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2005年3月

2005/03/30

日本フォーカシング協会ニュースレターの巻頭記事にayuを強引に登場させる私って…

これ、以前このブログで書いたこれの焼き直しなんです。

日本フォーカシング協会のニュースレターの巻頭でここまで本音を書いて載せてしまう私も私ですが.......

ただ、文章のニュアンスがすこ~し変わっている点に、私なりの周到な配慮があると気付いていただければ幸いです(^^;)

2005/03/26

社会保険の「任意継続」制度をお忘れなく!! ~明治学院大学への感謝を込めて~

今後の私の当面の経済状況なんですが、はっきりいって

「こんなこと許されていいの?」

状態です。

「退職」した場合、社会保険の「任意継続制度」、つまり、これまで雇用者が支払っていた分を自分で支払う形で2年間継続できます。

これを活用しないままに国民健康保険に切り替えようものなら、なにしろ前年の所得を基準とした算定なので、それまでそこそこいい給料もらってたら、確実に損する

このことまでは、ご存知の方も多いかと思います。

さらにこれが、「病気理由の休職」に引き続いての退職の場合、休職期間に入ってからの計算で何と最長1年半もの間、「症病給付金」が、

最高約36万数千円x80%を限度にされます(何を勘違いしたか、ここをずっと「半年」と書いていたことをお詫びします)。

なお、これらは「所得Iとはみなされず、非課税であり、源泉徴収票にも記載されません

さらに、私はこれまで雇用保険料も支払い続けていた以上、「失業手当」の給付の対象者にも90-120日の範囲でなります!! ただし、それは傷病給付金の給付を終えるまで延期する申請をしておく必要があります。

(後日記:さすがに失業保険の「同時支給」は無理とわかりました。訂正します。ごめんなさい。もっとも、傷病給付金お支給が「終わったら」その時点で申請できます。でも人事課の職員さん、最初まるでそれもできるみたいに確かに説明したぞ〜!!)

よく、

「独立開業はいい税理士を持つか否かで勝負が決まる」

みたいなスパムメールが、よくうちにも届きますけど、ほんとですね。

なにしろ私の父が「それ」なもので……

ほとんどこれまでの預金を切り崩さないままに、今後しばらくの生計、開業の準備、プラス、トロントでのフォーカシング国際会議行きが実現できるという、ほんとうに夢のような状況にあることがわかりました。

2005/03/22

なせiPODは途中停止しやすいかについての独断的仮説(第2版)

17日のうちに掲載するといいつつ、残務整理による疲れの蓄積と、地震をはじめとする予想外の事件が続いたため、新たな書き込みをするには少し「充電期間」が必要でした。申し訳ありません。

さて、なぜiPODの音が途中でよく止まるか?

念のためにいいますが、ここで問題にするのは「トラックとトラックの継ぎ目」で音が切れる現象のことではありません

例えばメドレーの曲の継ぎ目で音が一瞬切れるとか、クラシックで、アタッカで次の楽章につながる時に音が切れる。

この現象は、技術によってはなくせるかもしれないけど、ハードディスクの別なファイルとして保存されているものをアクセスして探す必要がある以上、瞬間的にはやむをえないことかなと思ってます(第2版増補:この問題は、「第5世代」iPodの時点でついに解決されました。少なくとも「第4世代」はiPodのソフトのアップデートで対応します。、詳しくはこちらの記事を参照)

一度取り出した情報を固体メモリーに大量に蓄えて順次再生するやり方なら回避できるかもしれないけど、これって一つ間違うと音質も犠牲にしますし(第2版注:この部分誤り。iPodも30分ぶんという長時間、キャッシュとして溜め込むらしいです)

ここで問題にするのは、holdにしていても「曲の途中で」別に大きな振動とかもないのに音が止まり、一度hold外して「再開」ボタンを押して曲の続きを始めるしかない現象(曲の途中を覚えていて、そこから再生できるだけでも立派ですが)です。

実は、私は、【受発注(お取り寄せ)】LaCie ポルシェデザイン HDD FireWire 160GB 300702JLacieの外づけHDを買うまでは、iTuneのライブラリ全体を、いわゆる「手のりハードディスク」、具体的には、少し前からWin用の携帯バックアッブに使っていたLogitecのLHD-PBM40U2に「相乗り」保存していました。

