フォーカシングに国境なし
ともかく帰ってまいりました。
日付変更線をこっちから向こうに超えるより、向こうからこっちに超える方が時差ぼけはひどいというのはかなり普遍的らしいようです。
とにもかくにも、参加された皆様、お疲れ様でした(約一名、寝坊されてカナダで一晩余計に過ごされたと伺ってます(^^;))
でも、私にとっては、基本的にいい「疲れ方」だったし、だんだん朝早くからの行事はパスするようになってはいましたが、ともかくいい心身の洗濯になりました。
高緯度地域は、紫外線は強くて、なるほどサングラスと帽子かないと大変だなととわかりましたが、日本に帰った突端に「もわっ」とした湿り気に包まれ、あのからりとし日差しの強さが懐かしくもなりました。
いろいろ感想はありますけど、まず思い浮かぶのは、
「フォーカシングに国境はない」
という思いです。あるのは言語障壁「だけ」ではないのか。
そこに集うのは、
フォーカシングに自らを救われたと感じ、
猛烈な好奇心と探究心でもって、
自分の生活と仕事の場の中でフォーカシングをどう生かすかに奮闘している
という共通項を持って生きている人たちだということ。
CEOメアリ-・ヘンドリックス女史も基調講演(?)で述べていましたが、
「フォーカシングとは単に『主観的』なものではない。
ジーン(・ジェンドリン)がいうように、フェルトセンスとは、その人と『状況』との関わりすべてを内包している」
ゆえにフォーカシングと関わるということは、必然的にその人の置かれた身近な生活状況や、社会との関わりをどうして行くかという問いを、常にその人に突きつけ続けるのであり、社会の中での「その人固有」の具体的な行動選択を伴うものにならざるを得ないはずだ、ということになります。
ともかく、その人がセラピストなのか、大学の先生なのかとか全く気にならなくなり、ただ、フォーカシングを愛する「仲間」たちが、年に一度、忙しい現実の合間を縫いつつも、仲間と再会し、エネルギーを再充填するための場として大事にしているのだ、というのがつたわりました。
そして、最後の晩のフォリーと呼ばれる出し物や、毎晩の"Bedtime Story"という、「名優」ポールを中心とした、その日起こった出来事を徹底的に洒落のめす催しのように、
フォーカシングを好きで好きでたまらないがゆえに、
骨の髄まで遊び尽し、
「しゃぶり尽くさ」ずにはいられない「貪欲さ」。
まさに「お稽古事」から一番遠い世界でした。
もっとも、今や中南米など「スペイン語圏」がフォーカシングの一大勢力になりつつあります。そうした地域の核となっておられる方にとっては、フォーカシングを母国語でとう一般の人に伝えるかという問題の大きさは、日本に匹敵する大テーマになってきているようです。
あと、トロントは「人種の坩堝」なのがあたり前という感じの多民族都市なのに、アジアからの参加者が日本だけというのも気になりました。東ヨーロッパ・アフリカもまだかな。
ただ、ギリシャから5名だったか、参加されているのが目を引きました。
というわけで、2回目の海外旅行でこんなことをいうのも僭越ですが、
「地球が思ったより狭い」と感じられた1週間でした。
果てしなくどこまでも続くカナダの大平原を思い出しつつも。
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