パソコン・インターネット

2012/01/09

デジタル機器・オーディオのための電源極性管理とノイズフィルター

家庭用電源にも、「極性」というものがあります。わかりやすくいえば、プラグをどちら向きで差し込むかで音は変わります。

このテーマについては、実に多くのサイトで詳しく取り上げられています。

特集 音場工房 電源の「ヘェ~」 | ジョーシン
オーディオ・電源極性、アース管理
音生命!2-1)交流電源極性合わせ
電源コンセントの極性合わせ(オーディオ)・その徒労と異常性を大公開!!
ステレオの鳴らし方 初級編 電源をとろう 1 極性を合わせる
電源極性を合わせよう ~宅録モニター講座
電源極性について
電源極性とOAタップ | OKWave
A-1Drive Audio Tips-電源

・・・・等々。

これらのサイトで共通して言われているのは、

1.コンセントの左側の、右側より細長い方が「ホット側」の筈である。ただし、これは、家の施工の際に必ずしも適切に配線されているとは限らない。

2.そのため、検電ドライバー等でどちらがホット側であるかチェックした方がいい(発光ダイオードが光る側がホット)

このチェックをテーブルタップの極性まで皆チェックして、ホット側にマーキングをいれておくといいかと思います。

3.オーディオ機器の場合は、電源プラグに矢印が付いている側、白くコードが塗ってある側が「ホット」であるのでその向きに挿し込むこと。

4.しかし、コードに目印がついていない場合も多いので、それは実際に音を聴いて聴感で確認するしかない。もちろんコードの抜き差しの際には電源を切ること。一般に、極性があっている場合のほうが、音像の広がりと定位感がいいはずである(・・・・好みによる場合もあるが、一度慣れてくると、どのような音響機器でもどちらが適切な極性での音かどうか、シスコンやiPodオーディオのレヴェルでも耳だけで判断できるようになります)

5.できれば、こうした極性合わせを、オーディオやパソコン機器以外のすべての家電製品についてもチェックする方がいい。

******

次に、デジタル機器が敏感に反応する高周波ノイズの対策について。これは音質のみならず、AV機器の画質にも影響します。

ノイズフィルター付きの、あるいは配線の金属等を吟味した高価なテーブルタップもありますが(例えばオヤイデのこれ)、オヤイデ系で比較的安いものだと、

・・・・これは私が以前から使っているものです。

より安いものだと、

の評価がそこそこ高いようですが、オヤイデにはかなわないというレビューもあり。

しかし、こうしたテーブルタップの吟味と共に、安上がりで効果的なのは、フェライトコアをケーブルに噛ませる方法です。

パソコン機器のケーブルの途中に筒型の膨らんだ部分がある場合にはそこにすでにフェライトコアは内蔵されいています。

以前はオーディオテクニカに一般家電店でも普通に売っている商品があったのですが、どうも生産中止のようです。しかし、今でも同様の製品が販売されています。

この種のフェライトコアを電源ケーブルばかりか、USB等すら含むすべての配線ケーブルに私はくっつけています。書斎に限定すれば、家電を含むすべてのケーブルにこのフェライトコアを噛ませるところまでやっています。

リビングの部屋のすべてのAV機器配線や、エアコンや冷蔵庫のような、持続的に運転される家電の電源ケーブルにもくっつけているくらいに徹底しています。20年以上前からこの種のフェライトコアは数十個ゴロゴロしていましたので。

一般的に言って、音も映像もノイズ感が減り、静寂の中から音が立ち上がり、分離の良い、くっきりとした透明な音になります。ボリウムを上げてもうるさく感じなくなる。iTunesに蓄えたファイルをパソコンスピーカで再生する際にも音の違いがわかります。

