トロント

2009/09/03

「カウンセラーこういちろうの雑記帳」の主要過去記事を一番簡単に一覧するには

 このブログって、すでに創設4年9ヶ月、過去のエントリー記事総数が、「この」記事で1,914本め、なのに一日あたりの新エントリー、平均1.10本以上を現在も維持、しかも長文が多いという、へヴィー級ブログです。

 おかげで、もはや@ニフティココログが割り振ってくれているサーバー負荷が相当なものになっているせいか、

  • 私の方からトラックバックを送ることがもはや機能しない
  • pingも自動では飛ばせない(その割には随分多くの読者の皆様が、新記事アップ直後においでいただけることを幸いだと感じています)
  • カテゴリーにすべての記事が反映しない(カテゴリーによっては300から400エントリー分表示されようとするわけで)

・・・・・という、新しくおいでいただいた読者泣かせのブログになっていると思います m(_ _;)m

****

 もちろん、バックナンバー全体を表示してくれる、『アーカイヴ』ページ(自身がココログユーザー以外の読者の皆様、お気づきでしたか??? 右フレームの「バックナンバー」という文字そのものをクリックするとたどり着けます)というものも、あるにはあるわけです。

 しかし、このページにお行きになっていただいたとしても、過去の個々のエントリー記事のタイトル一覧があるわけですらない

 このページからの「〇年〇月」を全部めくっていただくだけでも(全く休眠した数ヶ月を除いても、現在50か月分ほどあるわけですね(^^;)。その50ヶ月分、それぞれ月ごとに、毎月30から40エントリーずつはあるわけですから・・・・・

 つまり、私がこのサイトでこれまで書いてきた主要記事がどんなものか、新しい読者の皆さんにおおよその見当をつけていただくには、もうデタラメにご不便をおかけしていることと思います   il||li _| ̄|○ il||li

*****

 この問題を一気に解決し、

  • 新記事の方が上に来る形で、
  • 過去の記事に関しては私がある程度絞り込んでセレクトしたものを、
  • 数百記事ばかり、1ページをスクロールできる形で
  • ブログのような表示の重さがない形で一覧したいただける

そういうページが、実はずっと以前から存在します!!

●阿世賀浩一郎のホームページ/index

 開設1995年12月(つまりWindows95発売直後)開設、日本において、インターネットで個人サイトを作ることが本格的に普及し始めた黎明期から、何と基本的なデザインを変えないまま運営し続けているサイトです。

 かつては、ネットを代表するエヴァ・サイトのひとつ、「エヴァンゲリオン論考」で著名だった時代もありますけど、幸いにして著作化させてもいただきましたので、そのコーナーは全面削除いたしておりますが(「ちーちゃんの部屋」というアニメコーナーがかつて存在したことを覚えておられる方もあると嬉しかったりして ^^;)・・・・

そのトップページから、このブログでの新エントリー記事を書く度ごとに、固定リンクへのリンクを、たいてい速攻の連続作業でお貼りしてもいるのです。

 恐らく、皆様のRSSリーダーに反映するスピードの比ではない「即時性」で「新着情報」が掲載され続けています。

 同一エントリー記事の更新(改版)情報すら、可能な限り早くお伝えしています。

 

そこに並んでいる、当ブログ個別記事へのリンク数は、常時数百あるはずです(古いものから時々、精選のための「ダイエット」をかけますので、一定数以上には増えません)。

 しかし、敢えて今でも、基本的には「素朴なhtml言語の手打ち」に依存し、javaスクリプトすらないに等しいということで、このトップページそのもののバイト数の多さの割には、表示が圧倒的に軽い筈です(このブログのトップページを表示するよりは軽いと思いますよ)

 
当方のアクセス解析によって、「こっちのページで新着情報見つけるほうが手っ取り早い」ことにお気づきの、毎日数名以上の固定ユーザーの方がおられることは掌握しています(感謝!!)。

 しかし、そうした方の占める比率が以前よりもかなり減っているようにも思いましたので、改めてご紹介させていただきました。

 

今後とも、「カウンセラーこういちろうの雑記帳」をよろしくお願い申し上げます。

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2009/05/23

フォーカシング指向心理療法と短期療法のベースには共通点があり過ぎる!!