昔のMacとはちがって、最近のMacは、バーティーションを区切らなくても、FAT32である限り、WinのファイルとMacのファイルが「共存」できるんですね。

(こういうことを、知識を仕入れてからではなく、ともかくやってみようでやってしまう、「スキナー箱のネズミ」型「試行錯誤」で、徒労を覚悟で自分なりにやってみるのが、私の物事を攻略するスタイルです(^^;)

すると、Win版しかない私の常用デフラグソフト、O&O Defrag V6でこのHDの中のファイルの収納のされ方を見た時、一つの事実に気がつきます。

曲のファイルが、空き領域に、てんでばらばらに配置されるという、Winでは考えられないことになってる!!

「どうも、Macの場合、一つ一つのファイルをできるだけハードディスクの中で分散・隔離した配置することによって、個々のファイルの断片化をできるだけ減らすという発想に立っているのではないか」

そうか!!

 だから、MacのOSのどこを探しても、Winなら当然の、「デフラグ」にあたる機能がないんだ!!

確かに、Mac謹製のソフトをインストールすると、その処理の最後に「ディスクを最適化しています」という表示は出る。その際に、必要な範囲での、スキャンディスクやデフラグにあたることはやっているのかもしれない。

しかし、シマンテック Norton Utilities for Macintosh Ver8.0.2 NORTONUTILITIES802-M [NORTONUTILITIE...Norton UtilityのMac OS版をほとんど唯一の例外にすると「デフラグ」にあたる最適化(Nortonでいう「スピード・ディスク」)ができるソフトがサードパーティを含んで皆無に近いのはそのせいなんだ!!

Nortonの上記のソフトを除くと、AppleCare Protection Planfor Mac mini [M9859J/A]Apple Care Protection Planに加入すると添付される、TechTool DeluxeのCDを使わなければ、Winでいうスキャンディスクにあたる「修復機能」を、OSをインストールした起動HDで使えないという、長年のWinユーザーを最初当惑させる現実も、この「ハードディスクの使い方についての基本的な発想の違い」という観点から見ると理解できる。

だから、Norton Utility Mac版(第2版注:あくまでも「初稿当時」の)は、発想はWinのまま、という「基本的矛盾」を抱えた商品ということになる。「スピード・ディスク」の機能をMac版にも搭載したことそのものが「余計なお世話」の誤りなのだ。

実際、Nortonで「HDに重大なエラーがある」と表示されても、TechTool Deluxeでは「異常なし」と表示されるという奇怪な現象が見られるのである。

ちなみに、iPODそのものも、一種の「外付けHD」として認識されるからといって、Winでいう「デフラグ」やNortonでいう「スピードディスク」までは行使しない方がいいです!!!!

これをやったおかげで、私のiPODは一度「初期化」するしかない深刻なエラーに陥らざるを得なくなりました。

もとより、初期化後、iTuneのライブラリからすぐに曲を再コピーすれば、事なきを得ましたが。

しかし、シマンテック Norton Utilities for Macintosh Ver8.0.2 NORTONUTILITIES802-M [NORTONUTILITIE...Norton UtilityのMac OS版"Disk Doctor"で、iPODのHDの検査と修復をするまでなら(つまり、「スピード・ディスク」は決して使わない)、私の実感では、明らかに、曲の途中で止まる現象は減ります!!

要するに、Macって、HDをすごく「アバウト」に使うシステムなんだなあ、と今頃気づいた私でした。


++++


恐らく、パソコン通の方は、私が「大発見」のように書き立てることそのものを「大笑い」されているだろうと思います。

しかし、私はこの結論に至るまで、他人にも尋ねなければ、他のホームページの記述も参考にはせず、ソフトのhelpだけを参考にして、たどり着きました。

こういう、恥を恥とも思わず、「自分で粘り強く試行錯誤する」精神を失ったから、今の日本はだめになったんじゃないかと思いますが?

