なりたかった大人になればいい
現在、日本には、The focusing Institute(TFI)に認定されたフォーカシング・トレーナーは約90名だそうです。そのうち連絡先を許諾いただいた方の検索は、TFIのホームページからできます。
そして、その「トレーナー」の訓練・認定権を持っている「コーディネータ」は日本には11人います。その中で独立開業に踏み切った男性のコーディネータは私が始めてです。
私も、20年以上前、「フォーカシング」と「人格変化の一理論」(左の欄参照)だけ読んで勇んでフォーカシングの世界に飛び込んだ時は、
「日本にはすでに、「一人でも」フォーカシングでき、どんな人生の問題も解決する力がある「達人」が数百人いて、「何でも教えてくれる」
と思い込んでいたんです!!
でも、実情は「今でも」こんなものですし、そういうトレーナーの方の多くは、グループでのワークショップのスタイルに馴染んでいます。
結局、自分が夢に描いていた、「フォーカシングの先生」のイメージそのものの存在に、やっと「私自身が」なれるかもしれない機会をつかみつつある、そんな感じなんです。
****
いきなりアニメの話に飛ぶんですけど、
「メガゾーン23」(Part II)(板野一郎監督)という、これまた限られた映画館でしか公開されなかったされなかった、いわゆるOVAと呼ばれるジャンルのアニメ作品があります。
その作品世界は、実は漂流する大宇宙船の中で、1980年代東京23区を再現して、その時代の東京に生きているとみんなが洗脳されて生きている、地球滅亡後の世界。
「地方に行った」というのは、すべて植えつけられた記憶なんですね。
その世界が「虚構」であることに気づいた少年少女たちは、暴走族のような反体制活動を軍を相手にしている。
そして、その世界をコントロールする要となっている、圧倒的人気を誇るアイドル歌手、「時祭イヴ」(実はマザーコンピュータが生み出したバーチャルリアリティだけの存在)に会いに行くことだけを目標にしている。
(これ、20年以上前の作品!! 設定があまりに時代に早すぎた!! CD開発より前!! 歌手のモデルは明らかに中森明菜ですね)
仲間たちの犠牲の上で、主人公は、ついにマザーコンピュータの中心で、イヴの幻影と対峙する。
そして、嘘つきばかりの「大人たち」への幻滅と怒りを綿々とイヴにぶつける。
彼女は応える。
「なればいいのよ、あなたがなりたかったような、そういう大人に」
(私がアニメで出逢った、もっとも好きなせりふのひとつです)
イヴ(マザーコンピュータ)は、実は軍のコントロールは完全には受けておらず、ラストで始めてわかる意外な形での「世界の再生」に向けて「幻想の自己破壊」へと独自に動き出していたのですが。
●メガゾーン23 PARTⅡ 秘密く・だ・さ・い(1986) - goo 映画
●MEGAZONE23 AMV(YouTube)
****
私だけではなく、皆さんひとりひとりの「フェルトセンス(言葉にならない曖昧な感覚としての「何か」)」が、「なりたい」と望んでいるものになっていくのに貢献できる、誰にでも「居場所」がある、フォーカシングの学ぶ場の整備に、少しずつでも、日本中のそれぞれのスタッフの「持ち味」を出し合って、補い合って、協力しながら近づいていければいいと思っています。
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