 日付が変わって昨日になってしまいましたが、以前予告しておりましたように、福岡国際会議場で開催された、第82回日本産業衛生学会の関連行事、第2回産業心理技術研究会に参加してまいりました。

Image573

 長崎純心大学の児島達美先生を講師にお迎えして、

「産業保険活動をより効果的に進めるための心理的支援
 -ブリーフ・セラピー、システムズアプローチの視点から-」

というテーマでのものでしたが、産業保健領域でのうつ病のクライエントさんの就労支援についての「ライブ・コンサルテーション」と呼ばれるものの実演に接したことが、私にとって非常に大きなインパクトになりました。

 ここでなされている相互作用は、すこぶる、すこぶる、フォーカシング的なものだったのです!!

 実はこの催しにあわせて、泥縄で、最近、日笠先生の監訳で邦訳が刊行されたばかりの、バラ・ジェイソン著、「解決指向フォーカシング療法―深いセラピーを短く・短いセラピーを深く」を斜め読みして臨んだのですが、そこから予想されていたものを遥かに超えた水準で、短期療法の達人(日本ブリーフセラピー学会元会長)、児島先生のライブ・セッションは、成功裏に進むフォーカシング・セッションと、あまりに共通のマインドと、驚くべき「ライブ性」を備えていました。

 その内容については、守秘義務には慎重に配慮した上で、当ブログでもご報告します。

 こちらに前編があります。

 博多駅近くの水たき屋での、参加者の皆様との二次会の懇談もたいへん充実した、楽しいひとときでした。

 お会いできた皆様、これからもよろしくお願い申し上げます。


****


 そして。

 もう、決めました。
 先述のバラの本これから数日で読破です。
 もう、現場実践で盗みまくらせていただきます。

 私の中に、それを受け入れるだけの準備は、実はいつの間にか、最近の私の目指す方向性の中に暗々裏に含まれていたことにも驚きました。

 数日後までには、いきなり、この本の詳しい「書評」を、かなりまとまった完成度でこの場でお書きできることでしょう!!


追記:書評にまではなりませんでしたが、まずとりあえずは、こちらの記事をどうぞ!!

●「すべてのことには、時がある」

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2009/04/12

フォーカシングとEMDR

この2つの技法の類似については早くから指摘があり、TFIの国際メーリングリストでも数年前から議論が活発で、日本でも関心を持っている人は少なくない。

 だが、私は、EMDRのワークショップには、残念ながらまだ参加した経験がない。

 先日、トラウマの問題に関心が深い、ある臨床心理士の方と、この話題で盛り上がり、私にとっても刺激的な学びのひと時を過ごさせていただいた。

 その方のご許可の下に、以下の内容を書いてみることとする。


*****


 EMDRには、"Bodly Scan"という技法があるとのこと。この身体感覚次元でのスキャンの結果、身体に感じが残っていたら、それはその人の中にまだ処理できていないトラウマがあることの証しだという。

 "Bodyly Scan"って、私が技法として精緻化し、久留米でフォーカシングを学ぶ会でも毎回のように最初に全体実習している「身体感覚中心のclearing a space」と非常に類似しているではないか?

(「身体の感じと状況との関わりを重視するフォーカシング・アプローチ・序説」 東京大学教育学部心理教育相談室紀要  第13集  1991 所収)

 更に言えば、そうした"Bodyly Scan"の結果として後に残る感覚とは、フォーカシングで言う"Background Feeling"(背景としての感覚)とあまりに近似の体験のように思われた。

 そうなると、私が2005年、トロントでのフォーカシング国際会議に出席した時に体験した、「Background Feelingについてのフォーカシング」の分科会での体験ともろに重なりあってくることになる。

 そこで語られていたのは、そうした「Backgroun Feelingについてのフォーカシング」が、一種超越的なスピリチュアル体験であるという可能性であるばかりか、PTSDなどの深刻なトラウマを背負ったクライエントさんへのフォーカシング指向心理療法的アプローチにおいて鍵となる可能性についての示唆であった。

 ......これでは、まるでEMDRで言われていることと同一機軸ではないか。

 読まねば。

 ......ああ、私の生活は24時間では足りな過ぎる!!


