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2009/12/01

「砂の器」(1974年公開の映画)

 中学生時代、封切りの時に、学校全体で映画館借り切りで観たのですが、会場全体から女子生徒のすすり泣きの声がこだまするという、一種異様な空間になってしまい、映画館をで出た後の近くの公園でも、みんなが一種放心状態でたたずんでいたことが忘れられません。

 加藤剛が演じる犯人である作曲家が自作「宿命」を初演する演奏会のシーンと、警察での捜査会議の中での報告、そしてそれをナレーションとする形で、犯人の、父親との幼少期の不幸な放浪の旅が日本各地の美しい自然・・・特に荒海の日本海をバックにクロスカッティングしながら、もう、これでもか、これでもかと盛り上げていく数十分 は、ある意味でドラマチックな煽情性の極致なんですけど、やはり忘れられない日本映画の傑作ではないでしょうか。

●suna no utuwa(YouTube)

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コメント

先生、いつもお世話になっております。
砂の器と言えば、私は加藤嘉さんのワンシーンです。
たったワンシーンで、物語のすべてが分かり、そして哀しみが瞬間に大量に訪れる、キーになる場面だと思います。
あんな俳優さんがいたなんて・・・、ちょっと感動です。

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