ayuが、
浜崎あゆみ - LOVEppears - Trauma"Trauma"
の中で、


> ムダなもの溢れてしまったもの役立たないものも
> 迷わずに選ぶよ そう 私が私であるためにね

> 幸せの基準はいつも 自分のものさしで 決めてきたから

って歌ってきたのは、まさにこういうことではないかと。

                                                                                                                                                        

2005/03/20

北部九州の地震の被災者の皆様にお見舞い申し上げます。

北部九州の地震の被災者の皆様にお見舞い申し上げます。

久留米の私の両親の住まいには、ものが多少落ちたくらいで、何の被害もなかったようです。

より北部、北九州寄りの方が、被害がひどいみたいですね。

有史以来震度5以上の被害のなかった筑後地方で震度6が出たというのは、思いもよらないことです。

皆様のご無事を、心よりお祈り、申し上げております。

2005/03/16

感謝!! 24時間アクセス数130に到達!!

今日は、結構渋い形でこのブログに手を入れて、Interactive Focusingという、かなり「通」向けの新規記事を付加したくらいなのに、この24時間の当ブログへのアクセスがついに130以上になりました。

ayuサイトを標榜しながら、ayu関係の更新はまるでストップという中で、このように多くの方に来ていただけるという展開は、全く予想外のもので、大変ありがたく、かつ、ayuファンの方には申し訳なくも思っています。

ただ、その時にほんとに「興に乗って」書けることを無理せずに書いていくのが、こういう個人ホームページが長続きするコツと思っていますので、「なるようになるダバないダバさ」でひたすらマイペースを守るわがままをどうか許していただければと思います。

Asahi-netの本部の記事を含めて、今読み返すと、全てがまるで独立開業への伏線であるかのように読めてしまうことに、自分でも驚き、ある感慨にふけってしまいます。

ほんとうに、最初から仕組んだことではないんです!! 私の無意識の命じるままにやっていたら、こうなっちゃったんですよ!!

ここに来ていただく検索の解析とかからすると、やはり独立開業を公表して以降、一気に弾みがつきましたし、iPOD関連記事にもコンスタントにアクセスいただいているのがわかります。

もう少し、iPODに録音しておきたい曲の移行作業が済んだら、何らかの意味で、本部のページの記事を自然と増やしたくなる予感がしていますので、あと少しお待ちください。

(いくら約10倍速でできるとはいえ、容量40GBというのは、とんでもない量ですね全く。おかげでMac miniのHDがいっぱいになって動作に影響しないうちにと、【受発注(お取り寄せ)】LaCie ポルシェデザイン HDD FireWire 160GB 300702JLacieの外づけHDを急遽買い足す始末。これ、デザインが凄くすっきりしているし、firewire相応(数珠つなぎできる端子付き)で、起動ディスクにもでき、しかもコストパフォーマンスという点でいい製品みたいですね。

Mac miniに重ねて置くには奥行き寸法が長過ぎる弱点はありますが、私は敢えて90度横向きに、しかも衝撃吸収力の強い密着型耐震ゴムをかませ、重ね置きする策に出ました。電波的相互干渉や相互の振動の共振で音質がこれで悪化した兆候は全く見られません。むしろさらに贅肉のない、引き締まったサウンドになったみたいです。MAC miniの音の良さの秘密の一つは、底の全面に貼付けられた、それ自体かなりの重さがありそうなゴム(iPODのオリジナルのドックの底のゴムと同じもの)にあるという直感があるのですが)

ちなみに、私はオーディオやパソコンの電源管理についてかなり気を使い続けている人間であることは付記しておきます)

2005/03/15

Interactive Focusing Therapy(第4版)

ジャネット・クライン著
Interactive Focusing Therapy

「インタラクティヴ・フォーカシング・セラピー
 カウンセラーの力量アップのために」

 諸富祥彦監訳、前田満寿美訳  (誠信書房)

が、やっと出版されたとのことです。

 このホームページではこれまで言及しませんでしたが、従来のフォーカシングの応用形として開発された、Interactive Focusingには、大変興味深い点があります。

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 まずは、インタラクティヴ・フォーカシングそのものについてご紹介させていただく前に、「通常の」フォーカシングの場の構造について説明させていただきます。