最新心理療法―EMDR・催眠・イメージ法・TFTの臨床例←この、マギー・フィリップスという人の本に、フォーカシングについて紹介している部分があるとのこと!!



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2008/09/23

トロントの思い出

 NHKドキュメンタリー、「戦場 心の傷」の記事を書いて、思い出したこと。

 フォーカシング国際会議が、来年(2009年)の5月に、日本の淡路島で開かれます。

 このことに関しては、すでにこの記事等でご紹介してまいりましたが、私は2005年5月、カナダ、トロントでのフォーカシング国際会議に参加しました。

 その時の現地からの記事はこちらからご覧いただけます。また、その時の写真集「トロントだより」もこのブログに併設しています。

 この、トロントで、世界各地で活躍する、フォーカシングのトレーナーの皆さんから、そのこれまでの生き様を含めて直接お話をうかがえたことは、その後の私にたいへん大きな影響を残しました。


******


 その中のお一人からうかがったお話。

 深刻なトラウマへのフォーカシングの適用の代表的人物の一人というべき女性。
 私より20歳近く年長ですが、私と同じ、世界に百数十名いる、フォーカシングの国際資格に認定資格者(TFIコーディネータ)のお一人でした。

 その方がお若い頃。196-70年代、アメリカには公民権運動の渦中にありました。彼女も、アメリカ国内で差別されている人種・民族のために積極的に活動する活動家のひとりでした。

 ところが、ある日、思いもよらない事件が起ります。

 彼女が車で自宅に帰宅し、玄関のドアの鍵を開けようとそうると、突如拳銃を突きつけられ、顔のそばで発射されてしまいます。

 彼女は、顔面の3分の1を吹き飛ばされる重症を負いました。

 逃走したのはひとりの少年でした。

 しかも、その少年は、彼女が人権運動の中で貧困と差別を受けているとして擁護していた、まさにその人種の少年だったのですね。

 彼女は、単に長期間を要した顔の整形修復手術の苦しみに耐えるみならず、突如発砲された衝撃から、PTSDに陥ります

 それに輪をかけたのが、その発砲の犯人が、まさに彼女が人権運動活動家として擁護していた人種の少年だったということから、深刻なアイデンティティの危機に陥ります。

 いろいろ回復の手だてを求めていくうちに、彼女はフォーカシングに出会いました。

 そこで癒されたことが、彼女をフォーカシングのトレーナーとしての道に進ませたのでした。


*****


 この方に限らず、フォーカシングにおける今日の代表的な指導者たちの中には、ベトナム戦争当時の騒然としたアメリカ社会の中で、未来を模索した、最も先鋭なグループに属し、そうした活動そのものの中で、心身共にぼろぼろになった経歴をお持ちの方がたくさんいることに気がつきました。

 私は、正直にいいて、

 「こうした人たちにはかなわない」

と感じました。


 スケールが違いすぎる。

 運動の中にコミットし、理想と現実とのギャップに傷ついていくプロセスの凄惨さと切実度が、日本の学生運動と比べても次元が違うと感じさせられたのです。

 
 今でも、世界の紛争地域に、国際協力隊員として赴いたり、あるいは第3世界(特に中南米)の厳しい現実の中で、フォーカシングを生かすことに命をかけておられる人たちが、たくさんいる。

 その時から、私は日本のフォーカシング運動そのものが、なんともちまちました箱庭スケールのものに見えて仕方がなくなったのでした。

(個々のフォーカシング関係者の中には、難しい現場のシビアな最前線で奮闘しておられる方も少なくないと信じています。そうした方々を誹謗する意図はもちろんございません)


*****


 トロントに行ったのは、私自身、人生の中で、これまでにない苦しい状況に直面していた、まさにその時でした。

 私は,その状況の解決のための援助として、ひとりのクライエントとしてカウンセリングに通い、「適応障害」の診断を受け、鬱状態で心療内科医療の治療も受けていました。

 しかし、そうした日本の現状での援助的専門職からのサポートではどうしても埋め難しい、自らの深い心の傷と空洞に、まずは、「私自身のための」フォーカシング教師として成長し続けるしかないことを、胸に沁みる思いで重ねました。

 大学所属の常勤カウンセラーから、湘南地域の、一開業開業カウンセラーとしてし働くようになる中で、個々のクライエントさんにとって、代金に値するだけの援助をしていくということはどういうことかということにも直面しました。


