音楽

2012/01/09

デジタル機器・オーディオのための電源極性管理とノイズフィルター

家庭用電源にも、「極性」というものがあります。わかりやすくいえば、プラグをどちら向きで差し込むかで音は変わります。

このテーマについては、実に多くのサイトで詳しく取り上げられています。

特集 音場工房 電源の「ヘェ~」 | ジョーシン
オーディオ・電源極性、アース管理
音生命!2-1)交流電源極性合わせ
電源コンセントの極性合わせ(オーディオ)・その徒労と異常性を大公開!!
ステレオの鳴らし方 初級編 電源をとろう 1 極性を合わせる
電源極性を合わせよう ~宅録モニター講座
電源極性について
電源極性とOAタップ | OKWave
A-1Drive Audio Tips-電源

・・・・等々。

これらのサイトで共通して言われているのは、

1.コンセントの左側の、右側より細長い方が「ホット側」の筈である。ただし、これは、家の施工の際に必ずしも適切に配線されているとは限らない。

2.そのため、検電ドライバー等でどちらがホット側であるかチェックした方がいい(発光ダイオードが光る側がホット)

このチェックをテーブルタップの極性まで皆チェックして、ホット側にマーキングをいれておくといいかと思います。

3.オーディオ機器の場合は、電源プラグに矢印が付いている側、白くコードが塗ってある側が「ホット」であるのでその向きに挿し込むこと。

4.しかし、コードに目印がついていない場合も多いので、それは実際に音を聴いて聴感で確認するしかない。もちろんコードの抜き差しの際には電源を切ること。一般に、極性があっている場合のほうが、音像の広がりと定位感がいいはずである(・・・・好みによる場合もあるが、一度慣れてくると、どのような音響機器でもどちらが適切な極性での音かどうか、シスコンやiPodオーディオのレヴェルでも耳だけで判断できるようになります)

5.できれば、こうした極性合わせを、オーディオやパソコン機器以外のすべての家電製品についてもチェックする方がいい。

******

次に、デジタル機器が敏感に反応する高周波ノイズの対策について。これは音質のみならず、AV機器の画質にも影響します。

ノイズフィルター付きの、あるいは配線の金属等を吟味した高価なテーブルタップもありますが(例えばオヤイデのこれ)、オヤイデ系で比較的安いものだと、

・・・・これは私が以前から使っているものです。

より安いものだと、

の評価がそこそこ高いようですが、オヤイデにはかなわないというレビューもあり。

しかし、こうしたテーブルタップの吟味と共に、安上がりで効果的なのは、フェライトコアをケーブルに噛ませる方法です。

パソコン機器のケーブルの途中に筒型の膨らんだ部分がある場合にはそこにすでにフェライトコアは内蔵されいています。

以前はオーディオテクニカに一般家電店でも普通に売っている商品があったのですが、どうも生産中止のようです。しかし、今でも同様の製品が販売されています。

この種のフェライトコアを電源ケーブルばかりか、USB等すら含むすべての配線ケーブルに私はくっつけています。書斎に限定すれば、家電を含むすべてのケーブルにこのフェライトコアを噛ませるところまでやっています。

リビングの部屋のすべてのAV機器配線や、エアコンや冷蔵庫のような、持続的に運転される家電の電源ケーブルにもくっつけているくらいに徹底しています。20年以上前からこの種のフェライトコアは数十個ゴロゴロしていましたので。

一般的に言って、音も映像もノイズ感が減り、静寂の中から音が立ち上がり、分離の良い、くっきりとした透明な音になります。ボリウムを上げてもうるさく感じなくなる。iTunesに蓄えたファイルをパソコンスピーカで再生する際にも音の違いがわかります。

ちなみに私の使用スピーカーはBoseの旧製品ですが、今でいえば、

・・・・このクラスになります。しかし、クラシックのようなアコースティックなソースでも、全くデジデジしない、まろやかで透明な音になり、アナログLPレコードを聴いている気分にかなり肉薄していますし(弦の音がまるで違ってきます)、ロックやJ-pop等でも音の分離がはっきりして、細部まで鳴り渡るようになるかと思います。

音源は、USB外付けのSound Blaster SXを介して、24bit/96kHzまでハイビットサンプリング化しています(AV機器もこれをもう一台使ってデジタルテレビと光端子接続です)が、そうでなくても違いがわかるかと思います。

ただ、人によっては、度を越すと、今度は逆に、「音が詰まったように聴こえる」「音が柔らかすぎる」と感じる人も出てくるかもしれません。私は、その録音が持っているソースの音の良さから限界まで「むき出し」になるのが好みなのですが。

