久留米でうつと働き方を語る会

2010/01/21

NHK クローズアップ現代、「 “助けて”と言えない ~共鳴する30代~」

 正確にはこの番組はホームレス問題についての「続編」である。

 前回登場した入江さん(仮名 32歳)の姿が見られなくなった。どうしていたかというと、結局生活保護受給申請にに踏み切り、月に79.940円を受け取るようになって、やっと路上生活ではなく、ネットカフェで寝泊まりできるようにはなっていたのである。

 それ以前は、2日に一個、100円のおにぎりに切り詰めつつも、食費を切り詰めた分、洗濯をはじめとした身奇麗さには気を配っていた、二枚目といっていい方で、確かに当時のたたずまいでも誰もホームレスとは思わないだろう。

 現在も求職活動は続けているが、「住所がない」ことのために容易に働き口が見つからない。

 この、彼が前回の番組で発した、「(結局は)自分が悪いんです」という言葉がネット界では大反響を呼んだ。共感のメッセージが満ち溢れたのである。

 現在30代になった人たちは、就職戦線が大変厳しい中、「自己責任」と「成果主義」を刷り込まれて社会に巣立った人たちである。

 「助けて」と言えないのだ。心を開けないのだ。言ったらおしまいだと思っている。

 経済情勢の中でそうやすやすとは業績が上がらなくても、全部「自分のせい」と思い込む。中には、親に介護が必要になったのに、介護休暇の申請ができないまま無理をするうちに退職したり、うつ病になった人の例も紹介されていた。

*****

 

しかし、ホームレスの人の大半は、別に天涯孤独な身の上ではない。実家があり、親もいるのだ。

 ゲストの、作家、平野啓一郎氏は語る:

「別に親子関係が希薄になったとばかりはいえないのではないか。むしろ、幼児期から築きあげた親の前でのイメージを崩したくないのだ」

 だから、再び社会人として稼げるようにならないと、実家には本当のことは話せない・・・・

 北九州でホームレスの人たちのためのNPOを運営している奥田知生(ともや)さんは語る:

「自己責任は大事だが、それはあくまでも社会が個人への責任を果たしてから、はじめて強調すべきことのはず。今の時代、「絶望」や「希望」が、自己完結した世界の中で語られ過ぎている。希望とは社会的なものであり、人との関係の中で初めて抱けるものであることに気づいて欲しい」

 私も、多くのクライエントさんとの関わりの中で痛感するのは、

自信がない
→自信がない自分が悪い
→自分で自信をつけねばならない
→自分で自分に自信をつけられない自分が悪い
→・・・・

・・・・という果てしない悪循環の上で、やっとカウンセリングを受ける気になった人のあまりの多さである。

 中には、「どうしてそこまで自分に自信がないんだ?自信を持てよ」などと親しい人や恋人から繰り返し言われて、更に自己嫌悪して、「私は相手のお荷物になっているのに、情けをかけられているだけの存在ではないか?」と思い詰めて行き、ひとつ間違うと、それまでの人との絆ですら切れるに任せかねない人すらいる。

 確かに、他人が自分に自信をつけてくれるとか、地位や身分や何かの成功が自分に自信をつけさせてくれると単純に言っていいかというと、決してそういうものではない。

 自分のいだいている自己イメージと、具体的な他者がいだいている自分へのイメージが、かなり深い次元でまで一致している、しかもそこに継続的な連関性があるという確信が得られた時に、人はある安定を獲得する。エリクソンがアイデンティティということを言い出した際の、本来の意味はそういうことである。

 しかし、それは、孤立した人間どおしの「思い込み」の次元での表層的なものにとどまっていては、その人を結局のところ追い詰めるだけなのだ。

 我々は真空の宇宙を漂う孤立した惑星のような自我を築くにとどまるべきではない。バリントふうに言えば、地水火風といった「形のない、自分を包み込んでくれるもの」を介して、互いに「息=ギリシャ語でいう「プネウマ」=たましい」の交流をして、相互に浸透しあっている時、はじめて「やさしさにつつまれた」社会に生きていると感じるのである。

 平野氏はこうも付け加えた:

