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2008/01/03

iPodとヘッドフォンの天下一武闘会 Entry No.2 : SHURE E500PTH

やっとこのカナル型代表製品の当サイトにおける初論評です(^^)。 とっくに考えはまとまっていたのですが。

 このイヤフォンも、SHURE E5cと同様に、コードを耳の後ろにぐるりと回し、耳の穴の横の耳たぶのへこみに、カタツムリ状の大きな部分をすえつけるつもりになるのが適切な装着法だと気がついていない方が結構見られる気がします。

 この製品を、すべての付属品や延長コードなしで聴いています。こうすると、この製品の直付けケーブルはかなり短いので、胸の真ん中に吊り下げるか、胸ポケットあたりにiPod本体を持ってこないと使用できないのですが。短いほど音質的には有利という点を重視します。

 更に、各種最初からついているイヤパッド(耳栓)部分は、いわゆる「3重くらげ(トリプルフランジ)」タイプを使っています。これは実はE5c、E4c等のそれと同一のもの。遮音性ではこれが一番ですし、水洗いして清潔にも保てます(だから、友人も貸与にOKくれたのです)


*****


 一言で言えば、SHURE E5cについて、結構好きだけど、何かいまイチ不満があった人には、ある程度の満足感を与える製品でしょう。

 それ以外の皆さんは、音が自分の好みに合うかどうか、じっくりと、聴きなれた好みの音楽とiPodで比較試聴してからお買い求めになるほうがいいかと思います。


******


 E5cの音質上の欠点は、ブランド固有の音傾向のことは別にすると、恐らく、

1. 2way化する際の、内臓デバイダーそのものの質の限界からくる、「ヘッドフォンの発信器と音源の間に、何かが介在して、フィルタリングを受けている」かのような聴き心地

に由来するケースと、

2. 特に低域が、何か引き締まっていない

・・・・この2点になるかと思います。


 この2点で、この製品は明らかに改善しています。

 エージングした上で聴いてみてわかるのは、まず、E5cよりもかっちりとした、見通しのいい音だなという印象。周波数特性のうねりが少なくなったし、チャンネルディバイダの改善もあるのでしょう。

 そして、低域のみダブルスピーカとしたこともあって、低域のもっこりとした側面が改善され、結構しゃっきり引き締まった、力のある音になりました。

 おかげで、この製品群のかけがえのない長所である、音が消え入る時の余韻の独特の美しさがやっと引き立つようになりました。


 あとは、もう、ホント、直出しケーブルの長さの問題と、この製品の音が好きか嫌いかでしょう。

 一般論としていえば、音楽を「熱く」聴きたい人や、ハードロックや打ち込み系の立ち上がる音の開放感と迫力を求める人には不向きかも。

 「クラシック向き」とよく表現されるけど、それは、実際にはクラシックを頻繁に聴いていない人の言い方で、クラシックファンでも、このイヤフォンになじめない人はいくらでもいる筈と申し添えます。

 しかし、そうした物足りなさをほとんど感じさせず、この製品の長所のみが生きるiPodがあります。どの機種かは、後に続く連載のお楽しみに!!

 なお、E5cよりも遮音性が若干低いという意見もあるようです。

ipodphone_120-60.gifAPPLE STORE/iPodアクセサリ

Apple Store(Japan)

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