「思い込みが過ぎる」ことを、実社会を生きるしたたかなシミュレーション能力に「変換」させよう!!(第5版)
さて、対人恐怖気味の人の陥りがちな、認知と行動の特性は、一言で言えば、
1,「最悪のシミュレーション」と「楽観的なシミュレーション」の
二つしかしないこと。
2.シミュレーションばかりして、現実の行動としては、ひどく受身で消極的であることにあります。
具体的に例を上げると、
ある典型的なオタクファッションをした人が、街を歩いていて、通りすがりの2人の女の子が、すれ違いざまに
「嫌ねぇ」
といわれたように「聞こえて」、ズキンと傷ついたとします。
さあ、彼の頭の中で何が始まるか?
******
{仮説1}あ、やっぱりこんな風体でこんなむさい顔立ちしかしていなかったら、オタクだと「見破られるん」だ
→「自己嫌悪」、
あるいは、
「どうせ俺はオタクだよ!!」という「自己嫌悪的開き直り」、
あるいは
「最近は典型的なオタクファッションではない、むしろ凄くカッコのいい人とか一流企業に勤めるバリバリのスーツ来たビジネスマンがオタクのことなんていくららでもあるのに、認識不足ですね。ああいう人たち」
という、「話題のすり替え型開き直り」(その人がほんとにファッションに凝る時や、一流企業に勤めているのなら、当然こう思う資格アリですが)
*****
{仮説2}いや、あれは僕についての話ではないはずだ、空耳か、そうでなくても、僕ではなくて、きっと僕とは全然関係ない女友達の噂話か何かずっとしていて、通りすがりざまに「嫌ねえ」の部分だけ聞こえただっただけなんだ。
→世間の人がいちいち自分なんかに関心向けるわけないよ。そういう思いに一瞬でもとらわれた僕の方が、実は「自意識過剰」なだけなんだ」
******
{仮説3}仮にあの女の子たちが僕のことを指して「嫌ねえ」と言ったのだとしても、僕は特に何の「損失を被(こうむる)わけではないではないか。通りすがりのあの人たちと僕は2度と出会わないかもしれない。
ましてや、僕は決して浮浪者のような風体をしていたわけでもないから、10分後には彼女らの脳裏から忘れ去られ、喫茶店での話題に種にもならないだろう。
→むしろ、ああいうことを言われたと「感じる」たび、傷ついて半日も落ち込んでしまう自分の方を「困った奴っちゃなあ~」と『苦笑』しながら笑い飛ばせるぐらいが、自然なあり方なのではないか」
*******
さて、今のを読んで、あなたはどう感じますか?
A.「そこまでいろいろ考えるわけ? 疲れる奴っちゃな~」
B.「僕は{仮説1}の最初のところでいつも堂々巡りしていた。こんなにいろんなとらえ方が可能とは気づかなかった。視野が広がり、参考になった」
C.「そういうふうにいろいろと考えてみると、『その時』は少しは気が楽になるんだけど、結局、気がついてみると自己嫌悪の堂々巡りに舞い戻っちゃうンですよ。『似たような』場面に遭遇すると、また半日ぐらい落ち込んでしまって、出口がないんです」
私は、多かれ少なかれ、感想はこの3つのパターンのどれかに当てはまる確率、70%とシミュレーションします。
*****
思い込みに走りやすい人というのには、実は「ものすごい脳のパワー」の持ち主である可能性があると思います。
そのパワーが、いわば「エンジンは優秀」でも、それを車軸に伝達する部分やハンドルなどの他の部分がそのエンジンの性能に追いつかないでいるために、「レース完走」できないFIマシンみたいなものと考えればいいと思います。
いわば、シャッターが下りたガレージの中でのアイドリングだけしかできないうちに、一酸化炭素中毒になってバテるようなものですね
そのエンジンのパワーをもっと「有効活用」することは、かなりの場合に可能なのではないかと思います。
ですから
一方の極に
「一度『特定の』思い込みにとらわれると、ひたすらそっちの方向に突っ走る、『硬い心』だけど『ガラスのようなもろさ』と背中合わせのタイプの人」
がいて、
他方の極には、
「一つだけではなくて、さまざまなシュミレーションを、
白、黒、抹茶、赤、青、黄色、金銀パールプレゼント!!(古い)
とばかりにあれこれ考え直してシミュレーションしてみることをどこかで『楽しむ』境地に達するばかりか、
「しかし私のシミュレーションは、私がただの不完全な生身の人間である限り、決して完璧では「ない」に違いない。
でもそいれでもいいじゃん!! 自分のシミュレーションを超えた思ってもみない事態に直面するたびに、僕の「経験値」は上がり、次の場面では更にシミュレーション能力に磨きがかかるわけだから、「予想外の展開」大歓迎だ!!
シュミレーションを超えたことが次々起こるにどのように対応していくか、こそ、人生の「スリル」だし、生きる「醍醐味」ではないか」
........とまで開き直れる、
「柔軟で臨機応変で、数手先まで様々なシミュレーションをしては現実に行動し、刻々と修正していく、実は『タフな』タイプ」
を両極端にしているのではないかと思います。
今の部分を読んでいて、宇多田ヒカルの
"Beautiful World"の、
どんなことでもやってみて
損をしたって、少し経験値上がる
という歌詞を思い出された方もあろうかと思います(^^)
後者の『タフなタイプ』はこあ~いですよ。
一見お人よし(状況を観察し、掌握するために、まずは「場の雰囲気」に逆らわないで多角的に「サーチ」をかけるから)、ところがいざとなると、数手先まで、普通の人か考えないような可能性までシミュレーションして、ことに臨むから、何が起こっても冷静、
しかも予想外の展開になったらいよいよ、
「自分の実力を伸ばすチャ~~~ンス!!」
といよいよ元気になり、むしろ醒めたまなざしで、脳力100パーセント「やっと」使いはじめる余裕を残している。
創造性が高いし、他者への共感能力も高い。
そして、
いざとなると、
涼しい顔して、「権謀術枢」の限りを尽くす、隙のない「策士」
となる。
******
もちろん、
このようになれるためには、何か不可欠な"something"かあるのではないか?
