浜崎あゆみのアルバム"(miss)understood"
ayuはこれまで2回主要な音楽スタッフを入れ替えたが、その「第3期」における2枚目のフルアルバムにあたる本作こそが、ayuの「アルバムアーティスト」としての成果が総結集した、緊張感に満ちた、近年の代表作であると私は感じている。
このアルバムの余勢をかって連作された"Secret"のテンションの高さと共に、私は結局この2枚ばかりを繰り返し聴いてきた。
冒頭曲"Bold & Delicious"は、ゴスペルとの関連がちまたで口にされるが、実に思い切った不協和音スレスレの和声進行が駆使されたインパクトが強烈な曲。むしろ ライブで聴衆と共に盛り上がることを念頭に置いたと見るほうがふさわしいだろう。歌詞の「際どさ」もそういう意味に解してはじめて意図が見えてくるのでは?
タイトル同名曲、"(miss)understoood"は、当然「誤解」という意味と「誤解される女性」=ayuという意味が二重に重ねられたものだが、 そこで示される人間不信の深さを、ロック的なテイストで切々と歌い上げるその実存的燃焼度には鳥肌が立つ。
"altena"の、「変化を恐れるなら離れたとこで見ててよ、なんかしたってしなくたって結局指差されるなら、あるがままに」という訴えにも深くこころを揺らされた。
なお、"is this Love?"に関しては、ayuはライブの場では、アルバムとは全く異質なテイストの、異常なテンションで絶唱的に歌い上げることは、生あゆ常連にはおなじみかも。(ayumi hamasaki ARENA TOUR 2006 A~(miss)understood~ [DVD] 参照)
"In The Corner"で示される、凄まじい自己不信の叫び。一転して"Will"の、一見歌謡曲調ですらあるメロディーラインの中で描かれる、美しくもはかなげな世界も大好きである。
そして、ayuのパラードの中でも神がかりの「超傑作」というべき"HEAVEN"。
もちろん、一般によく知られた、"STEP you""fairyland"もいい曲だが、ラストを実にシンプルな"rainy day"で静かに締めくくった構成も見事。
*****
このブログで文句なく一番多くの回数取り上げてきたayuのアルバムで、何を今更ですが、連休の息抜きにamazonレビューあげた分を、そのまま転載しました(^^)
おまけとして、私もまさにこの日のライブを観戦(?)した、このアルバムをメインに据えたライブツアー楽日の映像のダイジェストがあったので、載せておきます(^^)
●Ayumi Hamasaki - Arena Tour 2006 (miss) understood(YouTube)
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