 フォーカシングは、何よりも私自身のために。

 しかしそれは、即、

 個々の来談される方のために、現場臨床家としてどこまで心を尽くせるか

 ということと表裏一体になるものとして。


 ......そのような信念が私の中に形成されて来たのです。


******


 もとより、私はまだまだ発展途上、さまざまな未熟さを抱えているとも感じていますが(^^)

 いつも申し上げますように、思いつくままにご意見や注文をいただけますことこそ、私が望んでいることです。


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2008/01/22

こういちろうの自分史

●@nifty TimeLine



このコンテンツは、刻々と増補されます(途中を含めて)

2008/01/17

自分探しと恋人探し

 もう一本追加です(^^)

 どうして、対人恐怖のかたまりで、自分は一生女性とセックス(セルクス)なんてできないと感じていた私が、そこそこ女性との無理のない距離感作りに、ある水準の自信を持つまでに到ったのかなあ?

 (忘れないでね。私は、モチ、プレーボーイとは程遠い。恐らく、男女関係に積極的で、同時に冷静に経験値を積んでもいる、普通の高校生や大学生の水準に追いついたに過ぎないことを書いてるだけと思う。.....と、少し謙遜

 これ、あるクライエントさんと話していて、自然に思い浮かんだことなんだけど。


 私は、少なくとも当面、自分が社会人として進む道を、深い次元で納得しながら受け入れられる。

 大学教授になるのは、私の予定では、55歳ごろ。
 しかも、どこかからお呼びがあった時です(爆)

 それはあくまでも、

研究費と老後の生計の基盤が欲しいのと、
サバティカル世界鉄道旅行したいのと(カナダ横断鉄道が、アメリカ大陸横断鉄道が、オーストラリア横断鉄道が、シベリア鉄道が、TGVが、オリエント急行が、私を呼んでいる......爆)、

その頃になったら、
日本の心理臨床学の大学における学問的発展と、大学における研究者・臨床実践家の養成に関与することから逃げない責務があると思うから。  


*****


 でも、若い人の恋愛って、そういう心理=社会的なアイデンティティの形成課題と、伴侶の獲得っていう、二兎を追う時期って、遅かれ早かれ、どうしてもあるではないですか!!

 たいへんだよね!!


*****


 私は、その苦悩は感じないまま、結婚暦、育児暦まで経験させていただきました。

(今にして思えば、「キヨブタ」=「清水の舞台から飛び降りる」そのものだったな。恋愛結婚だったし)

 そういう意味では、いわゆる「自我同一性尺度」でいう、「早期完了型」のバリエーションそのもの。

 .....ま、多くの大学のセンセ、多かれ少なかれそうだけどね(^^)


*****


 更に、もうひとつ『贈る言葉』。


   経験を重ねることより、ひとつひとつの経験を消化していくこと。

2007/12/05

フォーカシング国際会議関連写真集(第2版)

 すでにご案内しましたが、2009年5月下旬に、The Focusing Instituteフォーカシング国際会議日本兵庫県あわじ市で開催されます。

 また、来年、2009年5月には、カナダのモントリオールでフォーカシング国際会議が開催され、現在参加申込みの締め切り過ぎましたが、まだ受け付けるそうです(12/5現在)。

 このモントリオールの国際会議サイトのページを日本語に機械翻訳したページにリンクを張りました。何と!! そこからのリンク先のページもすべて機械翻訳されます!!参考になれば幸いです。 (○さん、Yahoo!の翻訳システムをうまく利用してこういうページを作ってくれてありがとう)


*******


 そこで、もうご覧になった方も少なくないかと思いますが。

 3年前のカナダのトロントでの国際会議の時の写真集が、私のサイトにあります。

●トロントだより

Kempenfeltcentre050526
  トロント郊外 Barrie市 ケンペンフェルト国際会議場


更に、

来年(2008年)の、日本フォーカシング協会「フォーカサーの集い」、

および、

再来年の「日本での」国際会議の会場、

Westin淡路 & 兵庫県立国際会議場の写真が、


●淡路島縦断の旅

の終わりの方、

http://kasega.way-nifty.com/photos/awaji/050708_15481.html

ここからはじまります。


ご参考までに。

Westinawaji070819
     Westin Awaji ロビー

Hyogointernatiolcongress050708
     兵庫県立国際会議場(Westin Awajiと直結している)