というのは認めます。
でも、一方には、
「これを読んだだけでもモヤモヤが少し晴れて元気が出てきた」
と感じて下さる読者の方も少なからずいることを、私は信じています。
******
以上、BGMは、浜崎あゆみの
"GAME"および
"Inspire"、
および、少し渋いところで、PSY・Sのアルバム、
の冒頭曲、
"Simulation"
でお送りしました(^^)
******
こういう「ゲーム」や「シミュレーション」を『空しく』感じる人と、『人生のスリル』と感じる人の違いは何か?
このことこそ、ほんとうの"something"なんですよね!!
私は、「シミュレーションし尽した」
という
「自己愛的引きこもり(ユング風に言えば、「孤高」に酔う「自我肥大」)を「超え」、
自分の「孤高」意識の背後にある「寂しさ」に直面しつつ、
その寂しさに「もう一人の自分」が、やさしく『自己共感』できること
と、
「何か」関係あるはず、とは思います。
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はじめまして、こちらの記事大変興味深く
読ませていただきました。
特に他者からの中傷を受けたときにどう感じるかという点は、以前聞いた仏陀の”精神試行”
の数々を経て更に悟りに近づく=人としての
自分の業を知れば知るほど”悟り”に近づける
というような事を思い出して思わず”なるほど!”と唸ってしまいました。
でも”こう考えるのは如何か”という例で提起された自己嫌悪”については、それもありだと
私は思います。
私の好きなユニットが歌っている歌の歌詞に
「淡い恋の思い出が全部アニメの中だって
大丈夫」というのがありましたが、
実にこれヲタク向けの歌です、当のヲタクが
コレ聞いて楽しんでたりします・・・
そう、自己嫌悪を楽しむ事のできる”ヲタク”
という人種は実は相当精神的レベルが高いのではないかと思ったりします・・・
以上戯言スマソでした
投稿: りおん489 | 2006/01/14 23:07
りおん489さん、はじめまして。
あのままで沈黙が続いたら、私もだいぶ気疲れしそうだったので、コメントいただいたこと自体にまずは感謝します。
そうですね、りおんさんのような考え方も、ありだと思いますよ。
自己嫌悪を「楽しめる」オタクは確かに凄く精神レヴェル高いと思います。自己嫌悪を「よくない」としか考えれない堂々巡りの方が問題なくらいかもしれない。
でも、それはある意味で、私が本文で書いた意味での「『しょうがねえ奴っちゃなー』と苦笑できる」ということにもつながります。
「もう一人の自分」が「自己嫌悪している自分をを『しょうがない奴ゥ!!』と苦笑していられるって、実は凄い力なんだと思います。
(やっと「解禁」できますけど、こうやって自分をいい意味で笑い飛ばせる「もう一人の自分のまなざし」を持てる人のことを、トランスパーソナル心理学の創始者ケン・ウィルバーは、「ケンタウロス段階」と呼び、この段階に到達できている人は人類のほんの2,3パーセント(だったかな)と書いています(^^)
****
私だって、世間の普通の大人からすれば「ayuファン」なんてことで変人扱いされるの「楽しんで」ますもの。
カラオケルームをひとりで借り切り、ayuの歌を延々二時間以上、キーをすべてオリジナルに調整して「ノンストップで」うたいまくり、別のブースで歌っている若い連中の歌い方を、
「へたくそどもめ、私のayuの歌いこみには足元にも及ばない!!
聴け、我がayuの絶唱を!!」
などと、凄い「思い込み」と「ナルシシズム」に陶酔してますし(爆)
そして、要するに私って、
「日本一の(世界有数の(?))フォーカシングおたく」
であるに過ぎないわけですから。
********
そうそう、私、急遽決めたので、ayuファンクラブの先行チケット販売に間に合わなかったけど、
今、「長野公演」(3/19,20でしたっけ)を狙ってま~す!!
(知り合いが長野にいるので)
iPod首にかけてにシェアーのE5Cつけて(おいおい、いつの間にBoseを振ったんだよ)、大きい双眼鏡抱えてる変なメガネ男を見つけたら、声かけてくださいね!!
ただ、結婚もして(ちゃんとアニメファンではない人との恋愛結婚だぞ!)、それも破局してしまったんだけど、そういう人生を送れたことに、全く後悔してないんですよね!!
私も、アニメの映画館に、「スーツ姿」で平然とした顔できっぷ売りのお姉さまの前に進み出る「スリル」を堪能していました。
沖縄で学会があった時、ちょうど「セラムンR」の劇場版封切りと重なって、その時はじめて、窓口のおばさんに
「あの、これ、子供向けアニメですけど」
と「はじめて」言ってもらえたのは「嬉しかった」ですもの!!
******
要するに、私は「なんでもオタク」なだけです。
自覚してます(^^)
投稿: こういちろう | 2006/01/15 02:18