ちなみに私の使用スピーカーはBoseの旧製品ですが、今でいえば、

・・・・このクラスになります。しかし、クラシックのようなアコースティックなソースでも、全くデジデジしない、まろやかで透明な音になり、アナログLPレコードを聴いている気分にかなり肉薄していますし(弦の音がまるで違ってきます)、ロックやJ-pop等でも音の分離がはっきりして、細部まで鳴り渡るようになるかと思います。

音源は、USB外付けのSound Blaster SXを介して、24bit/96kHzまでハイビットサンプリング化しています(AV機器もこれをもう一台使ってデジタルテレビと光端子接続です)が、そうでなくても違いがわかるかと思います。

ただ、人によっては、度を越すと、今度は逆に、「音が詰まったように聴こえる」「音が柔らかすぎる」と感じる人も出てくるかもしれません。私は、その録音が持っているソースの音の良さから限界まで「むき出し」になるのが好みなのですが。

フェライトコアは少しずつ買い足し、より電源部に近い方、あるいはデジタルノイズを発信させやすい機器の電源コード側から噛ませて調節していくのが定石でしょう。

*****

なお、夜の方が昼より元の電源のノイズが多いのは歴然とした事実でして、こうしたノイズ対策をしてもはっきりとした昼夜の差がある(それでもしないよりはまし)というのは、シスコンでもわかる現実です(^^;)

【追伸】:ちなみに、Twitter友達から頂いた情報としては、次のような「蓄電池」だと実に綺麗なサインウェーブが出るそうです。ただし高価だし、当然「時間制限」あります。

●ソニー ホームエネルギーサーバー CP-S300

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2012/01/01

久々に「なかのひと」統計公開!

お正月でもありますので、久々に「なかのひと」サイトでの当ブログの状況を掲載しましょう。

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あくまでも「推計」ですが、私のサイトは昔から、想定外なくらいに、女性読者が多いという点では変化がないのでありまする(^^;)

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2011/12/18

Skype(インターネット音声動画通信)を通してのフォーカシングへの誘い

・・・・以下、インターネットにまだあまり詳しくない、初心者向けの内容です。

*****

 皆さんは、Skype(スカイプ)をご存知でしょうか?

 インターネット上で、ライブで音声動画通信を行うソフト、要するにTV電話のようなもので、しかも使用料金は無料です。
 ヘッドセットと呼ばれるマイク付きヘッドフォンさえ購入すれば、簡単な設定で、日本全国、いや、世界中のフォーカシング・ピープルとの間で、パートナーシップを持ったり、トレーニングを受けたりすることができる可能性がひらけます。

 電話、ないし電子メールによるフォーカシングは、かなり前から欧米では行われていましたが、日本でもすでにSkype経由でフォーカシングを共有・提供しておられる方もすでに少なくないかと思います。

 ここで改めて、まだご存知でない方のために、Skypeの活用が秘めた大きな可能性について、私なりにご紹介したいと思います。

  1. 好きな時に、フォーカシングのパートナーシップを共有できる。どこかに足を運ぶ必要もない(交通費も要らない)。身近な地域にフォーカシングのグループ等がない場合でもセッションを共有できる。
  2. ワークショップやグループの場は、日常から切り離された、フォーカシングを共有する仲間がいる「特別な場所」からこそ安心してフォーカシングできる長所もあるでしょうが、Skypeによるセッションだと、家の自室にいる「日常的な自分」をそのまま持ちこんでセッションを持つことができる。
  3. 家の外に出ると、もともと非常に傷つきやすい方の中には、フォーカシングの集いの場に出ても、それだけで「素の自分」で全然いられなくなり、セッションの中で、いつまでたっても自分の中の肝心な「何か」に触れらない、あるいは、仮に集いの場でいい体験をしても、その効用が日常に全然反映しないままというディレンマを抱えている方も少なくないかと思います。
     そういう皆様にとっては、Skype経由のほうが、別の意味で「安全な」「安心できる」場を提供することになる場合もあるのではないか? 殊にインターネットに普段からなじんでいる方の場合はそうでしょう。
  4. インターネットのブロードバンド化が進む中で、一定のスペックのあるパソコンであれば、スカイプの動画は、驚くほど滑らかに動き、本当に「面前に」相手がいるかのようなpresence体験になることも少なくない。
     その一方、「面と向かってセッションを持っていたとしたら、恐らく、《自意識》が働いてしまい、うまく行かなかったろう」という感想も耳にしたことがあります。つまり、むしろ「体験的距離」が取りやすいことが少なからずあるというということでしょう。