 「法律で制定された国からの給付となると、税金をいやいや取り立てられた人のお金を分けてもらっているという後ろめたさを感じるのだと思う。むしろNPO団体への寄付などを通して、『お互い同士で融通しあう』感覚になれば多少は気が軽くなるのではないか。寄付の形であれば所得税控除にもなるし」

*****

 なお、NPOに寄付して大丈夫かという思われる方もあるかもしれないが、NPOに対する会計監査は大変に厳しく、問題があれば実に厳格に解散命令が出る。収益は上げていい。しかし、NPOをやめる時にはNPOの収益や備品はすべて寄付することでしか処分できない。

 私の居住する地域近郊でも、最近4つものNPOがそうやって解散処分を受けているくらいである(地域のNPO研修会で学んだことである)

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2010/01/13

今年の年賀状の文面です。

明けましておめでとうございます。

 おかげさまで、体調も十分に回復し、地域での地道な活動領域の開拓が功を奏し、開業活動も、すでに湘南時代よりも堅実に業績を積み上げ、地域の皆様から少しずつ信頼を得る段階に至りました。

 不肖ながら私も、今年九月に齢五十を迎えます。「五十にして天命を知る」という言葉がございますが、私なりに、自分の天命とは何かについて、やっと神様の声が聞こえてくるような心境になり始めたようにも思います。

 諸先生方からいただいた、これまでのご厚遇にご恩返しをする意味でも、これからの十年ほど、まだ心身が壮健なうちに、久留米を発信地として、日本の心理臨床領域全体のために、後継世代に、私なりに身につけた技と経験値を伝えんが為の活動に身を捧げる覚悟です。

 もとより、ひとりの「人間性心理学」徒として、臨床的援助専門家の基盤は何より個々の臨床家の"person"であると肝に銘じ、これからも果てしなく、果てしなく精進を重ね、体験過程のステップを刻み続ける所存です。

 これからも、先生方からの更なるご指導、ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

阿世賀 浩一郎

久留米フォーカシング・カウンセリングルーム

http://kasega.way-nifty.com/kurumefocusing/

久留米でうつと働き方を語る会:http://kurutsu.web.fc2.com/

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2009/11/29

「久留米でうつと働き方を語る会」、次回は12/20開催です。

 「久留米でうつと働き方を語る会」本日、第2回を開かせていただきました。

 今回は、私が久留米市内で数箇所チラシを置くことをお許しいただいた場所でその存在を知った方が含まれていました。

 通例毎月最終日曜日とさせていただいておりますが、12月については、歳末にかかりますので、一週繰り上げて、12/20(日)13:00から開催予定です。

 引き続き、新たにご参加の皆様を募集いたしてあります。

 あくまでも「久留米で」うつと働き方を語る会、と命名しているだけですので、以前もお書きしましたとおり、福岡県、佐賀県の広汎な地域の皆様にご参加いただくことを歓迎いたしております。

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2009/11/21

私の書いた、これまでのうつ関連、主要記事の総目次

 これを機会に、私は開業サイトのほうにアップしていた、「NHKスペシャル 「うつ病治療 常識が変わる」への感想 : 総目次」を、以下、そのままこちらにも転載させていただきます。

 こちらは、この「雑記帳」サイトで当初書いたものを、推敲の上で再アップしたものがほとんどです。

 このNHKスペシャルに留まらず、

  •  その後「クローズアップ現代」「ためしてガッテン!」と続いたNHKのうつ関連番組への感想
  •  私自身の、開業臨床心理士としての、うつをはじめとする気分障害と診断されたクライエントさんへのアプローチのついての主要なネット上の論考
  •  精神医療との連携についての考え方についての主要記事

・・・・これらをすべて一覧できる総目次となっています。

***** 

*目次*

●特別連載:NHKスペシャル 「うつ病治療 常識が変わる」への感想

1.(副題なし)
2.双極性障害(躁うつ病)と単なるうつ病とでは薬の処方が全く異なる
3.医者選び、ここに注意
4.投薬の全面的見直しの際に注意すること
5.番組で「非定型うつ病」を積極的に取り上げなかったこと
6.認知行動療法について