2007/11/20

アメリカの作曲家、サミュエル・バーバーのこと(第2版)

 バーバー(Barber)と言っても理髪店ではない。1910年から1981年まで生きた、アメリカの作曲家である。

 日本では、本来、3楽章からなるエマーソン弦楽四重奏団 - Ives & Barber: String Quartets - Adagio for Strings, Op. 11: II. Molto adagio「弦楽四重奏曲」の第2楽章として書かれたものを、オーケストラの弦楽用に自身が編曲した「弦楽のためのアダージョ」のみが突出して知られている。

 この、「バーバーのアダージョ」は、映画「プラトーン」(オリバー・ストーン監督)で使われたことによって、クラシックファンのみならず、多くの人にポピュラーなものになった。そしてクラシックの名曲集的なCDの定番収録曲になった。

 しかし、アメリカ以外では、この作曲家に注目する人が少なく、日本でも入手が容易なナクソスレーベルにまとまった「管弦楽曲集(交響曲・協奏曲なども含む)があるのを除くと、Amazonですら、入手可能なCDはかなり限定される。まして、バーバーのみで一枚まとめたCDとなるとほんの限られた範囲でしか入手できない。

 そうした中で、Amazonですら手に入らないバーバーのCDを、私は数年前、フォーカシング国際会議でカナダに行った時に、帰り道のトロント・ピアソン空港の売店で衝動買いしていた。

Bestofbarber"The Best of Barber"(米Terac CD80632 HMW Japan一般価格¥1,565)

 このアルバムは、たいへん選曲が優れている。

 弦楽合奏版の「弦楽のためのアダージョ」を冒頭に置く。

 そして、クラシック通には知られている、特に第2主題から経過句にかけてのからみつくようなチャーミングさが親しみやすい、Detroit Symphony Orchestra & Neeme J?rvi - Barber: Symphonies Nos. 1 and 2, The School for Scandal Overture & Adagio for Strings - The School for Scandal, Op. 5: Overture演奏会用序曲「悪口学校」。アイルランド出身のリチャード・ブリンズリー・シェリダンの喜劇に基づく。

 原題は("The School for Schandal"なので、「スキャンダルの学校」の方がいいかも? 

 イギリスでは、シェイクスピアに次いで上演回数の多い著名な喜劇とのことで、内容のクオリティは大変に高い、上流社会の風刺劇のようだ。これ以上戯曲についての解説は読めないままでの推測だけど、曲想は決して皮肉や辛らつなウィットやあてこすりを連想させるものではない。むしろ「反骨の恋のスキャンダル」みたいな空気を何となく感じる。

 松田 弘子さんによる上演日記をつづったサイトで、ティーズル令夫人という16歳の少女の役について「松浦亜弥みたいな声で」と、演出家から指示が出たとある。

 「そうあの方(老婦人)、お酢と水割の牛乳だけで生きてるんですのよ、馬に引っ張らせてコルセットの紐をおしめになって。こないだ、その馬が暴れて止まらなくなっちゃって、ハイド・パークまで引きずられてあやうく胴がちぎれて死にかけるところだったんですって」(わたなべなおこ版戯曲による)。

 この曲の固有の美しいメロディーにはこの少女のイメージが重ねられているのか??? もっとも原作の岩波文庫版(再販未定)があるので、シェイクスピアは好きな私も、今度そっちも読んでみようかと思う。いずれこの件は補足したい。

 さて、さっきのCDの紹介の続き。

 このCDでは、更に、かなり著名なバイオリン協奏曲ピアノ協奏曲の特定の章、オーケストラつき歌曲を経て、「アダージョ」にラテン語のミサ曲の詞をつけたHarry Christophers & The Sixteen - Barber: Agnus Dei - An American Collection - Agnus Dei合唱曲「アニュス・デイ(神の子羊)」という、珍しい曲で終わる。

 CDの構成は実に優れており、バーバーの全体像のコンパクトな入門の一枚として、これ以上のCDはないだろう。演奏者も、スラットキン/セントルイス響をはじめとして一流で、録音もテラークらしい、潤いに満ちた生々しさがある。