私は、こうした意味で、Skypeを通して、フォーカシングのパートナーシップを共有される皆さんが、全国で更に増えることを祈っています。
========

Skypeで私が有料でお引き受けしている内容(全くの初心者の方歓迎)。

●私を担当者とする場合の、有料個別指導のやり方、料金体系等、詳しくはこちらを御覧ください。

●skype公式サイト

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2011/10/31

Google Chromeで、繰り返して「表示するのにプラグインの追加が必要なコンテンツがあります」と表示される現象、解決済み(11/11/10追記)

Google Chromeは、ブラウザを自動的にアップデートしてくれるわけですが、11/27あたりから、ページを移動する度毎に、右上隅に、繰り返して、「表示するのにプラグインの追加が必要なコンテンツがあります」と表示される状態になっていました。

↓以下のような表示(当ブログの表示幅に合わせて若干縮小)。

Ws000002

わずらわしかったので検索したところ、まずはChromeのヘルプフォーラムでも、この問題が話題となっており、とりあえすの解決策として、

●GoogleChromeの「表示するのにプラグインの追加が必要なコンテンツがあります」をやっと消せた!(by けんちゃんのブログ)

が紹介されていました。

=====以下引用========

工具のアイコン(GoogleChromeの設定)をクリック

[オプション]をクリック

画面左の[拡張機能]をクリック

拡張機能の
「Skype Click to Call」
「有効にする」のチェックボタンをはずして
「無効にする」

=====引用終わり======

 ↓クリックすれば拡大されます(本ページに戻るには「←」ボタンを使用)。

Ws000003


つまり、現状で、SkypeのプラグインとChromeの間に何らかの相性上の何らかの不都合があるようです。

【追記 11/11/10】:

この不都合、プラグイン、The Skype to Callオートアップデートで解消されるようになったようです。 

上記のやり方でこの拡張機能をオフにされていた方は、オンに戻して通常画面に戻るだけで、自動的にアップデートインストールのウィザードが開き、手順どおりに進めれば、

Ws000000

が表示されるかと思います。

ここ数日、このプラグインの更新がなされているかどうかのチェックをしていませんでしたので、お知らせ遅れて、お読みの方に余計な混乱をおかけしていなければ幸いと思いますが。

このSkypeプラグイン側の更新で、この記事当初に述べたChromeでの各ページ表示上の問題は確かに解決しているようです。

******

私も、Firefox党から、Chromeへとかなりシフトしてきています。

ただ、Chromeを使うと、ココログ記事作成時の、html直接手打ち画面とWYSIWYG編集(見たまま編集)のタブ切り替えが効かなくなって、html直接編集画面しかなくなってしまうので、今でも両ブラウザを使い分けています。

(追記:最後に述べた問題は、ChromeだけではなくSafariでも生じ、ことココログに限らず、WYSIWYG編集可能なブログエディタでは共通して生じる現象のようです)

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2011/06/11

私のツイットを過去3200件について表示できるようにしました(twilog)

 

