日本心理臨床学会

2010/11/25

「1カ所限定『どこでもドア』、行き先はどこにする?」

ブログネタ: 1カ所限定「どこでもドア」、行き先はどこにする?参加数拍手

 今回のお題への私の答えは、「東京駅丸の内口」でしょうかね。

 30年も関東に住みましたが、ひとつ思い入れのある場所を思い浮かべようとすると、こうなってしまう。八王子と横浜と鎌倉に住んでいたんですけど、ひとつには、月一度ぐらいの非常勤の勤務先が九段下でして、神奈川県在住時代に、横須賀線か東海道線で東京駅に出て、東西線の大手町駅まで丸の内口から地上を数百メートル歩いていた印象が強いからかもしれない。

 あと、有楽町駅との間にある「東京国際フォーラム」が、学会とかの行事が頻繁にある場所だったことも大きいかもしれない。

 八王子時代は新宿に出向くこと多かったですけど、鎌倉・大船時代は新宿とは縁遠くなって滅多に行かなくなっていたし。

 今は、倹約して生活すれば時間だけは有り余っている。

 ですから、関東への「恋しさ」の象徴は「東京駅」ということで。

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2009/12/24

サンタクロースは子供の肥満を促進する

という研究が発表された・・・・と、一昨日東京に日帰り出張した時、コンビニか何かで流れていたラジオのニュースで聴きました。

 つまり、あのでっぷりとしたお腹とクリスマスの甘いお菓子が「条件結合」して、子供たちを間食にや甘食に走らせるので、サンタももっとダイエットさせたイメージで描かれるべきである・・・・という。

 欧米の実験心理学者の研究って、時々、こういうトンデモすれすれのがありますが(^^)

 サンタは実は男性の姿をしつつも、実は「おふくろさん」的母性の元型の理想的投影を受けていると思うので、深層心理学的にみても、そりゃ無茶な暴論だと思います。

 それはそうと、私が海外出た一回はハワイで、5月でした。調べたところ、真珠湾(アリゾナ・メモリアル)というのが日本人向けのツアーで組まれることはないのが不満で、当時の連れ合いの提案もあり、公営バスを乗り継いで訪問したら、ちゃんと日本語の同時通訳器も安価で(注:初稿で無料と書きましたが、確かに数ドル払いました)貸し出ししてくれるし、もちろん日系人が多いということもあるのでしょうが、全然アメリカ人観光客たちに白い目ではみられませんでした。

 私もハワイに行くからには日本人として真珠湾を訪問するのがむしろ礼儀だと賛同したのですが、行く前はちょっと勇気がいりました。でも、案ずるより産むが易しでした。

 沖縄には、最初の独身時代(?)に、日本心理臨床学会大会で、観光も兼ねて8日間滞在して毎日国際通りで飯を食い、本島は北端の辺戸岬以外すべてまわり尽くしましたが、これが12月。

 気温28度でこっちが汗を流しながらソフトクリーム食べて南部戦跡をめぐっているそばで、現地の人たちは毛糸の帽子をかぶり、セーターを着ているのですね(^^) 冬にはコタツも出すとか。

 毛糸の帽子は、緯度のせいで日射が強いからという理由で売りつけられた(?)のをよく覚えています。

 いすれにしても、ハワイも沖縄も、もう一度じっくり滞在したい。

 ほんとうはオーストラリア大陸横断鉄道にも乗りたい私です。

●Indian Pacific in the Blue Mountains(YouTube)

*******

 以上、kyupinの日記 気が向けば更新 (精神科医のブログ)の、「ハワイのクリスマス」というエントリーへの私のコメントの転載です(^^)

 ・・・・・クリスマスネタはこの後にこれこれに続きます(^^)

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2009/11/19

番組より3倍は密度アップ!!「NHKスペシャル うつ病治療 常識が変わる」書籍版 (第2版)

 私が延々と連載記事を組み、私のサイトが一気にうつサイト化するきっかけとなった、画期的な番組、「NHKスペシャル うつ病治療 常識が変わる」の書籍化についてはすでに速報しましたが、読了しました!!(よって、タイトルから「中間報告」の文字を削除しました。実は・・・以下の本文は全く変更していません)

NHKスペシャル うつ病治療 常識が変わる

(楽天ブックス)

Nhkdepression

↑帯にリキ入ってるのでご紹介。看板に偽りなし!!

>恐らく番組では描き切れていなかったことまで書かれているしょうから、もう、期待大というしかなく、

と、この前の記事で書きましたが、実際、番組で描き切れなかった部分の大幅増補となり、密度が3倍に上がったといいたくなるくらいで、私の想像をかなり超えた仕上がりだと、もう断言していいです(番組の感想を「ここまで」書いちゃった人間が言うことです)

 この本と同クラスに私が評価するのは、私が読んだ範囲(このブログで一言も言及していない類書にもかなり目を通していますよ)では、以前も連載で(未完のままですみません!!)ご紹介した、内海健氏の「うつ病新時代―双極2型障害という病 (精神科医からのメッセージ)」ただひとつかもしれません。

 しかも、このNHK番組の著作化(というより、ここまでくると、番組をきっかけにした拡大取材満載のはず)は、マスコミによる取材・ルポとして、たいへんな密度と多角性を持ち、つっこみが凄いところと、一般の方向けの読みやすさが両立しているので、現代日本のうつ治療の現実(「光」と「影」の両方)については、もう、この一冊さえお勧めすればいい域でしょう。