フェライトコアは少しずつ買い足し、より電源部に近い方、あるいはデジタルノイズを発信させやすい機器の電源コード側から噛ませて調節していくのが定石でしょう。

*****

なお、夜の方が昼より元の電源のノイズが多いのは歴然とした事実でして、こうしたノイズ対策をしてもはっきりとした昼夜の差がある(それでもしないよりはまし)というのは、シスコンでもわかる現実です(^^;)

【追伸】:ちなみに、Twitter友達から頂いた情報としては、次のような「蓄電池」だと実に綺麗なサインウェーブが出るそうです。ただし高価だし、当然「時間制限」あります。

●ソニー ホームエネルギーサーバー CP-S300

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2011/12/12

劇場版「とある飛空士への追憶」を全く白紙の状態から観ての感想 (第2版 原作読了後の感想つき)

私は1960年代生まれですが、1980年代前半頃の劇場版長編アニメに通じる、何か凄く懐かしい味わいの作品を見せていただいたという感じです。自分が20前後の頃どんなノリで劇場アニメを観ていたのかを思い出させてくれました。

「ナウシカ(1984)」とか「ウインダリア」(1986)・・・というあたりの連想がまずは浮かんだのですが、原作者ははっきり「ラピュタ」(1986)を念頭に置いたと明言されていますね。・・・同じ空が舞台なのに、私、なぜ、とっさには「ラピュタ」を連想しなかったんだろう?(Amazonの原作本の「著者メッセージ」覧参照)。

←(注:初版の文庫版。劇場版はこれに基づいて作られたとのこと。改訂新版については後述。)

SF的設定もあり、空中戦も見所とはいえ、物語の基本的な流れは、まるで童話のような騎士道ラブ・ロマンス。そういう意味では王道過ぎるくらい。でもそれが全然陳腐とは思いません。これだけ緻密にストーリーを組み立て、丁寧に作られていたら私は十分満足です。完成度が高ければ、物語が「見え透いて」いてもいいのです。

全く白紙でこの作品を観る機会に恵まれ、他の方のレビューも全然読まないままで敢えてこのレビュー載っけることにしたのですが、「原作本の」情報とレビューの方は、この劇場版観たあとでちょっぴり拝見しました。

・・・何だこの5つ星の数は。大ヒットしたライトノべルなんですね。何かこういうストーリーのものも、今も好まれるというのは、オジサンとしてはなぜか胸をなでおろしてしまいます(押井守さんの諸作品、例えば同じ空戦ものの「スカイ・クロラ」とかも、全然持ち味は違うビターさがあるものの、好きな人間ですが)。

同じマッドハウス制作の「時をかける少女」と「サマーウォーズ」も非常に好きな映画ですが、緻密な日常描写とキチンとしたまとめ方には相通じるものがある気がします。脚本はこの2作に続いて奥寺佐渡子さん。

キャラデサインもやはり同じ貞本義行さん?これでは主役の「飛空士」シャルルと王女様ファナが「エヴァ」のシンジとレイそのままみたいじゃないか!・・・と思ったら、松原秀典さんという方。調べてたら、劇場版「エヴァ」新劇場版のと破で作画監督のひとりをしていた方なんですね。このへん、原作のイラストやコミック版のイメージと全然違う・・・という方も恐らくありそうですが、以上の作品を皆好んでいる私はそれを「許し」ます。「貞本風」というのは、もはや宮崎アニメと同じで、ひとつの「スタイル」かと。

シャルル役の神木くんも「サマーウォーズ」からの続投ですが、もはや声優としても「安心の隆之介」の域かと思います。これに対してファナ役の人を「棒読み!下手!」というのはたやすい。しかし、王家の箱入り娘として無垢に育ったファナ役ぐらいは、「生硬(ぎこち)ない」くらいがいいのではないか。ここに「うまい」声優さんをあててしまうと、この作品、いよいよきれいにまとまり過ぎてしまう気がします。

「原作と比べて世界観や背景の説明、心理描写や戦闘シーン、「終章」などの各シーンの簡略化や変更が多く見られている」という情報も某所で確認しましたが、何の先入観もなしで観ても、映画として自立しているかどうかが大事なんじゃないかと個人的には思っています。

========以上、私のAmazonレビューよりそのまま転載==========

● ↓ ロングバージョンの予告トレーラー(終了後に、引き続き表示される「関連動画」で冒頭12分がまるまる観れます。これ、「承認済み」のものだろうと思いますが。

*****

私は、マジ、上記のアマソンレビューを、映画についての他の人のレビューに「目隠し」したまま書いたのです。人気ある原作付きアニメというものがいかに原作ファンに叩かれやすいか過去の経験から容易に想像が付くので、完全に予防線を貼った書き方を意識的にしています。

