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2013年1月 7日 (月)

カウンセラーが「前に-いる」ということ(再掲)

ホールボディ・フォーカシング「ホールボディ・フォーカシングの臨床適用についての現段階でのとりあえずの私見」 その2です。

*****

自分ひとりだけで、もの思う(reverie)ことと、 目の前に他者がいて、思っていること、感じていることを話すことの間には、雲泥の差があります。

そこに他者がいても、自分の世界に没頭できることとなると、さらにすごいことです。

母親が炊事洗濯をしている背後で、母親の存在を忘れて、おもちゃ遊びの中で、自分の空想の世界に浸っていられる子供でいられような状態ですね。

Abilitytobealone これを、 イギリスの精神分析家、 ウィニコットは、 「ひとりでいられる能力(ability to be alone)」 と呼びます。

(↑ここで掲げた本に、そのものズバリ、このタイトルの論文が収録されています。精神分析系に限らず、カウンセラー必読の本のひとつかな)

これは決して「自閉」ではなく、 母親という「環境」に対する基本的な安全感と信頼があってできることです。

****

さて、カウンセリングは、たいてい椅子に座ってなされています。 カウンセラーとクライエントさんの椅子の配置として、 「一番無難な角度は90度」 ということは誰が言い出したか忘れました。

これだと、それぞれが真正面を向けば、視線をそらさなくても、相手と視線を交わさなくて済むし、 逆に、相手と「距離を詰めて」話し込もうとすれば、お互いちょっとだけ内側を向けばいいわけですね。 (どうかデートの時にもご活用を)

もちろん、90度でも、2つの椅子が近すぎると、相手に不安を与えるでしょう(^^) 間に小さめの、背の低いテーブルがあるといいかも。 背もたれや肘掛けも、ある程度しっかりしたものがあるといいでしょう、

****

なぜこんなことを前フリとして長々と書くのか? それは、ホールボディ・フォーカシングを1対1でやる場合、ガイド役とフォーカサーは、1メートル前後離れて向かい合わせに「立って」いることが基本形みたいだからです。

これって、特に日本人にとっては、かなり非-日常的な、他者との対峙のしかたでしょう。 本気でけんかするか、愛の告白をするか、とか(^^;)

*****

もちろん、フォーカサーが望むなら、180度正対でなくてもいいとは思いますが、両者が立っているという基本は崩せないと思います。

なぜなら、ガイド役の人も、「立っている」フォーカサーの人の「身になって」、自分の身体の感覚を「通して」、フォーカサーが感じていることを受け止め、言葉を返す必要があるからです。 そして、実はこうしてガイド役立ってくれているということが、 フォーカサーの「環境」を形成する、場の「守(まも)り」の「枠組み」でもあることは、ある程度体験されると、感じられることも少なくないかと思います。

*****

中には、ガイドの「前に立って」、内面に注意を向けることそのものが、どうにも苦痛という人もあるでしょう。 そういう場合には、 「身体のすみずみの感じに、じっくり聴いてあげましょう。『どういう向きや、どういう姿勢をとりたがっているのかな?...と」 などとガイドは声をかけるかもしれませんね。

この際に、フォーカサーの身体の内側の感じのベクトルが求めている方向に、少しずつ姿勢や向きやポーズが変わりたがっているのを、少しずつ自分に「許していく」というスタンスを取ってもらえるように導ければいいでしょう。

そして、フォーカサー自身の「身体が」「こういう感じでとりあえずOK」 という反応を返してくれたところで、そのまましばらくその姿勢で内側から味わってもらう。 それは、たとえば、ほんの少しだけ身体の重心を後ろ寄りにする程度でいい場合すらあります。

****

実は、ある程度通常のフォーカシングに慣れた人ですら、これだけで、思いもよらないことが自分の内面と身体の感じに生じはじめることに驚く場合もあるはずです。

******

ホールボディ・フォーカシングでは、この後、自分の肩の高さに手を挙げるまで、体の感じに聞きながら、それこそ数ミリ単位で徐々に腕を上げていくワークをします。

すると、その過程で、身体が、実にとんでもない、曲がりくねった姿勢を取ることを求めてくることがあるのですね。この醍醐味はやってみて初めてわかります。

*****

さらに言えば、自分のフェルトセンスにぴったりのものを見つける際、言葉やイメージではなく、「身体のポーズでも良い」ということは、実はジェンドリンが、早くから指摘していることです。

以上、ごく入門的なことを書きました。

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    ちょうど紅葉の時期と見事に重なり、車窓も徒歩もひたすら紅葉の山づくしでした。このページの写真は、島根の足立美術館の紅葉の最盛期です。

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