******

 一方、Samuel BarberiTunesで手に入るのは、このCDとはほとんど重複しない、限られた曲だが、Barberpianosonataetcピアノ・ソナタ(これは珍しく2種類登録されているが、John Browningの方をお薦め)やチェロ・ソナタ(この曲はブラームスっぽい)など、室内楽・器楽系が多いので、先ほどのCDを補完する「衝動聴き」にはもってこいである。

 自身、コンサートにはほとんど立たなかったが、ピアニスト・バリトン歌手でもあったことから、管弦楽曲のみならず、ピアノ曲・歌曲の分野にも佳作が多い(歌曲はiTunesにはないが)。

******

 彼の曲は、ある意味ではかなり保守的ともいえるが、非常に透明でウェットな、しみじみとした曲が多く、私にとっては、同世代のアメリカの作曲家、コープランドやアイヴズよりははるかに身近である。意外と、ラヴェルの響きに近いと感じるが、大曲はもっと構成的で、ドイツ的伝統に根ざしているが、決して晦渋にならない。

 特に、アメリカの作曲家は苦手、という方にこそ、おすすめ。

 なお、ピアノソナタに関しては、先述のBrowningの演奏の方が個人的には好みだが、「ピアノ独奏曲集(Piano Solo Music)」と題した、ナクソス・レーベルのDaniel Pollack - Barber: Complete Published Solo Piano MusicDaniel Pollack盤も、なかなか聴いていて癒される小品がたくさん入っていて、お薦めである。

 これから、海外廉価盤で出ている交響曲、協奏曲も全曲聴いてみるつもりである。購入はHWM Japanサイトが一番幅広く対応しているようである。

HMVジャパン

2007/07/24

ぬいぐるみ (今日のテーマ)

BlogPet 今日のテーマ ぬいぐるみ
「あなたはぬいぐるみやフィギュアが好きですか?また、お持ちの方はお気に入り のものを自慢してください。」

 け、決して好きじゃないやい!!・・・・・といいつつ、面接室のクライエントさんの目線に入る場所に、小さいけど、ayupan人形が3体も並んでいる....(^^;)

 

 若い頃、友人(男だよ、悪かったな!)に贈られた「うる星やつら」のキツネのぬいぐるみが、今も自宅に飾られています。

 

 そうそう、あと、相談室の守護神、カナダのトロントで買ったムース君の巨大な首のぬいぐるみが、相談室のシンボルみたいなものですね(^^)

050725_0009

3ayupan


2007/03/07

三ノ宮の高速バス乗降場の位置関係の英語表示対応について改善望みます(......の話の筈が、何度道に迷ったのだろう......)

 さて、ちょっとayu様ネタを従来の枠を更に外す方向にまで突っ走らせたので、このへんで、私が5日の月曜日に何を「お仕事」としてしていたかを公開します。

 少し前の記事「途中から旅行そのものが仕事となる」という、謎掛けをしましたが、これがどういう意味かというと。

 2009年5月にフォーカシング国際大会が兵庫県の淡路島ウェスティン=兵庫県立国際会議場で開催されることは、すでにこのブログでも速報を流しましたが、実行委員会有志による「会場見学会」が実は5日に開かれたわけです。

 実はその会場の「お忍び先行視察」をしたのが他ならぬ私だったわけです。ですから、実は今回営業の人が実行委員会有志に紹介して回った施設の大半を、私はすでに2年前に営業の人に私ひとりのために見せていただいて、日本のフォーカシング関係者に結果報告していたわけです。

 でも、実は、関西の人ですら、ホテルを私用や小会議で多少利用したという人はいても、「全施設見学ツアー」という域の情報量をもっていた点では、私ひとりが突出した状態だったわけですね。

 私たちのようなカウンセラー、特にクループワークも行うタイプの専門家というのは、特に数日かけた宿泊型ワークショップ、ましてや200名以上、しかも参加者・講師陣が欧米や中南米を含めて国際的、分科会も同時に十幾つも開催、パーティもあれば、余興の会もあるし、ベジタリアンの人もいれば、喫煙にうるさい人もいるとかになれば、場所についての数字や紙やネット上での情報などだけで、使い慣れていなかった新たな会場を使おうとか、考えにも及ばなくなる。まさに「臨床的」「体験的」感性が賦括します。

