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2010年5月

2010/05/04

ささやかでもいいから、誰かのために心を込めて何かの作業をできること。

 決して大げさな話ではないのだ。

 誰かのために心を込めて何かの「作業」を具体的にしていくということではじめて感じられる張りあいと生きがいというものがあるのではないか。

 もちろん、「自分の為に楽しむ」という領域も大事なんだけど、「人のために何かをすることを、心を込めて、相手のことを思いやり、場合によっては相手の反応を細やかに確認して承諾を得ながらも楽しむ」という側面というのは、やはり他に得難い喜びの部分だろう。

 例えば、ゲームやオーディオにのめり込む人だって、自分を楽しませるだけではなくて、人にどうやるのかを「教える」という時に(時としてそれが「自慢する」こととの境目が曖昧になろうとも(^^;)固有の喜びというものがある人が少なくないのではないかと思う。

 こういうブログとかにしても、誰が人の役に立つ情報提供をしているということも張りあいとなっている人も少なくないだろう。ただ、個人的に思うには、もしその人の人間関係が、完全に匿名的な存在ばかりに偏りすぎると、それはそれで辛いものがあるようにも思う。

 もちろん、生身の人間相手のたいへんさというのはあるわけだけど、でもそこには得難い張りあいもある場合も多いと思う。

 このサイトは、ある意味ではうつサイトみたいな側面を表に出して来た側面もあるので、その意味では一般に言われがちなことの逆を言っててることになってしまうのかもしれないけど、「誰かのためにそこそこ頑張る」という存在のあり方を取るな、無理するなとばかり言われたり、ましてやそれを強制されたりしたら、やはり人は生きていて辛いのものなのだと思う。

 そして、これは私なりの思いなのだが、そういう心遣いをする相手が親というだけでは、まだ何か人間って苦しんじゃないか。

 家族以外の誰か、しかも、相手の顔が見えていることが、自分がこの世の中に生きているという切実な実感の上では結構大事なじゃないかと(これは、実際に「顔が見える」ってことじゃなくて、個々の人=personを意識していること・・・・みたいな意味です)。

 そしてこれは、それが「仕事」であるか、プライベートであるかどうかといったこととは、もちろん無関係。

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