私にできるのは、自分が観てきた「他のアニメとの比較論」、これ一本勝負。そういう書き方も、全く先入観なくこの作品に興味を引きつけるのには意義があると思いましたし。

ライトノベルの元祖、新井素子の「扉を開けて」(劇場版1986)なんかも、劇場はもう無茶苦茶不入りで、打ち切りの悲哀を舐めています。この作品については原作も読んでいますが、原作よりも秀でた部分も相当ありました。マーク・ゴールデンバークの音楽が非常に素晴らしくて、当時の最先端だったと思います。

*****

レビューを少し補足すれば、私は「俳優さんの」声優演技というものに好意的な立場です。ファナ役の人はともかく、神木くんの方まで「棒読み」というのはどうなんだろう???? 神木くんは役者として非常な才能がある人と思っていますが、声優としてもすでに実力を伸ばしてきていると思います。

それに、今の若い世代の人たちって、80年代前半頃までの声優さんのかなりの部分が「舞台演劇」の俳優さんも兼業していたことを知らないまま、昨今の「声優声」の価値基準に染まっているのではないかという危惧もあります。

もっとも、今の若い声優さんが、昔とは違う意味で若くから卓越した技量やしっかりした考えも持っている人も少なくないのは認めますし(まどか☆マギカ」のオーディオコメンタリーを丁寧に聴いていて感じた)、私は、宮崎駿さんのような、過激な「今の声優排除」論者ではありませんが。

*****

さて、原作の方、新装版(改訂版)で文庫から通常書籍(単行本)に格上げになり、価格も値格上げ、表紙も大人びたものになっているようですね。

恐らく、もはや「ライトノベル」の域を超え、もっと年齢が上の幅広い読者層に訴えるだけのものがあるのだろうと思います。映画の完成後に刊行。他の方々のレビューを読む限り、ストーリーは、より練りこまれているとのこと。

・・・・読みたくなった。(追伸:注文済み)

*****

【追伸12/16】

読み上げました。

映画版の元になったのは「初版」の方とのことなので、敢えて「ガガガ文庫」版の方にして比較してみたのですが、これだけ原作を尊重した映像化は「珍しい」域かと思います。原作から想像できるであろうテイストも全く同じ。これ以上を求める原作読者というのは「強迫的」というか、私にはこのアニメ化で不満という人たちの気持ちが、「わけがわからないよ」(^^;)。文字で書かれた心情表現というのは画面の「行間から」読み取るものです。

興行的には打ち切りの悲哀を舐めたそうですが、それはむしろプロモーション等の問題ではないでしょうか。

*****

更に調べたら、「とある飛空士の・・・」はシリーズ化されているようですね。

 ↓ これ、「とある飛空士の恋歌」の「文庫本の」宣伝のためだけのアニメトレーラー? 何かむやみに凝ってますね。このクオリティでアニメ全編作れれば「凄い」でしょうが、原作は長い作品のようで、むしろクオリティ維持してのTVシリーズ制作が無難かも知れませんね。

 ↑ こっちの方はいかにも「ゼロ年世代の」画面作りでキャラデザですが、個人的には、このタイプのキャラデザって、私にはみんな同じように見えてしまうのです(^^;)

******

 私の観た、生粋の「ゼロ年世代」のアニメは、「まどか☆マギカ」と、「化物語」だけ、あと、一応、昔私が好きだった幾原監督の「輪るピングドラム」のみリアルタイムで観てます(「時かけ」「サマーウォーズ」という細田守作品は典型的「ゼロ年世代アニメ」の枠の外でしょうから)。

「ピングドラム」は、独特のセンスと、先が読めない展開満載で、結構面白いけど、視聴者を選ぶ作品かな?・・・私はどっちかっていうと、世代を超えて、誰が観ても引き込まれるタイプの作品が好きです。

「まどか☆マギカ」は世代を超えて唸らせるものがある「特異な到達点」と感じ、一気にはまったのはこのブログでも随分書きました(「まどか☆マギカ」カテゴリー参照)

「化物語」は、新房監督の様式美満載、西尾維新の原作そのものらしい独特のセリフ回しが一貫してて、なかなかセンスあるけど、やはり若い人向けの「ライトノベル」原作アニメだなあ、ホラーものと言うには物足りない描写だし・・・という感じ方止まりです。そして、ああいう「ハーレム状態」作品はちょっとねえ・・・戦場ヶ原ひたぎに人気があるのは、なるほどと感じましたが、私は一話での彼女のややボーダーチックとも言える「凄み」が2話以降なくなり、単なる「デレ」になったのが勿体ないかと。「ああいう」告白は、さすがの私でもベタだと感じる(^^;)

・・・・あ、新房監督つながりで、「さよなら糸色望先生」のTVシリーズも観ました。これはなかなかビターな優れものだと思いました。大槻ケンヂのOP・EDもナイス!!

