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2012年12月19日 (水)

夢とフォーカシング ―からだによる夢解釈ー(Amazonレビュー版)

By こういちろう VINE™ メンバー
 夢分析というと、夢の中に出たきた題材について、まるで辞書を引くかのように「象徴解釈」するものであるというイメージが、多くの方には強いのではないかと思う。

 本書で示された夢へのアプローチは、そうしたありがちな夢分析の本とは全く性質が異なる。原著のタイトルに、"Let Your Body Interpret Your Dreams"(あなたの身体に夢を解釈してもらう)とあるがごとく、16の質問を用いて、夢を見た本人が自分の身体に実感に問いかけていく中から、思いもよらない洞察にたどり着くことができる。その展開は、夢について専門的に知識がある専門家の予想能力を超えた、たいへんにダイナミックな形となることが多い。

 つまり、夢をみた人を相手にする「専門家」の側の方が、夢についての詳しい知識を持っているという既成概念を、ものの見事に打ち破る。

 そこには、著者ジェンドリンが開発した「フォーカシング」技法のエッセンスが生かされているのであるが、実際に活用してみると、フォーカシングの学習暦が全くない人においても、非常に安全度が高く、怖い思いも苦しい思いもせずに、むしろスリリングでユーモラスでありながらも、人生のペーソスをしみじみ味わえる、貴重な体験の場を提供できる。

 ジェンドリンは、この技法の中で、ユング派の夢分析やゲシュタルト療法からもヒントを得ており、夢と関わるためのツールとしての「統合性」において、独自の存在意味を持つものだと思えてならない。

 そこで尊重されるのは、ロジャーズのパーソン・センタード・アプローチに共通する、夢の理解をしていく主体はあくまでも夢を見た本人であり、夢フォーカシングのトレーナーは、あくまでも控えめで何かのヒントになる「提案」を試みる存在であるに過ぎない(その提案がピンと来なければ夢を見た本人はそれを活用しなくていい)という関係性である。

 すでに述べたように、この技法は、わずか16項目の「質問(提案)」項目に、「バイアス・コントロール」と呼ばれる、夢を見た人当人が自分の夢を日常をとらえるのと同じ認知様式で「自動思考」して済ませてしまうに留まらないための、控えめな介入の仕方という非常にシンプルなものにまとめられている。

 16項目の質問をすべて手使いこなせる必要などない。普段使いとしては、自分の肌になじむいくつかの質問を、夢をまだ覚えている起き抜けに試みてみるだけでも、ただ自分なりに夢を回想して意味づけるだけの場合とは全く異次元の夢理解と心身の解放が生じることに驚かれるかもしれない。

 悪夢に思われた夢ですら、大抵の場合、思わず自分でも苦笑するような、人生のウィットに富んだ予想外の気づきに結びつくことが多いのである。

 本邦訳の難点を敢えて述べれば、原著と構成の順序が入れ替えられたことが果たしてほんとうに明快さに貢献したのかどうかいう思いは個人的にはある。

 更に言えば、付録Aの「理論編」の翻訳が、何か原著を完全に消化していないとも感じさせられる生硬さがあるのが残念である。

 星1つの減点はそのせいであるに過ぎないと思って欲しい。
******
 こちらの記事も参照。

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トロントだより

  • 050601_0957
     The Focusing Instituteの第17回国際大会(2005/5/25-31)の開かれた、カナダ、トロントの北の郊外(といっても100キロはなれてます)、Simcoe湖畔のBarrieという街に隣接するKempenfelt Conference Centreと、帰りに立ち寄ったトロント市内の様子を撮影したものです。

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  • 050708_2036
     「フォーカシング国際会議」が、2009年5月12日(火)から5月16日(土)にかけて、5日間、日本で開催されます。
     このフォトアルバムは、その開催候補地の淡路島を、公式に「お忍び視察」した時の旅行記(だったの)です(^^)。
     フォーカシングの関係者の紹介で、会場予定地の淡路島Westinという外資系の超豪華ホテルに格安で泊まる機会が与えられました。しかし根が鉄ちゃんの私は、徳島側から北淡に向かうという、事情をご存知の方なら自家用車なしには絶対やらない過酷なルートをわざわざ選択したのであります。
     大地震でできた野島断層(天然記念物になっています)の震災記念公園(係りの人に敢えてお尋ねしたら、ここは写真撮影自由です)にも謹んで訪問させていただきました。
     震災記念公園からタクシーでわずか10分のところにある「淡路夢舞台」に、県立国際会議場と一体になった施設として、とても日本とは思えない、超ゴージャスな淡路島Westinはあります。

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  • 050723_1544
     友人と会うために水戸市を訪問しましたが、例によって鉄ちゃんの私は「スーパーひたち」と「フレッシュひたち」に乗れることそのものを楽しみにしてしまいました(^^;)。
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  • 051012_1214
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  • 20061122150014_1
     11月の勤労感謝の日の連休に、日本フォーカシング協会の「フォーカサーの集い」のために島根県の松江に旅した時の旅行記です。https://focusing.jp/  
    ご存じの方は多いでしょうが、出雲の国には日本全国の神様が11月に全員集合することになってまして、「神無月」と呼ばれるわけですが、島根でだけは、「神有月」ということになります。(後日記:「神無月」は10月でしたよね(^^;A ........旧暦なら11/23前後は10月でせう....ということでお許しを.....)  
    ちょうど紅葉の時期と見事に重なり、車窓も徒歩もひたすら紅葉の山づくしでした。このページの写真は、島根の足立美術館の紅葉の最盛期です。

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