「何かを本気で学ぶためには、人は一度孤独にならねばならない」
解決指向フォーカシング療法(SOFT)を編み出した、バラ・ジェイソンは、フォーカシングのコミュニティの中で、フォーカシングを十分に学んだ後で、解決指向アプローチの訓練を受け始めた人である。
バラは、解決志向アプローチにおける、非常に積極的で、指示的なアプローチについて、最初は非常に戸惑うところが大きかった。それどころか、
「実際私は、フォーカシング・コミュニティの仲間たち、特にジェンドリンが、私にあきれ果てるのではないかと心配で、数年間秘密にしていたほどでした。自分のしていることを知られたら、コミュニティから追い出されるのではないかと怖れていました。
それも今は笑い話です。このSOFT(解決指向フォーカシング療法)アプローチをフォーカシング国際会議で初めて発表したとき、フォーカシング界の仲間の多くがすでに解決アプローチを取り入れていることを発見しました。そして、その人たちもまったく同じようなためらいを感じながら、解決アプローチを取り入れていたのです。ですから、私たちは言わば、表現がふさわしくないかもしれませんが、一致に『カミングアウト』したのです」
・・・・バラ・ジェイソン(日笠摩子監訳)解決指向フォーカシング療法―深いセラピーを短く・短いセラピーを深く:邦訳pp224-5
この部分を読んで、私は、臨床家としての自分の現状への物足りなさをバネにして、孤独の中に新たな道を模索して、トンネルを抜け、同じような孤独の道をたどってきた「同志」が実は身近にいたことに気づいて報われる思いがするところまで突き抜けて来た、バラという人の等身大の生き様が伝わってくる気がして、ある感慨を覚えた。
このことを伝えたフォーカシング関係の知り合いが、私に紹介してくれたのが、タイトルに掲げた、
「何かを本気で学ぶためには、人は一度孤独にならねばならない」
という言葉である。
これは、落合信彦の「アメリカよ!あめりかよ!」 という本に出てきた言葉らしい。
落合氏のアメリカ留学時代の体験についての自伝ノンフィクションとのことだが、この著作の中でさりげなく独白のように書かれている一句とのこと。
今の時代、若い臨床家の皆さんは、四半世紀前の私の修行時代と比べると、比較にならないくらいに整備された学ぶための場を持っている。邦訳された多くの専門的な著作、ワークショップ、セミナー・・・・むしろ、浴びせられるような情報の洪水に、大学の専門課程に進めは接することができる。共に学ぶ仲間の人数も、以前の比ではない。
しかし、早くからそうした情報や知識を「学ばされる」状況に、色々目移りしながらもアップアップしてしまい、消化不良になる危険とも隣り合わせの中におかれているのではないか。
日本の心理臨床の世界は、すでに、草創期の、自ら道を切り開くチャレンジングでベンチャーな開拓者の時代ではなくなりつつあるといえばそうかもしれない。しかし、そうした恵まれた環境の中で、実は自分のしっかりとした立ち位置を見つけるたという実感も感じにくい、薄氷を踏む危機感とも実は隣り合わせの状況ではないかとも思える。
ただ、既成の集団や組織やコミュニティーに埋没しているだけでは、実は今の自分が現実に直面しつつある「漠然とした、マイルドな違和感」や危機意識を直視できなくなる場合もあると思う。
私に、上記の落合信彦の言葉を紹介してくれた人にとっては、中学生時代の座右の銘のような言葉だったという。
私も、この言葉は、実にいい言葉だと思う。
落合信彦については、いろいろ毀誉褒貶があるらしいが、この言葉は思わず紹介したくなった(^^)
« 単に「無理をしなくていいんだよ」と言われても、鬱の人は・・・・ | トップページ | 通算50万アクセス達成!! »
「The Focusing Institute」カテゴリの記事
- 初夢(2012.01.01)
- インタラクティブ・フォーカシング 技法の実際(2012.01.02)
- 「こころの天気」のご紹介(2012.01.04)
- 佐賀県教育センター教育相談集中講座講師として務めを果させていただいた一日をふり返って(2009.11.11)
- 夢フォーカシング 技法の実際(2012.01.02)