特別編1.統計上の問題など
特別編2.今回の番組を「ネットでは常識水準」と言ってしまうことの副作用
特別編3.ご紹介:読売新聞の「医療ルネサンス」 更に、援助的専門家自身のメンタルヘルスについて

*****

●NHKのクローズアップ現代・「問われるうつ病治療」について
●NHK「ためしてガッテン」、-「うつ病よサラバ!脳が変わる最新治療-」

●NHKドラマ「ツレがうつになりまして。」第1話の段階での感想と今後の展開への期待

*****

 以下、番組とは直接関係ありませんが、うつ(気分障害)状態にある人への私のカウンセラーとしての関わりへのご参考までに:

5分診療の神経科・心療内科の現実といかに対処するか
●日常次元での「治療的副作用」への想像力
●自分を「いいカウンセラー」だと感じさせ、医者を「悪者」にしたくなる誘惑

●欝とは、自分が無理をしていることを認識できなくなる時期にすでに始まっている
●薬をやめることをお焦りにならない方がいいですよ
「ランナーズ・ハイ」の行き着く先

●読売新聞 うつノート 回復めざして 第4回 「心は更地 安らぐ表現」
●「うつ病の時のこころの状態」(こころ相談.comインタビュー記事)
●「私のうつノート」書評

●医師に鬱病と診断され薬物療法も受けている人へのフォーカシングの適用
●フォーカシング技法を活用した、鬱状態のクライエントさんのための「主導型積分的フェルトセンス照合」スキルアップトレーニング(案)
フォーカシング指向心理療法の認知行動療法的活用についてのとりあえずの覚え書き

●久留米でうつと働き方を語る会(私が代表です)

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2009/10/25

「久留米でうつと働き方を語る会」、次回は11/29開催です。

 順序が逆になり、申し訳ございません。

 「久留米でうつと働き方を語る会」本日、ささやかに第1回を開かせていただきました。

 昨日お書きしたように、すでに久留米市の「市民活動団体」として登録させていただきましたので、久留米市のいくつかの公的機関にチラシ等を置くことが可能になりました。

 もとより、あくまでも「久留米で」うつと働き方を語る会、と命名しているだけですので、以前もお書きしましたとおり、福岡県、佐賀県の広汎な地域の皆様にご参加いただくことを歓迎いたしております。

 わかりやすく申し上げると、「西鉄天神大牟田線・太宰府線・甘木線全沿線」、JRで言えば、「西は長崎線の肥前山口から、東は県境を越えて、大分県の日田市まで」にお住みの方で、体調と時間にそれでもゆとりがあるとお感じの方でしたら、自分でも参加していいのだろうかとお迷いにならないで下さい(^^)

 今回、ご都合で参加できなくなった方は、久留米市以外の、かなり遠方の公的精神保健福祉機関に私が情報提供をご依頼したデータに基づいて、その存在をお知りになったそうです。

 次回は確実に参加される皆様が増えるでしょう。

 ご参加エントリーの皆様の増加状況を見て、会場も久留米市内の別の施設(より交通の便のいい場所)に変更する場合もありますので、公式ウェブサイトでの最新情報にご注意ください。

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2009/10/24

「久留米でうつと働き方を語る会」が、久留米市役所の「ボランティア情報ネットワーク」のサイトに登録されています。

 こちらからご覧下さい。

 2,3年後までにはNPO化を目指すつもりです。

 本日、久留米市市民活動サポートセンター(みんくる)で開催されたNPOの講習会にも参加しました。

 講師の先生方の懇切丁寧なご指導に感謝いたしております。

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2009/10/20

10/24(土)午後12:30以降は、出張のため、臨時休業とさせていただきます。

 遅くとも18時ごろには戻る予定です。

 留守電対応はしていますが、ナンバーズディスプレイが機能しない回線ですので、電話番号を必ずお伝えください。

 特に翌10/25(日)「久留米でうつと働き方を語る会」に関するお問い合わせの皆様、どうかお許しください。

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2009/10/19

「久留米でうつと働き方を語る会」の案内チラシ

●久留米でうつと働き方を語る会 公式サイト

 一からはじめたこのクループ、すでに10/25(日)参加ご希望の方が出始めています。

 今回はJPEG形式の「画像ファイル」としてご紹介します。

 PDF版と異なり、こちらは背景色を印刷物と同じに調整しています。

Kruutsu_chirachi_2

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2009/10/09

秋の近況報告

 春日武彦氏の書評についての感想記事について、改版を重ねて練り込むことにかなりの労力を注ぎ込んだために、最近の私としては記事更新のペースが少し緩みましたが、毎日カタカタと「その日できる最善のことをする」ことで一日が終わるパターンは相変わらずです。

