突然シューベルト ~私のフォーカシング 特別編3~
いよいよ明日に産業医との面接となりました。
でも、その結果を受けて、人事課長が決済を下し、センター長を交えての、今後の勤務についての話し合い、という手順を踏むとなると、正式に業務に更に数日以上を要するかもしれない、というのが私の「勘」です。
ま、あっさりあさって、金曜から仕事、あるいは来週月曜からの復帰はあるかもしれません。
主治医の診断書には「2日勤務、1日休みでの当面の復帰が望ましいと考える」とありますので、おそらくそれが今年度の残りの今後の勤務には採用されるでしょう。
***
そうした中でのフォーカシング。
途中の経過は「封印」します。
ただ、最近恒例の、へそのあたりの下の感じがメインであったこと。
そして、最後は、イメージの中で、亡き恩師、村瀬孝雄先生に頂いた紙に、筆の達筆の楷書体で黒々と、
「茨流」
という文字が記(しる)されていた、という終わり方だったということだけ、お証ししておきます。
「いばら・りゅう」
ではなくて、なぜか
「いばら・る」
と読むことで身体にしっくり来ました。
*******
この言葉、手元の辞書、電子辞書ではこの言葉では全く検索不能!!
「(茨)いばら」という言葉からは実に様々な次元で、心に響きあうものがあります。
最近、川の流れに関わる話をこことかここでも書いたので、「流」という字が出てくるのも何となくわかる。
「茨城県」の地名まで検索しましたが、そこにもなし。
「茨木」市も調べたけど。
「茨」と「薔薇」はいうまでもなく、やまと言葉として同源。
「茨の花」は夏に咲くものとされ、そのせいか、季語としては「夏」らしいですね。
*******
> Roeslein, Roeslein, Roeslein rut,
> Roeslein auf der Heiden
と、「野ばら」のゲーテの詩まで思わず鼻歌で浮かぶ始末。
上に引用したのは、
「薔薇よ、薔薇よ、赤い薔薇よ、荒れ野に咲く小さな薔薇の花よ」
ぐらいの意味。
このサイトに、原詩と対訳、そしてこの詩がいかに多くの作曲家によって作曲されたかが書かれています。
でも、代表的なのは、
ウェルナーのと
シューベルトのでしょうね。
原詩は、一見子供と薔薇との対話に見せてますが、「童は見たり」の「童」のドイツ語の"Knabe"は「少年」でなくとも、幾つになっても「独身男性」には皆使えるらしいです。
そのつもりでもう一度これ(特に、下のほうのドイツ語と対比した「直訳」の方を読み返してください。
****
このように言われて、
もう一度ゲーテの詞を読み返した瞬間にあなたの中で味わえる
「その」身体感覚まるごとの変化
が、フォーカシングで
「シフト」
と呼ばれる現象(の、ごくごく小規模のもの)です!!
単なる「認知の変化」ではない。「身体の感じ」が「変わってしまう」でしょ?
(このへんが、「ゲシュタルトの転換」とか「ディコンストラクション」という、従来の概念にないもの。「解釈の仕方でどのようにでもなる」なんてもんじゃないの!! そういう言い方する人は、まだ「頭で」わかってるだけ!!)
「世界の感じられ方、味わい方」そのものが一気に変わる瞬間。
そして、一度そう味わったら、もう、以前の「世界」には戻れなくなる。
(正確に言うと、このことがさっきの私の示唆なしに皆さんの中で「自然発生的に」起こる場合。でもこうして私が示唆しても、シフト「しない」人は必ずいる!!)。
恐らく、言葉のニュアンスを体得している生粋のドイツ人なら、そしてゲーテがプライベートでどういう人だったか知ってる人なら、私に言われなくても「気付く」でしょうが、ドイツ人でも、小さな子供の頃はわからなくて、ある年齢に達して、ある日突然、「そうか! うふ、気が効いてるよな」とシフトするものなのかも。
ですから、ウェルナーのメルヘンチックな作曲ではなくて、シューベルトの少し皮肉っぽいメロディの方が、詞の本質を深くつかんでいると私は思っています。
ウェルナーに「観えて」なかったものが、
シューベルトには「観えて」いたのね。
ウェルナーに「観えて」いたら、ムソルグスキーの、これまたゲーテの詩による、
「蚤の歌」のような曲にしたかもね。
(ウェルナーに、そこまで作曲の才能があれば、の話だけど、少なくとももっとコミカルな曲にしようとしたかも。その代わり、幾多の作曲家のこの詞への作曲のように、忘れ去られてたりして。ドイツ人でも、「観えない」人には全然「観えない」証しみたいなもんだな)
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