カウンセラーは、今やクライエントさんの方が薬についての「正確な」知識を持っていることも多い時代であることを忘れてはならない!!(第5版)
医師免許を持たないカウンセラーがクライエントさんに薬を処方して逮捕された事件について。
この方はこれで、カウンセラーとして所持していた資格、すべて「剥奪」になるでしょう。
*****
「薬は(普通の薬局で正規に売ってるもの以外)医師しか処方できない」
という原則は「絶対的」である
ことを私も「絶大に」支持します!!
(もちろん「市販薬」についてカウンセラーがクライエントさんにアドバイスするのも越権。薬剤士さんの領分のはずです)
*****
ただし、こういう事件があったからといって、
「カウンセラーは薬のことは医者に任せて、何も口を挟むべきではない」
と拡大解釈されたら、私はそれを「断固否定」します!!
なぜ「臨床心理士」が(まだ国家資格になっていませんが)、文部省も後援している「資格認定協会」の「指定校大学院博士前期過程」修了の後、ある一定の「現場研修実績(第1種指定校の場合、大学院のカリキュラムに組み込まれていますが)」がないと「資格試験受験」すらできないというハードルを課したのか?
「医師」と「カウンセラー」を、
「6年間教育」→「資格試験合格」という点で「対等」にするためです!!
つまり、医師の『医療行為』に対して、少なくとも「対等な立場で『意見を言う』」権利を保障するためです。
*****
次に、カウンセラーの皆さんへ:
今や、本屋で、飲んでいる薬成分や効能、副作用が、「的確に」わかる本がたくさん売られている時代です。
そういう知識を十分お持ちで、それと自分の身体とこころを誠実に照らし合わせながら、薬の処方についての悩みを打ち明けてくるクライエントさん(顧客さん)はたくさんおられます。
クライエントさんの薬についての話についていけなかったとすれば、「己れを恥じて」下さい。
クライエントさんが、どれだけの時間と労力を使って、それを調べ、ネットでの得てして曖昧で不正確な情報に振り回され、悩んで来たかに「思いやり」を抱いて下さい。
少なくとも、信頼おける薬についての本やネット上のデータベースぐらいは掌握して、いつでも調べられるようにして下さい。(例えば
この本の最新版をカウンセルングルームの、クライエントさんの目に見える書棚に並べること!!)
私は、可能な限り誠実に、薬の処方とクライエントさんの話を照らし合わせ、私なりの意見や感想をはっきりクライエントさんに伝えます。
(例によって、必ず「複数の」シミュレーションを確率つきで提示し、面接の度ごとに、クライエントさんのお話を伺いながら、状況に応じて毎回「修正」します。
その際、「診断名の可能性」についても「最終判断は医師にしか権利がない」と保留しつつも、クライエントさんに誤解や余計な不安を与えないように慎重に配慮しながらも、
「『ほんとうの』こと」しか言わないことにしています。
ちなみに、医者に「すでに」通院中で、その方がカウンセリングを開始する前だったり、始めたばかりで、投薬内容へのご゙心配に話題をお向けになったら、私は迷わず、
「まずは、『その』お医者さんに『次のように』相談してみてはどうでしょう」
と、具体的な、2分で話せる「レシピ」を「提案」します。
時には箇条書きにして紙に書いて渡し、さらに「念のため」。クライエントさんが医師に渡したくなったら渡せる、名刺を渡します。
仰々しい「紹介状」や「経過報告書」は本当に必要そうな場合しか書きませんし、その場合も必ず本人に見せて、読み上げ、修正や追加して欲しい点があれば書き直すことを厭いません。
「......こういう経過がありますので、投薬等を含めて、必要があれば、ご検討をお願い申し上げます」
これが私の書く、ギリギリの表現です。
具体的な薬の出し方までご意見するような、「差し出がましい」ことはさすがに決していたしません。
*****
これは、クライエントさんの、カウンセラーである私とのの関係と、担当医師との関係が、できるだけ同じ太さの別々のパイプになり、
「カウンセラーと医師が『裏で』こそこそ打ち合わせて、本当のことをいわないように『談合して』いる」
という不安をクライエントさんができるだけ感じないですむ、
「オープンな『三角関係』」
になるように配慮してのつもりでもあります。
*****
なお、私の実践している、クライエントさんへの医療との関わりのサポートの具体的なやり方については、こちらの記事ですでに書きましたので、よろしければご参照ください。
●追記●
第4版までのお医者様への皮肉たっぷりな中間部分、07/04/24に久々に読み返したところ、度が過ぎたものの言い方になっていて、お医者様ばかりではなく、患者さんにも不快な発言としか思えず、ほとんど、なぜここまで書いていたんだろう、という域にまで恥じ入り、その部分、全文削除いたしました。謹んでお詫び申し上げます。
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