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2013年1月 4日 (金)

気持ちは副詞にだって宿っている(再掲)

 昨晩は、仕事を終えた後、都心に出て、久しぶりに、フォーカシングを学んでいる、ある後輩カウンセラーと飲んで、さっき帰りついたばかりなんですけど。あしたは定休日なので、ゆたっとしてます。

 フォーカシングにおいてガイド/リスナー側の体験過程の果たす役割とか、通常の面接場面でのフォーカシングの柔軟な活用とか、そういう硬い話題だけでむやみに盛り上がったのですが(^^;)、そこで思わず口をついて出た話題。

 以前も、「それって、どんな感じなのかな、ってじっくりと注意を向けてみましょう」式のむき出しの教示はできるだけ使わない方がいいのではないかということをここで書きました。

そういう言い方って、いわゆるopen questionなんですけど、実は自分の気持ちや感覚についてopen Questionに答えるというのは、問われた側にかなりの負荷をかける状態なのだと思います。

 通常のカウンセリング場面を例にしますと、

 「.....そしたら、彼、『あのことはどうしたっけ?』って、また私にきいてくるんですよ。きのう言ったじゃない!.....て言いたくなって」

・・・これって、体験過程尺度でいうとstage2、話者の気持ちについての具体的な言及はありませんから。

 こういう時に、「そのときあなたはどんな気持ちでしたか?」なんてカウンセラーが聞くのは少し野暮かもしれないと私は思います(^^)

 もし、一言だけ彼女の言葉で投げ返せといわれたら、 カウンセラー:

<「また」?>

とだけ返すでしょうね。

副詞にも人の気持ちは宿っているのです!!

すると、

「.....ええ、『また』なんです」

『また』なんだ>

「そう、『また』なんです......(沈黙)」 ....

....みたいなやりとりが続くかもしれませんね。

でも、これで彼女の気持ちを汲んだことにはなり、彼女はその時の心境を自分の中で改めてしばらく味わってから、再び語り出すかもしれません。

******

 別の方向としては、こういう時、無難で、ちょっと曖昧なところがある、彼女の「身になった」、気持ちを表す具体的な言葉を一つ投げ返す出すだけで十分なことがあるのですね。

しかも、その際、相手の気持ちを言い当てることをねらうのではなく、むしろ相手にある程度修正してもらって、はじめて相手の気持ちにぴったりになるようなあたりの言葉を「差し出せる」のがコツ。

  例えば、

 「ムカついたの?」

すると、

「っていうか(ウン).......むかつくといえばムカつくなんだけど(ウン).......なんていうのかな、ええっと、むかつくというより、あきれたっていうか.......空しくなったというのに近いかも」

 この場合、「.......」の部分で、彼女はその時の自分の感じていたこと全体に触れ直して、味わい、自分の気持ちを表す言葉を再吟味しているわけですね。

stage 5、立派なフォーカシングです!!

 これ、例えば女友達同士の会話で、「それってムカつくゥ」などと投げ返すのと似ているけど違います。

 一見、日常会話と同じくらいにしなやかな軽いやり取りのように見えて、カウンセラー側がさりげない配慮をした上で成立している、話を深めていくための、相互作用なんだと思います。

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     The Focusing Instituteの第17回国際大会(2005/5/25-31)の開かれた、カナダ、トロントの北の郊外(といっても100キロはなれてます)、Simcoe湖畔のBarrieという街に隣接するKempenfelt Conference Centreと、帰りに立ち寄ったトロント市内の様子を撮影したものです。

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    ちょうど紅葉の時期と見事に重なり、車窓も徒歩もひたすら紅葉の山づくしでした。このページの写真は、島根の足立美術館の紅葉の最盛期です。

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