「おすすめ商品」カテゴリの記事
- インタラクティブ・フォーカシング 技法の実際(2012.01.02)
- デジタル機器・オーディオのための電源極性管理とノイズフィルター(2012.01.09)
- フォーカシングへの誤解を解く(?) その2(2006.11.14)
- ドナ・ウィリアムズ著「自閉症だったわたしへ」を読み始めて。(2010.06.20)
- 周囲の人は双極性障害2型の人の「気遣い」にどれだけ助けられているかに気がつかない・・・・内海健 著「うつ病新時代 -双極性II型障害という病-」 書評 (第2回)(2009.09.17)
「アメリカ合衆国」カテゴリの記事
- アン・ワイザー・コーネル 著 :「すべてあるがままに -フォーカシング・ライフを生きる-」("Radical Acceptance of Everything") 書評(2011.06.29)
- 坂井 素思・ 岩永 雅也 著 「格差社会と新自由主義」 (放送大学教材)(2011.06.06)
- 「PTSDにおける脳科学研究の臨床への考察」抜粋(togetter)(2011.06.18)
- にほんじんは、せんそうのしかたをしらない? (第7版)(2009.04.13)
- 池見 陽 著「僕のフォーカシング=カウンセリング」評(2010.11.16)
「カウンセラーへのメッセージ」カテゴリの記事
- 初夢(2012.01.01)
- 「藤嶽法」のご紹介(2012.01.05)
- インタラクティブ・フォーカシング 技法の実際(2012.01.02)
- 「こころの天気」のご紹介(2012.01.04)
- フォーカシングへの誤解を解く(?) その2(2006.11.14)
「キャリア形成」カテゴリの記事
- 抗うつ薬で眠くなるのは「副作用」? -そもそも「副作用」という概念をどうとらえるか-(2009.06.29)
- 体験過程尺度入門 -カウンセリングが「深まっている」とは、どういうことか?-(すでに第3版)(2006.12.30)
- 佐賀県教育センター教育相談集中講座講師として務めを果させていただいた一日をふり返って(2009.11.11)
- フォーカシングのグループ活動において、身体の感じを通して傾聴し、言葉にしていく関係性の場を、さりげなく生み出すということ(2)(2009.07.16)
- 書評:ジャネット・クライン著「インタラクティヴ・フォーカシング・セラピー -カウンセラーの力量アップのために-」(2009.11.17)
「クライエント中心療法」カテゴリの記事
- 体験過程尺度入門 -カウンセリングが「深まっている」とは、どういうことか?-(すでに第3版)(2006.12.30)
- 佐賀県教育センター教育相談集中講座講師として務めを果させていただいた一日をふり返って(2009.11.11)
- フォーカシングのグループ活動において、身体の感じを通して傾聴し、言葉にしていく関係性の場を、さりげなく生み出すということ(4)(2009.07.18)
- フォーカシングのグループ活動において、身体の感じを通して傾聴し、言葉にしていく関係性の場を、さりげなく生み出すということ(2)(2009.07.16)
- 書評:ジャネット・クライン著「インタラクティヴ・フォーカシング・セラピー -カウンセラーの力量アップのために-」(2009.11.17)
「ジェンドリン」カテゴリの記事
- 「藤嶽法」のご紹介(2012.01.05)
- フォーカシングへの誤解を解く(?) その2(2006.11.14)
- フォーカシングのグループ活動において、身体の感じを通して傾聴し、言葉にしていく関係性の場を、さりげなく生み出すということ(3)【第2版】(2009.07.17)
- 夢フォーカシング 技法の実際(2012.01.02)
- フォーカシング関連書籍、全員集合!!(2011.12.31)
「フォーカシング」カテゴリの記事
- 「ふくおかフォーカシング・セミナー」開催中止のお知らせ(2012.01.23)
- 初夢(2012.01.01)
- 「藤嶽法」のご紹介(2012.01.05)