 番組をご覧になった方でも、改めてお読みになる価値が余りあると思いますよ。

 更には、もはや単にうつの問題を越え、精神医療とカウンセリング界の間の国家資格化をめぐってのぎくしゃくした現実にも、率直に切り込んでいる。

 日本心理臨床学会の現理事長、鶴久代先生へのインタビューも掲載されていますよ(pp.169-70)。

 ともかく、膨大で多方面な取材と、現状までの道のりをここまで生々しく掲載することに同意された(元)患者の皆様に感謝するしかございません。      

*****

 本書の内容については、すでに番組で描かれていた中身に関しては、先述の、

●特別連載:NHKスペシャル 「うつ病治療 常識が変わる」への感想

(当サイト版より練り上げられ、巻物のように読むことも可能にした、開業サイト版にリンクします)と重複する部分は敢えて繰り返さないことといたします。

 この連載で、私がこの番組に敢えてつけた注文や疑問は、少なくとも95%はかなえられてしまっているようです。

*****

 それでも、いくつか、番組でははっきり描かれなかった内容を、私がすでに読んだ部分からご紹介しますね:

 欝に対するカウンセリングのありがちな現状への医療サイドからの懸念は、重篤な症状に対する、医療との連携の必要性について的確な判断(アセスメント)ができないカウンセラーが、病院に繋がるのを遅らせ、症状を悪化させる場合がまだまだ多いといとみなされていることにあるようである(pp.167-71)。

 その一方、取材されたお医者様自身が、ほんとうは患者さんの話をじっくり聴かないとならないことを身に染みて感じておられることも述べられている。

 そして、それを不可能にしている原因にほとつは、5分面談しても、30分以上面談しても、保険適用の上ではわずか100円分しか差がでない制度上の問題とのこと。

 これで、多くの患者さんが押し寄せ、医師不足の現実もあるとなれば、お医者さんの面接時間は必然的に短くなるしかないわけですね。

******

 イギリスにおける認知行動療法の「国家資格化」に至るまでの政治的な道筋や(いい意味での)経済効果もかなり詳しく紹介されています(p.149以降)。

 ただ、しつこいけど(^^;)繰り返します。

 私はこの記事この記事でお書きしてきたように、認知行動療法的アプローチを自分の道具箱に積極的に取り入れようという立場です。

 それは単なる「折衷」ではなくて、「多面的な統合」指向であり、それは本来のフォーカシング「指向心理療法」の目指すところのもであるばかりか、広い意味でのパーソン・センタード・アプローチそのものの中に、そうした多面的なアプローチを統合的に用いる流れが形成させつつあることは、今年の人間性心理学会第28回大会における、イギリスのミック・クーパー博士の講演に関連してご紹介しました。

 流派や技法の優劣を一般論として論じるのは、結局のところ無意味であり、個々のカウンセラーの技量、そしてそれを支える教育・継続研修システムのあり方の実質的クオリティがすべてだと思いますし。

 そして、医療とカウンセリング業界は「相互連携」すべきなのであり、それについての制度改革も重要な課題ですが・・・・はっきりいいます。草の根レヴェルからなら、いくらでも糸口があるのです。

 そして、お医者様と、お互いの敬意を払いあえる関係を築けるところまで、臨床心理士自身も「実力をつけて」行くべく、研鑽を積み続けるしかありません。

 私は、臨床心理士も、薬物療法についてかなり高度な最新の知識が必要だと確信します。もちろん診断と「処方権」はお医者様のものですが、お医者様方にも、臨床心理士に対して、薬物療法についての的確な認識を持てる教育研修に、狭い意味での「病院心理臨床」以外の領域で勤務する臨床心理士に対しても、更に積極的に関与していただければと思っています。

 中途半端でないところまで、仕込んでくださればいいのですよ。

****

 しかし、どうも何かというと「日本心理臨床学会」を「仮想敵」にして息を巻いておられる、認知行動療法系のサイト(この件での、ご自身の「自動思考」に気づいてくださいませ・・・・)が複数あるようですので、敢えてお書きします。

 認知行動療法が薬物療法との併用で効果をあけるエビデンスド・ベースドな統計はありますが、認知行動療法が他の心理療法アプローチよりも効果的であるということについての、エビデンスド・ベースドな研究はすでにあるのでしょうか???

 私はむしろそうリサーチがすでになされていなければおかしいと思っているし、実際にあれば、英文であろうと何であろうと、目を通して検証したいと思っています(^^) ・・・・ホント、誰か情報源、ありませんか?

*****

 また、お医者様やカウンセラー等、専門職の皆様が、単なる受容と傾聴だけでは行き詰る・・・・とお感じでしたら、この前ご紹介した、インタラクティブ・フォーカシングを、密度が濃い形で、ご自身で体験され、スキルとして身につけられることをお勧めする次第です(滅多に自分の流派の「積極的宣伝」は書かない私ですが)。

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2009/09/30

最近このブログの内容の性格がずいぶん変わってきた

・・・・と、自分でも感じています。

 特にこの9月になってからの1ヶ月

 文字通り、「カウンセラー」こういちろうの雑記帳という、ブログのタイトルそのものになってきて、次から次へと、新たに接した素材(それが映画であろうと)について、ハードに煮詰めた形で書くようになって来た気がする。

 文体も、硬質でタイトなものになって来たように思うし。

 読者によっては、遊びがなさ過ぎるというか、要求水準が上がりすぎているとお感じの方もあるかもしれない。

 アクセス解析を観ても、読者層の皆さんの入れ替わり現象みたいなものがかなり顕著になって来たようですね。

*****

 そうなったひとつの刺激剤は、8月末の、1年1ヶ月ぶりの東京上京と、日本人間性心理学会第28会大会への参加だと思う。

 それが私にとって、久留米で生きることについて、やっと本格的に腹が据わる契機となったことはこちらの記事でも書いた。

 そして、東京からの帰途の飛行機の中で発想し、構想を煮詰めていったのが、昨日突如公式ウェブサイトを、秀吉の「墨俣一夜城」のごとく公然化させた「久留米でうつと働き方を語る会」発足に向けての動きである。