******

まあ、そういう、「エヴァ」以降は「空白の15年」くらいのブランクを抱え込んでいた(押井・宮崎作品は別枠)、熟年アニメファンの感性で、この記事書いてると思ってください。

このあとは、とりあえず、新海誠監督の「ほしのこえ」「雲のむこう、約束の場所」「秒速5センチメートル」のあたりは、時代に追いつくために(?)観てみたいと感じています。

*****

●P.S.

このレビューの最初の部分で、「ウインダリア」を引き合いに出しましたが、実は、「ウインダリア」には、実は「-童話めいた戦史-」という副題がついていまして、「とある飛空士への追憶」を観た時に、思わずこの言葉が思い浮かんだのです。

ちょっと共通する雰囲気のところもある。過去なのか、未来なのかわからない異世界設定、国同士の対立、恋愛、ちょっと変わった飛行機械など。もちろん物語全体とすれば相当違いがありますが・・・あ、これ以上は口を滑らせないほうが両作に興味がある人にはいいかな(^^)

「ウインダリア」のDVD(数年前から所有してます)、ひょっとして、今も販売されている可能性に、一縷の望みをつないで探しましたが、以下のような相当な中古プレミアム価格になっています・・・・知る人ぞ知る名作なのですが。

脚本を書いた藤川桂介氏による小説版の中古市場は廉価です。小説版は私は未読ですが、これはこれで評価が高いもののようです。

最後は、いよいよ「とある・・・」から完全に外れてしまいますが、「ウインダリアの」挿入歌「約束」、エンディング、「美しい星」(新居昭乃さん)も名曲だと思います。ご紹介。

 ↓ 更に、「ウインダリア」の方のロングバージョン予告トレーラーも見つけたので。

*****

もうひとつ追伸:

最新情報入りました:

●細田守監督最新作は「おおかみこどもの雨と雪」 新スタジオ設立も(映画.com)

●細田守監督 :主人公は“聖母”のような母親 舞台は富山県 新作「おおかみこどもの雨と雪」(MANTAN WEB)

独立して、新スタジオ「スタジオ地図」設立とのこと。スタジオジブリとも連携。やるねえ~

やはり(細田氏自身との)共同脚本:奥寺佐渡子、キャラデザ貞本義行と続投。楽しみ。

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2011/11/21

Skype等での音質改善におけるUSBオーディオ変換アダプターの効果

 私は、フォーカシング技法の個別指導をSkypeを用いて有料でお引き受けしています。

 これまではウェブカメラの内部マイクを活用したハンズフリーで音声の入出力をしていたのですが、(音声はBoseのスピーカーで聴いています)一部の方から、毎回音声にノイズか乗るとの指摘をいただきました。

 私はあのヘッドセットというのがわずらわしくて苦手です。そこで、マイクの方だけ改善しようと色々調べたのですが、レビューによって評価が極端に分かれるのですね。

 そうやって評価が割れる原因は、オンボード(パソコン内蔵)の音声入出力の性能差といいますか、パソコン内部でいろいろ音質に干渉が生じ、雑音が乗りやすいことが大きいらしいとわかりました。

 USB入出力の外付けUSBデジタルマイクを使っても、Amazonレビューではこれまた、ユーザーの使用環境によって、個々の商品での評価が割れやすいようです。かなりの程度高価になるのは覚悟で吟味しない限り、相性のいい廉価なアナログマイクより音質が劣ることすら多いようです。

 本格的に、Sound Blaster等の音声ボードやUSB外付けオーディオインターフェースまで導入すると一番確実でしょうが、それなりの出費が必要です。

 結局、マイクはアナログ入力でいいので、USB外付けのオーディオ変換アダプターを導入するのが、廉価で、一番外れの少ない音質向上対策のようです。

 ・・・・となると、私は以前からそのようなものをパーツとして持っていたはずではないかと思って漁ったところ、出てきました。型番もシールが剥がれてわかりませんが、5年は前の製品です。確かそこそこ高価なヘッドセットに最初から付属していたものです。ヘッドセットの方は短い期間で壊れてしまったのですが。