 日照りの夏が終わって秋が来ると、むしろ庭にいろいろと雑草がいつの間にか生い茂るものですが、台風接近の直前に一気に手入れをしました。とことん枯れるまで敢えて放置したひまわりの種もたくさん回収できましたので、来年は自前で、今年よりも密生したひまわり畑を庭に現出できそうです。

 台風そのものは、九州山地の向こう側の海の上しか通過しなかったので、福岡県では風もほとんど吹かない曇り空に小雨程度で推移しました。

091009_1025001_2  つばきの一種ではないかと思える花も庭に咲き始めました。

 そういう季節なのですね、もう。

*****

 「久留米でうつと働き方を語る会」立ち上げに関しては、参加ご希望の反応はまだこれからの段階ですが、会の発足をお知らせした福岡の諸先達の先生方から、暖かい励ましのお言葉を幾つもいただけましたことに、心から感謝申し上げております。

 福岡・佐賀の関係諸機関へのお知らせも現在進めている段階です。しかしご当地久留米に関してのこの種の活動を進めるとなると、常々親父が言う、「足を使わんと!」こそ、地域に根をおろすということだと心得ています。そうなると簡潔で見やすいチラシも制作し、あちこち直接顔を出してご面会して話をする手間を惜しんではならない。今からその作業に取り掛かるところです。

*****

 これも以前にお知らせしましたが、佐賀県教育センターの教育研修講座の一貫としての「フォーカシング」の講師をさせていただくまで、ちょうど一ヶ月となりました。

 佐賀県教育センターは、てっきり佐賀市の市街地にあるものと思い込んでいたのですが、広域市町村合併というのは、あなどれないもので、「佐賀市大和町」というのは、北山ダム川上峡温泉が現在では含まれていることに気がつきました。その川上峡温泉の温泉街のすぐそばに教育センターの敷地があるらしいのです。

 川上峡温泉は、小学校低学年時代に親に連れられて親戚一堂の懇親会(「いとこ会」というものが、総勢何十名もの参加で、つい先年まで何十年も機能していたのです。まさに映画「サマーウォーズ」の世界そのもの!)で参加し、その後、小学校卒業時に、当時の親友と、別々の中学に進学するお別れ記念にサイクリング(久留米から峠を越えて往復80キロ!)で訪問して以来です。

 川上峡温泉は、別名「九州の嵐山」とも呼ばれますが、この言葉には偽りがなく、貯水池も兼ねているためにゆったりと幅広く流れる嘉瀬川 の両岸には、木々が生い茂る、確かに嵐山と似た地形の土地になっているのは、サイクリングで地面を走ってたどり着いた、もう35年以上も前(!)の記憶に照合しても確かに言えることだと思います。

 妙に懐かしさがこみ上げると同時に、恐らく秋の紅葉シーズン真っ盛りの頃になるので、ちょっと楽しみな小旅行の気分にもなって来ました。

 もとより、平日に「公務出張」の形で佐賀県各地からおいでになる学校の先生方を対象とした研修会です。打ちあわせの際の、教育センターの職員の方の、実に細やかな心配りにも感激しました。

 施設の装備もしっかりしているようですので、ここはひとつ張り込んで、これを機会に、これまで不精して作ったことがなかった「フォーカシング入門研修」用のパワーポイントファイルを新作するモチベーションが高まっています。一度作ってしまえば、それをテンプレートにして、今後、月例の「久留米でフォーカシングを学ぶ会」ばかりではなく、今後の学会発表や、もしまだいずれから講師としてお声がかかった時にバリエーションを制作すればいいことになりますので、この際作ろうと思います。

