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2009/10/07

読売の春日武彦氏の書評記事への感想、とりあえず完成版になるにあたって。

 さて、やっと、読売で春日武彦氏の書いた書評へについての記事完成版に第7版でこぎつけたと思う。

 書評の対象とされた著作を読まないまま書ける「書評批判」としてはほぼ「臨界点」の水準にまで仕上げられたと自負しています。きっと、すでに実際に本をお読みになった方にとっても参考になった点が少なくないのではないでしょうか?

 すでに最終第7版の末尾でも補足しましたけど、書評の対象となったなったレーン氏の著作の原著"Shyness"のAmason英語版サイトまで読みに行って気づいた、「驚愕すべき」事柄。

 それは、レーン氏の原著が、あくまでも、単なる内気な人が、特に「社会不安障害」というレッテルを貼られる過程を告発しようとした著作であるということである。(しかも原著者は大学の「英文学」の教師であるにすぎない。イエール大から研究賛助金をもらって、イエール大学出版局から本を出せた大学教授という肩書きにだまされないように)

 なるほど、ある種の「社会不安障害」や「強迫性障害」について、SSRIが適応されることは事実ではあるのだが、春日氏が、この本がうつ病を主なるターゲットに据えたものではなくて、「社会不安障害」がメイン・ターゲットであることについて、ただの一言も言及しなかったということは、もはや、医者としての良心のかけらもないばかりか、ある種の情報操作に加担している、少なくとも無責任に「煽って」いるといわれても仕方がないように思われる。

 結局、私が、この読売の書評欄に添えられた原書のタイトル"Shyness"に気づいた時点で懸念した勘はあたっていたようにも思う。

 Amason英語版の読者レビューを読むと、星をほどんどつけなかった人の批評は辛辣極まりないものがある。

 「この本は教養課程キャンパスの象牙の塔の中で広まっているように思える、奇妙で、反科学的なパラノイアの典型です」(Gina Pera氏)             

*****

 ちなみに、原著なら、Googleブックスで「まるまる読む」ことができます!!

 ※レーン氏の本を日本語訳で実際に読んだ上での書評はこちらです。

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