 私としては珍しいことだが、この構想を、幾人もの先達の諸先生方、何人ものグループ体験のあるクライエントさん、元クライエントさんに打ち明け、ご意見やご感想を頂き、もちろん既成のこの種の団体のウェブサイトをあちこち検索して参考にさせていただきながら、慎重に構想を煮詰めて行った。

*****

 もっとも、あのサイトそのものの「ウェブデザイン」は、マジに28日に半日で仕上げました(^^;)。私の作ったウェブサイトではこれまででもっとも美しいですね。どうしてこれまではこうはいかなかったのかと自分でも苦笑しています。cssまで使いこなしたのは今回が初めてです。

(追記:画面右端が空白だった問題は、すでにどのブラウザで見ても解決されているはずです)

***** 

 もうひとつ、東京での学会参加が、私を思いの他刺激したのは、一方でこれから地域に根を張る現場臨床にいよいよ踏み込むというのと同時に、アカデミズムというか、臨床心理「学」の領域で、まだ私にもできる、残された仕事がありそうだという思いだった。

 体調回復まで、思ったようにまとめられなかったため、このブログで再三「今年は個人発表する」と繰り返しながら、ここ4年ほどブランクが空いている。

 私の現場臨床における関心がうつのクライエントさんをいかに支援するかに重点が置かれ、フォーカシング指向心理療法に関しても「そのために」いかに役立てられるかという観点から探求の試みをしている最中である。

 それを構築するためには、まだまだうつ医療や認知行動療法をはじめとする様々なアプローチについての膨大な文献を読むことになるだろう。

****

 だから、今回は控えめにお伝えしておくと、来年の人間性心理学会第29回大会は、何しろ久留米から特急で1時間弱の熊本大学であることは確定しているので、そこで「何かについての」個人発表はします。これはうつに関するテーマをおもてに押し立てるかどうかは未定くらいに考えておきたい。

 ところが、更に翌年、2011年の日本心理臨床学会第30回秋季大会は、どうも九州大学が当番校になる可能性が高いそうですね。

 少なくともこの段階までには、「うつ」というテーマに関する私なりの現場臨床での実践のとりあえずの「総まとめ」を「学界で公表できること」を目指そうと思います。

*****

 ともかく、「うつと働き方を語る会」立ち上げ準備までのプレッシャーからは解放されました。

 私の、このブログでの立ち振る舞いも、10月は、別の意味で"Next level"に変容するかもしれません(^^;)

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2009/09/28

児童福祉施設での施設内暴力

 この言葉を聴いて、皆様は何を連想されるだろうか?

1. 「施設側の職員が入所した子供たちに暴力を振るう」

・・・・・これはこれで由々しき問題であり、現実に存在し、あってはならないことである。

2. 「入所した子供が、他の子供に対して、職員の目の届かないところで、陰湿な形で暴力をふるう」

・・・・・これも歴然と存在する。その中身は、とてもこのブログで具体的にご紹介できないくらいに陰惨な性質のものである。

 しかし、もうひとつ、現状ではあまり問題にされていない、凄まじい次元のものがあるのだ。

3. 「入所した子供たちが、集団で職員を袋叩きにする」

 こうしたことは、例えば少年院などの、法的に厳重なシステムがある空間では、まだしもそれを制御するシステムが機能する。

 ところが児童施設という「福祉」の領域に突入してしまうと、この問題について、誰が、どういう形で介入し、単に個々の入所した子供への対応を超えて、施設の態勢そのものの改善に向けてのチームワークを生み出すのか、そのための方法論はまだまだ未整備らしい。

 この領域に、敢えて臨床心理士の立場で取り組み、「安全委員会」方式という手法を編み出し、更に、こうした問題意識を持つ施設間の全国的ネットワーク作りに現在力を入れておられるのが、私の敬愛する、九州大学の田嶌誠一先生である。

 田嶌先生の、この、施設内暴力問題への取り組みは、福祉の領域にも様々な波紋を巻き起こし、毀誉褒貶著しい状況にあるという。

 しかし、先生は言われる:

 「まずはこの問題について賽を投げることが私の役割。それに対して様々な立場から色々な意見が出るのは当然のこと。そうやってこの問題についての事態が動き出し、いろいろな人が知恵を絞り、相互のネットワークが全国的に機能すようになれば、私のとりあえずの役割は果たしたことになると思っている」

*****

 更に次のようなお話もうかがった:

 「今の時代、臨床家の養成は、だんだん『専門学校化』している気がしてならない。それでは、単にすでにフォーマットがあるスキルを身につけた一団が生み出されるだけだ。

 しかし、そもそも、<臨床>とは、草創期においてはそうしたものではなかったはずだ。フロイトをはじめとして、まずは「<現場>での現実に具体的問題ありきであり、それを何とかしようという試行錯誤を重ねる。その取り組みは同時代の既成の専門家からは胡散臭い目で観られる。

 そういう「新たな問題意識そのものの開拓者精神」を育み、それまでに存在しなかったフィールドを掘り起こすことが、本来、大学という場でこそ成されるべきことなのだが」

*****

1103_2  すでに日本心理臨床学会第28回大会の会場の図書コーナーでご覧になった会員の皆様もあろうかと思いますが、田嶌先生が、この「施設内暴力」の問題を冒頭で取り上げる形で、この10年ほどの、不登校・引きこもり・大学学生相談・スクールカウンセリング・強迫症・など、様々な領域での具体的な実践の軌跡をまとめた新著が刊行されました。

 Amasonにも入荷 しました!!

