技芸(art)は長く、人生は短し。(第2版)
「マンガで学ぶフォーカシング入門」は関係者の努力(自発的な遊び心)でなかなかいい本に仕上がってます。半端な要約的教科書よりはよほど読む価値ある。
でも、私にとっては「体験過程と心理療法」か「セラピープロセスの小さな一歩」所収のジェンドリンの「人格変化の一理論」を読んで、ついでにいうと、翻訳に問題点まだまだあるので、ネットで公開されている原文をつきあわせて検討して、それで内容を現場臨床経験につきあわせて十分理解できたと感じた人間でないと、体験過程理論について、肯定でも批判でも物を言うやつは研究者じゃねえええ!! という、世界で何十人、実際やったどうかかわかんない水準のことを口を酸っぱくして言い続けてるものね。
だから、ほんとうは、自分の畑以外のことにほんとうに口を挟むというのはとんでもない大変なことに乗りだしていると感じる。
でも、だからといって、餅は餅屋で口を挟むべきではない、という考え方ぐらい怖いものはない。政治を政治家、国土防衛を軍人に任せるくらい恐ろしいことはなかろう。
自分でがんばって勉強して、理解して、その道の専門家のプライドに真っ向挑戦するくらいじゃないと、ほんとの学問や研究じゃない。
そうやって、「一介のアマチュア上がり」のチャレンジ精神で、若くして日本の代表者のひとりに成り上がれてしまったことに、困惑して拍子抜けしている私には、名無しさんの言わんとする思いは十分わかるつもり。
*****
でも、そうやって本気になりだすと、そのために許された自分の人生の時間って,何て少ないんだろうと思ってしまうけどね。
そして、そのことだけに費やすために、自分はこの世に生まれてきたの? とも思う。
単純明快に、気心の知れた人と共にいて、安らいでいたい私もいる。
私も、まだまだ、不要に力んで、走り過ぎていると思う。
だから、力を出し切れないでもいるのだと、ふと思った。
******
もっとも、今の時代、ネットを検索することに熟達されすれば、たとえ「刺身職人」であったとしても、一冊一冊図書館をあたるしかない時代には想像もできなかった効率で可能にしたのがネット社会ということは認めるしかない。
ただ、それって、どこまでできるかは、ひとりひとりのネット利用者次第で、誰もそれを「教育する」ことなんてできないのだと思う。
だって、なぜそこまでしていろいろ調べたりしなきゃならないの? ってこと実感できる人しかそこまで検索の腕を上げないでしょ? さもなければ、それはただの強迫的完全主義に過ぎない。
自分がこの世で生き延びるために「諜報活動」している、くらいの気概がないと、身に付かない気はしてます。
*****
一方で、そこまで一般の人には求められるわけがないとも感じる。
ただ、だからといって、自分は「大衆」の代わりに使命感からそこまでやってるんだ、なんていう”ネットnoblesse oblige"にも、ネット思想家は絶対はまるべきではない。
それって、最後にはすべて権力欲になって、多くの人を抹殺し、権力者の走狗となり、ひとりよがりに人権侵害するエネルギーに転じるから。
そして、最後には、利用され尽くして、「B級戦犯」として、リアルワールドで社会のスケープゴートにさせられるのさ!!
人は人にそんなに影響与えられるものではない、どうあがいても。
そのことをわきまえていないと、最後にはその人は必ずそうなる。
もっと、いい意味で、てめーのために生きましょう。
.......アメリカのCIAですら、ほんとうに一次情報を的確につかんで大統領に伝えてきていたのかが怪しい、でもそれに基づき世界史は動いてきてしまった、というのが、現実のこれまでの世界史の流れの水準なわけですけどね(^^)
*****
恒例、セーイチさんサイトへのコメントよりの、若干増補改訂の上での転載。
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