 つまり、「現場」に実際に出向き、場の空気から部屋の居心地、周辺施設とかまで実際にある程度自分の目と耳と身体で味あわないと、何につけてもイメージが膨らまない

 ましてや、それこそサッカーでいえば「ワールドカップ世界大会日本初開催」のような立場になったらどうなるか? ......ど、どえらいプレッシャーなわけです。

*****

 もちろん、施設見学が終われば、それに基づく営業の人への質問や、取りあえずの感想交換、そしてそれに基づく、今後の計画についての会議となります。ですから、すでに見学している私も参加する意味はある。

 「ちゃんとあれも見せて!!」とか、前回の経験に基づき、「ほら、ここはこうなってる」と、私なりの注目ポイントも即興で示唆できる。

*****


 ここで私は、2回めである以上、他の人と違った情報収集活動も加えようと思ったのです。

 それは、

関西空港から淡路島の現地まで、日本語がわからない外国人の立場に立ってみたら、交通アクセスがどのように実感されるかのシミュレーション」

 ということでした。これは、

1.関西の地元の人だと当然のように思って見過ごすことに気づきやすいということ。

2.2年前のトロントでの国際会議の時に、海外2度目、英会話力中学生並みなのに、トロント郊外、百数十キロの、どの観光ガイドにも乗っていない小さな街(Barrie)の更にはずれの国際会議場まで、ひとりで、しかも公共交通機関のみでたどりついた時の体験の正反対の状況に、外国からの参加者が置かれると理解して「感情移入」しやすい私の立場

を活用して、自分から買って出たのですね。

 つまり、大船停車の急行「銀河」で早朝大阪入り、正確には、新大阪で「はるか」に乗り換え、関西空港に移動、「国際線到着ロビー」から「外国人になったつもり」のシミュレーションを自分の中で開始したわけです。

 ただし,私は、ここから、「淡路夢舞台」という、関空からの直接アクセスのない土地に移動する上での、最低限「英語情報」の対応度のチェックを、案内所に少なくとも英語へのどれくらいの対応力があるか、英語版の地図とか、インフォメーションの冊子があるかとかからチェックしていったわけですね。

 関西空港構内そのものは、もちろんこの点で全く問題なし。

 問題は、意外にも、三ノ宮でした!!

 ここは、高速バスセンターが大別して2カ所に分散、実際の乗り降りの場所もその内部でだけにきれいにおさまらない。

 そして、「英語による」、高速バス乗降場の「位置関係」についてのマップ,看板としても、ペーパーとしてもなし!! (中国語はあった) 

Sannnomiyabustable

(要は↑これの「英語版」がなぜないの? ということです)


 更に、(ミシュラン調査員は書いてしまうぞ!!)バスセンター案内所職員の英語対応力期待できず!!

 フォーカシング関係者っていうのは、欧米でも一番進歩的な層,バリバリのニュー・レフトを経て来た人たちが多い。

 戦後、60年代や70年代をどう生きて来たかを聴くと、日本の学生運動の比ではないすごい生き方の末にフォーカシングにめぐりあった人が少なくない。公民権運動、ベトナム反戦、性解放運動の元闘士,その中で夢と理想は破れ.....とか。もう、日本人が消し飛ぶくらいの生き方です。

 関空からリムジン借り切って移動、みたいな無用に贅沢なことは嫌う人が多いだろうと想像できました。

私のトロント体験は、そういう人たちの肉声やライフスタイルの一端に「接してしまった」、まさに「咸臨丸」経験になってしまった。

 カナダには当然、フランス出身のケベック州(例えばモントリオール)在住の人がいて、

「『革命』の頃とは、ニースの街の風景も変わったわ。あの頃は三色旗が.はためく街の城門はすすけていたけど,私たちはそこで...」

などとさりげない感慨で話が進むと、

 「この人にとっては、『革命』=1968年の「5月革命」→ドゴール政権をゆさぶった、あの熱い日々の『当事者』で当たり前なのだ!!」

 .....意外と、語学力があってちょちゅう欧米に行ってる筈の日本参加者常連の人たちの方が、この「レボリューション」と、普段話していないであろう、少しなまった英語でさらっと語られた言葉を、単なる「一般名詞」ぐらいでうけとめていたことに,私は拍子抜けしたりもした。