 普通のフォーカシング・セッションだと、自分の中の曖昧な感じ(フェルトセンス)にぴったりの言葉やイメージを見つけるのはフォーカサー(自分の内面に触れ、フォーカシングをするその人)自身なんですが。リスナーないしガイドは、そのフォーカサーの話を傾聴し、共感的な伝え返しをすることと、教示をフォーカサーに提案することが役割として固定されたまま、1セッション」を通して行います。

 セッション時間は、(15分、30分、45分、成り行き任せ(^^;)など、その場の状況にあわせて自由に設定可能。少し慣れてくると、短いなら短いなりに、まとまったセッションとして体験できるスキルが身につきます。

 その人の内面が深い問題を抱えている場合には、45分などという長い設定時間の方がいいかもしれませんね。しかし、時間の設定を「ある程度」事前に明確にしておく方が、面白いことが起こる場合もあることは、この記事でのセッションの実例で、お分かりですよね(^^;))

 フォーカサーがA、リスナーがBだったとすると、この後で、「役割交換」して、フォーカサーがB、リスナーがAという形でセッションを進めることができます。まるで野球の「表」と「裏」、昔のアナログレコードやカセットテープのA綿とB面をひっくり返すようなものですね。このような役割交換を自在にできる関係を「フォーカシング・パートナーシップ」あるいは「フォーカシング・コンパニオン」といいます。

 そして、まさにこのような、リスナーとフォーカサーのどちらの役割も取れるスキルを同時に磨いていくことが、フォーカシングの学習の基本形なのです!!

 つまり、フォーカシングのスキルを身につけたものが仮に集団として10人いるとすれば、その10人同士が、双方の合意が成立したら、全く自由な組み合わせで臨機応変にセッションを持てる状態が理想とされているのです。

 中には、他の2名のセッションをただその場にいて共有する「オブザーバー」もいる3人組、4人組がいて、順送りに役割交代したりしてもいいし、ずっとオブザーバーで通したい人はそれでもいいでしょう。中には、その場の中でひとりフォーカシングを始める人がいてもいい。極論すれば、これらのいずれもしないまま、他の人たちのセッションは邪魔しないで、「何となく」そこにいる「だけ」の人だっていてもいいと思います。

 そうやって、フォーカシングの「専門トレーナー」が全くグループにいなくても、その時集まったフォーカシング・ピープルが、自由に相手を選んでフォーカシング/リスニングをお互いにできる、とか、プライベートに会ったり、電話やデジカムなどを通して、双方の折り合いがついた時に、日常の中で、臨機応変にパートナーを見つけるといった、自主的コミュニティを形成することすら目指しています!!

 これが、ジェンドリンが当初考えた、「チェンジズ」という共同体のあり方なのです。そして、フォーカシングの学習を公教育にすら取り入れ(!!!)それにより、本格的な専門家にカウンセリングを受けなくても通常はこと足りる、地域社会を作れないか、という、壮大な社会革命構想がジェンドリンの中にはありました。

 要するに、フォーカシングの「トレーナー」というのは、そういうコミュニティを広め、初心者に、個別で、あるいは小グループでコーチする専門家であり、フォーカシング・ピープルの、いざという際の「顧問」みたいな立場に過ぎないわけですね。もちろん、トレーナーが自分個人の問題解決のために、トレーナーではない人をガイドとしてセッションを持つことも気兼ねなくできるのが望ましい(^^)

  「フォーカシング指向心理療法」セラピスト(FOT)は、カウンセリングや心理療法の中でも、クライエントさんにフォーカシングを生かしたセラピーができる上に、より広範な「現場臨床家」としてのスキルも臨機応変に使える「専門家資格」と思っていただければいいかと思います。

(少なくとも、トレーナー、FOTであり、なおかつ、TFIコーディネータ(「資格認定」資格者)としての私個人の要求水準はその水準です)。

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 実は、フォーカシングのオーソドックスな練習では、早い段階から、フォーカサーとリスナーの役割をどちらも体験し、どちらのも熟達することが望ましいとされていることについては、他流派の方々には現状ではほとんど知られていないかもしれませんね。

