴリーを設定するという「荒技」を駆使してきました。

しかし、現在の@niftyココログのシステムからすれば。例えば「心理学」「心理療法」「精神療法」「カウンセリング」「開業カウンセリング」「サイコセラピー」「セラピー」などというふうに微妙な表現の間の違いでも、例えばこれらの言葉と「ヘッドフォン」との間にある差異と同じくらいに、「意味論的差分」の上で等価的/並列的に別のカテゴリーになってしまうことにもなります。

私はこれを、インターネットが「フラットランド」と呼ばれるものであることの「諸刃の剣」の側面についてのひとつの理解であると思っています。

ちょっと難しい言葉でいうと、「階層的分類」というものには、実は凄く個人的な側面があり、どうしても、誰もが納得する分類分け(パソコン風に言えば、「ツリー構造」)などあり得ないということになります。

その意味では、実はカテゴリーのパーソナライズを、完全に増えるに任せて野放しにしている@niftyのココログの方針は、「現実主義的に見て」、無難でしょう。さもないとクレームの山に忙殺されてしますでしょうから。

****

もっとも、記事をアップする前に、内容から自動的にカテゴリー「候補」を選び出し、作者に表示するまでなら、単語のデータベースとかと連動させれば、今のサーバー管理コンピュータでも容易にできるでしょう。

もっとも、アップロードまでのトラフィックがいよいよ渋滞する危険は高いですが(^^;)

しかし、今のコンピュータは、まだ、文章の本格的な「意味論的解析」という点では、まだ開発の歴史の初期段階なのは確かでしょう。最優秀といわれる自動翻訳ソフトの現状をみればどなたもお分かりですよね(^^)

「心理療法用語をまるでひとつも使わずに」カウンセリング関連の奥深いエッセイを仕上げるなんて、少しキャリアをつめば、ある程度できるようになりますから。


******

いずれにしても、私のブログ、カテゴリーの設定の個別化・具体化・パーソナライズという点では、これまでほとんど手を付けていない分、新たな読者の皆様を増やし、読みたいタイプの記事を過去に遡って検索して頂くには実に不便な状態だったと思います。

なんらかの意味でカウンセリング・マインドに関わる記事については、敢えて「手作業で」、「ウェブ上のカウンセリング論集 index」を制作してあり、右側(この点改訂)のテーブルの、ずずずず〜っと下の方に常設の入り口があります(以外と気づかれてなかったりして)。

でも、これじゃ、純粋の音楽系、例えば「J-POP」や「歌手別」の検索や、「オーディオ系」の記事は、はみ出してしまうわけですよね。


*****


そこで、本日、オリジナルカテゴリーの大量設定に踏み切りました。

先ほど述べたような理由で、極論すると、「心理療法」「精神療法」「サイコセラピー」「セラピー」という用語の間の違いですら、これらの言葉と「ヘッドフォン」「HDCD」という言葉の間にある差異意味論的「差分」の上で「等価」というのでやむなしというのが@niftyココログの「方針」(個人の「パーソナルな世界観」を尊重する開かれたネットワークを目指す限りこの方針はぜひ守り続けて来ださい!!)のようである限り。

私は敢えてこれらの「同義」の言葉を並列的に別のカテゴリーとして登録することに決断しました。

カテゴリーのリストがかなり長大化することは、どうか皆様お許しください。

なお、この記事で「だけ」、今後私が普段使用するカテゴリー「ほとんどすべて」にリンクを張っています。@niftyココログの「標準カテゴリー」の中で、ここにに含まれていないのは「ギャンブル」「スポーツ」「ファッション・アクセサリ」「グルメ・クッキング」など、ほんの幾つかということになりますが、こらら幾つかのカテゴリーですら、過去すでに適切と判断して使ったことがあります。

「ギャンブル」で意識的に私がどの記事でリンクを張ったか、すぐに思い当たる方は、相当ディープなこのブログの読者の方ですね(^^)

