« 10月4日付け読売新聞日曜版「本よみうり堂」に掲載された、精神科医、春日武彦氏による「『病気の押し売り』を検証」と題する書評記事への感想 (第7版) | トップページ | 秋の近況報告 »

2009/10/07

読売の春日武彦氏の書評記事への感想、とりあえず完成版になるにあたって。

 さて、やっと、読売で春日武彦氏の書いた書評へについての記事完成版に第7版でこぎつけたと思う。

 書評の対象とされた著作を読まないまま書ける「書評批判」としてはほぼ「臨界点」の水準にまで仕上げられたと自負しています。きっと、すでに実際に本をお読みになった方にとっても参考になった点が少なくないのではないでしょうか?

 すでに最終第7版の末尾でも補足しましたけど、書評の対象となったなったレーン氏の著作の原著"Shyness"のAmason英語版サイトまで読みに行って気づいた、「驚愕すべき」事柄。

 それは、レーン氏の原著が、あくまでも、単なる内気な人が、特に「社会不安障害」というレッテルを貼られる過程を告発しようとした著作であるということである。(しかも原著者は大学の「英文学」の教師であるにすぎない。イエール大から研究賛助金をもらって、イエール大学出版局から本を出せた大学教授という肩書きにだまされないように)

 なるほど、ある種の「社会不安障害」や「強迫性障害」について、SSRIが適応されることは事実ではあるのだが、春日氏が、この本がうつ病を主なるターゲットに据えたものではなくて、「社会不安障害」がメイン・ターゲットであることについて、ただの一言も言及しなかったということは、もはや、医者としての良心のかけらもないばかりか、ある種の情報操作に加担している、少なくとも無責任に「煽って」いるといわれても仕方がないように思われる。

 結局、私が、この読売の書評欄に添えられた原書のタイトル"Shyness"に気づいた時点で懸念した勘はあたっていたようにも思う。

 Amason英語版の読者レビューを読むと、星をほどんどつけなかった人の批評は辛辣極まりないものがある。

 「この本は教養課程キャンパスの象牙の塔の中で広まっているように思える、奇妙で、反科学的なパラノイアの典型です」(Gina Pera氏)             

*****

 ちなみに、原著なら、Googleブックスで「まるまる読む」ことができます!!

 ※レーン氏の本を日本語訳で実際に読んだ上での書評はこちらです。

blogram投票ボタン
ブログランキング・にほんブログ村へ
人気ブログランキングへ
携帯アクセス<br /><a href=ビジネスブログランキング
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 心理カウンセリングへ
にほんブログ村 ニュースブログ ニュース批評へ

« 10月4日付け読売新聞日曜版「本よみうり堂」に掲載された、精神科医、春日武彦氏による「『病気の押し売り』を検証」と題する書評記事への感想 (第7版) | トップページ | 秋の近況報告 »

Amazon」カテゴリの記事

おすすめサイト」カテゴリの記事

アメリカ合衆国」カテゴリの記事

カウンセラーへのメッセージ」カテゴリの記事

カウンセリング」カテゴリの記事

ニュース」カテゴリの記事

倫理」カテゴリの記事

健康」カテゴリの記事

医学」カテゴリの記事

医療」カテゴリの記事

大学」カテゴリの記事

学問・資格」カテゴリの記事

心と体」カテゴリの記事

心理学」カテゴリの記事

心理療法/精神療法」カテゴリの記事

心理臨床」カテゴリの記事

思い込み」カテゴリの記事

文学」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

書籍・雑誌」カテゴリの記事

社会現象」カテゴリの記事

経済・政治・国際」カテゴリの記事

臨床心理」カテゴリの記事

誤解」カテゴリの記事

身体性」カテゴリの記事

」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/70854/46421456

この記事へのトラックバック一覧です: 読売の春日武彦氏の書評記事への感想、とりあえず完成版になるにあたって。:

« 10月4日付け読売新聞日曜版「本よみうり堂」に掲載された、精神科医、春日武彦氏による「『病気の押し売り』を検証」と題する書評記事への感想 (第7版) | トップページ | 秋の近況報告 »

コメント・トラックバックについて

  • このブログのコメントやトラックは、スパム防止および個人情報保護の観点から認証制をとらせていただいております。これらの認証基準はかなり緩やかなものにしています。自分のブログの記事とどこかで関係あるとお感じでしたら、どうかお気軽にトラックバックください。ただし、単にアフリエイトリンク(成人向けサイトへのリンクがあると無条件で非承認)ばかりが目立つRSSリンク集のようなサイトの場合、そのポリシーにかなりの独自性が認められない場合にはお断りすることが多いことを、どうかご容赦ください。

最近のコメント

はてなブックマーク


最近のトラックバック

last.fm


フォーカシングの本1

フォーカシングの本2

フォト
2012年1月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ

banner

  • 携帯アクセス解析
  • Google Sitemaps用XML自動生成ツール
  • Firefox3 Meter
  • ブログランキング・にほんブログ村へ

ブログパーツたち

  • track feed カウンセラーこういちろうの雑記帳
  • アクセス状況
    アクセス解析

カテゴリー