 つまり、まずはフォーカサーとして経験を積み、その後でリスナー・ガイドとしての訓練を積む段階に進む、とは限らないのです。

 ....まあ、フォーカサーの体験全くなしに、いきなりリスナーやガイドのだけを訓練だけをを積むことは不可能、とは申し添えます。

(この点も意外と現状では誤解があるかなと思います。フォーカシングの教示は、フォーカサー体験がない人が、マニュアル的に使いこなすことはできない、とは、敢えて「断言」しておきましょう。それは、車の運転を実際「熟練」していない人が、本の勉強だけで自動車学校の教員になれない、というのと同じことです)

 更に付け加えると、フォーカサーの側が、すでにある程度自律したフォーカサー/リスナーとしてのスキルを持っていれば、リスナー体験がほとんどない人ですら、そのフォーカサーの注文に応じてリスナーの役割を果たしていくことが十分可能です。これについては、詳しくは、"Focuser as Teacher"についての記事をご参照下さい。

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 さて。インタラクティヴ・フォーカシングの話題に戻りましょう。

 インターラクティヴ・フォーカシングでは、まず、フォーカサーのことを、ストーリーテラー(語り手)と呼びます。

 そして、仮にAとBという、二人でやるとするならば、まずは最初にどちらがストーリーテラーをやり、どちらがリスナー(聴き手)をするかを決めます。

 場の空気で自然と決めてもいいですが、それこそ二人がそれぞれ自分の内面にフォーカスし「自分が何をテーマに話をしたいか」「自分が先にやりたいか」「後でもいいか」を、共に同じ場でショートフォーカシングした上で決めるのが、フォーカシング・ピープルなら理想的だし、その方がその後のプロセスも深まるかと思いますが。

 そして、ストーリーテラーの語りに対してリスナーが丁寧な伝え返しをし、その伝え返しで修正して欲しい部分があればストーリーテラーはリスナーにその旨「注文をつけ」、リスナーは更にその注文に応じて伝え返しを修正するというプロセスをじっくり進めます。

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 その後で、「二重の共感のひととき(double empathic moment)」と呼ばれる、インタラクティヴ・フォーカシング独特の内面に注意を向ける時間を取ります。

  すなわち、ストーリーテラーは、今自分が語ったことについての自分のフェルトセンスを内側で味わう。

 同時にリスナーの方は、いわばストーリーテラーの「身になって」、ストーリーテラーが感じている「であろう」フェルトセンスを、あたかも自分の中に生起するフェルトセンスであるかのように「擬似的に(as if)」」感じてみるつもりになり、それの全体に感覚的にぴったりな手短な(!!!)言葉や句やイメージ(できれば「たったの一言のみ」、イメージ説明になっても長く所要30秒ぐらい以内で言語化できるくらいかな)を見つける時間にするのです。

 この「二重の共感のひととき」は、少し時間を取ってじっくり進めるつもりの方がいいです。二人のうちの一人の方が、早くその時のフォーカスを終えても、もう一人が終わるまで、じっくり待つ「余裕の態勢」が必要です。2,3分、時には5分、この部分だけでかかってもおかしくないでしょうね。

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 そして、次のステップでは、リスナーの方から先に、そうやって見つかった「ストーリーテラーの身になって」感じてみた結果出て来た言葉やイメージを、手短にストーリーテラーに投げ返すわけですね。

 その後で、ストーリーテラーは、自分が感じていたフェルトセンスと、そのリスナーからの言葉を照合し、自分としてはどんな感じであったか、リスナーからの言葉やイメージのどこか自分にはぴったりで、どこがぴったりでないか、さらには、リスナーの応答は自分にとっては意外なものなんだけど、ストーリーテラーとしての自分の中に、予想もしない新鮮な気づきを生じさせたかなどを、リスナーに投げ返すわけです。

 リスナーは当然、そのストーリーテラーの発言についても、丁寧な伝え返しをし、ストーリーテラーにと修正をしてもらいながら、受け止めていきます。 

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 もちろん、ストーリーテラーにとっては、「二重の共感のひととき」の後のリスナーからの、スト-リーテラーの「身になった」つもりの応答が、完全にぴったりということばかりではありませんし、ぴったりな応答ができないリスナーが、即、「悪い」わけではありません!! この点誤解しないでください。