K3400032

 このボックスだけでマイク(音声入力)側もスピーカー(ないしヘッドフォン)側の音量調整も可能です。

 この種の製品は、skypeどころか通常のオーディオ再生においても、パソコン本体のアナログ音声出力端子活用よりも音質が向上します。うまく行けば下手なCDコンポすら凌駕するのですね。

現在販売されている製品では、

SONY UAB-350PLANEX WPL-US35AP

これらの製品が評価は高いようです。

私の場合、オーディオインターフェイスへのアナログ入力マイクとして、

BUFFALO BSHSM06WH

だけ新調した形になりました(定番中の定番ですね。仮に相性が悪くても諦めが付く価格かと)。この安価なマイクを先述のSONYのオーディオインターフェイス経由で接続するだけで、音質は抜本的に改善できたようです。マイクからの口の距離であまり音質変化はありません。Skypeの相手方の人もこの音質に満足されています。

******

 なお、ヘッドセットとUSBオーディオインターフェイス(上記と同じUAB-350)がセットになった商品としては、以下のソニーの製品の評価が高いようです。

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2011/10/10

水樹奈々という「現象」

水樹奈々という歌手(と一応しておこう)をご存知だろうか?

すでに公式デビューして10年以上、年齢31歳、一昨年の紅白にも出場し、「深愛」という曲を熱唱、昨年の紅白にも連続出場するばかりか、前宣伝の番組に4回もアシスタントを務めているので結構多くの人間の知られるようになったかとは思うが。

Youtubeでは、ライブ映像は著作権上ことごとく消去されているので、公式プロモーションビデオへのリンクだけ、上述の「深愛」へのリンクを貼っておく。

●深愛(YouTube)

転調が多い高度で斬新な、J-POPとしてみても最先端の曲作りで、演歌的ヴィブラートを効かせて圧倒的な表現力で歌い切るこの曲に、何の予備知識もなく、紅白で接した時には、その新鮮さに驚くしかなかった。

しかし、彼女は「声優」であり「アニソン歌手」なのである。

私はいわゆる「ぜロ年世代(2000年以降)」のTVアニメを全く観てこなかった(まどか☆マギカでの復活まで)。彼女が声優として出演するアニメを試しに見てみたのもついこの前のことである(CLAMP原案の「BLOOD-C」の第一話のウェブ配信です)。

そのため長年のファンからすれば「にわかファン」に過ぎない。

(すでにずっとのファンの方、そういう人間が書くことだというつもりで読んでください)

******

とりあえす色々調べた結果を紹介文として書かせていただきます:

愛媛県新居浜市出身。両親が経営する歌謡教室で、みっちり演歌の手ほどきを受け、瀬戸内地域屈指の「のど自慢荒らし」となり審査員の目にとまり、「声優に興味がないかと」と誘われる。

上京して堀越高校に進学。代々木アニメーション学院声優科にも並行して通って学業と両立させ、卒業時に全コースから学業優秀・品行方正の卒業生1人に贈られる堀越賞を受賞。最初の所属事務所ではなかなか歌手としては芽が出なかったばかりか事務所は倒産、キング/スターチャイルドレーベル(アニソンの老舗である)に移籍してから大ブレイクする。声優としてはすでに13年のキャリアを持つ。

しかし、彼女の場合には通常の「声優が歌も歌う」場合とはまるで次元が違っている。あまりにも歌唱レヴェルが高く、先述の、演歌とJ-POPの融合した独創的な歌の世界は「奈々ワールド」としかいいようがなく、ドームクラスの大会場でのコンサートツアーを満杯にする熱烈なファン層を生み出している。

彼女の声の実力を信頼した”Elements Garden”という音楽集団とのコラボによって、一体何をどこまでやれるのかにひたすらチャレンジし続けている。

****

私はこの1年ぐらい、BSの幾つかの番組を通して感じていただけだが、奈々に限らず、この10年ほどのアニソンの世界というのは、通常のJ-POPよりも更に先鋭に、やりたい放題の曲作りがなされているようだ。

以前のように、歌手の売り出しのための階段として、まずはアニメとコラボレートするに過ぎない時代とは異なる。

もはやアニソンは時代の先端を行く堂々たる「音楽ジャンル」なのである。アニメを好きになったコアなファン層を安定した購買層としてあてにしていればいいので、プロデュースも既成の型に固められてはいないともいえる。

そういう中で、大衆への幅広い認知の領域に一歩飛び出したのが、水樹奈々ということなるようだ。

*****

彼女は何よりライブでの熱唱が凄く、小さな体で驚くべき歌唱水準を維持しているらしいとは噂に聞いていたので、私が彼女に投資する第一弾は、いきなり最新のライブのBDとなった。BDソフトはまだ「まどマギ」以外には持っていない(^^;)