- インタラクティブ・フォーカシング 技法の実際(2012.01.02)
- 「こころの天気」のご紹介(2012.01.04)
「フォーカシング国際会議」カテゴリの記事
- にほんじんは、せんそうのしかたをしらない? (第7版)(2009.04.13)
- もうひとつの予告:「第3世代」認知行動療法と、私のフォーカシング指向心理療法の現場実践の比較論を連載する!? [第7版](2009.04.03)
- 「カウンセラーこういちろうの雑記帳」の主要過去記事を一番簡単に一覧するには(2009.09.03)
- 日本心理臨床学会第28回大会には、残念ながら参加しておりません。(2009.09.20)
- 「何かを本気で学ぶためには、人は一度孤独にならねばならない」(2009.07.29)
「フォーカシング指向心理療法」カテゴリの記事
- 「藤嶽法」のご紹介(2012.01.05)
- インタラクティブ・フォーカシング 技法の実際(2012.01.02)
- 「こころの天気」のご紹介(2012.01.04)
- フォーカシングへの誤解を解く(?) その2(2006.11.14)
- 佐賀県教育センター教育相談集中講座講師として務めを果させていただいた一日をふり返って(2009.11.11)
「人生」カテゴリの記事
- フォーカシングへの誤解を解く(?) その2(2006.11.14)
- ドナ・ウィリアムズ著「自閉症だったわたしへ」を読み始めて。(2010.06.20)
- 周囲の人は双極性障害2型の人の「気遣い」にどれだけ助けられているかに気がつかない・・・・内海健 著「うつ病新時代 -双極性II型障害という病-」 書評 (第2回)(2009.09.17)
- 成熟の過程で人は何を失う危機に立たされるのか -「魔法少女まどか☆マギカ」についての臨床心理学的小考察- (第4版)(2011.10.18)
- 透徹した「アニメ映像文学」 -新海誠作品-(2011.12.14)
「人生観」カテゴリの記事
- フォーカシングへの誤解を解く(?) その2(2006.11.14)
- 周囲の人は双極性障害2型の人の「気遣い」にどれだけ助けられているかに気がつかない・・・・内海健 著「うつ病新時代 -双極性II型障害という病-」 書評 (第2回)(2009.09.17)
- 成熟の過程で人は何を失う危機に立たされるのか -「魔法少女まどか☆マギカ」についての臨床心理学的小考察- (第4版)(2011.10.18)
- 「ゴースト」と「ファントム」 -押井守と神田橋條治の共通項-(2009.06.19)
- 「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」の音楽集(2009.11.24)
「学問・資格」カテゴリの記事
- フォーカシングへの誤解を解く(?) その2(2006.11.14)
- ドナ・ウィリアムズ著「自閉症だったわたしへ」を読み始めて。(2010.06.20)
- 抗うつ薬で眠くなるのは「副作用」? -そもそも「副作用」という概念をどうとらえるか-(2009.06.29)
- 周囲の人は双極性障害2型の人の「気遣い」にどれだけ助けられているかに気がつかない・・・・内海健 著「うつ病新時代 -双極性II型障害という病-」 書評 (第2回)(2009.09.17)
- 体験過程尺度入門 -カウンセリングが「深まっている」とは、どういうことか?-(すでに第3版)(2006.12.30)
「心と体」カテゴリの記事
- 「ふくおかフォーカシング・セミナー」開催中止のお知らせ(2012.01.23)
- 初夢(2012.01.01)
- 「藤嶽法」のご紹介(2012.01.05)
- インタラクティブ・フォーカシング 技法の実際(2012.01.02)
- 「こころの天気」のご紹介(2012.01.04)
「心理学」カテゴリの記事
- 「藤嶽法」のご紹介(2012.01.05)
- インタラクティブ・フォーカシング 技法の実際(2012.01.02)
- 「こころの天気」のご紹介(2012.01.04)
- フォーカシングへの誤解を解く(?) その2(2006.11.14)