 むしろ、その「ズレ」をお互いに共有し、補正・拡充しあうことで、お互いの、まさに「間主観的に」共有できる理解と共感の世界が広がることになります。

 先ほど書いたように、時には、ストーリーテラーの方が、リスナーからの意外な応答に「そうか、そんな捉え方もあったか」と、シフトが喚起されむしろ触発されて自己理解が進むこともある。

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 そしてここで、「役割の交換」です。

 つまり、Bがストーリーテラーになり、Aがリスナーとなる。Bは、先ほどまでは「禁欲」(?)していた、ここまでの流れの中で、「B個人が」感じていたフェルトセンスに,改めてフォーカスして、Aに傾聴してもらうことができるわけですね。

 以下は、AとBの役割交代で、上記のプロセスを繰り返します。

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 必要なら、そして時間が許し、A,B,双方が望むのであれば、こういう「A面」と「B面」のやりとりを、それこそ野球の攻守交代のように、何往復か、繰り返して進めていけます。

 そうなると、お互いの相互理解が、どれだけ深まるか。
 
それは独特の深みのある、かけがえのない経験として体験されます。

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 さて、カウンセリング場面でも、日常の中でも、共感とか、同情とか相互理解とは、相手のことを勝手に「わかったつもり」になって、その「思い込み」を相手に押し付けることに留まっていたり、実は相手の自分への理解に微妙なズレがあっても、「わかってもらった」つもりになって、あとで孤独と疎外感に悩んだり、相手の「ピンとこなさ加減」に感情的に抗議したりして、泥沼になったりしいてることが多いのではないでしょうか。

 そして、心理臨床現場カウンセリングにおける、クライエントさんへの「理解」や「共感」は、まさに、カウンセラー側の勝手な「思い込み」を権威でもって押し付けられることにクライエントさんが「甘んじている」だけのことが、現実にはいかに多いことか!!

 この点で、カウンセラーにとって、相手への「理解」とか「共感」とは何かを根源から問い直し、そのセンスを磨く訓練としても、このInteractive Focusingは実に強力なトレーニングとなります。

 また、人間関係の悪化した、親子、夫婦、カップルなどの調停にも使える可能性があるということにもなります。非常に創造的な「家族療法」的アプローチにもなるわけですね。

私は、左の”My Favorite Books"に出てくる、「現代のエスプリ 410 治療者にとってのフォーカシング」のひとつの章の中で、日本におけるこのアプローチの導入者、宮川照子氏の協力の下に、日本で始めて公刊されたマニュアルを出版させていただいたのですが、今回は開発者自身の原著の翻訳です!!そして、宮川さんがその後深められたご自身なりの工夫も紹介されています。

*****

 もちろん、私も開業後、このInteractive Focusingのトレーニングもメニューに加えています。

 実は、通常のフォーカシングにまだほとんど全くなじめていない方でも、私がついてますので(^^;)、十分にこの技法の醍醐味を体験していただけるかと思います!! 

*****

なお、インタラクティブ・フォーカシングは、個人ケースーパービジョンの場面でも柔軟に活用できます。この件についてはこちらの記事をご参照下さい。

フォーカシング・グループにおける、clering a spaceを織り交ぜた導入のしかたについてはこちらの記事を。

フォーカシングの初心者相手の研修会における活用の仕方についてはこちらの記事を。

そして、このクラインの著作についての、更に本格的な書評記事こちらをご覧下さい。

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2005/03/13

昨日は歓送会

昨日は、明治学院大学学生相談センターの皆様に、歓送会(…といっても、宿泊研修会の夜の部にそのイベントを兼ねていただいたようなもので、大げさなものではないのですが)をしていただきました。

すでに回復しつつあるとはいえ、体調による休職が続いたあげく、リハビリ勤務から一転しての、たいへん急で、中途半端な形での離職、独立開業への準備期間への移行となり、スタッフの皆様には迷惑かけ通しのなかでの退職にもかかわらず、このような形で「贈り出して」(誤字にあらず!)いただけましたことを、誠にありがたく思っています。