こちらから読めます。

 デフォルトは時間軸的には「逆順」(最新のものが上)ですが、ボタン一つで、日付ごとに古いものから並ぶ「正順」にもできます。

 ツイッターのシステムにお慣れでない方のために解説しますと、

  •  冒頭に@xxxxx=xxxxxへの返信。xxxxx個人に返信するというニュアンスが強いです。
  •  RT=自分のフォロワー全員に意識的に「拡散」させる返信(非公式RT)。RTより前の部分が私のレスで、RT@xxxx以降が引用です。
     大勢の人と連鎖的にディスカッションすると、RT@xxxx・・・RT@yyyy・・・などと、どんどん後ろにつながります。
  •  他の方のツイート全文をフォロワー全員に拡散(=転送)する場合には冒頭RTマークがつきます公式RT。twilogでは反転した[RT]マークが付いています)
  •  QT=他の方同士のやりとりに介入する場合に、稀に使います。
  •  //=引用の省略箇所。

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2011/05/20

パソコンの不要ファイル処理対策((Windows7ユーザ向け)

 以前にもこの種の記事を書きましたが、Winows7時代に完全に移行しましたので、不要ファイル削除ソフト、および不要レジストリ整理ソフトの紹介も更新したいと思います。

 いろいろと有料ソフトも出ていますが、私は結局フリーの次の4つのソフトを普段使いしています。

●CCleaner

Windaws内部のテンポラリーファイルた履歴、プライバシー情報や、使用する各ブラウザのキャッシュファイルや履歴の削除を一気にやってくれます。

細かなカスタマイズができますが、クッキーや入力したアドレスやパスなどは残しておく方が、再入力が手間でしょうから、チェックマークを外しておいた方がいいいでかもしれません。挙動は相当に高速です。

なお、このソフトにもレジストリ整理機能は附属していますが、検出力は以下後二者のソフトより劣るようです。

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*****

●窓の手 不要ファイル削除

不要ファイル削除に関しては、このフリーソフトの単純明快さもいいですね。Windowsカスタマイズソフト「窓の手2010」おまけのように付いているものです。その存在に気づかず「窓の手」を使っている人も結構あろうかと思います(プログラム一覧の「窓の手」サブフォルダに独立したソフトとして見つけ出すことができます)。

このソフトの不要ファイル処理能力は相当高いのですが、削除してはマズいファイルは、不要ファイル検索後、削除ボタンを押した後も最終的には削除されないだけの安全性はあります。そうやって削除「しなかった」ファイルも一覧表示されます。

なお、不要ファイル検索中は、検索中に他の操作を一つでもすると、その段階でこのソフトの画面はフリーズし、「応答なし」になる場合があります。

私の、2011年6月現在ほぼ最新スペックのパソコン(Intel Core i3-2400/メモリ3G)でも見かけのGUIはそこで止まることがあります。しかし、実際にはビハインドで検索は続いていて、一定の時間が経つと検索結果表示画面に切り替わります。

一般的に言って、この種の不要ファイル削除ソフトを使うときは、他のソフトは皆閉じておく方が懸命でしょう。

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*****

●Auslogics Registry Cleaner

 レジストリの整理
に関する実力は、フリーソフトの枠内では、私が試した範囲では、このソフトが一番高いでしょうか。

Ws000001

 このソフトは、短時間で動作させるためには"7"パソコンとしてもそここそこのスペックは必要かもしれません。前述のスペックの私のパソコンでは50秒ほど、サブで使っているAtom230/1Gとなると10分を要しました

●Glary Utilities

このソフトはレジストリ整理と不要ファイル削除、更にはスパイウエアの削除まで可能です。

Ws000001

スパイウエア削除機能搭載のため、更新はかなり頻繁ですが、通常のセキュリティソフトほどには検出力はないと思います(私はまだ一度もこのソフトで検出したことはありませんから)。

挙動は上記3つのソフトよりかなり重いかもしれません。先述のスペックが速い方の私のメインパソコン場合でも4分はかかりますので、やや古めのパソコンでは10分かかるケースも想定できます。

Auslogics Registry Cleanerに比べると、不要レジストリの検出範囲が若干異なるようで、こちらの方が、より厳しめかもしれません。

もっとも、こちらのソフトで先にレジストリ整理しても、Auslogics Registry Cleanerで更に検出される修正箇所があるようなので、検出の「守備範囲」が若干ズレているのかもしれません。

