iPod向け「超」高級ヘッドフォンの世界!!(+α増補)
わたしにとってもまだ手が届かない、コンデンサー型「でない」ヘッドフォン、オープン型と密閉型の「頂点の世界」の音を、知人の協力で体験できたので紹介したい。
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ALESSANDRO MUSIC SERIES PRO(後面解放型)
(こちらも参照)
わかりやすく言うと、私の愛機、
GRADO SR325Iのハウジングを、アルミ削り出しから、マガボニー材を削り出したものに置き換え、更にヘッドバンドとつなぐ金属のスライド式調整棒を丸から四角の棒にして堅牢化するなどのマイナーアップデートをしたものと思って下さるといいでしょう。
同社の同じようなマガボニーのフライホイールの高級機、
RS-2などとはフライホイールのサイズ等、若干異なり,大きめで,ダイナミックレンジ、周波数レンジも広い、より新しい製品のようです。
ALESSANDRO(アレッサンドロ)というのは、人の名前(George Alessandro)で、エリック・クラプトンをはじめとするハイエンドのギタリストの楽器や周辺機器のオーダーメイドを請け負ってきた人らしい。この人の楽器製作で培われたセンスと,グラドの技術が結合した製品なのですね。GRADO SR325Iですら4万円なのに,更に2万高いです(^^;)
SR325I信者の私からすると、もうここまで来ると○△□☆※!!な領域の音!!
ある意味で音のスコーンとした「抜けのよさ」はSR325Iより落ちます。SR325Iも、きちんとした装置と電源管理で聴く限りは,決してキンキンの音にならない筈なのだが、こちらは微妙にくすんだ,更に「艶(なまめ)かしい」音調になる。
それは、まさに木のスピーカーの、あのくすんだ暖かみと陰影なのだ。タンノイスピーカーの愛好者である私からすると、ヘッドフォンでこういう音調が聴けるということ自体驚き。ある意味では、たしかにこれは「楽器の音」である。ただ、時としてこういう木製ハウジングの高級ヘッドフォンにある、穏やかになり過ぎて、音のレンジ感が狭くなり、透明感が失われる印象が非常に少ない。
つまり、ロックやトランス・ミュージックやayuのようなパルシブなソースでも「おとなしくなる」印象がなくて、分解能が高くて瞬発力を持ちながら、ひとく貴族的に、しかしめいっぱいバリバリ鳴らすという、ギリギリのバランスがとれている。
なのに、「艶かしい」。何度もいいたくなるけど。この、絶対矛盾の自己同一の上にある(?)製品。
そして、SR325Iの欠点である、低域がやや野放し的でボテっとしてしまう面が見事にコントロールされ、変わって、上質の楽器の「胴鳴り」のような、上質の引き締まった響きに置き換わる。クラシックとか、もう、言語を絶する生々しさになる。
これ、ひとつあれば、「私の」理想に限りなく近いと思う。
うううううう。.....稼ごう。
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ULTRASONE Proline 750(密閉型)
(こちらも参照)
トランスミュージックのお膝元のドイツのメーカーでっす。だからカタカナ読みなら「ウルトラゾーネ」でごさいます。
この製品の上位に、更に"EDITION 9" という、25万円する化け物機種(>* o, *<)があるらしくて、そっちは冗談みたいな「雲上界」だけど、こっちはSR325Iより安めで実売3万強くらい。
しかも、この機種にはオーディオチェックとエージング用の、広帯域収録の音楽+生録CDが付録でついてます。「スペースインベーダー襲来の砂漠の嵐」を無機的に延々聞かせれるくらいなら(これだけで意図がわかる人にはワカル)、大波ドドーン!! の遙か彼方に「霧笛」が微かに聞こえるのに浸って瞑想するのも一興かもしれない(^^;)。この付録CDだけでも売りに出せる水準かも。
これはALESSANDRO MUSIC SERIES PROとは文字通り正反対の路線の音。ある意味で何ともサラサラとした「超ネアカな」」音。細やかな陰影で聴かせるタイプではない。音に「陰影」と「深み」と「コク」を求める人にはまるでピンとこない音だろう。
作りもそうなのだが、何かすごーく「プラスチック臭い」音なのだ。ゴリゴリしたリアルさからはほど遠い。
でも、だからといって、日本で言えばテクニカ的なストレート・サウンドを想像すると、またピント外れになる。
全然音が硬くない!!
