世界のフォーカシング指向心理療法セラピストは、双極性障害にどのように対処しているか
フォーカシングの国際組織、The Focusing Instituteには、"Focusing Discussion List"というメーリングリストがあるのですが、この数日間、そこで、フォーカシングの双極性障害の人たちに対する適用についてのいくつかのやり取りが続いています。
大変興味深い内容ですが、そこでのやりとりをそのまま引用するのは問題があるかもしれませんので、私なりに要約してご紹介しようかと思います。
そこで発言しているフォーカシング指向心理療法(FOT)セラピストたちの見解には共通項が非常に多いので、その要点を箇条書きにします。
- 医療機関で気分スタビライザをはじめとする処方を受けている人に併用した場合に効果が上がること。
- しかし、医療機関での薬物治療だけで十分な成果を得られない人も多く、何らかのセラピー的援助を必要とすること。
- 薬物療法を終わらせていく段階で、FOTが援助的であること。
- 双極性障害の人においては、身体感覚や感情や情動を通常のフェルトセンスとして体験できていない場合が多いが、そうした人たちにおいても、フェルトセンス(あるいは、フェルトセンスに「触れられない」、フェルトセンスから「遊離している」というフェルトセンス)を、さまざまな状況やさまざまな次元において形成する潜在力はあること。
- FOTが役に立つためには、その人の中に、躁うつの往復の中で様々な生活上、対人関係上の問題が生じること、そしてそれまで受けてきた治療への傷つきと後悔に根ざした、セラピーへのモチベーションが形成されていること。
- まずはそうした傷つきや後悔についてじっくり傾聴する必要があること。
- 一人の方が特に強調していたのは、双極性障害になった人の親も双極性障害であることが稀れではなく、幼少時から親の気分変化に伴う激しい振る舞いにさらされ、それがトラウマになる経歴を持つこと。そして、そうした「システムとしての家族」の持つ悪循環構造に対処するため、家族全体へのアプローチが必要なことが多いこと。
- その方がもうひとつ言及していたのは、フォーカシングを学ぶことで、「薬がうまく効いていないこと」への「早期警戒信号」を身体が感受するセンスが高まること。
*****
こうしたやりとりを読んでいて、不肖私も、蛮勇を奮って(?)、英語での書き込みにチャレンジしました。自動翻訳の助けも借りましたが、ご存知のように、それに頼るだけではまともな英文になりませんので、何とかかんとか、これなら意味が通じるだろうという水準まで修正を重ねました。部分的な文法のおかしさなどが残っているかもしれませんが。
結果的には、私がこのブログで繰り返して書かせていただいてきた内容の要約に他なりませんので、敢えて原文のままで、恥をかくのは承知で転載します。
*****
Title:[focusing-discuss] Re: Focusing and bipolar disorder
I am very interested in the discussion about bipolar disorder.
I've interviewed a lot of clients who received medical treatment as mood disor
ders,especially,bipolar spectrum disorder,these several years.
Moreover,I've experienced the medical treatment as bipolar disorder("type 2",p
erhaps,it was caused by my having been prescribed not the mood stabilizer but
only SSRI).and have recovered this disorder by mood stabilizer.
My obtained standpoint is as follows:
The first. The patient overworks for a long term before it gets depressed seri
ously.They become difficult that their mind and body's consumption is noticed
for the period. Seemingly, they experience like being able to work without con
suming it than before,like a kind of "superman". They cannot experience tiredn
ess as "tiredness" for the period though begin to consume in reality.
However, this is a kind of "mild manic" stage.
At this stage, a kind of isolation is caused between their superficial emotion
and bodiy deeply felt sense.
After all, this state of chronic "marathon runner's high" (does this t
erm pass also in the sphere in English? or Japanized English?)may not be conti
nued.
If they feel "retroactively",they didn't act only pleasantly but with "unnatur
ally light feeling" or "a sense of urgency"etc.
The second.According to my viewpoint,Orthodox Focusing training cannot necessa
rily effects in the client who experiences in the "whirlpool" of in such a (mi
ld)manic stage.
However, a kind of FOT approach is effective in the client who have the motiva
tion of make it out of the vicious circle,i.e.the round trip of such in a mani
c stage and a depressive stage repeatedly, who have experienced the regret and
be damaged in the circle.
The person may continuously acknowledges and monitors the pattern of his/her c
ognition and emotion and action and situation,before and after he/she experien
ces his/her "personal" felt sense,as a kind of message to request healthy bala
nce from his/her organism,in daily life,as if inner "ocean weather-ship observ
ation"
I help so that he/she may make a habit of it in daily life.
I am groping the refinement of it as a kind of Focusing-oriented cognitive-beh
avioral therapeutic approach, right now.
Thanks.
Koichiro Asega,M.A.
Certified Psychotherapist in Japan.
Certified Focusing Trainer and Focusing-Oriented Psychotherapist.
Kurume Focusing-Counseling Office
Kurume-shi,Fukuoka-ken,JAPAN
Email:kurumefocusing@live.jp
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