「サンダーバード」サントラCDの感想 ー甦る60年代の息吹-
さて、「サンダーバード」ネタの続編はまだまだ続く。
「サンダーバード」サントラ盤を聴いてみての感想。
まず、音質が、私の想像を越えて、はるかによかった!!
ほんと、1960年代のテレビ番組のフィルムからの正真正銘の「サウンドトラック」で、ここまでできればもう見事!! 音のレンジが想像していたよりはるかに広い!!
もちろん、基本はモノラル録音ですが、嫌味にならないくらいに自然な音の広げ方と残響付加で「人工ステレオ」化されている(昔のLP時代の、位相を「逆相」にいじくり回しただけの「ニセステ」の比じゃないね。デジタル技術の勝利!!)
そして、幸いに4トラックぐらいのマスターテープも一部残っていたんでしょうね、「明らかに本物のステレオ音源」も一部含まれます。しかし、そのオリジナルステレオ音源と、モノラルを人工的に処理した音源が、気づかない人はまったく気づかないだろうぐらいに、音のひろがりや音質が統合的に調節されているのは見事!!
ここ数年、クラシックのCD、ほとんど買い足してしてない間のデジタル技術の進歩を私が知らないだけなのかもしれませんが、少なくとも数年前までは、クラシックのモノラル音源を、ここまで良心的にデジタル処理したものはまず見られなかった気がする。
ちなみに、2年前の再放送とかで2ヵ国語で観直した人はお気付きでしょうが、あの
「♪サン、ダーーーー、バーードーーーー」
どいう男声合唱で始まる「テーマソング」は、英語の原版には「歌」としては存在しません。だいだい英語のアクセントだったら、"thunderbird"という単語をあのような形で音節を区切るはずがない。
「あ、あれがないのならつまんないや」
とお思いの方、ご安心を。
トラックでいうと5曲目になる曲の「中間部」が、BGMだけですが、「あの」メロディなんです。BGMだけのものに日本版では歌詞を付けて「テーマソング」にしたんですね。
当時の英語の挿入歌まで入ってます。
何しろ、やたらと「タッタララー」で、あの行進曲のテーマを繰り返すことが多いBGM集。
クラシックの世界のオーケストラの演奏でも、70年代になると急速に失われて行く」、「唐竹を割った」ような「潔さ」で、タイトな響きでエネルギッシュに演奏されるBGMは、聴いていると元気が出てきます。
ベトナム戦争とか、公民権運動とか、冷戦とか、暗い面も多い時代だったけど、あのころの方が、世界の人々全体が、何か「エネルギッシュ」だった気がする。
だから、
「プロジェクトX」がヒット番組になり、
みゆきの「地上の星」もヒットしたんだと思う。
私は、子供心に、あの時代の「熱さ」を「肌で」記憶している、最後の世代である(1960年生まれ)。
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