blogという名の、「ライヴ」即「著作」の世界の醍醐味
このネタは、すでに「"blog"というものの、個人の、幅広い世界への情報伝達、普及活動における革命的意義」みたいな論調の文章やネット記事で言い尽くされてるかなとおもいつつ、やはり私なりに書いてみる気になりました。
******
つくづく思うのは、私って、基本的に「ライブの」人間だということ。
自分が書きたくなったまさにその時に、発想のおもむくままに書くことはできる。
でも、「依頼原稿」となると、どんな短文でも、数日プレッシャーに悩まされ、やっとの思いでしか書けません。
例えば、講演や講師じみたことをして、
「今日のお話、大変面白かったです。つきましては、今日の内容を、レジュメ程度でいいですので、要点をまとめていただけませんか」
などと言われたりでもしたら、実は内心では「はらわたが煮えくり」はじめています。
それは、わたしが「講演」を依頼されたからであって、「原稿書き」依頼されたのではない、などという理由ではありません。
「録音したものの逐語に手を入れる」という依頼が「本筋」と思うからでもありません。
単純明快、「ライブの再演」なんてできないから。
もとより、浜崎あゆみのように、用意周到な緻密な計算をされたライブを重ねる中で成長してきた歌手もいるのは認めます。でも、彼女も、「ライヴでのキャリア」あってこそ、それを少しずつ改定する中で、今の自分を築いた歌手であり、ライブでの成長の軌跡を知らずして、彼女の創作活動を語ることそのものが無意味というのは確かです。
****
それはそれとして。
ayuはayuとして(^^)。
「あれだけのことをお話になれたのですから、帰りがけにちょっとメモをとるぐらいおやさしいでしょう」
などといいだす輩には、
「そんならまずはお前がライブで、その『あれだけのこと』とやら、を話してみろ」
と内心では叫んでいるけど(^^;)、実際には次のように丁重に申し開きします。
「私は話しているその瞬間に最良のものを出し尽くしているつもりです。
ある意味でその瞬間に『燃え尽きて』いるんです。
「歓喜とともに『身を削って』」いるんです」
.....と申し上げても、、
「でも、どこそこのお偉い先生はそんなことなかった」
で、話は平行線。
****
私は、根っから体験過程尺度が高い人間なのです(^^;)
here and nowしかできない。
「固定的なものの見方」に縛られることなく、「流動的」な意識の赴くままに「波に乗るように」ライブを重ねることしかできない。
そういう中で、
「一見似たような繰り返しの中で、少しずつ、変わっていく」。
スタジオ録音のほとんどない、ライブ録音ばかりのミュージシャンもいる。
自分では本をほとんど書かず、弟子や聴講していた学生たちのノートや回想録が、その科学者や哲学者や宗教家の思想が後世に伝わる上での重要文献という人間なんて、ソクラテスやイエス様に始まり、ウィトゲンシュタイン(意外かも知れませんが、私の大学学部生、哲学科時代の専攻です!!)にいたるまでわんさかいる。
もし、その時代にメーリングリストとかブログというものがあれば、きっとイエス様もソクラテスもウィトゲンシュタインも、よろこんでそれを活用して「ライブ」を披露したろう。
今後私が自分で本を書いたとしても、フォーカシング実践家としての文章の上での最良のエッセンスとその生々しい、後進世代にとって「刺激剤」となる、可能性に満ちたプレグナント(胚胎的)な発生過程を知ろうと思ったら、focusing-netやこのブログ、「カウンセラーこういちろうの雑記帳」(こうなったら選挙が終わるまで連呼してやる)の過去ログをたどるしかなくなるでしょう。
いつも冗談半分に周りに言うものだから、周囲をあわてさせ、心配させるのですが、
私の死後は誰か「遺著編纂」よろしく
です。
****
何かすごくナルシスティックな、えらそうなことを書く奴だと思われるかもしれません。
でも、ここしばらく、他の人からの締め切りのある依頼原稿や研究協力を重ねる中で、
「これじゃ、下手に引き受けたら相手の迷惑にしかならない」
とえらく反省し、落ち込んでしまったので、ちょっと言い訳めいた、でも本音として書きたくなりました。
ゴーマンに感じさせたら、ごめんなさい。
辛抱強く、私の気難しい「まだ無理だ」に耐えてくださった、依頼者の皆様、ほんとうにありがとうございます。
この場を借りてお礼を申し上げます。
どうかこれに懲りずに、これからも付き合ってね(^^;)
****
でも、おそらくこれから3時間ぐらいで、当面、「そういう」デスクワークから解放されます。
そしたら、明日(8/31)の晩ぐらいから、ホームページ本部の方で、これまで書き溜めてネット公開できなかった記事の、すごい更新ラッシュがはじまるので、お楽しみに!
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