*****

 こんな具合で、結構面接時間以外にやれることは次から次に生じてくる状態です。

 私が中学校時代に心の支えとしたカール・ヒルティ曰く、

「仕事の対象を分散させ、一度にでなく、少しずつ、代わる代わるにやるのがいい」

 やっと、バランスよく、しかも常に1割の余力を意識的に維持して燃え尽きないように用心しながらも、カタカタと日々のtaskにいそしめるライフスタイルをつかめてきているのかなとも思う。

「だから、あすのことまで思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。その日の苦労はその日だけで十分である」

(マタイによる福音書 6:34)

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2009/09/30

最近このブログの内容の性格がずいぶん変わってきた

・・・・と、自分でも感じています。

 特にこの9月になってからの1ヶ月

 文字通り、「カウンセラー」こういちろうの雑記帳という、ブログのタイトルそのものになってきて、次から次へと、新たに接した素材(それが映画であろうと)について、ハードに煮詰めた形で書くようになって来た気がする。

 文体も、硬質でタイトなものになって来たように思うし。

 読者によっては、遊びがなさ過ぎるというか、要求水準が上がりすぎているとお感じの方もあるかもしれない。

 アクセス解析を観ても、読者層の皆さんの入れ替わり現象みたいなものがかなり顕著になって来たようですね。

*****

 そうなったひとつの刺激剤は、8月末の、1年1ヶ月ぶりの東京上京と、日本人間性心理学会第28会大会への参加だと思う。

 それが私にとって、久留米で生きることについて、やっと本格的に腹が据わる契機となったことはこちらの記事でも書いた。

 そして、東京からの帰途の飛行機の中で発想し、構想を煮詰めていったのが、昨日突如公式ウェブサイトを、秀吉の「墨俣一夜城」のごとく公然化させた「久留米でうつと働き方を語る会」発足に向けての動きである。

 私としては珍しいことだが、この構想を、幾人もの先達の諸先生方、何人ものグループ体験のあるクライエントさん、元クライエントさんに打ち明け、ご意見やご感想を頂き、もちろん既成のこの種の団体のウェブサイトをあちこち検索して参考にさせていただきながら、慎重に構想を煮詰めて行った。

*****

 もっとも、あのサイトそのものの「ウェブデザイン」は、マジに28日に半日で仕上げました(^^;)。私の作ったウェブサイトではこれまででもっとも美しいですね。どうしてこれまではこうはいかなかったのかと自分でも苦笑しています。cssまで使いこなしたのは今回が初めてです。

(追記:画面右端が空白だった問題は、すでにどのブラウザで見ても解決されているはずです)

***** 

 もうひとつ、東京での学会参加が、私を思いの他刺激したのは、一方でこれから地域に根を張る現場臨床にいよいよ踏み込むというのと同時に、アカデミズムというか、臨床心理「学」の領域で、まだ私にもできる、残された仕事がありそうだという思いだった。

 体調回復まで、思ったようにまとめられなかったため、このブログで再三「今年は個人発表する」と繰り返しながら、ここ4年ほどブランクが空いている。

 私の現場臨床における関心がうつのクライエントさんをいかに支援するかに重点が置かれ、フォーカシング指向心理療法に関しても「そのために」いかに役立てられるかという観点から探求の試みをしている最中である。

 それを構築するためには、まだまだうつ医療や認知行動療法をはじめとする様々なアプローチについての膨大な文献を読むことになるだろう。

****

 だから、今回は控えめにお伝えしておくと、来年の人間性心理学会第29回大会は、何しろ久留米から特急で1時間弱の熊本大学であることは確定しているので、そこで「何かについての」個人発表はします。これはうつに関するテーマをおもてに押し立てるかどうかは未定くらいに考えておきたい。

 ところが、更に翌年、2011年の日本心理臨床学会第30回秋季大会は、どうも九州大学が当番校になる可能性が高いそうですね。

 少なくともこの段階までには、「うつ」というテーマに関する私なりの現場臨床での実践のとりあえずの「総まとめ」を「学界で公表できること」を目指そうと思います。

*****

 ともかく、「うつと働き方を語る会」立ち上げ準備までのプレッシャーからは解放されました。

 私の、このブログでの立ち振る舞いも、10月は、別の意味で"Next level"に変容するかもしれません(^^;)

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