ではソフトで「眠い」音質なのか?
いや、これほどレンジが特に上の方に伸び、細やかな分解能で、音の粒子が細かく鮮明に飛び散り、ハイスピードで、広大なステレオ空間が定位する製品は珍しいだろう。
S-LOGICという技術が、この広大なステレオ音場に関係するらしい。誤解なきように言うが、これは電子的なサラウンド回路とかではなくて、あくまでも構造的なメカニズムである。
ある意味では、ayuのアルバムのサウンドがここまで細かく分解して細部まですっきり見通せる製品は聴いたことがない。
しかし、低域は、ソフトで、ややボタっとしているし、暴れまくる。
何より音色の深みが感じにくいのだが、この製品のケーブルのブラグは両端ともミニステレオジャックで、ヘッドフォン本体側はねじ式の着脱できるタイプなので、それを差し込む部分のかなり小さい口径と一致する、短くて高品質のステレオミニ×ステレオミニのケーブルとかが見つかれば(自作すれば)、この独特の「能天気過ぎる」「浅い」音色を改善できるのではないかとも思う。
(追記:80センチのステレオミニジャック仕様ショートケーブルが1800円で別売りとのこと。ネットでのショートケーブルのみの単独注文はここでできます)
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なお、どちらの機種も基本はステレオ標準プラグです。
ALESSANDRO MUSIC SERIES PROには、本体直つけのケーブルの末端につなぐ、15センチぐらいの、ミニプラグへの、同じ材質の「変換ケーブル」が標準装備。でも、アルミ削り出しの変換ブラグをブチルで縛り上げて泣き止めした私の「自作改良型変換プラグ」に比べると、皮膜材質がビニール系なので響きの反応の瞬発性と低域のレスポンスのインパクトが微妙にのろく、甘くなります。
ところが、GRADO=ALESSANDROのヘッドフォンのケーブルって、UHPLC銅線という上質のものを使っている(これが音質にかなり決定的な筈)。だから、この短い変換ケーブルをULTRASONEのステレオ標準ブラグの先につないで、聴いてみる、という、天をも恐れぬ(?)アイデアを思いついた。
ケーブルとは、直列につなぐと、接点での劣化はあるにしても、短くても、より高品質のものの方の材質の音色が支配的になるという法則があります(スピーカーケーブルも)。
予想通り、ある程度、ですけど、ULTRASONEの響きが、「ネアカな性根はどうにもならないけど、少しだけ端正でまじめ」な方向に変化しました(爆)
※なお、URTRASONEには、
iCANという、まさにiPod向けを意識したネーミングの小型軽量機もあるようです。私は未聴ですが、上記で紹介した機種の、圧倒的にたっぷりとした音の広がり感までは,価格相応にないらしいです。石丸電気(アキバだけ?)では試聴態勢があるとのこと
更に、。このiCanシリーズには、上位機種として、下から順に"Okta""Naos""Aurum"とあるそうです。詳しくはこちらをどうぞ。
※この記事を書く上で、「ためごろうのヘッドフォン日記」を参考にしています。このサイト、ヘッドフォン情報にほんとにディープにお詳しいので、皆様にも参考になるかと思います。
●おまけ:
少しソニーを弁護したくなった(そんなに悪いか? この機種)
ソニーMDR-D777SL-S 今、楽天で個数限定で安いので、それだけで思わずご紹介してしまう。
はっきり書きますが、評判は良くなかったみたいで、現在あちこちで安売りされています。
ただ、あれからもう一度自分のiPodつないで試聴しなおして、何か複雑な思いに駆られたので、敢えて珍しくソニー弁護の論陣を張るぞ。
確かに一見地味な音かもしれないし、安い製品と見かけが変わらないし(^^;)、ケーブルが頼りなく見える。
高域がすごく「上品」なので(帯域的に出ていないのではなく、ある意味では「実に素直に」伸びているのは宣伝通り)、アウトドアでの使用だと「エッジが立たない」ことが音を物足りなく感じさせる可能性はある。
しかし、それは,以前にも書いたように、「高域」というものへのありがちな誤解によるものが大きいだろう。5KHzから12KHzのあたりにどこかピークを持たせさえすれば、シャリシャリと「高域が伸びている」印象を持たせるのは容易なのだ。
低域は「実は」随分伸びていて、なのに引き締まっていてドロンドロンせず、すっきりしたスピード感があるののは密閉型としてはむしろ「上質」で、なかなかないだろう。この点では既に紹介したテクニカのATH-ES7よりもかなりいい。(逆にいうと、あれだけ薄型でこっちより定価で1万安いのに、低域以外はこちらを凌駕する、私の好みの「実直さ」に徹しているES7はたいしたものだ)
見かけ上(聴きかけ上?)の高域に、「外国語の子音に鈍感そうな」、伝統の「勘違いした聴きやすさ」のソニー臭さ(^^;)がまだやはりあるが、全体として、間接音成分がすごく上質。
ある意味では、周波数特性的にはフラットな振動版を「強迫的に」開発し、コンパクトなプラスティックのハウジングとフライホイールで可能な範囲で、不快な音が出る要素をとことん「制御」してしまい、「鳴き」が出ないようにしたことが不評につながるという、不幸なボタンの掛け違いがユーザとの間に生じた製品。
ちなみに、「外の音を聴くための」スライド式のポートというのは余計な仕掛けと思う。音楽が流れていない時にすら、このポートを開けても閉めても「ほとんど」外の音の聴こえ方が変わらない(爆)。これのために少し音質的にマイナスになる構造を呼び込まなかったか?
