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2009/04/12

フォーカシングとEMDR

この2つの技法の類似については早くから指摘があり、TFIの国際メーリングリストでも数年前から議論が活発で、日本でも関心を持っている人は少なくない。

 だが、私は、EMDRのワークショップには、残念ながらまだ参加した経験がない。

 先日、トラウマの問題に関心が深い、ある臨床心理士の方と、この話題で盛り上がり、私にとっても刺激的な学びのひと時を過ごさせていただいた。

 その方のご許可の下に、以下の内容を書いてみることとする。


*****


 EMDRには、"Bodly Scan"という技法があるとのこと。この身体感覚次元でのスキャンの結果、身体に感じが残っていたら、それはその人の中にまだ処理できていないトラウマがあることの証しだという。

 "Bodyly Scan"って、私が技法として精緻化し、久留米でフォーカシングを学ぶ会でも毎回のように最初に全体実習している「身体感覚中心のclearing a space」と非常に類似しているではないか?

(「身体の感じと状況との関わりを重視するフォーカシング・アプローチ・序説」 東京大学教育学部心理教育相談室紀要  第13集  1991 所収)

 更に言えば、そうした"Bodyly Scan"の結果として後に残る感覚とは、フォーカシングで言う"Background Feeling"(背景としての感覚)とあまりに近似の体験のように思われた。

 そうなると、私が2005年、トロントでのフォーカシング国際会議に出席した時に体験した、「Background Feelingについてのフォーカシング」の分科会での体験ともろに重なりあってくることになる。

 そこで語られていたのは、そうした「Backgroun Feelingについてのフォーカシング」が、一種超越的なスピリチュアル体験であるという可能性であるばかりか、PTSDなどの深刻なトラウマを背負ったクライエントさんへのフォーカシング指向心理療法的アプローチにおいて鍵となる可能性についての示唆であった。

 ......これでは、まるでEMDRで言われていることと同一機軸ではないか。

 読まねば。

 ......ああ、私の生活は24時間では足りな過ぎる!!


最新心理療法―EMDR・催眠・イメージ法・TFTの臨床例←この、マギー・フィリップスという人の本に、フォーカシングについて紹介している部分があるとのこと!!



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