この"NANA MIZUKI  LLIVE GRACE ORCHESTRA"と題するステージは、東京ニュー・シティ管弦楽団との横浜アリーナでの共演、しかも20曲、3時間近くに及ぶライブ。これだけの曲数を網羅したライブは他にないようである。

横浜アリーナなら、関東在住時代に、ayuのライブで何回か体験したことがあるが、すり鉢状に近い構造は、大会場ながら、ステージとの距離感・親密度が、代々木体育館などと比べてもずっと秀でている。そこに100名近いオーケストラのステージ。休憩をうまく挟みながらも、(ayuほどには)あまり過剰な演出はせず、歌をガンガン歌いまくる。それで確かにこの歌唱水準の終盤までの維持は只者ではなさ過ぎる。

そして何より聴衆が熱い。ステージとの一体感が凄い。はっきりいってayu以上である。

ボーナストラックとして、尊敬する美空ひばりの曲を数曲歌ったステージも収録されている。このひばりカバーの水準も非常に高く、彼女が今後何十年も歌手として歌いつづけられ、広い層に受け入れられる普遍的な歌手へと更に成長していくと感じさせられた。

*****

おしまいに、「深愛」とならぶ彼女の最大のヒット曲、”Eternal Blaze"も紹介しておこう。

ただし、これはいわゆる【MAD】である。わかりやすく言えば、アニメの名シーンをうまく編集した動画と歌のコラボであるが、水樹奈々出演作ではないアニメとコラボしたものとする。

要するに、またもや「まどか☆マギカ」ですが(^^;)、実は”Eternai Blaze"という曲を私が知るそもそものきっかけがこの動画である。

更に調べたら、この曲は、「まどか☆マギカ」の新房昭之監督が数年前に製作した「リリカルなのは」という、これまた魔法少女アニメで、彼女も主題歌兼声優とした出演していた・・・という意味では遠い連関があることになるので・・・。

*****

【追記】

彼女の自伝、「深愛」についてのレビューはこちら

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2010/12/15

来年4月からNHK衛星放送はハイビジョンの2波に再編成される。

 地上波デジタルテレビを導入してやっと気がついたのは、NHK衛星第1と第2(もちろん「衛星アナログ」ではなくて「衛星デジタル」である!!)が、地上波デジタルの画面に比べても何か「冴えない」画質でしかないということだった。

 私は地上波デジタルを導入するまでハイビジョンを自宅で観た経歴がなかった。ほんの何年か前の頃は、ハイビジョンのテレビが32型で実売5万を切ることもあるという相場には全然なっていなかったわけである。

 ハイビジョンですら、例えば水のキラキラした流れを撮影すれば、情報量目一杯になるのだろう、小さな四角の市松模様がチラチラする場合もある。地上波デジタルの同様の市松模様よりは箱がずっと小ぶりだが(地デジの解像度は最高1440×1080、BSのハイビジョンは最高1920×1080のフルハイビジョン)。

 地上波デジタルは、必ずしもそんなに高品質ではないという意見もあるが、BS1とBS2の方がすでに何となく「見劣り」していたということに同意してくださる方も少なくないだろう。

 (方式が違うので単純なスペック比較はできないかもしれないが、何か、地上波デジタルの方が現行BS1とBS2より輪郭がすっきりくっきりした「抜けの良さ」がある気がする)

 そうこう思っていたら、数日前に、来年(2011年4月)から、現在の「衛星第1」「衛星第2」「衛星ハイビジョン」の3波態勢が再編され、「NHK BS1」「NHK BSプレミアム」の2チャンネルに再編されることを知った。

 すでに以前から流されていた情報らしいが、公式に、チャンネル名を含めて総務省から正式に認定が出て、公表されたたのが9日である。

 どちらもハイビジョン規格である。

●朝日新聞の12/14付けの記事

 12/4以降、BShiでは「BSベスト・オブ・ベスト」と題して、放送時間の殆どといっていい時間帯で、これまで10年の(主として)ハイビジョンの名作の再放送を続けているのだが、この「大盤振る舞い」は、こうして2波に統合される直前だからこそ、意識的になされているのだろう。

 多くの番組が、1時間50分前後の映画並みの大作ドキュメンタリーである。

 一週めの歴史・紀行系のドキュメンタリーも興味深かったが、2週目に入ってからの一人の人物に密着取材したドキュメンタリーに、これまでのBShiの真髄があったのではないかとも感じた。