******

レジストリの整理は、長年全くしていなかった場合にはじめて使ってみると、体感上も速くなったと感られる違いがあることが少なくないかと思いますが、その一方、必要なレジストリを消去してパソコンの挙動がおかしくなる危険は「皆無ではない」ようです。

特にすでに様々なエラー表示がOSで普段から出るような場合には慎重に使用したほうがいいかもしれません。

・・・・・以上、何か参考になりましたならば幸いです。


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2011/05/09

1週間ほど、このブログをご覧になると「ブラウザが落ちる」現象が生じていたことにお詫び申し上げます。

 ニフティのカスタマーサービス側でも、私のサイトは「落ちる」ことを「公式に」認めて、調査してもらっていました。それに対する直接のお返事として、本日、「ココログ最強カレンダー」のスクリプトの問題と判明したと報告を受けました。

 私も既に、通常のカレンダー表示に切り替え、その代わりに、読者の皆様の便宜を図る意味で、一番右サイドの「月別バックナンバー」をカレンダー表示のすぐ下に配列することにしました。

 一週間はブラウザが落ちる期間があったかと思います。

 皆様にたいへんなご迷惑をおかけいたしましたことをお詫び申し上げます。 

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2011/05/03

Skypeを使ってのフォーカシング個別指導。再開します。

 開業は店をたたんでいますが、ネット上でのSkypeによるフォーカシング個別指導(有料)に限定して再開することにしました。

 お申し込みは、Twitterの"kasega1960"へのDMでも結構です。

 詳しくは旧開業ブログ(表看板だけ閉鎖しただけで、実は個々のページは今でも閲覧可能、Googleでも検索できます)の、このページをご覧下さい。

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2010/05/04

ささやかでもいいから、誰かのために心を込めて何かの作業をできること。

 決して大げさな話ではないのだ。

 誰かのために心を込めて何かの「作業」を具体的にしていくということではじめて感じられる張りあいと生きがいというものがあるのではないか。

 もちろん、「自分の為に楽しむ」という領域も大事なんだけど、「人のために何かをすることを、心を込めて、相手のことを思いやり、場合によっては相手の反応を細やかに確認して承諾を得ながらも楽しむ」という側面というのは、やはり他に得難い喜びの部分だろう。

 例えば、ゲームやオーディオにのめり込む人だって、自分を楽しませるだけではなくて、人にどうやるのかを「教える」という時に(時としてそれが「自慢する」こととの境目が曖昧になろうとも(^^;)固有の喜びというものがある人が少なくないのではないかと思う。

 こういうブログとかにしても、誰が人の役に立つ情報提供をしているということも張りあいとなっている人も少なくないだろう。ただ、個人的に思うには、もしその人の人間関係が、完全に匿名的な存在ばかりに偏りすぎると、それはそれで辛いものがあるようにも思う。

 もちろん、生身の人間相手のたいへんさというのはあるわけだけど、でもそこには得難い張りあいもある場合も多いと思う。

 このサイトは、ある意味ではうつサイトみたいな側面を表に出して来た側面もあるので、その意味では一般に言われがちなことの逆を言っててることになってしまうのかもしれないけど、「誰かのためにそこそこ頑張る」という存在のあり方を取るな、無理するなとばかり言われたり、ましてやそれを強制されたりしたら、やはり人は生きていて辛いのものなのだと思う。

 そして、これは私なりの思いなのだが、そういう心遣いをする相手が親というだけでは、まだ何か人間って苦しんじゃないか。

 家族以外の誰か、しかも、相手の顔が見えていることが、自分がこの世の中に生きているという切実な実感の上では結構大事なじゃないかと(これは、実際に「顔が見える」ってことじゃなくて、個々の人=personを意識していること・・・・みたいな意味です)。

