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2013年1月 5日 (土)

ワーキング・プアとしての臨床心理士(再掲)

● 「ネットカフェ難民」転落 本当に若者の「責任」なのか――NPOもやい事務局長・湯浅誠氏インタビュー(下) (J-CAST)

 半年前の記事ですが、この記事は、ワーキング・プアについての、安易な決めつけを排した、バランスのいい記事だと思います。

******

 以下、私が一番注目した部分の引用:

―― 一方で、若者の「弱さ」「甘え」が、すぐに仕事を辞めて職を点々とするようなフリーターを生み出した、という意見もあります。  なんと言っていいのか難しい問題なんですけど。(中略)

 私はいつもこう言っているのですが、新しい仕事に就くということは、大変なことです。会ったことがない人たちと、やったことのない作業をやるってこと。多くの人はできると思うんですね。しかしやったことないんだから、そこには実は根拠がない。

なんで根拠もないのにできると思えるのかというと、「今までやったことないことやらせてもらえた」「チャンスをもらえた」「やったことないことをやってうまくいってほめられた」といった「成功体験」みたいなものを過去に持たせてもらえた。だから、それを応用して「できる」と思えるんです。

逆に言うと、そういう経験に乏しい人にとっては、「できる」と思えない。本人にとってはこれが、大問題だったりするんですよね。


 これは、自己責任論と絡むんです。病気で仕事に行けなくなって解雇されたというと、みんな「しょうがない」というんです。みんな実際に病気をしたことがあるから。

「健康管理がなってない」と自己責任論で片付けることもできるはずですが、そう言って批判する人は多くはない。一方で、仕事のことになると、「お前が頑張らなかったせい」と自己責任論で片付けられる。

多くの人にとっては「頑張ればできる」ということなんだろうけど、本人にとってはどうしても乗り越えられない。これも広い意味で「貧困」だと思うんですよ。つまり、「意欲の貧困」、精神的に「溜め」がないということなんです。 (中略)

 「お前甘えてるから仕事しろ」っていっても片付かない問題なんです。本人も一番そのことは分かってるんですね。そんな説教では「自分が悪い」と、ますます自信をなくしていく。

「自己責任論」の問題は、倫理的によくない、というよりも実効性がなくて解決にならない、という点なんです。

何らかのかたちで「成功体験」や受け入れられる経験を通じて「溜め」を増やすことが重要
だと思います。

*****

 湯浅氏はこの後で、社会システムの上での、日本の現状の「溜め」のなさについても問題提起していく。

******

 一見話題が飛ぶようだが、臨床心理士などの広い意味での援助専門職も、実はかなりの程度ワーキング・プア的なのであるが、若い世代のこうした人たちに、「成功体験」を持たせる(もちろん、クライエントさんを犠牲にしない形で)ことの重要性は、十分認識されていいのではないか。

 

若い世代の援助的専門家自身の、こころの病の問題は、明らかに深刻化している気がする。

 少なくとも、専門資格を所持する人が激増している現在、広範化はしている。

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トロントだより

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     The Focusing Instituteの第17回国際大会(2005/5/25-31)の開かれた、カナダ、トロントの北の郊外(といっても100キロはなれてます)、Simcoe湖畔のBarrieという街に隣接するKempenfelt Conference Centreと、帰りに立ち寄ったトロント市内の様子を撮影したものです。

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     11月の勤労感謝の日の連休に、日本フォーカシング協会の「フォーカサーの集い」のために島根県の松江に旅した時の旅行記です。https://focusing.jp/  
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    ちょうど紅葉の時期と見事に重なり、車窓も徒歩もひたすら紅葉の山づくしでした。このページの写真は、島根の足立美術館の紅葉の最盛期です。

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