私がフォーカシングのワークショップで使っているパワーポイントファイルを公開します。
今回公開するのは、先日の佐賀県教育センターでの教育相談集中講座で使ったパワーポイントファイルと、「文章は」全く同じものをPDF化したものです(もちろんウィルスチェックとスパイウェアチェックはかけています)。
唯一異なるのは、実際には、このファイルの各所に、アンさんの「入門マニュアル」と「ガイド・マニュアル」
で使われているイラストを転載していた部分があるのですね。だから実際には更に数ページ多いし、空欄めいたものがあるのもそのためと見なしてください。
クローズドな研修会はともかく、こういうネット上の場では、アンさんとアンさんのお知り合いらしいイラストレーターの方の著作権を尊重するために、敢えてそういたしました。
●「koichiro_asega_focusing_basic_seminor_public_version.zip」をダウンロード
*****
すでに上記の研修会報告記でも詳細に実際に実施した進め方は書かせていただきましたが、私は、徹底轍尾、技法について「頭で」理解してもらう解説を控えめにしかしないことを大事にしています。
いきなり、柔軟な形での集団法クリアリング・ア・スペース(やり方は、こちらで連載で解説した、私なりのインタラクティブなアレンジがかかったものです)をしていただいた上での参加者ひとりひとりの自己紹介と私のひとりひとりへの応答タイムに1時間以上を費やし、皆で共有できる場の空気を生み出した時点で、小休憩を取ってしまいました。
そのあとは、パワーポイントファイルでいう3ページめまでしか呈示していません。
そこで、もうひとつ配布資料とした、私のウェブ上の「フォーカシング入門」の最初の章をPDF化したものを読み上げているのですね。
●「Koichiro_Asega_web_an_introduction_of_focusing_cap1.pdf」をダウンロード
そして、パワーポイントワイルのpp.4-7までしか解説しないで、またまや小休憩。
この休憩前の段階で、「次に、私をガイドとするデモンストレーションの1対1のセッションをやりたいので、協力して下さる方を求めています。我と思わん方は・・・・・」という予告をしています。
小休憩開けに、もう一度、参加者の皆様に、当初会場に来た時の実感と今の実感を照らし合わせ、比較する集団法クリアリング・ア・スペースをしてもらう。
その際に、自分がデモでフォーカサーをするとしたら何をやりたいのかも感じていただいてみています。
そして、ほぼ正統的で古典的なアン・ワイザー法に基づくフル・セッション(佐賀では、askingまで駆使する本格的なセッションになりました)を40分行ったうえで、実はP.8以降の技法の解説にはわずか20分しかかけていないのです。
なぜなら、幸い、パワーポイントファイルで書いてある通りのことをすでにセッションでフル動員していましたので、「後付けの解説」としてさらっとやってしまえたわけですね(^^)。
ここまでで午前の部終了。午後は、「こころの天気」をペアになってわきあいあいと伝え返しまでする実習タイムをゆったりととっています。
こうして、フォーカシングの初心者同士がペアになってショートマニュアルをもとに、リスナーとフォーカサーを役割交換して「フォーカシングのセッションらしきもの」をする時間を全く作らず、それでもひとりひとりの参加者の方の日常の実感と自然と結びつく範囲でフォーカシングの輪郭を、無理なく実感していただき、しかし同時に「本格的な」セッションのライブの空気もお伝えし、更に教育現場ですぐ使えるやさしい技法もお持ち帰りいただくという、一回限りの6時間ほどの講習会としては、私なりに全く余計なものをそぎ落としたスタイルを試みてみました。
これからもやり方を更に洗練させていくつもりですが、私はフォーカシングの入門ワークショップで「何をやってんだかよくわからない」という印象だけが参加者に残り、フォ-カシングとはそういうものという固定観念だけが広がることを何より恐れています。
大事なのは、フォーカシングの世界に少しでも関心をお持ちになった皆様を「フォーカシングの世界」に参入させることではない。
フォーカシングを「すでに」血肉とした人たちが、社会の各分野に進出して、技法としてのフォーカシングを自らが使い続ける応用問題に、どこまで現実のただ中で挑めて行くかだと思います。
私なりのひとつの試みとして、他のフォーカシング関係者にも参考にしていただきたく思い、公開させていただくことといたしました。
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