- ドナ・ウィリアムズ著「自閉症だったわたしへ」を読み始めて。(2010.06.20)
「心理療法/精神療法」カテゴリの記事
- 「藤嶽法」のご紹介(2012.01.05)
- インタラクティブ・フォーカシング 技法の実際(2012.01.02)
- 「こころの天気」のご紹介(2012.01.04)
- フォーカシングへの誤解を解く(?) その2(2006.11.14)
- 抗うつ薬で眠くなるのは「副作用」? -そもそも「副作用」という概念をどうとらえるか-(2009.06.29)
「心理臨床」カテゴリの記事
- 初夢(2012.01.01)
- インタラクティブ・フォーカシング 技法の実際(2012.01.02)
- 「こころの天気」のご紹介(2012.01.04)
- フォーカシングへの誤解を解く(?) その2(2006.11.14)
- ドナ・ウィリアムズ著「自閉症だったわたしへ」を読み始めて。(2010.06.20)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 初夢(2012.01.01)
- デジタル機器・オーディオのための電源極性管理とノイズフィルター(2012.01.09)
- フォーカシングへの誤解を解く(?) その2(2006.11.14)
- ドナ・ウィリアムズ著「自閉症だったわたしへ」を読み始めて。(2010.06.20)
- 佐賀県教育センター教育相談集中講座講師として務めを果させていただいた一日をふり返って(2009.11.11)
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- インタラクティブ・フォーカシング 技法の実際(2012.01.02)
- 「こころの天気」のご紹介(2012.01.04)
- フォーカシングへの誤解を解く(?) その2(2006.11.14)
- ドナ・ウィリアムズ著「自閉症だったわたしへ」を読み始めて。(2010.06.20)
- 周囲の人は双極性障害2型の人の「気遣い」にどれだけ助けられているかに気がつかない・・・・内海健 著「うつ病新時代 -双極性II型障害という病-」 書評 (第2回)(2009.09.17)
「社会現象」カテゴリの記事
- 周囲の人は双極性障害2型の人の「気遣い」にどれだけ助けられているかに気がつかない・・・・内海健 著「うつ病新時代 -双極性II型障害という病-」 書評 (第2回)(2009.09.17)
- 書評:ジャネット・クライン著「インタラクティヴ・フォーカシング・セラピー -カウンセラーの力量アップのために-」(2009.11.17)
- 私の今年の年賀状の文面です(2012年版)(2011.12.30)
- 成熟の過程で人は何を失う危機に立たされるのか -「魔法少女まどか☆マギカ」についての臨床心理学的小考察- (第4版)(2011.10.18)
- 「ゴースト」と「ファントム」 -押井守と神田橋條治の共通項-(2009.06.19)
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 田嶌誠一 著 「現実に介入しつつ心に関わる」(2009.12.16)
- TPP問題も「まどか☆マギカ」を通して論じることが可能・・・なような(2011.11.16)
- 「ゆとり教育」の思わぬ背景と、それに対応した「親世代」の限界(2011.06.15)
- 格差社会とカウンセリング(2011.06.20)
- 池上正樹 著 : ドキュメント ひきこもり -「長期化」と「高年齢化」の実態-(2011.06.23)
「臨床心理」カテゴリの記事
- 「ふくおかフォーカシング・セミナー」開催中止のお知らせ(2012.01.23)
- 初夢(2012.01.01)
- インタラクティブ・フォーカシング 技法の実際(2012.01.02)
- フォーカシングへの誤解を解く(?) その2(2006.11.14)
- ドナ・ウィリアムズ著「自閉症だったわたしへ」を読み始めて。(2010.06.20)
「臨床心理士」カテゴリの記事
- 「こころの天気」のご紹介(2012.01.04)