 そしてこれは、それが「仕事」であるか、プライベートであるかどうかといったこととは、もちろん無関係。

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2010/02/05

NHK 追跡A to Z 「問われる日本人の"言語力"」

 前回のワールドカップ、ドイツ大会において、日本代表サッカーチームは、予選リーグで一勝もできないまま敗退した。

 ワールドカップ後の報告書で、日本人選手の「自分の意思を伝える言語力不足」が課題の一つとして取り上げられている。

 サッカーは、野球とは異なり、試合の進行のひとつひとつの局面で、監督やコーチから直接指示を受けることが殆どないまま、各選手は状況判断して進めていかねばならない。

 そのためには、試合の進行中に実際に具体的に意思疎通を図るのみならず、練習やそれ以外の場面を含めての対話の中で、相手とはどういう人間で、どういう場面でどう考え、どう判断しがちかについてまで、お互いに知りあっている必要がある。

 ところが、ワールドカップ初戦の対オーストラリア戦、前半で1点リードの後、後半残り数分で同点に追いつかれた時、日本チームの中で何が生じていたか。

 このまま引き分けに持ち込めればよしという方向で行くのか?
 再度点を取ってリードするまで狙うのか?

・・・・・各選手の感じ方はバラバラであり、このバラバラさが相乗作用して不安を醸成する中で、瞬く間にオーストラリアに追加点を許して行ったのである。

 オシム元監督は語る。

 「日本選手はこちらから話しかけると怯えていた。生活において対話が欠けている。誰もが自分の考えを言葉にするのを恐れている」

*****

 日本人の「言語力」(対話力)不足は、産業分野でも深刻な問題となりつつある。

 団塊の世代が次々引退する中、工場での「職人芸」をいかに後続世代に伝承するかが課題になっている。「技は盗むもの」という感覚で生きてきた職人たちは、若い世代にうまくわかりやすく伝える言葉の力に乏しい。

 一方、技術や資格を持ちつつも、会議の議事録やちょっとした報告書をまとめることにすら苦労する若手社員が増加している。

 読んでも意味がわからない。「流れ」が読み取れない。起承転結がある文章が書けないのである。

 このことの影響として、携帯メールに若者が慣れ親しんでいることが番組では示唆されているが、携帯メールでやり取りする時ですら、「流れ」と「起承転結」を想定してやり取りを交わせる若い人は確かにいるので、単純な原因論にしてしまうことには、私個人は違和感がある。

*****

 我伝引水を承知でいうと、私のNHKのドキュメンタリー番組の紹介はこのブログのもはや名物のひとつになっており、ひとつ書く度に多くの読者の方にお読みいただいていることに感謝申し上げている。

 なぜ、私の記事を読んでいただけるのか?

 それは、番組の内容がどういう内容だったかが彷彿として伝わるからであると自負している。

 ところが、実際に番組をご欄になった皆様はお気づきだろう。非常に多くの場合、私は番組の実際の進行を大きく再構成して書いているのである。

 しかし、できるだけ私個人の感想と区別できる形で、番組そのものがどういう内容だったかを、臨場感あふれる形で「文章化」できているつもりである。映像的表現における構成や文法と、文章における構成と文法はかなり異次元のものであることを私は常に意識しているつもりである。

 そして、そもそも、私のブログにおける文章は、特に最近のものほど、「流れ」と「構成」がもたらす効果について、私なりに計算し尽くして、しかし、殆どの場合、前から後ろに「一気に即興で」書いて、誤字修正したものであるに過ぎない。昔のように「改版」を重ねることも珍しくなってきた。

 書き出す段階で、私の頭の中の「非言語的な」「暗々裏の」アウトラインプロセッサはほぼまとまっている。まとまっていないと書き出さない。タイトルが決まれば、本文の内容は、もう流れ出すように結論に向かって書いているわけです(^^)