 一昨日の立川談志、昨日の小澤征爾(まだこの後もあるらしい)やバレリーナの吉田都、バイオリニストの神尾真由子など、別に映画や自然風景」だからハイビジョンの価値があるというわけではなく、「人間のリアリティ」を長尺で伝えても飽きさせないあたりに、固有の面白みや奥の深さに気づかせてもらえた。

 メッセージが押し付けがましくならない、特定の視点からのみ切り取った感じがしないのである。人間が淡々と丸出しになっていく。

  2波化されたあとの新「BS1」は、従来のBS1に通じる、スポーツと報道中心の路線で行き、「BSプレミアム」は、これまでの「BS2」と「BS-hi」の流れを汲む教養と娯楽のチャンネルと位置づけられるようだが、実質的には枠がひとつ減ることになる。

 個人的には、BS2の番組を映画とクラシックのライブ以外で観ることはほとんどなく、BS2固有の存在意義が何か魅力不足になってきていると感じていたし、一部の番組に、BShiの地上波よりも先行放送することまでは理解できても、それに輪をかけてBS2でも放送という3重の放送まで必要かと思うこともあった。

 だが、今後も、従来のBS-hiの持っていた重厚な深みある「独自制作番組」がこれまでと同じような余裕あるクオリティで製作され続けることを祈りたいと思う。

 すでに18時から20時までのNHK総合を除くと(時として総合のNHK特集は見るが)、民放のBS含めて(あの、昼間のショップチャンネルだらけの埋草的時間帯には閉口しながらですが・・・)、結局、地上波デジタルテレビではなくてBSデジタルの方を見ている時間帯が遥かに長い私なのであった。


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2010/11/19

「のだめ」原作、とっくに読了していたのですが・・・

 あれから、のだめの原作についての感想を書かないままだが、もちろんとっくに読み終わっております。更にTVのドラマ版見直し始めるという「循環ループ」に突入。

 こうなると、お金の余裕ができたら、劇場版まで全部DVD買ってしまうでしょうね(^^)

 ともかく、原作そのものが凄かった! と申し上げるしかありません。それあっての映像作者や俳優たちの「あの」情熱を引き出したとしか・・・・

 原作をどのように実写版で「割りきって」処理したか(ニナ・ルッツ音楽祭や新潟の海水浴、叔父の一家や千秋の父が登場しないままであること)も、むしろ原作のエッセンスを映像ドラマとして描き出す上での十分な必然性があったと思います。

 おかげで、シュトレーゼマンが背負う役割が原作以上に重厚になり、再びテレビドラマ編にを丁寧に見直すと、シュトレーゼマンの一見突飛に見える気まぐれな言動が、実は「師」としての透徹した老練な身の処し方のように見えてくる。

 原作の、ショパンのピアノ協奏曲に向けての物語の盛り上げ方も大変に周到な熱の入れ方だったと思います。

 ともかく、映像を観てから原作、という順序だからこそ、原作の持ち味がくっきりと堪能できました。

 あとは、近所のレンタルには置いてない、パリ編以降のアニメ版のみが、当面積み残しになるでしょう・・・

のだめカンタービレ 1-24巻セット (講談社コミックスキス)

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2010/11/11

「もしメンバーの一員になるなら、どのアニメがいい?」

ブログネタ: もしメンバーの一員になるなら、どのアニメがいい?参加数拍手

 日本ハムへの入団が決まった斉藤くんが「仲間」を連発するのは「ワンピース」の影響とのことですが、実は私、「ワンピース」は劇場版1本(「オマツリ男爵と秘密の島」を、今や私がポスト宮埼・押井の一番手と期待するに至った細田守監督とは知らずにテレビで偶然見ている。確かその直後にDVDでいきなり「時をかける少女」に接して細田さんの名前をidentifyしたという順序)とテレビシリーズ一話分しか見たことがありません(^^;)

 かと言って、我が因縁の「エヴァンゲリオン」に出たら、TV版の世界である限り、いつゲンドウに殺されるか、生き残れるかわからん!!

 「ゴーショーグン」のレミー島田なりたいと言い出したら、てめえ男だろ!ということになるし。

  やはり今の私だと、「のだめカンタービレ」でしょうね。・・・でも、私のバイオリンの腕は、「のだめ」の影響でここ1週間は毎日必ずのように取り出して調弦して、ブラームスの交響曲第1番の終楽章の第一主題だけは弾けるようになって勝手に悦にいっている水準ですから、いくら未来を見越しても(爆)、シュトレーゼマンにSオケに入れてもらえるとは思えず。

 私にとって年齢的にちょうどいいのは、裏軒の峰龍太郎のおやじか、(ドラマ版では出てきませんが)千秋のおじさんの三善竹彦か、音楽評論家の佐久間学(少し私じゃ歳いってる?)というあたりにしかなれないでしょうね(^^)

 まさか、Sオケの「マスコットおじさん」・・・というわけにもいかないでしょうし・・・(爆)

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2010/10/30

のだめ様ご一同、大川、ではなくて久留米に、ついに到着(ご帰省?)!