テクニカES7はステンレス製ハウジングによる「構造のシンプルな堅牢さ」というところにベースを置いたのでこうならずに済んだのだと思う。
ヘッドフォンの好き嫌いが凄く激しい私が敢えて言うが、「7000円のヘッドフォン」としてみたら、日本製ではかなり上質、こういうのを「フラットな,超カマボコ型特性」というのだと思う。
もっとも、イアパッドが上質であることが、逆にかけ心地の上で「うっとおしく」感じさせるという矛盾に陥っているかも。装着感が良すぎることで逆に「耳が」一瞬「閉所恐怖症」に襲われて「こわい考えになってしまう」のがむしろ嫌われるか? 夏場は耳がムレそう(^^;)
エージングすると思ったより音は「伸びて」聴こえ出すタイプかと。
全般に、ソニーのヘッドフォンって、ある意味で、通俗的な意味で「オーディオチック」というより、耳にやさしい,繊細な聴きやすさはあると思います。パッと聴くといい音なのに、何か飽きやすい音(^^;) でもこの「平凡さ」は、実は「偉大な平凡さ」かも?。聴いているうちに、耳が痛くなって不快になるよりはいい。いい意味での「日本的な」ヘッドフォンらしさがある。ちょっと線が細い、「蒸留水性」があるんだけど。
下手にインナーイヤーにこだわるよりは、よほど、余裕感はあるし。
もっとも、ayuを「極める」とか、細かい音までどんどん訴えてこないと、という人には"?"かもしれない。音のバランスはすごくいいけど、すごく「優等生」のayuになってしまう(^^;)
ただ、こういうヘッドフォンの音を聴くと、ayu自身が、ライブの際には、パナソニックではなくて(爆)、ずーっとSONY愛用者で通しているのも悪くはないかなと思う。耳に負担にはならないし、パートがごとの音が自然と聴き分けやすいのはソニーの伝統。
それに、ヘッドフォン(イヤフォン)は、一度好きなのが決まったら、むやみと変えない方が、自分なりのモニター的音の聴き分けの勘は狂いません。いくら倖田やマドンナ(マドンナのはコードのみかけとその後ろ向きの引き出し方と跳ね上がりぐあいはどうみてもE5cのシルバー色ケーブルなのに、装着部は、肌色の耳をきれいにふさぐデザインなのでオーダーメードと思う)がシェアー系でも、我が道を行くべきです(きっぱり)
ayuをひたすらネアカでもいいから(爆)そのサウンドの細部まで「3万円前後出して」堪能して聴くなら、URTRASONEのPROline750にショートケーブル追加投資の方が、いくら低域がボテボテ暴れようと、「遥かに凄い」、滅多には味わえない領域とは断言しますが(^^)、「7000円払うヘッドフォン」なら、このソニーも、かなりいい方です。
でも、これが「売れなかった」と知って、何か変だよと言いたくなった私。













"Sorry"


HPNC22OHBK
安楽イスそのものに低域の振動を伝える装置を組み込む
洗濯機(←自宅の機種)
「プリモプエル」
"Next Generation"




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