●田嶌誠一:「現実に介入しつつ心に関わる -」(金剛出版)
ISBN:978-4-7724-1103-5

 目次だけ拝見しましたが、近年の「心理臨床学研究」の田嶌先生のご発表や論文でおなじみの、あの、「節度ある押し付けがましさ」をはじめとする、田嶌先生の生み出した用語も満載の本のようですね。

【追記】:その後、光栄なことに、田嶌先生ご自身にこの本を贈呈いただきました。感謝いたしております。近日中に、僭越ながら感想をこのブログで書かせていただくつもりです(09/10/30)

*****

 以上、昨晩、田嶌先生と福岡で直接お会いしてうかがったお話でした。

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2009/09/21

ブログ内のウェブページにも「サイトマップ」「研究業績」「経歴」等を移植しました。

 これまでは、同じ@niftyのウェブサイト側に掲載していたこれらの情報を、当ブログ内にもウェブページ(他のブログでいう「フリースペース」に近いもの)として移植しましたので、どうかご活用ください。

 入口は、右フレーム(ひょろ長さではすでにご迷惑をおかけしていますが)の比較的上の方にあります。

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セブンアンドワイ

2009/09/20

日本心理臨床学会第28回大会には、残念ながら参加しておりません。

 このシルバー・ウィーク期間中には、私が数年前まで学生相談センターに勤務していた明治学院大学が当番校となり、東京国際フォーラムを会場とする形で開催されている筈ですが、つい数週間前に人間性心理学会の方に参加したばかりですし、今年は参加を見送ることにしました。

 これが大船に住んでいた時代だったら、両方とも参加する気になれたんでしょうが・・・・

 人間性心理学会は、来年(2010年)熊本大学で開催されますので、熊本まで特急でわずか1時間のところに住んでいる私は、通いですら参加できます(私の現在の研究実践テーマが思っていた以上に時間をかけて熟成しないとまとめられないことに気づいたので、今年は先送りにしましたが、来年こそは、個人発表などを含めた形で「大暴れ」するつもり・・・・え?今年の「8つの発表連続でのフロアからのコメント」だって大暴れだって?)。

 だから、来年の心理臨床学会が日本のどこで開催されようと、参加スケジュールを組むと思います。

 それにしても、(大会プログラムをとりあえず目を通しただけで見落としがあればたいへん失礼なことになりますが)、フォーカシングおよびフォーカシング指向心理療法関連の個人口頭事例発表では、日笠摩子先生ご発表、池見陽先生座長という、世紀の最強タッグ(?)での大会場での催しを除くと、どうも見受けられない気がしたのは、私としてはちょっと寂しい気がします。

 5月の淡路でのフォーカシング国際会議、先日の人間性心理学会の大会と立て続けで、フォーカシング関連の諸先生方にとってはほんとうにお疲れの状態でこの大会をお迎えというスケジュールになっていることが大きく影響しているかとは思いますけど、私としては、他流派の人たちとの交流の機会が多い、この心理臨床学会でこそ、フォーカシングの存在感をアピールし続けることが肝要だと信じています。

 この前書いたことにも繋がりますが、どうか若い世代の研究・実践化の皆様の側からこそ、率先して蛮勇を振るう勇気をふるって欲しいと思います。

 いずれにいたしましても、今回の大会のご盛会を、心からお祈り申し上げております。

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2009/09/03

「カウンセラーこういちろうの雑記帳」の主要過去記事を一番簡単に一覧するには

 このブログって、すでに創設4年9ヶ月、過去のエントリー記事総数が、「この」記事で1,914本め、なのに一日あたりの新エントリー、平均1.10本以上を現在も維持、しかも長文が多いという、へヴィー級ブログです。

 おかげで、もはや@ニフティココログが割り振ってくれているサーバー負荷が相当なものになっているせいか、

  • 私の方からトラックバックを送ることがもはや機能しない
  • pingも自動では飛ばせない(その割には随分多くの読者の皆様が、新記事アップ直後においでいただけることを幸いだと感じています)
  • カテゴリーにすべての記事が反映しない(カテゴリーによっては300から400エントリー分表示されようとするわけで)

・・・・・という、新しくおいでいただいた読者泣かせのブログになっていると思います m(_ _;)m

****

 もちろん、バックナンバー全体を表示してくれる、『アーカイヴ』ページ(自身がココログユーザー以外の読者の皆様、お気づきでしたか??? 右フレームの「バックナンバー」という文字そのものをクリックするとたどり着けます)というものも、あるにはあるわけです。

 しかし、このページにお行きになっていただいたとしても、過去の個々のエントリー記事のタイトル一覧があるわけですらない

 このページからの「〇年〇月」を全部めくっていただくだけでも(全く休眠した数ヶ月を除いても、現在50か月分ほどあるわけですね(^^;)。その50ヶ月分、それぞれ月ごとに、毎月30から40エントリーずつはあるわけですから・・・・・

 つまり、私がこのサイトでこれまで書いてきた主要記事がどんなものか、新しい読者の皆さんにおおよその見当をつけていただくには、もうデタラメにご不便をおかけしていることと思います   il||li _| ̄|○ il||li

*****

 この問題を一気に解決し、

  • 新記事の方が上に来る形で、
  • 過去の記事に関しては私がある程度絞り込んでセレクトしたものを、
  • 数百記事ばかり、1ページをスクロールできる形で
  • ブログのような表示の重さがない形で一覧したいただける

そういうページが、実はずっと以前から存在します!!

