女性から見て一番理解しがたい、純情な男性の心理とは?
かつて若き日の私もそうだった!! ということを前もって宣言してから以下の内容を書かせていただきますが(^^;)
多くの女性から見て、男性(特に純情な男性)から求愛を受けた際に、一番理解しがたい事柄のひとつは、
「お友達でいましょう」
という言葉を、どうしても額面どおりには受け取ってくれないということだろう。
つまり、男性(の中の少なくともかなりの部分)は、求愛することに不慣れなうちは、
「自分の愛を受け入れて、自分を気に入って、交際してくれる」
か、さもなくば、
「求愛してきた自分などは歯牙にもかけず、むしろ求愛されたことを汚らわしくすら思い、それ以降口を聞く気にもなれず、生涯にわたり交流の道は閉ざされる」
という両極端のシミュレーションしかせずに、清水の舞台から飛び降りるつもりで求愛してしまうものなのである。
(女性にもそういう人はいると思いますが、男性の方がこうした「一がバチか」の思いでの求愛パターンを、結構年齢を重ねてもやらかしてしまう傾向があると思います。少なくとも私の知り合いの何人かの一般の女性に、何かのついでに尋ねてみることを繰り返してきましたが、その結果、大いに賛同してもらってきました(^^;) 要するに、不倫の誘いにすらそういう傾向があるということで・・・・)
冷静に考えてみれば、
「悪い人ではないけど、つきあっていいとまでは思わないなあ」
という感じ方を求愛された側が持ったとしても、求愛された側の身になってみれば、全く当然かと思えるわけで、そういう場合、自然の帰結として、
「お友達のままでいたい」
という言葉が口に出ることになります(^^)
ところが、男の方は、その「ぬるま湯」のような扱い(そう感じるんだよ!!)の持続に結局は絶えかねて、
「どうして潔く僕を斬り捨てて楽にしてくれないんだーーっ!!」
とばかりに、ストーカー呼ばわりされる危険を重ね、その結果、
「つきあいたくはないけど、いい人」
という、未来へのかすかな希望すら打ち砕く、玉砕への道をひた走り、
当初の自分の希望(?)どおりに、彼女にしっかりと嫌ってもらえ、当面口すら聞いてもらえなくなる存在になり遂(おお)せるのです!!
こうして彼は、あの懐かしい、孤独という、心安らかな境地へと再び回帰するのであったとさ。
心理学の世界では、このような現象を、「自己成就的予言」(Self-fulfillment of Prophecy)、またの名を、
「やっぱり俺の思ったとおりだった」って言ってるけど、ホントは、そういう結果を招き寄せたのは、あなたのその後の行ないのせいでしょうが!(^^;)現象
といいます(^^;)
****
なぜ、男の方が、こういう「お友達でいましょう」が普通じゃん? という発想法に立ちにくいのか?
意地悪な人は次のように分析するかもしれない。
すなわち、男の場合、よほど女性に交際を申し込まれた実績がある人や、心にもなく女性からの求愛に答えてしまったあとのたいへんさが身に染みている人を除いては、俗に、
「据え膳食わぬは男の恥」
と呼ばれる、非常に卑しい感情に流されることへの誘惑が大きく、「お友達でいましょう」などという、寛大に相手と距離を置く言葉など、思い浮かびにくいのかもしれません。
つまり、「異性と、お友達の関係で、そこそこの節度をわきまえつつ個人的に交際する」というスキーマ(認知の枠組みのようなもの)が、自分自身の側の態度としても、未成熟のままのことも多いということですね(^^)
自分の態度や特性として思いつけないものは、他者の(自分への)態度や特性の認知の際にも思いつけない。これを社会心理学では、「内包特性理論(implicit personality theory)といいます。
もちろん、この世の中には、最初は相手の熱愛にほだされてはじまり、そのうちに相手への深い愛が育つことなど、男女に関係なく数多いことは言うまでもありません(^^)
*****
なぜこんなことを唐突に書いたのかですって?
実は、この、周囲を見回せば(自分の過去を振り返れば)ありふれた煩悩の果てのドタバタ劇にこそ、まさに、認知行動療法がテーマとしている、その人の思考と行動のパターンの「無自覚な硬直性」(「歪み」という言葉は嫌いですので)の典型的なパターンがあるかなと思ったから。
「秋までに、認知行動療法とフォーカシングの比較論を連載する」と約束したことを忘れていないことを示すための、ひとつの伏線です(^^)
このあと、遠からずはじめる、こういちろうによる「フォーカシング的認知行動療法入門」のための「肩慣らし」のつもり(^^)
そうそう、興味のある方は、とりあえず、私の旧作の中でも代表作と感じているもののひとつ、
●「思い込みが過ぎる」ことを、実社会を生きるしたたかなシミュレーション能力に「変換」させよう!!
を、そろそろ復習していただいておいてもいいかも。
※なお、このネタを読んで、こういちろうが最近振られたとか思う人間がいたら、あまりに勝手な思い込みである。少なくともこのネタを昨晩屈託なく語り合った相手はいるようである(^^;)
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