浜崎あゆみによる、インタラクティブ・フォーカシングの実例!!(第2版)
あの、その時の、気持ちをね、何かこう、整理できなくて。
プロデューサーに、
「ねえ、私、今、自分の、その、置かれている状況を、
こう、こうだと思う、こう感じる、こうやって、
何ていったらいいのかな?」
って。
「どういうことなのかな?」
って、相談したことがあって。
そしたら、彼がすごいうまいこと言って。
「ねえ、おまえさあ、こんな感じ?」
って。
「ここ(頭のすぐ上に手をやる)に天井があって、
ここ(足元)に床があって、
左右の壁がここ(両手を顔の横数センチぐらいに立てる)
にある気がしないか?」
....って、言ったんですよ。
だから、
「上も下も、右も左も、もうありません!
....っていう、何かお前、そんな感じしない?」
って。
「あ、それ!!」
...って言ったんですけど。
(インタビュアー:はあ......)
.......決して、
.......こう、
ただっ広ーっくって、
ありとあらゆる望むものがそこにはあって、
すべてが美しくて、
輝いてて
....っていうんじゃなくてね。
(うん....)
うん.....
(しかもその壁の色は何色なの?)
......真っ白だったよ!
NTV 「スーパーTV 情報最前線」
~浜崎あゆみ 光と影 25歳の絶望と決断~
2004/4/21放送分より
(上記サイトの「バックナンバー」→「2004年」で、この回についての紹介記事に今も行けます)
*****
これって、私の専門でいう、「インタラクティヴ・フォーカシング(Interactive Focusing)」的なやりとりそのものなんですよ(^^)。
avexの現社長、松浦さんが「リスナー」で、ayuが「ストーリーテラー(フォーカサー)」とすると。
つまり、ayuは、自分の置かれた状況(
"A Best"を出して頂点を極めた頃かな?)についての、「ある漠然とした言葉にならない実感」=フェルトセンスを感じている。
プロデューサーの松浦さんは、そのayuの「身になって」、ayuのフェルトセンスを感じてみて、その実感にぴったりそうな手短な言葉やイメージとして返す。
それが、
「ここ(頭のすぐ上に手をやる)に天井があって、
ここ(足元)に床があって、
左右の壁がここ(両手を顔の横数センチぐらいに立てる)
にある気がしないか?」
にあたる。
ayuは、
「あ、それ!!」
...って言ったんですけど。
と、答える。つまりayuのフェルトセンスにぴったりだったのですね。
この瞬間にayuが体験しているのが「フェルトシフト(felt shift)」という、変化と洞察の瞬間のことです。
ayuは言葉にならないモヤモヤがすっきりして、少し「気が晴れた」んじゃないかと。
*****
ああ、なぜこういう、むやみにわかりやすいネタを、このブログで出し惜しんでいたんだろう......
.......というか、今朝になって、突如、「これ使ってない」と思い出したんですけどね。
実はこのシーン、2004年の日本人間性心理学会での自主企画の中で、ayuのインタビューのこの部分そのものもPowerPointに取り込んで映写して、説明しているのですよ(^^)
DVDの画面や写真は掲載しないことにしてるけど、公開放映されたテレビ番組の中での発言の著作権に関してはここではお目こぼし願うとして(^^;)
もちろん、ayuも松浦さんも、フォーカシングの「フォ」の字も知らないはず。
ある意味では、誰もが、日常会話の中で、これと似たシーンを体験しているかもしれない。
フォーカシングって、実は、そういう日常的・偶発的体験を、意図的に意識的に促進するシチュエーションに過ぎない、ともいえるわけですね。
誰もが言葉にならない思いを抱えながら今日も生きている!!
(ああ、最高の宣伝だ!!)
*****
インタラクティヴ・フォーカシングについては、このブログのこの記事に、私がWeb上の日本語のものとしては、現段階でも最も簡潔で整ったものだろう解説を書いています
(当ブログ個別記事ごとアクセスランキングをベスト30まで広げると今も常連の記事です)。
出版された、「インタラクティブ・フォーカシング」の日本で最初の解説は、不肖私が、この技法の国際トレーナー資格をお持ちの宮川照子さんの監修で、
「現代のエスプリ 410 治療者にとってのフォーカシング」(伊藤研一・阿世賀浩一郎 編著)の中で書かせていただきました。
その後、まとまった著作としては、
「インタラクティヴ・フォーカシング・セラピー
カウンセラーの力量アップのために」
が出ています。
****
BGMは、もちろん、
ということで(アコースティック・バージョンにリンク貼りました)。
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第2版でYoutubeの動画とリンクさせました。
投稿者の解説:
This interview segment contains a episode that Max Matsura,producer of Ayu,suggests her thought-provoking comment,when her personal anxiety gone to dead end,in spite of her reaching the enith of J-Pop's scene, probably in 2000.
訳:
このインタビューの断章は、Ayuが、恐らく2000年、J-Popシーンで頂点を極めたにもかかわらず、個人的な不安に陥っていた際に、松浦プロデューサーに相談して、絶妙な示唆を受けたというエピソードである。
投稿: こういちろう | 2007/12/03 15:42