●阿世賀浩一郎のホームページ/index

 開設1995年12月(つまりWindows95発売直後)開設、日本において、インターネットで個人サイトを作ることが本格的に普及し始めた黎明期から、何と基本的なデザインを変えないまま運営し続けているサイトです。

 かつては、ネットを代表するエヴァ・サイトのひとつ、「エヴァンゲリオン論考」で著名だった時代もありますけど、幸いにして著作化させてもいただきましたので、そのコーナーは全面削除いたしておりますが(「ちーちゃんの部屋」というアニメコーナーがかつて存在したことを覚えておられる方もあると嬉しかったりして ^^;)・・・・

そのトップページから、このブログでの新エントリー記事を書く度ごとに、固定リンクへのリンクを、たいてい速攻の連続作業でお貼りしてもいるのです。

 恐らく、皆様のRSSリーダーに反映するスピードの比ではない「即時性」で「新着情報」が掲載され続けています。

 同一エントリー記事の更新(改版)情報すら、可能な限り早くお伝えしています。

 

そこに並んでいる、当ブログ個別記事へのリンク数は、常時数百あるはずです(古いものから時々、精選のための「ダイエット」をかけますので、一定数以上には増えません)。

 しかし、敢えて今でも、基本的には「素朴なhtml言語の手打ち」に依存し、javaスクリプトすらないに等しいということで、このトップページそのもののバイト数の多さの割には、表示が圧倒的に軽い筈です(このブログのトップページを表示するよりは軽いと思いますよ)

 
当方のアクセス解析によって、「こっちのページで新着情報見つけるほうが手っ取り早い」ことにお気づきの、毎日数名以上の固定ユーザーの方がおられることは掌握しています(感謝!!)。

 しかし、そうした方の占める比率が以前よりもかなり減っているようにも思いましたので、改めてご紹介させていただきました。

 

今後とも、「カウンセラーこういちろうの雑記帳」をよろしくお願い申し上げます。

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2009/04/02

SART(主導型リラクセイション・セラピー)のセミナー参加報告 [第4版]

 福岡市で行なわれた、臨床動作法の新たな流れというべき、SARTの体験セミナーに出席して2週間半もたってしまいました。

 以前お約束した、開発者の大野博之先生(福岡女学院大学 NPO法人心理リハビリテイションセンター)に「自由に書きなさい」とむしろ発破をかけていただいた報告記、お待たせしました。

****

 そのセミナーの最初の講義で、大野先生が、まさに「前フリ」としてお話になったことを今回は書いてみたいと思います。

 「今、心理療法の領域で、一番元気がいいのは認知行動療法だろう。しかし、認知行動療法は、翻訳文化そのものというか、輸入された、そのままの形で日本中で教えられている。つまり、教えられたままを教える、という形に留まっているように思います....」

 九州大学の成瀬悟策先生が開発した「臨床動作法」は、その基本的な着想から、その独特の心と身体の関係についての理論、そして現場での臨床実践とその適用範囲の拡大が、日本人の研究・実践者の間で草の根レヴェルでも学術的にも発展してきた、世界に誇る日本発のセラピーのひとつである。

 今や、自閉症スペクトラムを含む乳幼児発達障害、知的障害、事故等による障害からのリハビリ、認知症、終末期医療を含む、それこそ、ゆりかご(生後数ヶ月の乳児にも可能!!)から墓場まで、臨床動作法の適用対象は広がっている。この対象年齢と適用領域の広がりという点では、恐らくどんな心理療法も臨床動作法には適わない。

 何しろ、成瀬先生の教えを受け、なが年福岡教育大学で教鞭をとられ、臨床動作法における中心的な役割を果たしてきた鶴光代先生が、現在の日本心理臨床学会理事長である。

 実は、臨床心理士の世界の内部では、そのくらいに臨床動作法がメジャーであることについて、殊にネットの世界ではほとんど全く知られてない(ネット検索すると、その情報量の乏しさには驚きを禁じえない)。臨床動作法の関係者の皆さんこそが、まさに「リア充」の典型を生きる援助職の皆様というべきかも知れない。

 しかし、そうやって発展してきた「臨床動作法」そのものが、実際には、ひとつの重大な問題に直面していることをひしひしと実感する最前線にいたのが、まさにこの大野先生でした。

*****

 臨床動作法には、一定の、一連の動作課題がある。それは当初、障害者の肢体不自由を改善し、少しでもその人たちの行動の自由を増すことを援助するためのものであった。

 (それはその後、身体への働きかけを通して実はメンタルな治癒も進んでいるという発見につながり、それは障害者に限らず、誰にでも効果があるセラピーとして普遍化されていくのですが)

 しかも、その特定の動作課題を達成してもらうために、援助者は、対象となるクライエントや障害者の人たちを完全に受身にする.....十分に心身をリラックスさせて、施術者に不安や緊張を感じることなく身を委ねられるように導くのが効果的であるという、たいへん「逆説的な」アプローチを採用した。

 もとより、そのことを可能にしたのは、成瀬先生がすでに催眠療法とリラクゼーションの大家だったからであることは、知る人ぞ知るとおりである。

 そして、ある意味ではその逆説こそが、臨床動作法の真髄であったことは間違いない。

*****

 だが、それでも、日本のどこかの研修会や臨床現場で、時折、間接脱臼や骨折等の「事故」が生じるという現実に直面する。動作法関連の組織の委員=責任者として、大野先生は、多忙な時間の合間を割いて、そうした事故が生じた日本の各地の障害者やそのご家族のもとを訪問し、お話をうかがい、謝罪する旅を続ける、まさにその当事者だったのだ。

 大野先生は、この問題を解決するため、旧来の臨床動作法が自明の前提としていた原則そのものを大幅に見直し、ある意味で更にもう一度逆転させるという、大胆なアプローチに踏み出していく。

 「腕を上に上げて下さい」.....でも、どのように腕を上に上げるかについては、まずは自由にやってもらう。

 援助者はそうしたクライエント側の自発的な動作と、それを本人がどう体験しているかを丁寧に見極め(熟練トレーナーは、この、姿勢や身体感覚を共感的に「観る目」の感度が半端ではありません!!)、相手の身体に触れて感受しながら、無理のない、最低限の範囲でしか動作補助をしない

 それどころか、クライエント側の人各自が自分なりに動作課題を工夫し、案出し、「つまみ食い」的に日常で繰り替えることを奨励すらする。

 動作課題は、クライエント(子供でも、重度知的障害者でも!!)が、無意識のうちに日常の中で繰り返す、自発的(主導的)なユニークな一連の動作の一部に過ぎなくなる。

 こうして、何と「今のところ事故率ゼロ」の動作法が、ついに開発される!!