生まれてはじめて、ある場所を離れる際に、花束とプレゼントをいただく形で送り出していただき、少し恥ずかしいくらいでした。

明学の学生相談センターが、大学内の学生サービスのの拠点として、ますますその存在意義を発揮し、発展されることを、心からお祈り申し上げております。

ちなみにプレゼントとしていただいたのは、Zippoの、側面に十字架の刻印があるものでしたが、同じ製品はいくら検索しても見つからなかったので、恐らく明学のオリジナルではないかと思います(後日記:……というわけでもないそうです)。それに、せっかくプレゼントでいただいたものの市価を明示しても申し訳ないので(^^;)、zippoの専門店へのリンク、という形に留めます。

ちなみに、明治学院大学は、大学における禁煙運動、受動喫煙防止運動で、日本で先進的な活動をしていることでマスコミにも何度か紹介されたくらいの大学なんですが(^^;;;;)、「やっとこれからは『解放』されて、煙草も自由に吸えますね」という祝福のメッセージと理解したいと思います(^^)

もちろん、吸い過ぎと、人様の迷惑にならない形での吸い方には、今後とも気を配ります(^^;)

ちなみに、開業するカウンセリングルームも、禁煙にするつもりです(^^;)

2005/03/09

昨日はアクセス増が凄かった!!

昨日は「独立開業」という宣言だけ、その後夜までに110近くのアクセスをこのコーナーだけでいただき、単にフォーカシングや臨床心理、カウンセラー関係者のみならず、今の時代に「独立開業」ということに関心がある方がほんとうに多いのだなとつくづく思いました。

私の場合、この5年間、大学でのフルタイムの仕事に忙殺されている間、実は論文も書けなければ、フォーカシング関係の活動を土/日にする気力と体力そのものが失われていた訳です。

そうやってたまりにたまったストレスが、体調の悪化→休業という事態を生んだのは実は「必然」だったのだと悟りました。

つまりある意味で「死蔵されていた」資格を、これから逆利用してやれ!! と決断したんです。


「給料が出る」ということは、「それだけの仕事を負わされ、拘束されるということ」

という、「健全な経済」の機能している世界では「本来当たり前のこと」に今更のように気づかされた訳です。

その意味で、明治学院大学は、ある意味で「健全な」運営の方向を進めている大学だということを、「本心から」、評価したいと思います。

そして、そのストレスの高い状況下での仕事の中で、組織的人間関係や、効率の良いシステムとはどういうものか、リーダーシップ、外部機関との連携などについて山のようなことを学ぶことができたからこそ、今回、「独立経営者」になるということに役立つ様々な経験を積めたことには、むしろこれでは「いいとこ取り」ばかり(最後の数ヶ月の私学共済の手厚い休業補償を含めて)させていただいたと感じて、申し訳ないくらいに思っています。

ちなみに、隠居したとはいえまだぴんぴんしている私の親父は、数十年にわたり故郷で顧客数地域最大の税理士事務所を仕切っていた、経理の達人です!! 小規模経営者の実情なんて、「裏の裏まで」知り尽くしているんですよね。

その父親を「参謀」にできることなんて、いったいどういう運命の巡り合わせなのかと思っています!!

2005/03/08

独立開業を目指します

最近更新が遅くなってすみません。

それには、私の身辺の事態があまりにも急展開し始めていて、そのことをこのネット上でいつ、どのようにお伝えすべきか判断に迷いがあったからです。

でも、そろそろ発表しますね。

このたび、5年間勤めさせていただきました、明治学院大学学生相談センター常勤カウンセラーを全く「円満に」退職させていただき、湘南地区で、開業カウンセラーとして「独立開業」させていただく準備に入ることが、私の関係者の支持とご支援の下に、ほほ本決まりとなりました。

まだ、場所等もこれから物色する段階ですので確言できませんが、恐らく、すでに地縁のある、大船戸塚地区での開業を目指すつもりです。

名称は「湘南フォーカシング・カウンセリングルーム」としたいと考えています。

もとより、今は影も形もありません(^^;)