- フォーカシングへの誤解を解く(?) その2(2006.11.14)
- 佐賀県教育センター教育相談集中講座講師として務めを果させていただいた一日をふり返って(2009.11.11)
- フォーカシングのグループ活動において、身体の感じを通して傾聴し、言葉にしていく関係性の場を、さりげなく生み出すということ(2)(2009.07.16)
- フォーカシングのグループ活動において、身体の感じを通して傾聴し、言葉にしていく関係性の場を、さりげなく生み出すということ(1) 【第2版】(2009.07.15)
「自分史」カテゴリの記事
- 初夢(2012.01.01)
- フォーカシングへの誤解を解く(?) その2(2006.11.14)
- ドナ・ウィリアムズ著「自閉症だったわたしへ」を読み始めて。(2010.06.20)
- 抗うつ薬で眠くなるのは「副作用」? -そもそも「副作用」という概念をどうとらえるか-(2009.06.29)
- 劇場版「とある飛空士への追憶」を全く白紙の状態から観ての感想 (第2版 原作読了後の感想つき) (2011.12.12)
「若者心理」カテゴリの記事
- 周囲の人は双極性障害2型の人の「気遣い」にどれだけ助けられているかに気がつかない・・・・内海健 著「うつ病新時代 -双極性II型障害という病-」 書評 (第2回)(2009.09.17)
- 体験過程尺度入門 -カウンセリングが「深まっている」とは、どういうことか?-(すでに第3版)(2006.12.30)
- 成熟の過程で人は何を失う危機に立たされるのか -「魔法少女まどか☆マギカ」についての臨床心理学的小考察- (第4版)(2011.10.18)
- 透徹した「アニメ映像文学」 -新海誠作品-(2011.12.14)
- 「こども達とフォーカシング」書評(2011.12.20)
「解決志向心理療法・短期療法」カテゴリの記事
- フォーカシング指向認知行動療法の可能性(2012.01.04)
- 「臨在」="presence"(第4版)(2010.02.06)
- 薬をやめることをお焦りにならない方がいいですよ(2009.09.01)
- 「病気になる前も、病気になってからも、病気が回復してきても、どういうわけかやってしまえないままでいること、何かありませんか?」(2010.02.10)
- カラオケで「歌わない」人には二種類いる。(2010.02.11)
コメント
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/70854/45777318
この記事へのトラックバック一覧です: 「何かを本気で学ぶためには、人は一度孤独にならねばならない」:
« 単に「無理をしなくていいんだよ」と言われても、鬱の人は・・・・ | トップページ | 通算50万アクセス達成!! »





先生、いつもお世話になっております。
「孤独な状況」というのは、見ようと思えば心底モノが見れる状況だと、以前から思っておりました。
ただ・・・、孤独の持ち寄せてくる切なさに目が曇って負けてしまうことが多い私ですが。
余談になりますが・・・、私の大好きな小説化、村上春樹氏は「自由と孤独は闘って勝ち取るものだ」と何かの本で言っていました。
言葉って不思議です・・・。
暗示的な表現の方が、ぐっと胸に突き刺さることの方が多いです。
徒然なるままに。
かしこ
追伸:50万アクセスおめでとうございます。
投稿: 輝々 | 2009/07/29 22:19
輝々さん、ようこそ。
現実の状況の中に留まり、しかも自分の「立ち位置」を守る。それはたいへん孤独な営みという側面があると思います。
今の自分が「甘んじている」(ある意味ではそれによって「守られて」もいる)環境からの(少なくとも精神的な)出立という側面がないと、対象に食らいついてでも何かを自分の納得のいくように「ものにする」(断じて、周囲がそれを「単に」承認するかとか、居場所を与えてくれるかではなく)ということはできない気がします。
・・・・それこそ、何か抽象的に響くのは承知ですが、思い浮かんだことを。
投稿: こういちろう | 2009/07/29 22:44