******

 それは更に、最初から独習するための読者を前提とした、「ひとりSART」のためのヒント集的なハンドブックの公刊という、我がフォーカシングが未だ果たしえなかった成果を、すでに達成してしまったのである。

 だが、大野先生はそれでもなお強調する。

「ここに書いてあることを全部やってみる必要なんて何もないのです」

 と。もう一冊の新著は、ついに「ヒント集」に過ぎないことを明確に打ち出した。

(これら2冊は直販制です。DVD版もあります。ご注文はこちらのサイトをご覧下さい)

 そこには、「トレーニング・マニュアル」として、あたかも学校の教科書のようにして学んでいかねばならないという発想への、強烈なアンチ・テーゼが内包されていると思う。

*****

 私の知る限り、認知行動療法になじめなかった人の多くが語る不満、それは、それがまるで「学校の勉強みたいだ」という点に共通項がある。

 (もちろん、臨床面接の現場で、患者さんの反応を見ながら、全く臨機応変な新鮮さを保ちつつ認知行動療法を生かしているカウンセラーが確かに実在することも、私は承知しているが)

 幸か不幸か、ある意味で学校での勉強のように学ぶことから一番遠い形をとらないと真にスキルアップしないのがフォーカシングのトレーニングである。

 ところが、SARTのセミナーでは、そうした、フォーカシングトレーナーのすべてを驚愕させる、想像を絶する実例がすでに蓄積されつつあった事実が明らかにされたのである。

 それはどのようなものか?

【第4版での追記】:

 ・・・・・それについてより具体的に別記事でお書きする予定だったのですが、機会を逸したまま今日に至ります。

 いずれ書評の形でいか貴意したいと思っていることには変わりがありませんが、これを機会に、タイトルにあった「予告編」の文字は取り下げさせていただきますことをお許し下さい  

*****

【追記】フォーカシングと臨床動作法の出会い

 共に九州大学が日本での臨床研究の聖地であったという兼ね合いから、フォーカシングと臨床動作法の間の交流は、特に九州ではすでに四半世紀の歴史を持っている。

 私も、約20年前学会での、成瀬先生、鶴先生、池見先生らを交えた自主企画シンポジウムのすでにフロア参加し、成瀬先生のあまりにも強烈な個性に接した。

(きっと大丈夫なので、正直に書きます!!)

「このおじいさん先生、もの凄く偉い人かもしれないけど、もう少し人の話を聴いて欲しい!!」

とあきれ返りながらも、諦めずに論戦を挑み続けていた、若き日の私がいた。

 今にして思えば、それこそが、成瀬悟策先生にしかない、豪快な生き様の一端だったのだと思う。これほとインパクトのある大先達の先生には、確かに他にお会いしたことがなかったのである。

 つい先年、全くの偶然のようにして、成瀬先生や鶴先生と同じテーブルでのお酒の席につく機会が学会研修会(福井)で生じた。私は、当然昔の私のことなど覚えておられないという前提で成瀬先生のお酌をした。

 昼の部での動作法の実習講義、そしてその宴会の席で深く感じさせられたのは、一見豪放であるかに見えた成瀬先生の中に、クライエントさんへの、類稀れなやさしい心遣いか秘められているということだった。

 この先生は実は凄く繊細な方だと。

*****

 それよりかなりさかのぼるが、10年ほど前、私の少し先輩の学習院大学の伊藤研一先生と、「現代のエスプリ」410、「治療者にとってのフォーカシング」の共同編集を進める中で、伊藤先生が臨床動作法とフォーカシングを重ね合わせた時に何が見えてくるのかに、たいへんな関心を抱いておられることを知った。

 伊藤先生は、このエスプリの特集の中で、当時兵庫教育大学に奉職されていた冨永良樹先生に、「フォーカシングと動作法」という原稿を依頼し、掲載されている。

 これが、私が直接掌握している、フォーカシングと臨床動作法の日本での出会いの歴史である。

****

 もっとも、「リア充」な福岡の大学院生たちは、今も実にフットワーク軽く、動作法、SART、フォーカシング、精神分析のワークショップを飛び回っているわけで、そうした院生たちこそ、フォーカシングと臨床動作法の、草の根での出会いを、すでに紡ぎ続けている、「地上の星」になるべき若手たちなのだと、私はつくづく思っている(^^)

 私はそうした若手の皆さんに、その得がたい機会を自覚しないまま、今の時期を通り過ぎて行って欲しくはない。

 だから、こうして、草葉の影から、もとい、草の根臨床のまだまだ新米中年として、若手に、そのことに注意を向けてもらうきっかけになりそうなことを書くのだ。

 これこそ、すでに中堅になった私に、全く無理なくできる、「出会い」のセッティングである(^^)

 (ああ、もう仲人をする齢だったりして)


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2008/10/14

親世代は、インターネットに「等身大」の関心を向けてほしい(^^) 〔第2版〕

 やっとリアルワールドでの今日のせわしなさから解放されたので、こういちろう自身のバージョンアップ後の復帰(爆)第一弾!!