(私は、語学力には乏しいけど、外国暮らしがない人間としては、相当世界史に関しては受験学力を超えたsomethingの関心が豊富という点では、フォーカシングの領域での「国際貢献」の潜在力はあると信ずる)、

******

 ......こうして、「三宮で淡路夢舞台行きに乗り換えるくらいなら、関空から「徳島行き」高速バスで淡路島に渡ったばかりの「東浦IC」の停留所からタクシーに乗り換え」が、実は一番確実で安い方法」

 という点にインフォメーションはしぼりこめ!!(日本人向けにも、「新神戸駅」「関西空港」からのアクセスだけを推薦すること).....というのが、あっさり実感できた。

 すると,その会議のようすをみていたホテル会議場の営業の人は,苦笑しながら

「国際会議で外国からおいでの皆様は、そこまで自分で事前に調べるみたいで、おいでいただいた皆様からその種の苦情は普段いただきません。特別なチャーターバスも出さないままのことが普通なんです。チャーターバス代なんて、国際会議を運営する際の「経費」を増やすだけと思いますし」

と逆にアドバイスされる始末。

 ああ、結局、日本人向けインフォメーションの方が実はやっかいなんだ!!  

 私以外の今回の「見学会」参加者は、みーんな関西在住の人に、梅田か新神戸駅でピックアックしてもらって会場にとどりついていた。私のような、中途半端に「非=日本人的」個人主義者だけが取り越し苦労をするのである。しかし、その分濃い経験もしているとは自負するけど。損な役回りに生まれついてるな.....だから、「プライベートな幸福」に関しては、今後シンプルにあっさり、むしろ「一番ありがちなスタイルに無理なく」とすら思っているのだが。

 だいたい「歌手と言えば浜崎あゆみ」という,「超メジャー」で安直に済ませる(爆)なんて、親父が森進一と島倉千代子で十分なのと同じ、なんともシンプルなライフスタイルの筈だ!! 

 それを「小難しくして楽しんでる」のは......みんな私のせいなのよ!!


******

 でも、まさに、そういう、「典型的にメジャーな生き方」でもないし、「典型的にマイナーな生き方」では済まなくて、その間の袋小路にはまる人たちこそ、いいカウンセラーと出会いを必要としているものである。

 つまり、

「自覚的に、特異な、ありがちではない形で、ありがちな平凡さに自然となって行く」

という,「外野」からみたら一番見ていていらいらする「廻り道」をするから、はじめてそうなれる人たちというのはやはり居るのだし,そういう人に「つきあえる」人間も必要
なのだ。

すっと、「飽きもせずに、共に歩む」

人たちが。


浜崎あゆみ - A BEST 2 -WHITE- - Voyage

 浜崎あゆみに平凡に幸せになってもらう「ためには」、私がまず平凡なまでの幸せをつかむことが「ささやかな貢献である」、というくらいには、感じているのであるが。

 
*****

 
 話がまたayuへの求心力を結果的に持ってしまう。うううう.....でも,一番メジャーな曲の一つでまとめた分だけよしとしよう。何のかのといって、やはり歌謡史に残る名曲である。「ファン」にはまると、普段聴かなくもなるし、ayuもステージで歌わないんだけどね。

 そろそろ、その意味では,今のayuの声で、ステージでの"Seasons"や"Dearest"やこの"voyager"曲を聴いてもみたいかなとも思う。

 私の予感では、この、あまりにも「平凡な」選曲が、今度のツアーのアンコールか何かで、ある程度唐突に舞い戻るかもとも予感してます。.......というか、一ファンとして、そろそろ、「その方がいい」とも思うんですけど。


*****

 ともかく(どーこーが!!)、

 神戸市よ、少なくとも三ノ宮駅前に関しては、私が今住んでる鎌倉市の、(今は住んでないけど)旧市街中心部の方が、交通への英語対応はいいぞ!! ......とはやはりいいたくなったことは,最後に忘れないで付け加えて置こう。

 ※神戸(兵庫県)についてはmsnのこちらもどうぞ。

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