 このような番組紹介記事の場合には、もちろん番組を見ながらのメモは取っているが、それをどのように「構成」するのかは全くの即興である。

*****

 今回の番組のゲストとして登場したのは、ユニクロのデザインやイメージ戦略を担当していて有名な、佐藤可士和(かしわ)氏であった。

 (佐藤氏は、我が勤務校だった、明治学院大学の学章等イメージデザイン全面リニューアルにも関与している)

 イメージやデザインという「非言語的な」媒体を取り扱うにもかかわらず、佐藤氏は、仕事の経験を深める過程で、言語的な対話能力の重要性に目覚めて行ったという。

 クライアント(顧客さん)相手にせよ、協働するスタッフ相互間にせよ、中途半端なやりとりだけだと、お互いに勝手に違ったものを思い描いていることに気づかない。

 そしてユニクロで共同作業をした、ドイツ人のデザイナーの圧倒的に雄弁な言語での表現力にも大きな刺激を受けたという。

 ドイツでは、幼稚園段階から、自分なりに自分の言葉で表現するための訓練がカリキュラムとして緻密に織り込まれている。まだ小学校低学年くらいの子供たちに、サッカーのコーチが練習中に「何が問題だと思う?」と問いかけた時の、各人各様のしっかりした意見の述べ方は見事なものだった。

 そして、ドイツの大学の入学試験はすべて論述式とのこと。日本では、ちょうど私の世代(1960年生まれ)から、マークシート全盛の時代に突入している。

*****

 日本サッカー界で、従来の常識を覆した選手がいる。

 本田圭祐。

 昨年の試合で、フリーキックの際に、中村俊輔に任せるのが通例だった流れに逆らい「俺に蹴らせてくれ」と何回もアピールした。

 彼はオランダの2部リーグでキャプテン、および司令塔として活躍、チームのリーグ優勝に貢献した。

 セン・ファン・ダイク監督は、彼をフリーキッカーに育てるつもりだったが、本田は、いざ試合中にそうしたタイミングになると、他の選手からの「俺に蹴らせろ!」というアピールの凄さにしばしば気押しされ、譲ってしまっていた。

 そうした彼の様子に、監督は、「フィールドでは常にリーダーであれ」と発破をかけたという。

 それから1年のうちに、本田はチームメイトからの信頼と敬意を集めるようになる。

 現地で覚えたブロークンな英語しかできないが、コミュニケーションの細やかさという点ではそれまでの欧米人のキャプテンにはみられなかったセンスを絶妙に発揮する。

 伸び盛りの若手には時として厳しく。
 プライドの高い選手には、気を使い、相手を具体的に納得させるような調子で。

 他の選手は語る:

 「これまでのキャプテンは、キャプテンの立場からしかものを言わないキャプテンばかりだった。でもホンダは相手を見て、もののいい方を変える」

 ひとりひとりの違いが見えてくるとは、相手がどう出てくるかが読めるようになるということでもある。

 気配を「察する」能力。これは日本人本来の「気遣い」の伝統にも一致している感性の世界だろう。

 これに、「わかりやすく伝えよう」というスイッチが加わった時に、何か大きな活路が開かれるはず

 オシム氏は語る:

「日本人は日本人らしさを追求しない。これも私の疑問だ。すぐに他の国と比べたがる。そうやって他の国を見習って追いついた時にはその国はもっと先へと行っているのに。追いつくのではなくて、追い越さないと」

 本田は今、ステップアップを目指してロシアのリーグに移籍している。

*****

 佐藤氏は、次のようにも付け加えた:

「言語力とは、『自問自答能力』ともいえるかもしれない。相手からこう訊(き)いてきたら、どう答えるか?・・・というシミュレーション能力みたいなものを鍛えられるかどうかということ」

「それは、自分の頭の中にばやーっと浮かんでいることをはっきりさせていくこと、ちょうど、ぼやけていた画像で、カメラのピントをはっきりさせていくようなことなんじゃないでしょうか?」

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