●直接言えないこともネットでは書き込める 高校生の3割意識(msn=産経。この記事の原統計データはNetstar)

 この中の、

 保護者に相談相手として求めることとしては、「インターネットの仕組みを知っていて欲しい」が52.3%で最多。半数の高校生が、保護者の知識や経験次第では相談しやすくなると感じている実態も伺えた。

という示唆が興味深かったです。


******


 私の父親は、パソコンは仕事で、独力で使いこなせるようになったけど、それは経理専門家としての経理ソフトと、凄く凝ったデジタル一眼レフカメラのパソコンへの画像取り込みと加工→これまた凝ったプリンターでの印刷までのことに留まっているのです。

 パソコン歴はWin3.1時代にさかのぼり、私よりかなり早いくらいなのですね。(もっとも、親の今のパソコンはちゃんとWinXPプリインストールのデスクトップですが)

 ところが、現在に至るまで、父はメールアドレスどころかネット接続環境を、両親の住居は持ったことがありません(関東から故郷、久留米に戻った今、私は2キロ以内に住んでます)


 ......まあ、すでに70歳代を生きる親父ですから、それはそれでいいのだろうと思ってます(^^)

 ソフトの修正パッチやバージョンアップにも興味ないし、動かなくなったら修理屋を呼びつけるという、一番手間いらずの解決策に一気に走るみたいなので。


 そして、ちまたの噂やニュースなどから、

「インターネットには魔物がいる」

と言い続けています(^^;)


******


 先日、


「パケット通信とは何か?」


という、ネットにつないだことがない親父にとっては「難度特Aレベル」の質問を唐突にされました。


 「えーっとね.
 インターネット通信って、
 ひとまとまりの情報をバケツに入れて運ぶみたいなものね。
 いわば荷札のついたバケツに分けて送りあうから、
 ネットという巨大な公共道路で情報が混信したりしないんだよ」

(.......ああ、何という、素朴、かつ、専門家だったらテキトーすぎるよと言われそうな解説.....)

 「.....でさ、通信情報量を量る単位として、『バケツで何杯』って数え方するの」


と答えたら、(以上、標準語訳)


 「そうか、パケットとはバケツの杯数か。
  しかし、 
  バケツの『大きさ』が幾つもあったら『杯数』だけでは公平に計れないではないか」 

    (標準語に翻訳)


.......という、珍問答になったのですが(^^)


 ご存知の人はご存知の通り、1パケット=128Byte世界共通です!!


*****


 実は私個人は、大学生・大学院生時代(1979-91頃)は、バソコンを業務や統計等でも全く使わなかった、いや、マジで「さわった」ことがなかったのです。

 そういう私も、Win95開始直前(1995年)、全く自発的に、

「そろそろワープロ専用機からパソコンに乗り換えてみよう」

と、興味本位かつ、予備知識が圧倒的なまでにないままで、ある日突然パソコンを買ってしまってたのです(その頃ですから、NEC98モデル)。

 ところが、この「の箱」を前にして、

 「.....うう、ワープロ専用機のようにはいかない。
 そもそもキーボードの横文字の羅列は何だ。
 文字変換や文書保存はどのキーを押すのだろう?」

 (ShiftキーもCTRLキーもFキーも、その意味を知らない^^;) 

から出発。


 あとはスキナー箱のネズミのように、

「取りあえずキーを押してみよう」
「たまたまキーを押したら思う通りに動いた」

という、「オペラント条件づけ」から出発したのですね(^^)


 しかも、ほどなく、OSアップグレードで、Win95搭載に早変わり。標準インターネット接続環境がOS自体に完備されるようになったのを幸い、インターネットに加入。

 そしたら、ASAHIネットのパソコン通信にめくり合い、「入っちゃえ」で入り、いきなり書き込み、常連化、2年後には心理系会議室のシスオペになったのです。

 しかも。個人ホームページも作れると知って、ある日、勢いで「作っちゃえ」で開設(1995年12月)。

 プロバイダはついに最近移し、開設12年めにしてURL変更したけど、「阿世賀浩一郎のホームページ」(通称本部サイト)のページのデザインは、基本的に当時の原形が残っているわけです。

 このページのアクセスカウンター、「96年7月31日以降」というのは、「カウンターの取り付け方」を理解した開設半年後から、マジにアクセス数を刻んでいます(^^)


*****


 大学院から常勤カウンセラー時代に体験したのも、周囲のカウンセラーとの、ネットリテラシーや最低常識についての「圧倒的」情報格差でした(^^;)。

 私(1960年生まれ。現在48歳)の世代ぐらいっていうのは、この点、雲泥の差まで開いている世代みたいです(特に1995-2000年頃は)。

 今まで書いて来たように、私は、パソコン・インターネット入門までは、とんでもない行き当たりばったりだったところからのスタートだったのに、一年も経たないうちに、カウンセラー業界内部での私のネットとパソコンスキルはどうもトップクラス(^^;)になったらしく、


●日本人間性心理学会 公式サイト

●日本フォーカシング協会 公式サイト


 ......このふたつの、ネット活用に、臨床心理系では先進的だった組織のウェブサイトを、契約から立ち上げ、ウェブデザインからその後の管理、学会事務局への必要な情報の仕分けからメールの返事、更に内部メーリングリストの管理者まで、ひとりで全部当初、こなしていたのは、他ならぬこの私(^^)

 ウェブデザインこそ改善されましたが、背景ページの色合いなど、未だに私が設定した時の痕跡を残すばかりか、両サイトには今も、私がhtmlをほとんど手打ちし、デザインした当時そのままのページが、かなり残存しています(^^)

 例えばこのページ(現在の日本人間性心理学会サイトの一部)なんて、全く何も変わってない(^^;)。

(.....と、さりげなく、私の過去の学会誌「初」掲載投原著稿論文等(1991年)を一緒にアピールする。ことにフォーカシング関係者には、この目次のいろいろな執筆者名だけで、お楽しみになれます)


*****


 更にいうと、かなり遅れて(^^)、あの「日本心理臨床学会 公式ウェブサイト」が構築される計画初期段階でも、私は参考意見をいろいろ求められたという、ウソみたいな展開が、影の歴史(^^)にはあったりします。


*****


 いまだに忘れがたいのは,日本フォーカシング協会の会員メーリングリスト(年会費3,000円で入会すれば「誰でも」入れます)を開設して1年経った頃(すでに前世紀になった10年前)のある日、


「メーリングリストの参加者の書き込みが頻繁すぎるので、大事な個人メールや仕事上のメールが埋もれてしまう」


という苦情(^^;)が出た時ののこと。


 早急にメーリングリスト参加者のネット環境を調査した結果明らかになった、驚くべき事実!!