しかし、こういう「告知記事」でそこまで含めるのはそのカテゴリーの読者に迷惑なだけと考えて、敢えて今回は外しているだけです。

普段はもっとすっと短いので、どうかご安心を、

******

もっとも、私のブログの場合、個々の記事について、カテゴリーの再分類をするのは、なにしろこれが1年ちょっとなのに、すでに272件、しかも長い文が多い私のブログの性格上、とても一気にはできません。

最近の、しかも皆さんの関心を引く度合いが高そうな記事からカテゴライズの再構築をボチボチしていきますので、どうかじっくりお待ちください。

2005/08/01

「湘南フォーカシング・カウンセリングルーム」の「カウンセラーこういちろうの雑記帳」をよろしく

えーっと、永らくの読者の方には何をいまさらということになるんですけど、実は「プラス」コースにアップグレードした時点でいろいろ高度な設定ができ,RSSリーダやらpingサーバーの設定、更新通知などの機能をぜんぜん生かしていなかった、ということに気がつき、これを機会にご新規様もおいでになるかと思いますので、改めてこのブログについて紹介させていただきます。

私、阿世賀浩一郎(あせが・こういちろう)は、神奈川県の大船で「湘南フォーカシング・カウンセリングルーム」という名前で独立開業している臨床心理士(心理カウンセラー)です。

しかし、根っから性格がクロスオーバーしてまして、心理やカウンセリングの話がいつの間にかayuこと浜崎あゆみ、中島みゆき、ユーミン、ELTなどのJ-POP、それどころかクラシック音楽の話題にすり替わったり、iPODの音質向上対策の話になったり、社会保険の任意継続制度の話になったり(未だに毎日1件はこの用語で検索してこのページに確実にお見えになる方、いるもんなあ)、アニメの話になったり、鉄ちゃん系の話題になったり、英語ができないままの無謀な海外旅行の話になったりします。

本部の個人WebSite、「阿世賀浩一郎のホームページ」に行けば、野猫ウォッチャーに凝った時期もあることがお分かりになります。

そういう自分の節操のなさを、実はいろんな検索用語にひっかかり、予想外の分野からの「お客様」の増加にもむすびつけようというせこい魂胆もないとはいいません!!

しかし、お読みいただければわかりますが、実際には、カウンセリングや心理療法の本質について、私がup to dete に感じていること、換言すれば、フランスの現代音楽作曲家・指揮者のピエール・ブーレーズの言葉を借りれば"Work in Progress"、つまり、まだ目に見えぬ、曖昧な「何か(something)」としてしか感じられないもののcompleteに向けて、ひたすらギリギリ限界の思索の試行錯誤を、遊びながら、かつ心身をすり減らしながら構築していく、"Thinking at the Edge(TAE)"の「実験現場」を公開しているのであり、しかもそれが生半可な「有名」心理学者や精神分析医の大半よりもスリリングで新鮮で生き生きとした文章で綴られていると自負してもいます。

というわけで、興味をもたれた方は、半年分たまっているバックナンバーを読んでみてください。


*****


恒例、今回の「強引アフィリエイト」ネタ。

ピエール・ブーレーズの指揮で私が一番好きな、【音楽CD】ストラヴィンスキー:バレエ《ペトルーシュカ》(1911年原典版)バレエ《春の祭典》ストラヴィンスキーの「春の祭典」「べトルーシュカ」がひとつ。ほんとは私、旧盤の方が好きです。

もうひとつは、私が専門としていてトレーナー養成・認定国際資格を持っている「フォーカシング」という技法こそ、マジに、まだ自分の中ではっきりしない、言葉にならない心身のモヤモヤ、まさに"something"との対話を深め、その人独自の完成に導く技法である、ということと関連付けて、もろ、【Rock/Pops:ヒ】ビートルズBeatles / Abbey Road(CD) (Aポイント付)The Beatles の"something"です。

これはこじつけでも何でもなく、今年5月に出席したトロントでのフォーカシング国際会議で、会議最後の「フォリー」と呼ばれる、いわば「打ち上げお楽しみ会」で、フォーカシングの名教師として著名なAnn Weiser女史が、ホントに歌ったのです!!

もっとも、途中から、だんだん曲がおかしくなり、恐らくAnnさんのお好きなオペラのコロラトゥーラのアドリブに化けていってしまったのですが(^^)。

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