 先日の記事でお書きした経緯を経て、千秋様のようにタクシー代1万数千円なと全く不要のまま、なぜ佐賀県に一度突入し、有明海の干拓地のまっ平らな田んぼの中の一本道に白目を向かれることもなく。

 あのちっご川(筑後川)の堤防も、うちからも500メートルしこ離れとらんっとよ! でも、あのっさい、20キロばかし上流なだけじゃけんど、結構近かとよー、のだめちゃんち!・・・・などと「大川弁」ではなくて「久留米弁」であいさつするけん。

Nodamecomicfullset


 遠かとこからよう来(き)んしゃたのお。台風ば来(き)よったけん、雨ば降らんかと、ちぃーっと心配しょったけんど、「あの日」と同じこつ、曇り空からちぃーっと夕日が差しよるけど、あんまじ寒かのうて(寒くなくて)来(き)とくれしゃって、ほんなこつよかったばいねえ。

 ゆっくり読ませていただくけんね!!

【追記】:原作の感想はこちら

のだめカンタービレ 1-24巻セット (講談社コミックスキス)

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2010/10/28

中間報告:「のだめカンタービレ」原作本全巻セット、Amazonアフィリエイトポイントのみで一気にゲット、明後日配達予定?!

 これを可能にして下さっているのも、当ブログの読者の皆様が、非常にコンスタントに当サイトにおいでいただき、私のサイトからAmazonの買い物をして下さる方がいてくださるからこそです。

のだめカンタービレ 1-24巻セット (講談社コミックスキス)

 厚く御礼申し上げます。

【追記】:

 そして・・・・

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2010/10/22

「のだめカンタービレ 最終楽章 後編」評

すでに書いてきたように、「最終楽章 前編」も凄いと思いました。でも後編を見てしまうと、前編はもはや「前座」に過ぎなかった・・・・

●公式サイト

●予告編公式映像(Yahoo ID入力が必要です)

のだめカンタービレ 最終楽章 後編 スタンダード・エディション [DVD]

 音楽的成長という意味でも、のだめと千秋の男女関係の成熟という点から見ても、まさか、ここまで果てしない凄みと高みに向けて、これでもか、これでもかとばかりに、多段式ロケットのようにして物語を盛り上げ、そして、気がついてみると、TVシリーズと同じ光景、同じセリフが、全く違う次元で舞い戻る。

 人との出会いを真に育みあえる、永遠の別れと背中合わせの緊張のなかでの長いうねうねした道のり("The Long Winding Road"・・・なんつーて^^;) の厳しさと切なさと重さ。でも、だから人生は面白いんだ!

 ・・・千秋とのだめの深い内面的葛藤すらじっくり、鳥肌立つ域まで描きながら、飾らないユーモアと暖かさを織り交ぜつつ、すべて「包摂」できている、演出の圧倒的素晴らしさ。映像の美しさ。

 音楽の演奏それ自体の素晴らしさは、もはや言うまでもありません。後編はもはや、「世界のトップレヴェル」の演奏です。

 「のだめ」のTVシリーズから「in ヨーロッパ」を経て、この最終楽章前・後編に至る全体が、もはや日本が世界に誇るべき、奇跡のような「音楽映画」の超傑作シリーズのように思えてなりません。

*****

 なお、この「最終楽章 後編」で、たいへん重要な役割を果たしてる、ベートーヴェンの晩年の、ピアノソナタ第31番イ長調も、私が若い頃から溺愛してきた曲で、ケンプ盤、ゼルキン盤などへの愛着が高いのですが、「一枚もの」となると、アシュケナージの繊細で録音もいい演奏をセレクトしておきましょうか。

 ポリーニ盤よりはいいと思いますよ。さもなければ、ゼルキンの厳格さのある演奏を、お探しください。

 ・・・・うーん、今、聴き直したら、ゼルキン盤の優しさと孤独、厳しさのすべてを包括するスケール感の方が、映画でののだめの演奏に近いかも。

アシュケナージ/ベートーヴェン:ピアノソナタ第30-32番

ゼルキン./ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番 他

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