.........参加者のかなりの部分が、メールソフトの「自動振り分け(ソート)」のことをご存じなかった!!

(1999年当時は、RSS(フィード)リーダーなるものはまだ少なくとも日本では一般の人向けには全く存在していなかった)


 そこで、管理者としての私は、メールソフトは当時”becky!”党であったにもかかわらず、普段は使っていなかった、そして、ついに先年、歴史的使命を終えつつある段階に入ったけれども、永らく圧倒的シェアだったOutlook Express(注)の自動振り分け(ソート)の手順を調べ上げ、

「日本フォーカシング協会メーリングリストを自動振り分け(ソート)する際のわかりやすいマニュアル」

を半日で作成、早速メーリングリストにupして、多くの参加者から重宝がられたのでありまする(^^;;;)

(この頃、メーリングリスト登録者は200名ほどでした。ちなみに一般の人にも入手しやすいRSS/Atomリーダーの先駆けというべきソースネクストの「いきなり事情通」日本での発売は、2004/7/30です。ちなみにメジャーなインターネットブラウザにフィードリーダーが標準装備されるようになったのはInternet Explorer 7,Mozilla Firefox,Netscape Browser 8からです.....すごく最近なんですね)

****


【注】

 OSがXPのままの皆様、Outlook Expressをすでにほぼ過去形で語ってるのに驚かないで下さいませ(^^)

 Outlook Expressは、Windows Vistaが発売された時点ですでに標準メールソフトとして搭載されておらず、昨年Internet Explorer Ver.7がリリースされた時点で、実は、いよいよ「残務整理段階」に入りました。

 もちろん今後もWinXPのサポートサービスが数年後に終わるまで、セキュリティ更新はなされる筈ですのでご心配なく(^^)

 Window Vistaでは、Otulook expressの後継メールソフトは、公式には"Windows Mail"Vista版引き継いだことになってます。

 なお、VistaはOSとして短命に終わり、すでにマイクロソフトの次世代OS"Windows 7"(仮称)リリース日程の公表までなら、一番遅くて2009年初頭には現実味を帯びる段階が来ています。最悪で、2010年には発売されてます。

  パソコンの買い直しを"Windows 7"まで待つのも賢いかもしれません。

 (この、マイクロソフト次期OS "Wibdows 7〔仮称〕"情報は2008/10/14 AM8;30現在。私に調べられる範囲での、すでにIT業界サイトでニュースとなっている情報水準で調べました)


(以上、注、おわり)


******


 私がこうして、パソコン歴、インターネット歴、カウンセリング業界のインターネット化の黎明期に果たした、知られざる影の役割をここでお書きして来たのは、別に過去の回想や、自慢話をしたいからではありません。

 私のインターネットとの関わりが、全くの自然体でマイペース、構えたところがなかった結果、ネットを知らない層から、周囲から思いもよらないほど頼りにされ、結果的に私のスキルも伸びたということです。

 そうした過程で得た結論。


 ネットとは生身の人間同士をつなぐ、ただのメディア(=媒介=コミュニケーションの手段)。

 ネット世界は、現実世界と同じように「安全」で「危険」なだけ。

 必要とされる社会常識や社会性は何も変わらない

ということ。


 一般マスコミに、
 現代の若者の事件等の際に紹介される
 ネット関係の事柄についてのレベルで、
 親世代が
 むやみにインターネットを怖いと感じるばかりでも困っちゃうし(^^;)、

 かといって、
 無関心、放置するだけでは、
 冒頭にご紹介した記事にもあるように、
 いざって時に、
 子供さんが打ち明けて相談してくる気持ちを削(そ)ぎ、
 子供さんがひとりでネットで遭遇した問題を「ひとりで抱え込み」
 ちょっとネットに詳しくなれば騙されるはずもない次元での
 悪徳商法ネットいじめ
 にどんどんはまり込み、苦しむばかりか、
 重大な精神的・肉体的な危害に遭ったり、
 ネット金銭詐欺の深みにはまってしまう被害者となることもあるわけです。

 そういう意味で、
 親世代の皆様、
 どうか、
 ひたすら実際的で,クールな次元で、
 ネットや携帯の世界の「リアリティ」に関心を持って欲しいと思います。

 それほど高くはない、ある水準に到達できると、
 ネットはただの「道具」であり、
 それを媒介として、
 リアルワールド(現実世界)と同じような、
 生身の人間が、
 人間くさく活用しているだけのことと気づいていただけるはず。

 そうなると、
 ネットを知らなかった世代の大人たちも、
 これまでの人生経験や社会経験から十分可能な形で、
 子供さんの相談に乗ったり、
 アドバイスできることにお気づきになれる筈です(^^)


 繰り返します。
 
 インターネットの世界は、
 夢の楽園でもなく、
 魔物の居場所でもなく、
 現実と同じ水準での、
 ささやかな喜びと悲しみと、
 危険と完全があるだけの、
 「ありふれた、ふつうの」世界.....です(^^)

 ネット社会の未熟さは、現実世界の未熟さ反映に過ぎないのです。


次の記事に続く


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