幸い、当面数ヶ月食いつなぐ資金はなんとかありますので、夏ごろまでの正式開業を目指します。

地域に根ざした、妥当な面接料金で、午後から夜まで開業、日曜日も開業するつもりです。

当面は、現状での私のキャリアからみて、一般社会人と、青年期以上の方を中心とするつもりです。


++++++++


そこでは、必ずしもフォーカシングに拘泥しない、成人の方、学生さんを対象とした

A.「一般カウンセリング」コース(学割も考えます)以外に、次のようなコースを持つことが最大の特徴となるでしょう。、

すなわち、私は、米国The Focusing Institute認定、フォーカシング・トレーナー、およびコーディネーター(トレーナー養成資格者)としての国際資格を所持しています。

その資格に基づき、

B.「一般の方の自己修養・自己啓発のためのフォーカシングの個別指導コース」

(定期的・継続的にも可能ですが、一回だけの「お試し体験」も歓迎します)

フォーカシングの指導者としての、TFIトレーナー資格獲得を正式に目指す方(当面、原則としてすでに何らかの援助職にお就き方の方(保健士、看護士、医師、ソーシャルワーカー、精神保健福祉士、教師、産業カウンセラー中級以上の資格をすでにお持ちの方、および心理臨床系大学院の博士後期課程在籍で、臨床心理士資格取得予定の方))ための、

C.「TFI認定フォーカシング・トレーナー養成個別トレーニングコース」

さらに、フォーカシングを活用した「心理療法家としての専門的技能」を養成する、すでに臨床心理士等の「高度な」カウンセラー資格をお持ちの方のための

D.「TFI認定フォーカシング指向心理療法セラピスト養成個別指導コース」

を設けます。

Cコース.Dコース.については、いずれもThe Focusing Institute認定の国際資格を目指していただくこととなります。

アメリカに赴いての実地訓練は必ずしも必要ではありませんが、これらは、日本の他のフォーカシングコーディネーターやトレーナーの下での「武者修行」もしていただき、それらの方の同意も得た上での認定となります。

なお、これらの資格は、一定のカリキュラムを「こなし」、試験を「パス」すれば発行するような安易なシステムになっておりません。日本の何人ものトレーナーやコーディネータが「実践的実力あり」とそのスキルを認めないと認定されないという大変厳しいシステムになっています。

何しろ、「資格認定権」を持つコーディネータならすでに日本で11名おりますが、男性で、独立開業して、しかも資格認定権を持つ人間は、不肖私が日本ではじめてです。

安易に収入に結びつく資格獲得をお考えの方は、「最初からご遠慮」願います。

その方のそれまでのフォーカシング体験ののキャリアにもよりますが、数年にわたっての「修行」を覚悟してください。

(しかも、恐らく現段階で、日本でももとっも要求水準の高いトレーナーの一人と自負しています)



++++++


更に、すでにカウンセラーをなさっている方全般を対象としての、必ずしもフォーカシングの活用を前提としない、「教育分析」コース、「ケース・スーパーバイズコース」も作れればと考えていますが、これらは臨床心理士の資格維持のための点数制度の該当者として、日本臨床心理士資格認定協会に受理していただいてからにします。

いずれにしても、具体的な設立進行状況はここでもお知らせいたしますので、当面、メール等でのお問い合わせはご遠慮ください


++++++


なお、3月中は明学の残務整理に忙殺されていますが、4月以降でよろしければ、私の「フォーカシング個別指導」をとりあえず受けてみたいという方は、東京・九段の、日本・精神技術研究所の「フォーカシング個別指導」枠でなら、時間の調整がつけばお引き受けします。

私個人への問い合わせは経ずに、直接、上記、日本・精神技術研究所ホームページの案内に従い、研究所にお申し込みください

(なお、従来も実は月一回だけやっておりました、日本・精神技術研究所での「フォーカシング個別指導」枠を私が当面拡大することは、すでに当研究所の承諾を受けています)

ちなみに、開業関係の話題は、なぜかこっちでやりとり進んでますので、更に関心のある方はどうぞ。

2005/03/03

ayuとみゆきの新譜について

くわしくはこちらをどうぞ!!

みえみえの、とりあえずのアフィリエイト狙いですが(爆)、

当然自分でも買って、ここで批評も書きますので、お楽しみに!!

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